昭和十七年、東京帝国大学における総長による祝辞・告辞・式辞をまとめた資料。式典等で述べられた挨拶文の記録である。
四月一日の入学宣誓式での告辞と、四月十二日の記念日祝賀式での式辞を収めた資料の目次である。
「入学宣誓式告辞」。大東亜戦争の戦果と皇軍将士への敬意を述べ、二千八百十三名の新入学生を迎えて祝意と所感を示している。
大学の新入学生宣誓式の訓示。大学令に基づく学術研鑽と忠孝一如の教育、家庭連絡者制度による学校・家庭の協力を説く。
戦時下の大学生に向けた訓示で、皇恩・父母や先人への感恩を説き、忠孝・国家思想・人格陶冶と学術研究への精進を求めている。
戦時下の大学教育に関する訓示で、教養を基礎に国家発展へ尽くす人材育成と、国体に基づく学術・文化摂取の重要性を説く。
入学者に対し、危険な左右過激思想への警戒と中庸、日本精神の保持を説き、専門研鑽と他学科交流による教養・品性・公徳の涵養を求める訓示。
東京帝国大学での訓示文。戦時学生自戒五条や教練、報国隊、学年短縮への努力、第二工学部創設と新入学生四百二十二名受入れを述べる。
東亜戦争下、東京帝国大学第二工学部の新入学生に向け、創設の意義と国家への使命、自重奮励と沈着な勉学を促す訓示。
本学六十五周年「記念日祝賀式の式辞」。宣戦の大詔から四か月余りの時局に触れ、皇室への奉祝と奉公の決意を述べる。
大東亜戦争の意義と長期戦への覚悟、戦勝後の建設任務を説き、皇軍や本学関係戦没者への慰霊と昨年十月の慰霊祭を述べる演説文。
大学関係の式辞・報告の一部で、逝去した名誉教授らへの哀悼、退官・転任教授への謝意、講座増設など学術研究体制の充実を述べる。
東洋文化研究所の発足と、昭和十六年度予算で承認された第二工学部創設を述べ、本年四月一日から八学部体制となった経緯を説明する資料。
東京帝国大学の新学部創設と第二工学部・東洋文化研究所開設、学術大観編纂、営繕・震災復興工事や浅野侯爵家土地購入状況を述べる。
東京帝國大學の事業拡張と戦時下の修業年限短縮への対応、全學會・防護團・報國隊や農耕部の活動状況を述べた資料。
大東亜戦争下の大学総長による訓示。教練強化、学生思想・健康状況、戦時学生自戒五条制定、大学の使命と学術研究の意義を述べる。
研究者の識見と独創的研究の必要性を説く文章。国家発展や大東亜建設、南方進出に関し、学術的研究の不足を指摘する。
大学の使命を論じ、大東亜研究の総合的推進と、人格陶冶・国家思想涵養のための学内雰囲気や師弟関係の重要性を説く資料。
戦時下の学校教育方針に関する訓示で、規律・集団訓練・父兄参加の効果と、大東亜戦争下で学生に求める学術向上や寛容な精神を述べる。
戦時下の大学式辞で、学生・教職員に天皇への報恩、学業と鍛錬、大東亜新秩序建設と国家奉仕への覚悟を説いている。
本文は「}{」のみで、資料の内容・タイトル・日付・艦名・人名などを判読できる記述は確認できない。
「以印刷代謄寫」と記された資料で、印刷をもって謄寫に代える旨を示す短い文面のみが掲載されている。