義太夫;壷坂(一)
- AI summary (β)
- 要約:話者は寂しさを感じており、相手に対して心の内を打ち明けたいと思っています。長い間一緒に過ごしてきた相手に対して、隠し事はないと伝え、もし不満があれば言ってほしいと頼んでいます。これが夫婦の在り方だと述べています。
- pid
- 2912763
- date
- 1930-02
- note
- 商品番号 : 24028, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 義太夫
- year
- 1930
- genre
- 三味線楽(浄瑠璃)
- creators
- 竹本 錣太夫, 竹本 新左衛門[三味線]
- duration
- 196
- persName
- 竹本 錣太夫, 竹本 新左衛門
- publisher
- コロムビア(戦前)
おー、これはこれは、そう言ったん。今日はもういいと思ってやが。寂しいんだし。良い機嫌じゃの。
おほほほほほほほほほほほ。
おう、お里か。
そなたがの、俺が寂せん彦を、良い機嫌に見えるかや。
あいな。
はてな。
俺はもうそんな気じゃないわいの。
もうもう気が詰まって気が詰まって、いっそ死んでものちょい。
あ、あの、死んでしまうほど気が塞いでならぬわいの。
やー、これお里。
わしゃ、そなたにちょっと、たねたいことがある。
まあまあまあ、ここよおじゃ、ここよおじゃ、ここ、はてまあしたに、いやいの。
ほかのことでもないが、いつぞは聞こう、いつぞは聞こう、と思っていた。
がちゃーど、さいわい。
こういぬやのごとし、どうやら、月日のたつわ。
おうおう、早いものな。
それ、わがみと、俺が、こういしょなてから、もうさねん。
さないときより、いいなずき。
たがいに心も知っているにも、うらしい。
そのように、かぶしゃるよ、さっぱりと、うちあけて。
ゆうてたの、ほんとうに、どうやら、にもることわぬほうし。
うさとは、さらにがてぬよかず、ふしんながら。
に、これ、そういっぞ。
そりゃ、おまえ、なにを、いわせぬす。
よみいってから、みとしのあいだ、
ごほんに、ほんに、つよほども、かくしだてしたことは、ござんせぬ。
それともに、なんぞ、また、おきにいらぬことあれば、
ゆうてきかして、くださぬせ。
さ、それが、ふうふじゃないかいな。