演説 重大時局に直面して(一)

AI summary (β)
政府は、世界の歴史的転換期において、天皇陛下の意志を仰ぎ、ドイツとイタリアと三国条約を締結しました。これは世界平和と進歩のための協力を目指すものです。この決定に際し、副省内閣総理大臣はその責任の重大さを痛感し、国民に真相を伝え、奮起を促しています。シナ事変以来、陸海将兵の奮闘により戦火は収まりましたが、東アジアの情勢は複雑化し、解決が困難になっています。日本はこの紛争を解決し、世界の旧秩序の矛盾を解消するために重要な役割を果たす必要があります。
pid
3573908
date
0000
note
商品番号 : A-20060, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 演説
year
0
genre
講義、講演、演説
creators
内閣總理大臣 公爵 近衞文麿
duration
145
persName
内閣總理大臣 公爵 近衞文麿
publisher
コロムビア
今回政府は、世界歴史の一大転換期に際し、賢くも天皇陛下の広大無変なる聖志を仰ぎ立てまとい、 ドイツ及びイタリーと三国条約を締結し、世界恒久の平和と進歩とのため、協力邁進するに決したのであります。 この時にあたり、副省内閣総理大臣の両職を片付け直し、帰り見て責任の極めて重大なるを痛感し、ここに全国民諸君に向かって率直に自局の真相を語り、諸君の一大発奮に訴えたいと思うのであります。 帰り見れば、シナ事変勃発以来、既に三政総、英政分部なる陛下の身図の下、周遊儀劣なる陸海将兵の奮闘により、実に空前の戦火を収めたのであります。 しかしながら、この間、東亜をめぐる関係列国の動きは、ますます事変の性質を複雑にし、その解決を困難ならしめておるのであります。 究極するに、日史の紛争は、世界旧大政の重圧の下に起これる東亜の変態的内乱であって、これが解決は、世界旧秩序の根底に横たわる矛盾に、一大不悦を加おることによってのみ達成せられるのであります。 すなわち、日本は、眼前の品事変を解決すると同時に、全世界の起源を更新すべき絶大の異様に参画し、その重要なる役割を分担せねばならなくなったのであります。