琵琶:石童丸 (七)
- AI summary (β)
- この文章は、主人公が山を下りながら母親のことを思い出し、母親が待ち続けていることを悲しんでいる様子を描いています。主人公は家に帰ると、唯一の頼りである姉も家を離れており、家は鍵がかかっていない状態で、家庭の支えがなくなってしまったことに嘆いています。
- pid
- 3568182
- date
- 1935-12
- note
- 商品番号 : 28638, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 琵琶
- year
- 1935
- genre
- 琵琶楽
- creators
- 永田 錦心
- duration
- 198
- persName
- 永田 錦心
- publisher
- コロムビア(戦前)
泣く泣く山を下りつつ
母にすげんと手に入れば
あわれなるかな母上は
ひどまるを待ちかねて
もとの野辺に枯れ残る
茶番のつゆとの北も
あちれに分かれ
また母上に死に分かれ
命にもただ一人
頼りとするは姉ばかり
もってこの家しかたらんと
帰ってみれば姉もまた
この家をふさげて鍵もなし
家庭の杖なき打ちようかな
この家をふさげて鍵もなし