演説:国民に告ぐ(A)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 田中 義一 閣下
- Label
- ニッポノホン
- Genre
- 講義、講演、演説
- Publication date
- 1928-03
- Category (AI-assigned)
- 政治
- Keywords (AI-assigned)
- 政府, 議会, 内閣, 国民, 地方分権
- Notes
- 商品番号 : 16816, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 演説
諸君、今や不戦第一回の総選挙が行われることになりました。
政府は反対党が真面目に国政を審議するの誠意なく、
ただ、内閣の公徹を図るに急遽たるを認めましたゆえ、
議会の解散を創成したのであります。
現内閣の成立したのは、昨年の4月であります。
次来、我々は内地外交に関し、全内閣の不始末を整理し、
在会の動揺を鎮め、人心の不安を除き、
また、支那の自極に処して、帝国の権利及び利益を維持したことは、
諸君ご承知のとおりであります。
同時に、金手材野党として主張した、
産業立国、地方分権、地層移情の実効を期するために、
各省においてそれぞれ種種の計画を立てたのであります。
政府はもちろん、世界永久の平和を固むることに努力するとともに、
国防のことを揺るがせにするものではない。
しかし、世界各国間の形勢と帝国の現状とにかえり見て、
内外政治の重点を食産工業の上に置き、
今なお、成績不振の産業貿易を盛んにして、
国家の範囲に国民の福利を増進することは、
誠に時代の精神、国民の生活に適応するゆえんであると信じるのであります。
政府はこの考えから、まず商工業の基礎を堅固にし、
それらの事業に従事する各当業者の活動を助け、
かつその能力を高めしむるために、各方面の施設を計画したのである。
農村に対しても、漁村、産村に対しても、適当なる振興方策を決定し、
ことに、自作農については慎重なる考慮を払い、根本的な解決方法を講じておる。
また、地方自治体の自由なる活動を助けて、円満なる発達を遂げしむるために、
財政上その他の要因があります。