講談;赤穂義士銘々傳「吉良邸討入」(二)

Lyricist / composer / arranger / performer
一龍斎 貞山
Label
コロムビア(NHK)
Genre
講談
Category (AI-assigned)
物語
Keywords (AI-assigned)
竹林忠敷, 大高玄吾, 火事, 門番, 神崎陽郎
Notes
商品番号 : AK-813B, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 講談
この屋根、はしごを伝うてあがるものは、 竹林忠敷大高玄吾。 この時お隣の本田孫太郎様の辻番の親父。 雪の晩とて便所へ行かず、外へ出てしょうよう。 向こうに立ってる二十一人が見えず、 屋根にあがっておる二人が見え。 寝ぼけまなこをこすりつつ、 もしどこぞに火事でもございますか。 後ろから来たる神崎陽郎、来れ。 我々は功労に、ただいまこの斬らの屋敷へ討ち斬る。 声を立てると斬るぞ。 声を立てるか立てないか。 貧乏人の五月の節句で、 何のこった、声は立てない、 しゃれた親父がありましたもの、 逃げぬようにと告しました。 静かに庭へ降りた大高竹林。 おりしも眠そうな声で、 火のようじん、 木陰に身を寄せた二人は近づくを待ち、 えいっ、当てました。 倒れた蝶ちん、明かりの消えぬうちに早くも取り上げ、 一人は河童笠、生死に一人は蝶ちん。 火のようじん、 よく屋敷は寝入っております。 門番、門番、 どな様でございますか。 ちょっと開けろ、ちょっと開けろ。 外と違って屋敷の中ですから、 詳しくも尋ねず、開けるを待ちかねえ。 えいっ。 竹林が、むき、 家に峰で一つ売ったです。 気絶。 布団の中に震えておる門番を、 合鍵を出す。 日が暮れますと御用人の僧侶様へ、 鍵は上がりますので嘘をつけ、 門番所に合鍵は必ずある。 出さぬと切るぞ、 震えながらに出す合鍵。 逃げぬようにとこの門番をくくし、 表の門はぎーっと開かれました。