東京帝國大學卒業式に於ける祝辭(七)

AI summary (β)
要約:私は明治38年に師範学校を卒業し、短期間で教育を受けて内閣総理大臣となりました。努力を怠らず、体力の増強が重要であると考えています。健全な身体が健全な精神を育むため、困難を乗り越えるためには強い体力が必要です。四十年の軍隊生活の経験から、この信念を持ち続けています。
pid
3573900
date
0000
note
商品番号 : AK-690, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 祝辞
year
0
genre
講義、講演、演説
creators
内閣總理大臣 東條 英機
duration
194
persName
内閣總理大臣 東條 英機
publisher
ニッチク
私は、現に一つの大きな実例を持っております。 この私は、明治38年に師範学校を卒業いたします。 当時の一般家庭は、師範学校は一年半。 さらに私は、当時、卒生に教育をされ、一年足らず11ヶ月で卒業いたします。 しかしながら、今日、師匠のみをもちまして、 日本の内閣総理大臣として、今日諸君の目の前に立っております。 これは、生きた実際の証拠であります。 ただ、私は一時といえども、正しき努力をおこたっていたことはありません。 この考えさえあれば、半年ぐらいのことなら、何とでも一生涯のうちの一手は解決をいたします。 これを一つの持ちの種として、諸君は努力すべきであります。 その努力あるにおいては、何ら懸念することなく、 道場社会に大道を確保していただきたいのであります。 第三に、体力の増強であります。 申すまでもなく、体力はすべての根源であります。 世間には大にして上級の学校卒業者がことに当たって気力に欠ける、 あるいは迫力に飛ばし、猶予な非難をする向きもないのではありません。 これは結局、剛健なる身体を大人にことに起因するものと思われるのであります。 誠に健全なる身体こそ、健全なる精神が育まれることは、 最も平凡なる、しかも戦後に渡らざる真理であります。 諸君があらゆる困難を突破し重大なる責任を果たすためには、 優秀なる頭脳と頭腹との努力とに、 氷にまた鉄のごとき身体がまず何よりも必要であります。 私は四十年の軍隊生活の経験によって、 この革新を常に新たにしてまいったのであります。