七と三 (一)
- AI summary (β)
- この物語は、時代の変化とともに縁日の風景が変わっていく様子から始まります。八百屋の娘、お筆さんの家が火事で焼けてしまい、彼女は一時的に駒込の吉祥寺に預けられます。そこで彼女は吉祥寺の住職と恋に落ちますが、家が再建されると親に連れ戻されます。お筆さんは吉祥寺に会いたい一心で再び家に火をつけますが、最終的に彼女は火事の責任を問われ、悲劇的な結末を迎えます。
- pid
- 2915542
- date
- 1928-08
- note
- 商品番号 : 50416, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1928
- genre
- 落語
- creators
- 笑福亭 枝鶴, 和洋合奏団[合奏]
- duration
- 208
- persName
- 笑福亭 枝鶴, 和洋合奏団
- publisher
- ビクター
♪
えぇ、おいおいと世の中が進んでまいります。
すべてがゴロゴロと変わってきます。
縁日の覗き屋さんなどが変わっておりますね。
ただいまは名古屋星とか関東星とか言うことが違いますな。
♪
前方のはそうやございません。
からくりと申します。
巫女の口あんかけにしたようなことを言うとおります。
♪
言うとおります。
ゴロッと変わってきます。
この八百屋のお筆さん。
丸山本廟寺から日が出てきまして、
この二丁目八百屋宮兵衛の家が焼けてしまいました。
ところがここの家にお筆さんというかわいい娘の子がございました。
親が心配する。
不審のできあがるまで預けるとこがなかろうかと。
旦那寺の駒込の吉祥寺を預けた。
ここなら大丈夫と安心していました。
ところがここに皇上の吉祥寺。
それはそれはええ男です。
話しかの資格にはちょっとも似たございませんなんだけども。
一目見るなりはいええ男やなとお筆が思った。
また吉祥寺の方でもえらいかわいい子やなと。
お互いに主人が寄りを毎日終波送っていました。
いつしかええ中になりますと。
ところが家はばらく立てで出来上がった。
親が迎えに参りました。
どうしてもいいややと言うけど無理にと言うので。
それでは帰ろうとこうなりますと吉祥寺に別れを告げます。
なあ吉さんあたや本宮へ帰るからあなた浮気しちゃいやだよ。
おひつさんあなた変わってはいやですよ。
お互いに言葉交わして家へ帰りました。
ところが家ではどうぞして吉祥寺に会いたいと思っても会うことができん。
家が焼けてってお寺へ預けられた。
もう一度家が焼けたら吉祥寺に会えるやろうと言うので。
娘心の一筋に我が家にされてからに火をつけます。
火事や火事やと誰も知らんと思ってました。
ところがこっから三年目にこのおひちの叔父にあたる釜屋信平で変態性浴舎があった。
ちょっとおひちのお井戸をひねった。
なんすねえなあこのハゲちゃんがぶんと肘でぽくろった。
そのムカつきがあるので大それながらと素人いたします。
とうどおひちが飯取りとなりました。
お知らせ入れました。
お神様結構です。どうぞしておひちの命が助けてやりたい。
こりゃひち、そちは十四夜の、いえ私は十五でございます。
火の縁魔七月七日の誕生で名がおひちと申します。