講談:野狐三次(四)

Lyricist / composer / arranger / performer
神田 伯龍
Label
リーガル
Genre
講談
Publication date
1932-09
Category (AI-assigned)
食品
Keywords (AI-assigned)
ヨーカン, 食べ方, 切り方, 親孝行, 口直し
Notes
商品番号 : 150406, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 講談
ヨーカン薄く切るなよ 厚く切るなよ ヨーカン薄いと 金毛くせえぞ大地しみったりだってやれら ヨーカンを厚く切る 何? 一本のヨーカン二つに切ろうか 馬鹿 標識にするんじゃねえ ああよしそれでいい いいお茶入れてきてやれよ おばん茶でなくな ヨーカンだから サンジヨーカン食うだろ いいかよっと 届かねえか 張って上がってこい張って まあいいか みんなヨーカン食べたらどうだ しまねえけど あたしに紙一枚くだらないな 花買うのか よしよし 綿の包んだ あここに利縁状 利縁状でいいや おいした そっちに飛んだろ おーっとととヨーカン ヨーカンそんな紙包んじゃねえサンジ ヨーカン紙包んで懐を入れると 懐ベトベトになっちゃう そこで腰かけて食べちゃう そこで腰かけて食べちゃう いいんつ 飲んぜ いいんつ うち持ってっておっ母さんにやるんつ おっ母さんが苦いお薬飲んだ後で 口直しは欲しいんでしょうけど そんなこと言わないで 体震わして我慢して 苦いお薬飲んじゃうんつ だからこれ持ってって小さく切って一つずつ 口直しにやるとおっ母さんが喜ぶだろうと思う うち持ってっておっ母さんにやるんつ えっ 口直しに あと みんなヨーカン食っちゃいけねえ ヨーカン止め ヨーカン止め 食っちゃいけねえよ いやひでえや親方ヨーカン止めは もう少し早くヨーカン止めにしてくれりゃいいのに 食えてから口入れようとした途端にヨーカン止めはひどいよ こりゃ 恨めしいや 甘味は抜けるから舌よけよ おっ母 ヨーカンの空いた檻持ってこい それでてめえだって泣いてるだろう てめえだって俺だって子供がねえんじゃねえか こんな優しい子供がまた世の中にあるが なあてめえが食わねえでおっ母さんに持ってってやる てめえが俺に子供があってまぐるもとに座って 患ってる時におっ母さん 貰ったヨーカン食べずに持ってきたよと出されてみろ親はどんなに嬉しい なあ かわいい子供だ 親なんてもうな馬鹿なもんでなタイの刺身をもらうより 子供にヨーカン一切れもらったほうが嬉しいんだ このヨーカンみんなこっちの檻入れちゃうから 一切れ足りねえじゃん 誰かもうヨーカン食ったのか なんてずらしてやる てめえ食ったのか 減っちゃった 減った どこ減った ヨーカン食えてから口入れた途端にヨーカン止め はぁと思ったらスルッと減っちゃった 仕事は遅いが食い物の早い野郎だ こうした三次の高校 見込んで二組の遠取上州や秀子郎が養子分に致します 上州やの養子分になってから ぐんぐん男を磨い ついには江戸中にその共鳴を歌われました 野狐三次その養生の檻の話を一石にまとめたわけでございます 失礼を