傾城阿波鳴門(二)アイ、国は
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 近松 半二[作詞], 八民 平七[作詞], 寺田 平蔵[作詞], 豊竹 つばめ太夫(二代目), 豊沢 仙糸[三味線]
- Label
- ビクター
- Genre
- 三味線楽(浄瑠璃)
- Publication date
- 1933-08
- Category (AI-assigned)
- 家族
- Keywords (AI-assigned)
- 徳島, 幼少期, 両親, 祖母, 巡礼
- Notes
- 商品番号 : 52772, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 義太夫
あい、国は阿波の徳島でございます。
何じゃ徳島、それはもう懐かしい。
わしの生まれも阿波の徳島。
そしてもうトトさんやカカさんと一緒に巡礼さんすのかや。
いえいえ、そのトトさんやカカさんに会いたさいうえ。
それでわしひとり祭国するのでございます。
と言ってぞ、やらきにかかろう。
お弓はなおもそばにより。
トトさんやカカさんに会いたさに祭国するとは。
もうどうしたわけじゃ。
さ、さ、さ、それがちちたり。
ようでちかしゃ、ようでちかしゃ。
あい、どうしたわけじゃ知らんが。
みっつの年にトトさんやカカさんもわしをばばさんにあずけて
どこへやらゆかしゃんしたげんの。
それでわたしはばばさんのせわになっていたけれど
どうぞトトさんやカカさんにあいたい顔がみたい。
それでほうぼうとたずねてあろくのでございます。
そしてその親たちの名はなんというぞいんの。
あい、トトさんの名はユーロビー。
カカさんはお弓と申します。
とちぎってびっくり。
おお、これこれこれ。
あのトトさんなちユーロビー。
カカさんはお弓。
みっつの年わかれてばばさんに育てられてきたとは。
もうたまにもないわが娘。
おお。