義太夫:伊賀越道中双六(十五)(平作内の段)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 近松 半二[作詞], 近松 加作[作詞], 近松 半二[作曲], 近松 加作[作曲], 竹本 津太夫, 鶴澤 友次郎[三味線]
- Label
- コロムビア(戦前)
- Genre
- 三味線楽(浄瑠璃)
- Publication date
- 1930
- Category (AI-assigned)
- 文学
- Keywords (AI-assigned)
- 古風, 対話, 松間屋, 供養, 親孝行
- Notes
- 商品番号 : 35094, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 義太夫
なげきのおはしばしつくづくとききとる?じゅうべい?
いや、これあねん。
そんなら、こなさんが、江戸のよしわらでぜんせいの、まつまやの、しがわどんじゃの?
あい、でも、ようござんじ。
うすりゃ、しがわどののおっとのために、ほのいんの?
ふん、とこごろのもぐさんし、おんのきわめ。
いや、これ、たゆど。
おっとのてきずをなおすくすり、ほしいはもっとも。
それきいては、しんじたいものなれど、これは、しとのあずかりもの。
このことは、おもいきらしゃれ。
いま、こなたしのはなしのとおり、わしもまた、おんのむけた。
ぞ、その、おんのうけたひとのために、いずれのおてらでもおくるしょうないが、せきとうひとつきしがしたい。
なんと、せわしては、くださるまいか。
はい、それはごきどく、けっこうなごきしんでございます。
なんどきなりとも、おしわいたしましょう。
わたくしも、らいねんなかかがねんき、すすむるくどくをたそにじょうぶとやら、ぜひおしわいたしまするでございます。
ぞ、どうぞ、こんどのくだりまに、ちがうのようにたのます。
かねてのおねがいにかきつけも、このうちに。
わしをもらって、とかねひとつつみ、とりんだし。
これ、かならぬをたどんだのや、おやこのし。
もはや、よわけにはいらもなし。
ずいぶん、むじんにと。
おやいの、とたしゆずればしゆさぶると、かならずおくだりまちまする。
いや、これ、あねむ。
うう、ちょっとここゆごし。
これ、もう、ゆうまでもないこっちゃけれどな、
としよられたおやいのじゃほどに、ずいぶんともにだいじんにかけたがよいづや。
わんようにみえても、もうさきのしれたとしちゃほどに、あとでこころのこりのないように。
ずいぶんともに、こうこうにさんし。
いや、いや。