海軍機関中佐 吉岡保貞「艦底の汚れに関する研究」。艦底に付着する動植物と、速力低下・石炭消費増加などの影響を説明している。
「艦底の汚れと燃料増加の関係曲線図」の説明。出渠後の経過月数や速力により、燃料費額が増加する割合を示している。
艦底汚れによる燃料増加率と速力の関係を論じ、海生動植物の付着防止策として清掃、有毒塗料、散布などを述べる資料。
艦底汚損防止に関する資料で、入渠清掃や水中塗料、アンチファウリング塗料の毒素、軍艦金剛の事例と速力への影響を述べる。
艦底汚れが速力・航続力・作戦行動に及ぼす影響を論じ、ロシア艦隊の例や「ふじつぼ」等の付着生物調査の必要を述べる資料。
「ふじつぼ」の発生と幼虫時代の解説。卵から「のーぷりあす」を経て脱皮し成虫となる過程、肢や触角、摂食・生殖器官を説明する。
「ふじつぼ」縦断図の部位説明と、幼虫の付着・成虫化、浮泳期間、繁殖時期、適温二十三、四度、塩分濃度を述べる頁。
「ふじつぼ」の発育深度と艦底付着の撲滅法を論じ、毒薬散布、アンチファウリング塗料、平滑塗面、清掃などの対策を列挙している。
艦底付着生物に関する解説で、ふじつぼ発生への注意に続き、海生植物・海藻の発生発育条件として地盤、光線、温度などを述べる。
海藻と艦底付着に関する解説資料。塩分変化による磯焼け、海藻の形状・色・寿命・生殖法、「あをさ」の付着時期と区域を述べる。
艦底付着防御に関する資料。塗装面の平滑化、「ふじつぼ」類防止、航行時の水抵抗や海域変更による海藻離脱が述べられる。
艦底塗料に関する資料で、入渠時の平滑な塗装作業、膠着力の重要性、塗料分子の微細さと海藻付着試験の限界を述べる。
艦船の防汚対策に関する資料で、アンチファウリング毒素の選定・散布、幼虫除去、海藻対策、推進器清掃、塗料効力試験法を述べる。
船底塗料の説明資料で、「アンチコローシイヴ」と「アンチフアウリング」の役割や毒素成分を述べ、米国製品の比較分析を掲げる。
防錆塗料・防汚塗料の成分説明資料。顔料に酸化鉄土、珪質物、酸化亜鉛、亜酸化銅等を含み、媒体にコールタールナフサや樹脂などを用いる旨が記されている。
国内外の船底塗料の状況と、大正三年十一月の軍艦金剛使用塗料の分析を示す。海軍艦船の艦底塗装法と光明丹塗料の配合も記す。
塗料の価格・付着量、軍艦の艦底表面積、艦底塗装費用を表で示す資料。金剛型一回約五千六百円などの見積りが記されている。
「別表第一」として、大正四年調査の横須賀白濱海岸における海水温度を示す資料。ページには「三八」の記載がある。
本文は罫線・記号のみで構成され、資料の内容や日付、艦名・人名など判読可能な記載はありません。