浪花節;天保六花撰(二)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- (二代目)松林 伯円∥原作, 木村 重友
- Label
- コロムビア(戦前)
- Genre
- 浪曲
- Publication date
- 1929
- Category (AI-assigned)
- 社会問題
- Keywords (AI-assigned)
- 片岡直次郎, 役所, 行動, 調査, 非難
- Notes
- 商品番号 : 25495, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 浪花節
大口郎の寝ずの晩、三時をまんまと罠にかける。
すぐさまに、お内緒から致して会所の方へ、片岡飯取りのごと願書を差し出し、
清光造という会所役人両名、知ったて来たった片岡直次郎。
役所の方に引き据えて、係は小出の道の隙に。
これ、本郷大根畑、御家人にて片岡直次郎と申すはその方か。
与は小出道の隙であり。
おらあいかにも、大根畑の片岡だぜ。
何の用だか知らねえが、喜んで来る場所じゃねえ。
不条役所へ叱る覚えはねえだぜ。
出かけてきたこいつら二人が、飯の食い上げになっちゃかわいそうだぜ。
来るには来たが、何をだい。
さあ、その後も、仮にも御家人という身分でありながら、
足出し家の主を困らして、弱い家業の者どもをいじめ散らすということは、男に逃げなき致し方じゃ。
ただいまのうち、早々に本人を出してやってはくれまいかぜ。
この小出が、役目を離れてその方へ、こととり計らわんと心得るのじゃがどうじゃ。
何を言えがねえ。何を出せてねえ。
力はその方、各言葉を和らげて申するといえども。
それがしの申することがわりわからんの。
近頃は弟子にお呼ばり、大口を鎧差し出したり、元書の思う気によって取り調べないださり、
昨夜まで道とせなる者が身につけし、お飯ちりめんを沖縄の篠戸寺に、腕につけたる転びるほどの腕守り。
この二品は、まさしく道とせの者ということは、篠戸ゆにかいにてねるのばん三次郎がしかと見とどめまいったり、
昨夜のおらしに八百丈のみの城ついたる道とせを、車抜けいたさせたるお前はあるであろうと。
ちらすすめられて道のして、じっと肩をかねめつけて。
この二品は、まさしく道とせの者ということは、