歌の歌い方 (三)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 外山 国彦
- Label
- ビクター
- Genre
- 教育・児童
- Publication date
- 1930-06
- Category (AI-assigned)
- 音楽教育
- Keywords (AI-assigned)
- 歌唱練習, 息, 姿勢, 発音, 音階
- Notes
- 商品番号 : 51320, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 学芸
歌い方の練習で、大事なことのうちで、息を深く吸い込んで、姿勢を良くして、言葉をはっきりと良い声を出すように、前に申しまして、あいようのお稽古をいたしました。
今度はドレミのことです。音階です。音階を歌いますのにも、やはり口の形、発音、つまり言葉をよく気をつけて歌うのです。
ドレミファソラシド。
そのおりに、あまりに口を大きく開けすぎないようにいたしませんと、口ばかり大きく開けますと、
ドレミファソラシド。
そういう風になって、とりとめのつかないような音階になってしまうのです。
ですから、ドレミの場合には、ドレミファソラシドというようなつもりで、
ドレミファソラシドというのが、あえいおうをみんなくっつけていっているような風に歌うのです。
音階を歌いますときに、低い声から高い声にいくにつれて、だんだんと声を大きくする方があります。
それもよい練習ではありましょうが、声は高くても低くても同じくらいの大きさで歌うことが練習の第一番とされております。
ですから、声は高くても低くても同じくらいの大きさで歌うことを必要といたします。
なお、場合によりましては、はじめから強い声で歌ってもよいのですが、まずだんだん声は大きく育つものと考えまして、
はじめはやわらかな声で歌って、それを続けてやっているうちに大きい声になると思っていただきたいのです。
今、やわらかい声で音階を歌ってみましょう。
ドレミファソラシド
今度は大きな声で上から降りてきます。
ドシラソファミレド
高くても低くても、弱くても大きくても、その声の太さは高いほうも低いほうも同じように歌うのです。
音階の練習でも、消化の場合でもこれは同じことであります。