落語:乗合船(下)
- AI summary (β)
- この文章は、ある集まりでの会話の一部を描写しています。参加者たちは、土地の話題から始まり、次第に「あてもん」という子供の遊びに興じます。あてもんとは、謎かけのようなもので、参加者が互いに質問を出し合い、答えを当てる遊びです。会話の中で、風呂のふたや水池の草、馬などの答えが出てきます。最終的に、参加者たちは和やかに遊びを楽しみ、無事に帰るという内容です。
- pid
- 8269128
- note
- 商品番号 : 1538, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- genre
- 落語
- creators
- 立花家 花橘
- duration
- 219
- persName
- 立花家 花橘
- publisher
- オリエント
ちょっとお待ち合わせ。
ところの尋ね合いもよろしいが、
誰しも我が土地を悪を言われますと腹が立つ。
そういうことはお預かりにして、
ここで一つ、あてもんって名も言ってみようか。
天気をのなぐために。
あてもんって何であるね。
要は子供がやりますが、
金山越えて竹山越えて金山に
煙ちょろちょろ見えるもんなあに
ジェールってなことやりますね。
あ、なるほど。えらい面白がんな。
行きまよう。
どうです?
一転ずつ一つ名のためにかけまようか。
いや、結構。
な、申しまして。
いるときのいらんもんで、
いらんときのいるもんなあに。
何であるね。
わかりまへんか。
わからなこの一転こっちにちょうだい行きまよう。
くなもんなんであるね。
くなもんは風呂のふたである。
ああ、そういうのか。
そうしたらもしわたり今度二転行きますか。
そう上がったらどうもならんな。
な、まあよろし二転行かせまよう。
今度は長さが一着余り。
ネズミとも金ネズミとも灰色とも何ともわかりまへん。
そこが頬やら頭やらわからん。
もっとじこじこしたあるもんなあに。
ええ、そら何であるね。
わかりまへんか。
いや、わからなこの二転こっちにちょうだい行きまよう。
ええ、もしそら知らんへんけど
くなもんは何である。
くなもんは水池の草あった。
水池の草あった。
さすがにさわるな。
わたり今度五転にしよう。
そう上がったらどうもならんな。
まあよろし五転行かせまよう。
まあすんまへんけど今度わたりは一転なあれや。
さあさあ言いなあれ。
ほいとわたりのベーッと大きいもんでけえ。
で、足が四本であるね。
で、顔の長いもんで大抵色はプリカ色ってやつが多あんね。
大におちょぼちゅうけえがおましてな。
で、靴はちゅうもんがはまってますね。
で、大は親の看板みたいな太い大がばらっとしておまして
足の裏に金をうってもろてまんね。
かぽかぽかぽかぽきゅうきゅうて走ってるもんなあに。
うむ。
こらおもろい。
もしこの五転五転ちょうだいします。
もし一転にとらんとあんた。
きなもんいいならんか。
きなもんはそらあんたうまであしちゃろう。
ええ、そうであんね。うまであんね。
あんたえらいおかたやな。
わたえ百にさわったらさあ今度わたえ十転や。
そうあがったらどうもならんな。
あんたずっと勝手なんで一転ぐらいいかしまわれ。
なまよろし十転いかしときなよ。
な、もういっぺんわたえ言わしてもらいますね。
今度べーっと大きさはやっぱり一転のぐらいでやすけども
ちょっとせいがひくおわんね。
大におちょぼちゅうけえがないかわりに
靴のちゅうもんが日本にようと生えておわんね。
靴はのかわりに花げちゅうもんがはまってまんね。
大ちゅうたら細いかもじみたいな大がしょぼんとさがってまんね。
あきのうらい金なんてうってもらえまへん。
わらじぼそぼそはかしてもらえよってな。
きいてる人がもちわりした人でや
やぶれたてぬむいでほうかぶりしてな。
もはやあけがたいんやれの。
もうきはすまい。
てどできつねがこんとうなくの。
もうちょうせいちょうせい。
もうちゅうてないてるもんなあに。
もしそらうしちゃわへんか。
あんたえらいおかたやな。
わあわあゆうてぶじにかえりますのおめでたいおはなし。
おはとのしたくができました。