東京帝國大學卒業式に於ける祝辭(六)
- AI summary (β)
- 要約:今日の基礎知識をさらに拡充し、各自の専門分野で努力を続け、独創性を発揮しながら人格と学術を磨くことが重要です。一人前になったと思う時が成長の終わりであり、常に努力を続けることが大切です。国家の要請により修学年限が短縮されましたが、それでも自信を持って世界に出て行くべきです。青春の喜びと学問への情熱を持ち続け、生涯にわたって精進を続けてください。
- pid
- 3573899
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : AK-689, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 祝辞
- year
- 0
- genre
- 講義、講演、演説
- creators
- 内閣總理大臣 東條 英機
- duration
- 187
- persName
- 内閣總理大臣 東條 英機
- publisher
- ニッチク
諸君が築き上げられたる今日の基礎知識をいよいよ拡充し、今後さらにもると異なった徹度において、
各々専門の道に精進努力を続けられまするとともに、
特に独創性を発揮し、工夫を凝らし、
もって人格の練馬と学術の関係に埋身せられてこそ、
初めて最高学府を卒業されたる真の言いがあるのであります。
一人前になったと思うときは、そのときから逮捕であります。
わたくしすでにまだ一人前になっておりません。
わたくしはさらに努力をすなわち権威ということを標語といたす。
今日なお乏しきに夢中っておるのであります。
さゆまざる正しき努力があってこそ、
初めてそこに力強き自身はまれ、
天意はおのずから生じるのであります。
どうか諸君は創生に休んずることなく、
あつらったる青春の歓喜と旺盛なる高学振動を持続せられ、
全生涯を通じて普段の精進を続けていたしたいのであります。
なお、ただいま総長学科、文部大臣学科から、
自分の言葉として諸君が修学年限の短縮につきまして、
国家の要請等、またこれに対する諸君らに当局の期限の一端を入れ下げました。
これ一に国家の要請に対する一つの人的制度であります。
しかしながら諸君、たとえ半年の短縮により、
諸君に多少の学問の習得に隠るところありといえども、
諸君は明日から世界に出られて、何ら引けるところなく大道を確保すべきであります。