第七十九回帝國議會 東鄕外務大臣外交方針演説(五)

AI summary (β)
要約:今次戦争の目的である西東亜共栄圏の建設は、我が国の精神と東亜の民族の共同運命に基づいており、東亜防衛のために必要な地域は帝国が把握すべきです。しかし、各地域の伝統や文化に応じた適切な地位も認めるべきです。この戦争は侵略戦争ではなく、米英の指導者たちが侵略と呼ぶのは彼らの過去の行動に基づく誤解です。帝国は人類戦や排他的意図を持っておらず、東亜共栄圏の理念も排他的ではありません。
pid
3573592
date
0000
note
商品番号 : AK-289, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 講演
year
0
genre
講義、講演、演説
duration
181
publisher
コロムビア
そもそも、今次戦争の目的たる西東亜共栄圏の建設は、我が諸国の精神に厳厳するとともに、 東亜庶民族の共同の運命に立脚するものでありまするにより、 東亜防衛のために絶対必要なる地域は、これを帝国において把握すべきはもちろんでありまするが、 他方、東亜において礼儀の擁有し来たた諸地域が、各民族の伝統、文化等に応じ、 それぞれ適当なる地位を認めらるべきことは、本戦争の大義に鑑み、これまた然るべきところであります。 核の如き根本事念に基づく西東亜共栄圏の建設を目的とする今次戦争が、いわゆる侵略戦争とは全く根室を事にするものなることは自明の理でありまして、 本戦争に対し、侵略というが如き言葉をもって説明せんとする米英の指導者たちは、 かつて彼らが行い来たったところに適合する観念と流儀より、未だ一歩も脱却していない証拠を示すにしぎないのであります。 また帝国としましては、敵国側の宣伝する人類戦の如きは予想もせず、またその必要も認めていないものであります。 なおまた帝国は、戦況なる排他的意図をもって戦っておるのではないのでありまして、東亜共栄圏の観念の如きも何ら排他的政策的性質を有するものではないのであります。 以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。