演説:政治の倫理化(二)
- AI summary (β)
- 要約:政治の倫理化とは、政治思想を国家倫理に一致させ、正当な政治を倫理的に行うことです。我が国では、事務と奉仕を通じて全人類の共存共栄を目指す新しい文明の実現が求められています。倫理的な政治を実現するためには、まず個人が自分自身を治めることが重要です。自治は生物の本能であり、人間の場合は法理と倫理の両面で発揮されます。これが調和した社会が平和と信頼をもたらします。しかし、現代の文化生活では法理が強調され、倫理的精神が軽視されており、その結果として国際的な不安と闘争が生じています。
- pid
- 3574651
- date
- 1926-10
- note
- 商品番号 : 15392, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 演説
- year
- 1926
- genre
- 講義、講演、演説
- creators
- 後藤 新平[作詞]
- duration
- 189
- persName
- 後藤 新平
- publisher
- ニッポノホン
そもそも政治の倫理化とは、政治思想を国家倫理に一致するの義理、また、正当政治を倫理化するの義理である。
我が国にあっては、我が国際の成果であります。
従って、事務と奉仕の管路水をもって、全人類の共存共栄に執る新文明の母優たらしめんという大理想の根幹とした政治の実現を必須であります。
先がにして、倫理化せる政治の実現を生きすべきかと申しますと、
夫人のいわゆる終身成家、自国平成家で、まず我が身を治めるという他はない。
我が身を治める父の力が自国平成家の基礎である。
精神、生意、志地、格物は明御三無のすず、すなわち自主の生活法を吐かれたもので、現代の科学的生活の手段もこの他に入れません。
されば、この自治なるものは決して外来の新思想にあらず、むしろ生物固有の本能であります。
例えば、すべての生物が本能的に有しておる良い作用の如きは、確かに自治の一種であるが、人間のような高等生物になると、その作用が複雑にして、
法理的と倫理的との二方面に発動する。この二方面が程よく調節せられた社会が、すなわちよく平和と信頼との花咲きを美しい自治の情度となるのであります。
やるに、先来の文化生活の条定は、自治生活の法理のみ著しく強調せられ、自治の倫理的精神がともかに捨てられております。
この不信仰の結果、国際的ないしは、不快的に各種の闘争余地判目が決定せられ、ついに人類生活仕様を稀に入る、一大不安時代を行進するに至ったのではありませんか。