日、独、伊 三国同盟に就いて(四)

AI summary (β)
この条約において、日本、ドイツ、イタリアの三国はそれぞれの地域での指導的地位を認め合い、協力して新秩序を築くことを決めました。具体的には、日本は大東亜地域での指導的地位を持ち、ドイツとイタリアはヨーロッパでの指導的地位を持つことを相互に認めました。この条約により、日本は強力な同盟国を得る一方で、大東亜地域での責任が増大しました。政府は平和的手段でこの責任を果たすつもりですが、場合によっては重大な覚悟が必要となることもあります。国民と共に困難を乗り越え、この条約の維持と成功を目指すべきだと述べています。
pid
1325789
note
商品番号 : AK48, デジタル変換後ノイズ除去 : 無
genre
講義、講演、演説
creators
松岡 洋右
duration
192
persName
松岡 洋右
publisher
コロムビア(NHK)
なお本条約においては、大東亜の新秩序を作り出すことにつきまして、ドイツとイタリーは日本の指導的地位、すなわち平たく言えば戦略とでも申しましょうか。これを認め。 また、ヨーロッパにおいて、ドイツ、イタリー、両国が現に国をとしてまで戦っておりますところの新秩序建設につき、日本は独自両国の指導的地位を認め、 そして日、独、非、三国がお互いに力を合わせ、あくまで助け合っていこうということを決めたのであります。 この条約のできましたことによって、一面独位二大国を我が強い与国に持つことができたのでありますが、他面大東亜の指導者、すなわち戦略としての我が国の責任はいよいよ重きを加えたのであります。 政府はあくまで平和な手段でもってこの責任を果たすつもりでありますが、時と場合によっては真に重大な覚悟を必要とすることがないとは限りません。 公国の善とはもとより決して悲観を要しない。公国の大使命は必ず達成せられるものであると私は固く信じて疑えません。 しかしその善とには幾多の障害と困難とが横たわっておりまして、並大抵のことではこれを乗り切ることは難しいということを徳と承知、十分に内外の形勢を考え、官民一体となって、 実際の苦難と犠牲としのぎ、いよいよ踏んで努力して大み心に沿い立てまつることをすべきであります。 我々国民にありがたい御証書を下し置かれまして、この機会をもちましてここに進んでこの条約の成立したということとあわせてその維持につき、いささか私の考えを申し述べてこの際の御挨拶に返る次第であります。