常盤津;関の扉(一)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 宝田 寿来[作詞], (二世)岸沢 式佐[作曲], (初代)鳥羽屋 里長[作曲], 常盤津 松尾太夫, 常磐津 文字兵衞[三味線], 常磐津 梅次[上調子]
- Label
- コロムビア(戦前)
- Genre
- 三味線楽(浄瑠璃)
- Publication date
- 1931-08
- Category (AI-assigned)
- 恋愛
- Keywords (AI-assigned)
- 憧れ, 返事, 疑い, 桜, 遊郭
- Notes
- 商品番号 : 35182, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 常盤津
さあ、恥ずかしいことながら、私は見ぬ恋に憧れて、
行き思い問わず、はるばるとここまで来たほどに、
どうぞいろよい返事をして下さんせいな。
これはありがてえといいてえが、どうも勝手がゆかぬわ。
おまえもまあ疑い深い。そこが歌にもいえる、
桜咲く桜の山の桜花。
桜咲く桜おり、桜咲く桜おり、
思い思いの人心じゃわいな。
そう聞けばありそうなこと、ときにたゆさ。
おまえのお名はいえ、あいえ、すみぞめといいやるす。
なにすみぞめ。
この桜の名も元すみぞめ。
ひなてん。
なでもんす。
それはともあれ、ついにおれはもう、
くるわがゆいをしたことがねえが、そのくるわのかけしき、
なじみのしこなしまぶるいちつと、
うそどのてくだのしょわけ、
うらややべえりのこんたんまで。
そんならここではなそかい。
ゆくる
こえむ
かしのみなれ。