歌舞伎劇:河内山(二)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 河竹 黙阿弥∥作, 松本 幸四郎, 尾上 幸藏
- Label
- コロムビア(戦前)
- Genre
- 歌舞伎
- Publication date
- 1929-08
- Category (AI-assigned)
- フィクション
- Keywords (AI-assigned)
- 登場人物, 正体, 高知山総春, 悪事, 選択肢
- Notes
- 商品番号 : 25615, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 歌舞伎劇
ああ、じゃあ大善はそれを知っていたのか?
そうかい。
どうも、そう知っていられちゃ仕方がない。
いかにもお主の推量通り、俺はオスケア坊主の高知山総春だよ。
さあ、いずれも報告を!
何だ、何だ、何だ、何だ、何だ、何だい!
今日のお主、静かにしろい!
いや、いや、はや。
どうもこんなひょうきん者に出られちゃかなわねえ。
よし、じゃあ何もかも言って聞かせてやろう。
まあ、こういうわけだ。おい、よく聞いてくれ。よー!
悪に強きは善にもと、世のたとえにも言うとおり、
親の嘆きが不便さに、娘の命を助けようと、
原宿民の魂胆をめりべーこーじに隠れのねえ。
オスケア坊主の総春が、
頭のまるいを幸いに、
衣でしがをしのぶがおか、
神の見据えの一本身も、
宮の助と偽って、
神風よりは御以降の風を吹かして大胆にも、
出雲の神の神屋敷へ仕掛けた仕事の曰く間ど、
勝ちを言ったは品神と、
思いのほかに蹴り掛け、
へんや飛んだところへ、
北村大全、
腐れ薬をつけたら知らず、
むきさしならんねえ。
だが本のほくろや星を刺されて乱されちゃ、
そっちで蹴れと言おうとも、
こっちでこのまま蹴られねえ。
この玄関の表向き、
俺に語りの名をつけて、
若年より差し出すか、それとも、
無難に納めたげりゃ、
お使いそうでこのまま蹴すか、
二つに一つの返事を聞かにゃ、
ただこのままじゃ、
おい、蹴られねえよ。