金属增産に就いて(二)
- AI summary (β)
- 要約: 各国は資源開発を進めており、特に国内資源の活用が重要であると強調しています。南方資源に頼るだけでなく、国内の鉱物産出を増強しなければならないと述べています。現状では資材や労力の配分が十分ではないものの、生活物資の配給も含めて努力が続けられており、その苦労は戦場の兵士たちの苦労に匹敵するものであると認識しています。この努力があってこそ、国の大きな理想が実現すると述べています。
- pid
- 3573747
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : AK-448, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
- year
- 0
- genre
- 文学作品以外の朗読、解説
- creators
- 内閣總理大臣 東條 英機
- duration
- 185
- persName
- 内閣總理大臣 東條 英機
- publisher
- コロムビア
各邸政国は、有約これら資源の開発を期し、着々としてその実行に移っておるのであります。
諸君と共に誠にご同敬に絶えない次第であります。
しかしながら、もとより大東亜戦争を勝ち抜き、新しき大東亜を建設して世界の平和に貢献せんがためには、
これら地域の資源開発は申すに及ばず、まずもって、手近な資源、すなわち我が国内の資源を遺憾なく活用しなければならないのであります。
南方資源に厳惡をされ、国内資源の開発を揺るがせにするなごといくことは断じて許すべからざることであります。
いよいよ国内に存在する鉱物の産出の躍適増強を図らなければならないのであります。
もちろん国内生産増強のため、資材労力浸透の適切なる配当が特に必要なのでありますが、現状におきましては、これらの潤沢なる配当は十分とは申すことはできないのであります。
中福工団におきまして、諸君の最も重要とする生活物資の配給につきましても、決して私は十分とは申されないことを承知いたしておるのであります。
この憂慮ならざる条件のもとにもかわらず、ひたすら生産力拡張に精進しておられまする諸君のご苦労は、大戦の将兵が戦場において福しておられるところのご苦労にもすべきものがあると思うのであります。
このご苦労があってこそ、公国の大理想は実現してられるのであります。