講演 新東亞の建設(一) (昭和十三年明治節・首相官邸より中繼放送)
- AI summary (β)
- この文章は、明治天皇の功績を称え、東洋平和の確立に関する政府の見解を述べています。日本軍が中原を制圧し、地方政権が弱体化したことを強調し、日本の戦闘力と将兵の奮闘によってこの成果が得られたとしています。また、戦没者と負傷者への感謝とその遺族への報いを忘れないことが重要だと述べています。最終的に、日本は中国の滅亡ではなく協力を望み、東アジアの安定を築くことを目指していると結論付けています。
- pid
- 3573123
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : Z-111, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 講演
- year
- 0
- genre
- 講義、講演、演説
- creators
- 内閣總理大臣 公爵 近衞 文麿
- duration
- 211
- persName
- 内閣總理大臣 公爵 近衞 文麿
- publisher
- ビクター
本日ここに明治節を迎え、明治天皇の政徳を忍び立てまつるに対し、
天皇の御引用たる東洋平和の確立に関し、政府の所見を改宣するは、私の最も光栄とするところであります。
今や関東関楽に引き続いて、品内地の心臓、繁華をも、また我が雄に聞し、
近代品の全機能を支配する巨大都市の前線を公用する膨大なる地区、すなわちいわゆる中原は全く日本軍の省中にあるのであります。
中原を制する者は、すなわち天下を制す。地方政権は事実において地方政権に転落し終わったのであります。
日本は一方において、外部からの干渉を拝撃するにたる十分の精鋭なる戦闘力を保留しつつ、余裕しゃくしゃくとしてこの天下を獲得したのであります。
これひとえに陛下の水の下、周遊なる将兵の奮闘によるものでありまして、日本国民の感激はゆるい泣きまでに好調したのであります。
この輝かしき天下を思うにつけましても、国民の感謝は、まず何よりも数万の戦没者と負傷者とに向かって捧げられねばなりません。
我々はこの蒼時犠牲に対して二つの義務を感じるのであります。
第一は、これら犠牲者の志を継いで戦いの目的をあくまでも貫き通すことであります。
第二は、これら犠牲者の遺族、家族に対してこれに報いることを忘れてはならんということであります。
今や品をいかように処理するとも、その鍵はまったく日本の手にあるのであります。
しかしながら、我が日本の真に希望するところのものは、品の滅亡にあらずして、品の交流にあるのであります。
品の征服にあらずして、品との協力にあるのであります。
日本は、東洋人としての自覚に目覚めたる品国民と相携さえて、真に安定せる東亜の天地を築かぬことを欲するものであります。