桜鍔恨鮫鞘(鰻谷の段)(六)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- 竹本 錣太夫, 豊沢 新左衛門[三味線]
- Label
- ビクター
- Genre
- 三味線楽(浄瑠璃)
- Publication date
- 1935-04
- Category (AI-assigned)
- 人間関係
- Keywords (AI-assigned)
- 葛藤, 許し, 感情, 思いやり, 宣言
- Notes
- 商品番号 : 53391, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 義太夫
いやー、聞こえぬよ。より重ねを思いやい。
そういうことなら、とい一言明かして、今はこの世にもう夢はさせぬわいやい。
たとえか、大方だぬと言うことも、お主が言えぬなら何のためをぞ。
今思えば、少女めが憎む世のたま、裏の裏、お妻が代わりに、
かわいな人を、こなた一人殺される心であったか。
もう、そのことは知らず、物だらしを、一方なに手にかけたわ。
慈悲が赤い、えって我が身の和だ。
親殺しと口の歯に、かくある、この身は糸までと、
意志も正さに二人とも、切って捨てたわ。
何をとるのや。
ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、
許して下され、愛しと、この両手で船におごごと、
むなしくしがみにとりつけて、 おやび投げけば、ぎっぱちむ。
どぅりや、どぅりや、どぅりや。
どぢりとものともに、胸きっぱに、つっかこの身もよも、
あられ、ゆきこぼれ、きのわれ、すぐはじのめが、
なみだのしぐれ、うでのむかしも、
いまも、あわれ、ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、
どぢりともに。
すにによっておまたんのひとこと、 まずまずこちげとぎんぱちむかくに、
うううう、ああ、いいだ、ううう、ああ、あらしこども、
ああ、ひとおろしのはじるみ、 しばわりにこくてとぷじむじ、
おらぬまひつよもおらぬじ、 めたむしょうにとんじ、
ああ、やりすむしはじるみ、 ぎんぱちかのもとでのかどむち、
むちとすとびかくれしふみこ、 どこにやらぬととりつこも、
しっかついでじょこじんが、 まったかさまにいどどだか、
ここのさぞろになるかでは、
よすばし、さし、
て、
え、
うううう、ああ、いいだ、