日本のアクセントと言葉調子(下)
- AI summary (β)
- 日本語のアクセントは、言葉の声の上げ下げを指しますが、同じ言葉でも場合によって変わることがあります。例えば、「そうですか」のように、終わりの部分が上がったり下がったりすることがあります。これを「言葉上司」と呼びます。言葉上司には二つの種類があります。一つは文の切れ目での上げ下げ、もう一つはアクセントに従って声の高低を変えるものです。声を高くすると自然に強くなり、話す人の感情が反映されます。例えば、「おやおや」という言葉は、その時の感情によって「おやおや」や「おやおや」と変わりますが、特定のアクセントは決まっていません。
- pid
- 3571280
- date
- 1929-09
- note
- 商品番号 : 33000, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 日本語学習
- year
- 1929
- genre
- 教育・児童
- creators
- 神保 格
- duration
- 156
- persName
- 神保 格
- publisher
- コロムビア(戦前)
日本語のアクセントというのは、いろいろの言葉にいつも決まって声を上げ下げすることを言います。
このほか、同じ言葉で場合によって声の上げ下げの違うのもあります。
前の例で、そうですか、そうですか、のように、終わりの方をしり上がり、あるいはしり下がりにするのは、
この言葉にいつも決まった調子でなくて、場合によって変わるものでございます。
これを言葉上司と申します。
このほか、例えば、この箱の中に面白い人が入っています。
当ててごらんなさい。
ちょっとその箱を貸してください。
たいそう軽うございますね。
この人はどんな色の着物を着ていますか?
赤い色の着物を着ています。
それでは女でしょう?
いいえ。
こんなふうに、実際の言葉では、いろいろな言葉上司が現れるものでございます。
この言葉上司を作るものに二通りあります。
第一は文句の切れ目のところの上げ下げで、
例えば、そうですか、女でしょう?などいうようなもの。
第二はアクセントに従って、しかも声の高ひくの度合いを変えるもの。
例えば、たいそう、たいそう。
いずれも他のところでアクセントを高くしますが、
ひどく高くしたり、わずかに高くしたりするので、
これが言葉上司を作ることになります。
実際は、声を高くすると自ら強くなり、
私は昨日帰りました、のように声を強めると調子が自然に上がるもので、
この調子と抑揚は場合によっていろいろになりますから、
話をする人の心持ちがよく現れるものでございます。
それゆえ、例えば、おやおやという言葉は、その時の心持ち次第で、
おやおや、おやおや、のようにいろいろと変わりますが、
この言葉としてのアクセントは別に決まっていないのでございます。