天地或問珍 巻之2

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oai-pmh-kyushu
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2026-08-17T18:54:31.164Z
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1737
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book
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2026-08-17T18:54:31.164Z
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表紙, 題簽は原装, 四周単辺無界, 内匡郭[18.5×11.7cm], 附訓あり(右傍片仮名附訓), 平仮名交じり文
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パブリックドメイン
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鷹見, 爽鳩, タカミ, ソウキュウ
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類書訓蒙類, 随筆
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jpn
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向井八三郎
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oai:catalog.lib.kyushu-u.ac.jp:2324/6632008
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completed
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ヘイショク ワクモンチン
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九州大学
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表紙, 題簽は原装, 四周単辺無界, 内匡郭[18.5×11.7cm], 附訓あり(右傍片仮名附訓), 平仮名交じり文
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或問珍
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
或問珍 二 及ム書 部3= 麻楽博蔵書 九州帝國大學理學部 九州帝國大學 物理學教室 南団の 同1% 編1%.12 1589 十七日 之二 雪を六出と云事 雪女之事 豊年の瑞と云事 雪の色の事 犬の雪を悦と云事 肥 光物之説 よばい星の事 月の暈の事 天火の事 人魂の事 一縊死の後に再縊ある事 南国7 参市団 同1年代20 之二 雪を六出と云事 雪女之事 豊年の瑞と云事 雪の色の事 犬の雪を悦と云事 1581 同 よばい星の事 光物之説 月の暈の事 天火の事 人魂の事 一縊死の後に再縊ある事 合 } 大學 大學工科大學工科大學工科大學工科大學工科大學工科 工學園大學工 10000 正/2年/の月2/ 數學物理學教室 いんだけ!の月2 數學物理學教室 數學物理學教室 大正/2年/の月, 廊築博蔵書 九州帝國大學理學部 8719 物理學教室 郡築博蔵書 九州帝國大學理學部 8715 物理學教室 蒲団! 