初陣の東郷平八郎(三)
- AI summary (β)
- 平八郎は本陣の崖の上に駆け上がり、松の木の間から戦況を見守っていました。彼は、腕に覚えのある者たちが待っているにもかかわらず、お貝が一人も上がってこないことに気づきます。長い刀でも軍艦には届かない状況です。父尾の無事を確認し、大馬の様子を尋ねると、激しい戦闘で通行が困難な状況だと報告されます。奥様は大胆不敵にさつまじるを運び、戦場で奮闘しています。平八郎はその様子を見て、感動しつつも、戦況の厳しさに心を痛めます。
- pid
- 1331222
- date
- 1935-05
- note
- 商品番号 : J-20038, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 浪花節
- year
- 1935
- genre
- 浪曲
- creators
- 小笠原 長生∥原作, 栗島 狭衣∥脚色, 寿々木 米若
- duration
- 184
- persName
- 小笠原 長生∥原作, 栗島 狭衣∥脚色, 寿々木 米若
- publisher
- ビクター
たまりかねたる平八郎、 すっと抜け出た本陣の崖の上にと駆け上がり、
松の木の間に身を寄せて、 小手をかざして見てやれば、
うちで聞きってわかとうが。
お、お坊ちゃま、た、た、たいへんでございますよ。
腕に覚えのめんめんが、お友達かざして待っていても、
お貝は一人もあがってこない。
いくら長い刀でも、軍艦までは届きませんよ。
ん、して父尾は無事か。
大馬の様子は?
はい。
なんといっても、一番大馬で目印になるとこだから、
びゅうびゅうびゅうびゅう玉が飛んでくるので、
ひと通じない苦戦のありさま。
それにまあ、けなげなは奥様でございます。
氷牢型のお手伝いで、大きな鍋にさつまじる、
それを運ぶ足元に、玉の破裂で土げむり、
その中をびくともなさらん大胆不敵、
やもう坊ちゃま。
ともい御前か半月のだれがわりで、
御座いましょう。
かたるきびきはちろ
おやおきずくんこうしん
まこおっとがかおにあらわれて
もゆるきしをみたあまり
かんなんきえたあらん
あしまかしてかけだしたが
やまてしばしものなふん
めおもきわがずとむ
きみのそばをすておいて
けちにはやるとちでない
かかのほうしはあんこくなる