落語:廿四孝(下)
- Lyricist / composer / arranger / performer
- (四代目)柳家 小さん
- Label
- リーガル
- Genre
- 落語
- Category (AI-assigned)
- 親孝行
- Keywords (AI-assigned)
- 徳, 天, エピソード, 良い結果, 行い
- Notes
- 商品番号 : 65328, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 落語
カラカラ舞う雪の中で、どうしやしたい?
するとな、投げてると雪がむくむくと高くなった。
払いのけてみると、タケノコが二本出たな。
へえ、やぶんよらんで何かね、泣いたばかりでタケノコがせりあがるやつあるん。
ねえ、タケノコの日記壇上なんてのあるまい。
いや、雪中においてタカンナを得るというのも、
親孝行の徳によって天の勘ずるところだ。
また勘ずったね、天候危なくなると勘ずるんだな、ずるいや。
まだあるがいい、五感に格居という方があってな。
この人は両親が存命、夫婦の仲いい子供が大勢ある。
至ってまあ、親民だな。
親民てのは何だ?貧乏人が親民?
ああ、それとも、金持ちは大石井津くた?
セミじゃない。
何だか。
子供があっては十分なことができんと、
夫婦相談の上子供を山行き見に行ったな。
かわいそうなことをしやがったな。
おまいでもかわいそうというのがわかってんのは寒心だ。
わが子を埋めるんだ。
嬉し喜んで埋めるものはない。
一句は当てては涙をこぼし、二句はゆれてはらくるいをし、
三句はゆれてはくしゃみをし、
混ぜっかいしはいかない。
框の先に当たるものがあるから掘り起こしてみると、金の釜が出たな。
へえ、大変なものは出たな。
お釜起こすなんていうのは、それから始まっちゃったんだな。
へえ。
はあですか、いながめぐらいありがしたいか。
目型、いや、金の塊ようなものが出たものを二択する釜ではないな。
金の塊が出るというのも親孝行の徳によって天の勘ずるところだ。
また勘ずったな。
へえ、もう少し勘ずれ。
なんなんだ勘ずれとは。
真の国に五毛という方。
この人四年程から子供の自分のことだ。
親父が患って寝ている。
夏のことで蚊が出るが蚊帳を買うことができん。
近所の酒屋行って下見酒というような酒をもらい受けてすっぱだかになって、
自分の着物はお父さんの裾の方へかけて体中へ酒を霧に吹いた。
何だ、そのようなことをした。
かというものは酒が好きで掃除室一杯やっている程度蚊が集まってしまわりません。
かもしろあることならば、父の血を吸わずに、
我が体の血を吸った腹を肥やせと枕元に座ったな。
はあら、大変なことになったな。
はあら、ぶんぶん出てきたろうが、
品の方からやっぱり鳴き声が違って、
はあ、シューマイヤの笛みたいにピーラララララーてんでそんな鳴き声をするか。
食い殺されたでしょう、想定になって。
いや、その晩に限って蚊は一匹も出ない。
うーん、してくると蚊の定期寄日だね。
定期寄日なんてものがあるか。
蚊は出ないわけがねえじゃねえか、体に酒を吹いて。
それが親孝行の徳によって天皇を勘ずるところだろうでしょう。
今にも勘ずるだろうと思って待ってたんだ。
勘ずったでしょう。
そうだ、そうだろうと。
もう危なくなってきっと勘ずるだろうと思ってたんだ。
ええ、体中に酒を吹いて蚊が出ないからおかしいと思ってたんだ。
おかしいと思ってたんだ。
とうとうこっちで先回りをして勘ずっちゃったな。
天皇を勘ずるさくなれなくてざまみある。
何を言ってるんだ。
だが体なんか酒吹くことはねえな。
私なら二階上がって二階の壁みんな酒吹いちまう。
二階の壁酒吹いてどうする?
蚊が酒臭いてんでぐわっと上に二階上がっちまう。
上がり切ったところでさっと行って柱をとっちまう。