桜鍔恨鮫鞘(鰻谷の段)(四)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 竹本 錣太夫, 豊沢 新左衛門[三味線]
- Label
- ビクター
- Genre
- 三味線楽(浄瑠璃)
- Publication date
- 1935-04
- Category (AI-assigned)
- 文学
- Keywords (AI-assigned)
- 八郎兵衛, 銀鉢, 金鉢, 争い, 家族
- Notes
- 商品番号 : 53390, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 義太夫
国土を知らぬ銀鉢が突破。
かわすり、いちむるり。
頂陣下げてつっとゆり、
八郎兵衛、八郎兵衛家にやるか。
上がる足元親子の姉妹。
びっくり目はし格好の方だ。
こりゃさせんのばと押しとどむ。
こりゃ、こりゃ八郎兵衛。
がてんの床の言葉の様子。
せげ、ひたい、どうじゃ、どうじゃ、どうじゃない。
お、金鉢か。
しさいと言ったら八郎兵衛が、
どうも男方のぬよって、
二人ながら打ち殺し、
腹切って死ぬのが高っこり、金鉢。
おはんめなことを頼む。
また取り直す語呂のしか、
しっかりと押さえて、
もうよい、もう。
いよいわい。
こりゃ八郎兵衛、
そうゆう女房にかかりやがし、
またまたはおまえども、
語呂の余計も知らず、
いまこの中で腹切っては、
しげんげちゅうにおりゃ、
たつばいぞよ。
この場のしんは、
この銀鉢が目に引きむけい、
人殺しは、
へい、ええ、
わたくしにございました。
こっちから七手でて、
一瞬にすら、
この場はすまいった。
気づかしてと、
はよいけ、はよいけやい。
かたじけない。
そのことを、
おまはんとき先に知ったれば、
たとえ人に笑われても、
おしおゆえと両家のさだめ、
しようもようもあるものに、
あらかやらむし、
ふんのみのむし、
ふじむに、
ふじむをかさねしも、
ありかけに、
おまこのたましげに、
みるもなかなか、
はらたちと、
もったるぬきぬげ、
めったぬき、
みるみかなしぎ、
みるみのか、
どどさんだって、
かきおきのこと、
ありおじさんとねて、
かきおきのこと、
かきおきよ、
あいひとつ、
なにかがもしのこそやら、
あんじにくれて、
いいのこしまいらせそろ、
というふうにふし、
というふうに、
そして、そのあと、
なんといっておいた、
ちゃっといい、
ちゃっといい、
はい、
ただけにかかるは、
おしおさまを、
だんだんつむる、
なぎのうえ、
かねのいりわけききながら、
こしらいるあなたもなく、
ばばさまといいあわせ、
おっとのために、
このみをけがしまいらせそろう。
きえておどろく、
きんまちが、
そうであろう、
そうであろうとも、
そうありそうなこっちは、
ひとむぼれも、
かしこいもんじゃのう、
よお、おぼえているな。
ささ、そのあと、
ちょっといい、ちょっといいよ。
あい。