落語 二十四孝(下)
- AI summary (β)
- この文章は、雪の中でタケノコが出てくる話から始まり、親孝行の徳によって天が感ずるというテーマが続きます。地元の格居という人物が親孝行のために子供を山に送り出す話や、金のかまが出てくる話も含まれています。また、しんの国のごもという人物が、父親のために酒を使って蚊を追い払うエピソードも描かれています。全体を通じて、親孝行の行為が天に感知されるというテーマが繰り返されています。
- pid
- 2915026
- note
- 商品番号 : 71898_65328-B, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 落語
- genre
- 落語
- creators
- 柳家 小さん
- duration
- 193
- persName
- 柳家 小さん
- publisher
- リーガル
カラカラ舞う雪の中でどうしやしたい?
するとな、投げ入れてると雪がむくむくと高くなった。
払いのけてみるとタケノコが二本出たな。
へえ、余分よらんで何かね、
泣いたばかりでタケノコがせりあがるやつあるん。
ねえ、タケノコの日記団地のなんていうのはあるまい。
いや、雪中においてタカンナを得るというのも、
親孝行の徳によって天の勘ずるところだ。
また勘ずったね。
天候危なくなると勘ずるんだな、ずるいや。
へえ、まだあるかい。
地元に格居という方があってな。
この人は両親が存命。
夫婦の中に子供が大勢ある。
至ってまあ新民だな。
新民ていうのは何だ。
貧乏人が新民だ。
ああ、それとも金持ちはおいしいつくだ。
ふふ、蝉じゃない。
何だ。
子供があっては十分なことができんと、
夫婦相談の上子供を山生きぬげに言ったな。
かわいそうなことをしやがったな。
おまいでもかわいそうというのがわかってんのは寒心だ。
ほんめるんだ。
うれし喜んでんめるものはない。
ひとくはあてては涙をこおし、
ふたくはゆれてはらくるいをし、
みくはゆれてはくしゃみをし、
まぜかえしはいかない。
ふわの先にあたるものがあるから掘り起こしてみると、
金のかまがでたな。
へえ、たいへんなものはでたな。
おかま起こすなんてえな、それから始まっちゃったんだな。
へえ、はあですかい、何年ぐらいありやしたいか。
めがた、いや、金のかたまりようなものがでたものを
にたきするかまではないな。
金がでるというのもおやこうこうのとくによって
てんのかんずるところだ。
またかんずったな。
へえ、もう少しかんずれ。
なんなんだかんずれとは。
しんの国にごもというかた。
この人、よんねんていからこどものじぶんのことだ。
おやじがわずらってねている。
なつのことでかがでるが、かやをかうことができん。
きんじょの酒屋行って、
したみ酒というような酒をもらいうけて、
すっぱだかんなってな。
おとつさんのそのほうへかけて、
からじゅうへ酒をきりにふいた。
なんだ、そのことをした。
かというものは酒がすきで、
そうです、いっぺんやってるていと
かがはつまってしまわりません。
かもしわることならば、
ちしのちをすわずに、
わがからだのちをすった、
からおこやせとまくらもとにすわったな。
はあら、たいへんなことになったな。
はあら、ぶんぶんでてきたろうが、
ひなのかたからやっぱりなきごえがちがって、
はあ、しゅうまい屋のふげみていに
ピラララララッてんで、
かはしがちがいをするか、とね。
くいぼるされたでしゅう、そうでなって。
いやそのばんにかぎって、
かが一ぴきもでない。
うーん、してゆるとかのていきふびだね。
ていきふびなんてものもある。
かがでないわけにいじゃないか、
からだへ酒へふいたよ。
それがおや高校のとくによって
てんのをかんぞるところだろうしゅうや。
いまにもかんぞるだろうと、
おってまわってたんじゃ。
かんぞったでしゅうやもう、
そうだ、そうだろうと思っておって、
もうあぶなくなって、
かんぞるだろうと思ってたんだ。
からだへ酒へふいて、
かがでないからおかしいと思ってたん。
とうとうこっちで、
さきまわりをしてかんぞっちゃったな。
てんかをかんぞるさくなれなくて、
ざまみある。
なにをいってるんだね。
だがからだへなんかは、
酒へふうことはねえな。
あしなら二階あわって、
二階のかべみんな酒へふいちまう。
二階のかべ酒へふいてどうするかね。
かが酒くせえてんで、
べっとべえ二階あがっちまう。
あがりきったとこで、
あがりきってはしごをとっちまう。