同19.20 レ之二 雪を六出と云事 雪女之事 豊年の瑞と云事 雪の色の事 犬の雪を悦と云事 158 三 よばい星の事 元物之説 月の暈の事 天火の事 人魂の事 一縊死の後に再縊ある事 廊築博蔵書 九州帝國大學理學部 8717 物理學教室 南風の 191.20 乗燭或問珍巻之二 58939 158930 雪之説 雪を六出と云事 雪女之事 豊年の瑞と云事 雪の色の事 犬の雪を悦と云事 高 よばい星の事 光物之説 月の暈の事 天火の事 人魂の事 一縊死の後に再縊ある事 夕立の事 雨之説龍の事 高山常に雨ふる事 答音の説 両気両形の事 木の精と云事 乗燭或問珎巻二 要之説 或問曰雨露霜雪の中にも分て雪の事 会意せす深き理の有事にや又雪女といふ もの有よし和朝の草紙抔に記し置けり 或は犬雪をよろこぶといひ或は雪は豊年の 北抔といへりいか成事にや詳に其説を聞かん 一対曰雨露霜雪と各かわれ共本皆一ツ也 一天地陰陽和して降なり春は雨となり 夏は露となり秋は霜となり冬は雪と成。 皆其寒暖によつて替りあり春とてもさ むけれは雪と成り暖なれは雨と成る冬とても 暖なれは雨となり寒ずれは空中に風俗 して雪と成なり深き説あるにあらす 雨と問し理也 雨ノ事 古来雪の事を六出 未ニ記ス といふ 韓詩外伝ニ曰凡草木ノ花多、 しかれ共雪の 五出雪巷六出雪花同レ霊ト云云 間宮 同文間文 一形本六稜あるにあらす猛風に拍開かれて 一六稜ある也朱子の曰地六水の成数雪水結んで 花をなす故に六幽と云云此天地自然大陰の 数也陰是を凝聚陽是を散が故におのつ から六稜の数あり又妻女といふ事世俗の 一節にして記したる書なし今案するに 雪女といふもの一編に有間敷とはかりは 云へからす凡林に鳥を生し山に獣を生し 腐たる魚に盥の生ずるは気化也 其気二依テ 生スルヲ云 易に所謂天地綱経して万物化醸する といへるは是理也然れは水に急の生することく 一怪敷妻女の形も生せんか陰中より 雪は陰生しぬれは女の形といふ事さも有 へし深山幽谷に出るなれは形のおそろ しき事も可なり然れ共其妻女に 心神は有へからす惣て日比幽走急は陰の 一形のみあつて陽の精神は有へからす夫雨 春也 露の物を養ひ 生ナリ の物を潤し 廿五ナリ 長也 秋也 皆其用あり冬の雪 一霜の物を枯す 収也 も又豊年の瑞あり朱子の説に季豊年 にあらす但今年の陽気を凝得て地に あつて来春其陽気を発達せしろ万物を 生長せしむる也と語録に載たり其外妻は 地下の虫蝎を殺して農家の憂を数事あれ は豊年の瑞とも云つへし宴といへとも雨三 一異事なし其聚て下ると敬て下るとの差別 のみ也 亦問雪の色の白はいか成事にや 一対日凡五行の色をいふ時は木は青く火は赤く 土は黄に金は白く水は黒し然れは雪も水成に よりて色の黒かるへきに白は是母の色也母の色と 云は其生ずる本を母といふ段令木生火とて 一錐をもつて木を揉時は火出る也故に火の母を 木とす火の燃ル中に必青き所あり又燈の 根も有貴し是母の色也火生土とて万物 皆火に焼かれて土と成故に土の母を火とす 土の色は黄なれ共赤土あり是母の色をあらはす なり金は土より生す故に金の母を土とす金は色 白き物なれ共母の土の色をあらはして黄金あり 又金生水とて水は地中の金より生す故に水の母を 一金とすさるに依て水の色は黒けれとも母の金け 色をあらはして雪の色は皆白し消時は水と なつて本體の色黒を顕ず必然の理也又一説 には凡物の凝所は惣て有白し木の根は一木 の気の凝聚所なるによりて其色悉ク白し 人の腎精の白も一身の気の聚なれは色白シ又 一海潮の凝たるが塩となつて色白ク雪も水気 の一所に凝聚物成によりて色白しと立り 此両説何れも理ありといへとも前説を以て 可とす又犬の雪を悦ふ事獣経に烏龍 犬ノコト ナリ 竹雪を喜と云事あり案するに諸の 一獣は皆陰也雪は陰の積たる物なれは同 気相求て悦乎柳子厚が韋中立に答 し書の中に二年冬大に雪降て嶺を 一踰越中数列の犬皆倉皇噬吠狂走 一事累日也と云へり惣じて犬は熱気つ よき獣なるによつて寒を悦ふ成へし 光物之説 或問曰夏の夜光物と云物あつて往々は見 ゆる物多し又俗にいふ人魂火とて空を 翔火あり其堕たる所に炭のことく成物 ありと云人数多也いかなる物にか侍る 一対曰光物といふ物有事なし予も往々見 たる事あり是地下に有る所の大陽の火気 一迸裂出て火気下より上天へ升なり升 て上に湿なく燥熱する時は象を成て今 俗に云ふ夜流星と成此夜流星といふ 物は星にあらす地より突衝して升所 の陽火也高さ日月と位同しからす日月 よりは至で低し故に地を易て見る 時はなし其陽気の升る所計にて見ゆ る也月の暈のごとし月の暈は気也天 雨ふらんとする時は月地下の水気を 吸て形あり月より極て低し其水気 