勝利の記録(九)比島作戰―バタアン半島總攻撃の前夜―

AI summary (β)
要約: 1941年12月10日、帝国陸海軍はフィリピンへの上陸作戦を開始し、戦果を拡大中である。1942年1月2日、帝国陸軍はマニラを完全に占領し、バタン半島の要塞に対する攻撃を続行している。バタン半島の密林は非常に厳しい環境であり、兵士たちは困難な地形と戦いながら前進している。4月2日の夜、総攻撃の前夜、兵士たちは敵陣正面に展開し、緊張感の中で敵の銃砲声を聞きながら待機している。
pid
3573351
date
1943-03
note
商品番号 : 53008, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
year
1943
genre
文学作品以外の朗読、解説
creators
大本營陸軍報道部[監修]
duration
290
persName
大本營陸軍報道部
publisher
ニッチク
大本営陸海軍部発表、12月10日午前10時。 帝国陸海軍は、10日未明、緊密なる共同の下に、フィリピンに対し上陸作戦を勧告し、目下着々戦果拡張中なり。 大本営陸軍部発表、1月3日午後4時45分。 帝国陸軍、人を攻略部隊は、2日午後、人、マニラを完全に占領し、さらにポリヒトール島要塞及びバタン半島の要害による敵に対し、攻撃を続行中なり。 バタンに戦う東軍少士は、3メートル先は全く見ることのできないくらいのジャングルの中で、日の利を引き立てた敵と戦っているのである。 しかもバタン半島の密林は、世界に知られたマレーの密林にも劣らない、否、それ以上のものであり、まさしく千古不越をいれざるものである。 スウォール日系は、谷あり山あり凹凸が激しく、東軍少兵はその一つ一つを地上によって占領したのである。 古串島でも潜るようなポコポコの埃に、木を切り竹を倒し、札を落とし、道なきところに石を作り、一歩一歩と前進し、敵ばかりではなく熱さと熱量をも相手として、少兵は真に人汗の奮闘を続けているのである。 4月2日の夜、すなわち総攻撃の前夜。 その夜、バタン要塞敵陣正面に展開。総攻撃の命令を待つ我が軍は、万をじって放たず、敵軍はこれを知るや知らずや、日本軍の野臭を恐れ、ただむやみに銃や砲を打ち込んで、自らの儚い安全感を醸し出そうとしている。 時折虫の音と、そしてジャングルに住むオオトカゲの、テッカーテッカーという鳴き声が聞こえている。 総攻撃の前夜、身を引き締めるような夜気の中で、聞こえる銃砲声はいずれも敵軍の撃ち出すもの。不気味なチューという弾道の音、ついで瞬間、味方の陣地に炸裂する敵砲弾の轟音。 銃撃の音。 銃撃の音。 銃撃の音。 銃撃の音。 銃撃の音。 銃撃の音。 銃撃の音。