県政ニュース 第4巻

AI summary (β)
この文章は、町村合併とその効果、長野県の商工業支援、農業工事の進展、そしてスピードスケート大会での偉業について述べています。明治時代に作られた町村制度が時代に合わなくなり、町村合併が進められています。合併により行政の効率化やインフラ整備が進み、町村の発展が促進されています。長野県では商工業者への支援として、店の診断や機械の貸与が行われ、品質向上や取引促進が図られています。また、農業工事が進められ、灌漑や排水の改善が行われています。さらに、スピードスケート大会で長野県の選手が日本新記録を樹立し、注目を集めました。
♪♪♪ 遠い明治の時代、現在の町村の制度はこんな古い時代に作られたままのものです。 時は移り、時代は変わって、やがて原子力の時代が来ようとしています。 町や村では仕事の量も増え、内容も変わってきているので、今のままでは不便や無駄が多く、町村の発展を妨げています。 そこで規模の小さな町や村はお互いに一緒になって、これからの時代に最もふさわしい規模を整える必要があります。 これが町村合併です。 長度の繁栄、引いては日本の発展のためにこの仕事を押し進めなくてはなりません。 そのために町村合併促進法という法律ができました。 合併した町村にはこの法律によって優先的に援助が行われます。 しかし今年の9月いっぱいで法律の効力がなくなりますから、まだ合併しない町村は早く話をまとめましょう。 全国ではすでに85%が合併を完了しましたが、本県は成績があまりかんばしくありません。 すなわち町村数が370にあったのが220となりましたが、まだ58%です。 それではすでに合併を終わって力強く乗り出した町村を訪ねてみましょう。 ここ南安住郡三里村では合併によって役場の職員が11名、村議会議員が31名減り、 これによって憲士は村の事業に充てることができます。 この村は昔から飲み水が不便でした。 そこで合併を機会に村中に水道が敷かれ村民は大喜びです。 村の診療所も独立採算でやっています。 北作郡浅階村では農業の仕事に重点が置かれ農業指導所ができました。 五郎米神殿用水も拡張され農道や橋も立派になりました。 下高院木島平村では有線放送を行っています。 役場や農協からのお知らせは一斉に各家庭へ通じます。 また家庭から役場へ家庭から家庭へ放送によって村民の便宜を図っています。 上稲郡三ノ輪町ではこんな立派な中学校を建築中です。 また町を火災から守るために消防自動車が備えられ日の宮蔵もできました。 稲市では市営住宅を建てて市民の住宅難をなくそうとしています。 上高院小伏町では保育所ができるなど 町村合併によってたくましい建設が進められています。 長野県の商工業を盛んにするために県ではいろいろな方法で中小商工業者の便宜を図っています。 まず商売繁盛のコツは店を良くしてお客を大勢引きつけることです。 そこで県の職員が専門的に店の診断を行って悪いところを改善するように進めています。 ショーウィンドウの飾り付けにも品物の置き方並べ方にもいろいろな工夫が必要です。 店先ばかりでなく経営の面についても診断を行い工場では労力や材料の無駄をなくする方法を教えます。 このような診断は希望者に一切無料で行われています。 機械を買い入れるのに資金が間に合わない工場には県がその機械を買ってひとまずお貸しします。 このお金は安い利子で5年以内に返すことになっており、全部返すと機械はその工場のものになるのです。 このようないろいろな機械が県内ですでに500台も活躍して工場経営の助けになっています。 県内で生産されるものの品質を高めて取引を盛んにするために経営検査も行われています。 検査合格証によって業者や消費者の信用を高めています。 松本市には県立の繊維工業試験場があります。 ここで行われる試験の結果は県内の繊維工業の発展に役立っています。 商工業者が得意先を広めたいと思っても個人ではなかなか思うようにいきません。 そこで取引の橋渡しをするために東京にある県立の物産観光部が活躍しています。 国内の取引はもちろん外国との貿易の橋渡しもします。 県内で作り出されるこのような優秀な物産がどんどん海を渡って外国へ売り出されていきます。 この事務所では無料で取引のご相談に応じています。 農地の灌漑、排水の便を良くするため、今上稲地方で県直営の農業工事が行われています。 これは三ノ輪町付近の取入口の工事で、完成の暁は多幡630町部から米麦7500穀の増産が見込まれています。 また辰野町付近の農業工事も行われています。 今年の田植えまでに間に合わせようと、連日特勧工事で完成を急いでいます。 辰野町付近の西天流農業用水路は大正13年頃にできたもので、すでにこのように壊れかかっているので、この改良工事が行われています。 今年の田植えまでに間に合わせようと、連日特勧工事で完成を急いでいます。 玄関の2月半ば、諏訪田での海で全日本スピードスケート選手権大会が開かれました。 この日、海上は日本晴れで、零下9度という絶好のコンディションに、氷は鏡のようです。 この大会で、長野県の高見沢初恵さんは、4つの日本新記録を出して完全優勝を遂げ、日本スケート界始まって以来の輝かしい偉業を打ち立てました。