落語:癪にさわる(下)
- AI summary (β)
- この文章は、昔と今の女性の髪型や装飾に関する違いを述べています。昔の女性は伝統的な髪型や装飾をしていたが、現代の女性は耳を隠すなどの新しいスタイルを取り入れていると述べています。また、現代の女性の装飾や髪型が不自然であると批判し、昔の方が良かったと懐かしむ内容です。さらに、芝居の役者についても触れ、昔と今の違いを強調しています。
- pid
- 8268052
- date
- 1929-02
- note
- 商品番号 : 17149, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1929
- genre
- 落語
- creators
- 五代目 三升家 小勝
- duration
- 175
- persName
- 五代目 三升家 小勝
- publisher
- ニッポノホン
うんつたなく、これに血混ぜて壊さない。昔のご夫人は全てそうだ。おつもりでもその通り昔は子供があった。
どんなのを言いましたろう。お河童さんからお煙草ごもりに取り上げて、それからこれが蝶々曲げになった。
胃腸が石になって、桃割れになって、文献の田がある。文献を言って、それからお嫁に行くとこれが丸曲げ。
御弟子が死ねばお箱と飛行場が決まっていた。
ところが今のご夫人の頭は変わっています。
すべて耳隠しがある。耳なんて隠さないでいいでしょう。
渋谷辺りの人はしぼれちゃって亡くなった。
日本ではある耳をわざわざ隠している。耳だからいいけれど、鼻を隠したらどうなるの。
中には丸い顔もある、細長い顔もある。
ついついこの頭が悲惨に割って、せっかく細表の顔を三角のくらいにしたりする。
駄菓子飯館当社の女子はみっとも、すべてああいうところがおかしくない。
あるいは娘さんもお母さんも同じようなおつもりで、
近所の鳥模様の羽織かで二人が並んで歩いて、後ろから見ると、どっちがお母さんか娘か分からない。
前に回ってみて、このシワのある方が、これがお母さんだなと初めて鑑定をするという思いだった。
そういう具合ですから、お手の上が悪い。
中には、ちじらして、真ん中が膨らまして、埃だらけになっている。
松田窪の袋が破けたような頭をしている。
無定尺にしたりもある。
中には、エリ巻。エリ巻だってそうでしょ。
エリ巻とかどうかするならいいけれど、立派なエリ巻を首にぶら下げて歩いている。
ぶらぶら、ハツニの間みたいな。
嫌な衣だよ、それはどうも。
ただもう、装飾という一点に留まっている。
面白くない。
それが証拠です。
芝居なんて言ってごらんします。
みんなこの袋からね、お城を出して鼻の頭を叩いて、役者に見せようと言っている。
ずっと部屋に、役者だって忙しいもの、そんなもの見ていられるもんが。
あいつ、みやみな鼻の頭を叩いて、昔あれは刷毛で叩いたが、今は刷毛じゃありません。
生の香米焼きみたいなもので叩いている。
ええ、あいつら、セッチマーじゃありませんが。
女の子だとも女に届いてどうするの。
だんだん姫にこの鼻の皮が厚くなってしまう。
厚くなったらば、こいつを剥がして、生体の靴でも踏みしれるんじゃねえかと思ってやる。
お祝い先に触ってくる。