義太夫;堀川猿廻の段(ニ)(近頃河原達引)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 竹本 源太夫, 豊澤 仙糸[三味線]
- Label
- コロムビア(戦前)
- Genre
- 三味線楽(浄瑠璃)
- Publication date
- 1928-02
- Category (AI-assigned)
- 感情
- Keywords (AI-assigned)
- 混乱, 絶望感, 死, 愛情, 親子
- Notes
- 商品番号 : 25260, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 義太夫
こりゃこりゃ、これで死ぬとわれも、いのちがないのよ。
ああ、こりゃまあ、なんとこっちゃい、全然わからんようになってきたわい。
殺しに来たと思った天兵衛殿より、今ではわれのほうが、う、う、消えずようになったのよ。
ああ、こりゃまあ、どうしたらよかろうのと、
ほろほろ、母親も、ううう、そりゃそりゃ、
わが子が可愛い可愛いと、この世の闇にわししゅんがみんの。
ここまでをしゅんがわしわしだしたと、ときにわしわれんの。
一日中、わしはちょっとおんぼおんだ、母はしんちがす。
いやし、いつのめずるみで、おなものみじをたてとおす。
娘のてまい、せんせんせんせん、ぼくが、せんせんせんせん、うううううう。
となたのこころにはね、いってなにもともいませんの。
でんめいさんのいっしょにのこに、しんでのみちずれんしあいの。
さあ、これもしでんめいさんさざめて、親御様たちもこらりましょうが、
親のこころというものは、人間がおろかさず、
しゅんもろいちくろいでも、このかわいしんにかわりはないもの。
おじいまん、こだわるおじいとしゅん。
せんべといわずきが、もしやおまえがしなさったと、親御様がしなさったら、
かなしうち、かなしうち、ほどよしのこっているきはあるまい。
いずく、いずく、なるん、こにのはてやまの、
こんにもみをしのり、どうとのがれてくださいまい。
娘がこころにはねいってて、ちぼしちぼかせがせない。
かわりはなくおしんじゅうに、がていってやる親御ころ、
こころのもりをしじわげて。