天網島時雨炬燵(紙治の段)(四) オオ尤じゃ
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 竹本 錣太夫(五代目), 豊沢 新左衛門[三味線]
- Label
- ビクター
- Genre
- 三味線楽(浄瑠璃)
- Publication date
- 1931-03
- Category (AI-assigned)
- 恋愛
- Keywords (AI-assigned)
- こはる, 涙, 悩み, 結婚, 心配
- Notes
- 商品番号 : 51609, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 義太夫
もっともじゃ、あやまった。
かなしぎなみだはめよりいり、むげんななんだは、みみからなりとおでるならば、
いわずとおこころみすべきに、おなじめよりこぼろるなみだ、
あしかけさんにんがそのいだ、
つゆほどもりんきせも、
そなたによむ、はずかしながら、
このあいだもそねざきで、
のこらずきいた、こはるめがぶしんじゅ、
いまという、いまゆめもさみ、おもいけてはいるけれど、
それ、さっきにもはなせしごとく、
あのたけひめがきゅうにみおけをするとのうわさ、
のいて、とうかごたたのうち、
うけださるるぎびしらずの、
こはるめがことはこころのこらねど、
といやじゅのつきあいにも、
かねのくめんにづきしゆい、
こはるをのいたのなのどで、
えしれるやつらがくちのはに、
かこはるがむげんな、
くちおしいとさ、
おもわず、なみだをこぼしたわいの、
いえ、そんなら、
こんなにこはるさんは、
おまえにあいさずかしをよって、
たけひめがところでゆくはずかい、
あって、きょときょとしいそのこえわいの、
おお、そんなら、
こはるさんはいきてゆずきじゃないわいな、
しだしゃんすわいな、しだしゃん、
しだしゃんすわいな、
ああ、あ、
はははははは、
はあってさて、
なんぼはつめいでも、
さすがはまちのにょうぼうじゃ、
あんの、
ぷしんじものが、
なんのしのうぞ、
いえいえ、そうじゃござんせんの、
こはるさんにぷしんじは、
もけしほどもないけれど、
いつぞやよりおまえのそぼり、
なにをゆうてもがあうかと、
もしかなしにめをみようかと、
かとかんじすもして、
こはるさんに、
いずしいとおもわんすじひげどののためじゃほどに、
おもいきってくださんせと、
かきくどいてやったふに、
ひかれんにりとがてんして、
おやにむかえぬこいなりと、
おもいきるとの、
うれしいへんじ。