合邦(九) 父はとこうの詞もなく

Lyricist / composer / arranger / performer
菅 専助[作詞], 若竹 笛躬[作詞], 豊竹 古靭太夫, 鶴澤 清六[三味線]
Label
ビクター
Genre
三味線楽(浄瑠璃)
Publication date
1930-07
Category (AI-assigned)
家族関係
Keywords (AI-assigned)
名誉, 武士, 失望, 義理, 慈悲
Notes
商品番号 : 13079, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 義太夫
父は、徳子の言葉だ。南部の家より昔の人越し。 しっさげ入れ。 ちくしょうめ、己にはまだ話さねえと。 もと、俺の親は青戸左衛門不実だと言うてな。 鎌倉の左衛門時、鳥より子を飲み出しにおて、 天下の聖堂をあずかり武士の鏡と言われた人じゃわい。 俺が何になっても、親の陰、大名のおかずにも言ったれど、 今の相模乳道殿のようになって、 名人どもに残念しられ、 同人誌てに言うよね、 陽味家にてのしてもず。 この何になってもな、 親のゆずりの連直を立てともしたが、 本がこに、 よーもよーも、 己がような女子の道も人の道も、 もちゃくちゃな娘をもったと思えば、 むげって身腹がくだけるわい。 高康殿が今日まで、 女をたずけておばあちゃんの母親家を推領するに、 もと、己は千億形の腰もと、 後の億形に引き上げようとあったとき、 立って自大志を使おう。 心の正直こもり、 無理やりに億形なり、 ああ、手をかけず、 奥様とも言わさずも、 今この死にも及ばい、 殺さながらのようになったも。 皆我がわざと身の上をかえりみて、 親への義理に助けておかしあるも。 ああ、ありがたい。 恥ずかしい。 どうもお心がけて消すほどでもあるなら、 たといどれほど、 これでおっても、 思いきりに生きられるということはないわい。 それになじゃ、 そのざまになっても、 ただ旬徳様と、 妙徳になりたい。 親の慈悲に立ててくれとは、 どどおげたてずがした。 ええ、 こっちから義理立てて、助けておかしあるほど、 いけておいては、こっちもまた義理が立た。 さあ、かぐし、ぶち放す。 土俳は抜きかくの形のどこに打ち、 母は取り付き、これがぽどの。 そりゃりょうけんが、ちごったちごった。 お西で助けてくださる娘を、 心ざしを無足にして、 殺して義理が、 さたちますか。 はっぴ、この家はずいぶんと遺見して、 旬徳様のことを思いきらし、 命のかわりに、 あまおうし。