を吸たる所計にて他所にては暈見へす 其ことく流星も皆是陽の事なり下 より陽火の気升る時に上に陰湿あれは 交感して雨をなす也又天上に燥陽 ばかり成時は則流星と成其陽気の升 事烈き時は吾子が所謂光物と成也 一見たる体は横に行ことく見ゆれとも実は 直に升也低所より見る故に横に行やう に見ゆる也夏は上に陽極て多し是故に 火行た也天火下つて家を焼事もあり 大陽の天火は気のみ也うけて此質をな す也仮令鳩の糞抔の積たる所は燥き 熱する物也然所へ上天の陽火の気至れ は必火出る物也又桐油なんど久しく日の 一駆す所に至て其熱をさまさず其侭藏 一杯に納れは必火出る物也謹べし博物 志巻之咄に云油を積事百石成時は自石成時は自 然に火を生す武帝泰始中に武庫に 火あり積置し油の致す所也とあり 一本草網目に時珍が曰焼酒醇酒火気 を得る時は自焚といへり此等は皆大 陽の大気物に附て形をなせるなり 又人魂といふ事先怪敷事也然れ共 無理になしとはいふへからず予も一時世 俗の謂人魂火を見侍りき抑魂魄は 心の精爽にして天地の気を得る所の 物なり人始て形をなし化し出る所 の物を魂といひ既に生して己か性ある を魄といふ故に人死せんとする時 人魂形をはなれて抜出ると云伝たり 其上陰陽道に招魂続魄法とて抜 出たる魂を呼返す法あり或は歌を 誦して魂を止むる事あり 拾芥抄二 人魂ノ 飛時唱○ 魂ハミツ主ハ誰トモシラネトモ 哥アリ 結トメツヽ下襲ノツヽ下襲ノツヽ 天に帰し魄は地に帰して形を見る 夫魂は ミニセウテウ 心小腸 事あり是丙丁の若火 靡火也 命門 の相火 坎中ノ 火ナリ 其生気の散して尽 一時飛事あり是を人魂の火といふなり 又虫の罪と飛ざるとあり是は其死する人の 一気質の強弱に依也又人魂の落たる所に 炭のことく成物ありといふは其気の積たる也 譬は糖は気のみにして訳なしといへとも積 聚時は煤と成ッて訳有がことし凡人の生 気の一所に厳所には必物出ると見へたり 一酉陽雑俎に縊死たる人の下に物あり 麩炭のことし是を掘てとらされは再 其所に縊死する禍ありと記せり又宋羅 一点が見聞録にも此事を載たり堀て捨る 事少も遅ければ土に入事日々に深く沈殿 に後は曽而見へさる物也堀てさへ棄れは重て 禍なし堀蛤ざれは再縊禍ありと云へり 此虎の目落て石と成り人の血落て野火と 成がことし物理の自然に生したる物なり 予が邑の側に大成朴樹あり有時一人 の民其木に縄を掛縊て死たる事有其後 一其朴樹にて三年の内に三人迄縊て死たり 其後所の人寄集て此木は不祥の木也とて 代捨たり夫より年を経て予此両書を 見て堀捨ずして人を傷ひし事嘆鋪 思合侍り今案に天地の間万物皆気に 生し形に生ず 気生化生ノコトハ 末ニ詳ナリ 一身の中と いへとも気血の流滞せるは或は腫物と なり或は瘡を生す気の結れたる人 其身死するといへとも其気の形有事 あり今僧尼の死して舎利也とて焚骨 の中より手足のことく成物を取出し貴む 事あり是生前仏にならん事を願りに 依て死しても其気凝集り佛の像を なす事あり本草綱目の中にも山水を 好のうる女の死たる其骨の中に一女子 一山水を愛せる像有りと云事を戴たり 是等の類は皆自然の気に生したる物也 然れは人魂の落たる所に炭のもゝ成 物ありといふも其気の自然に生したる ものなり 雨之説 或問曰雨は四季皆同し然れとも夏は暴 雨ふりて霖雨する事なし雨は龍の 所為と云事ありいかなる事にや又箱根 の嶺なんとは他所は晴れ共山上のみ雲 ありて雨をなす事如何 一答云夫雨は陰陽薫蒸して降るなり 譬は甑の蓋の淋漏のことしいふ心は 釜の中に水を入るは陰なり下より 火を燃すは陽なり陰陽蒸して 一薫の上の甑へ湯気あがる此時其湯 気淋滴と成て落がことし雨も又是 に同じ降りて五穀品物をめぐむなり 又夏の季白雨する事は夏は陽極て 上にあり少陰 雨は陰 ナリ 大陽の為に 押へらるゝ道理なれば陽に押られて 上る事あたはす故に陰陽和せずして 雨ふる事なし夏月久しく旱すれは 一草木枯薬に依て神靈なる所の 一龍湫渾幽所に潜りて一度動出る時 少陰是に力を得蔀に従て上へ騰り 雨ふるなり 龍は陰 物ナリ 此故に夏の雨は 雲起りふる雨しきり也是常の雨に あらず龍のなす所なり朱子の説には 魂は水物なり其出て陽気と交故に能 雨をなす但尋常の雨は陰陽薫蒸して 降也必龍の所為にあらずといへり 又高山には常に雨ふる事是陰陽の気に あらす又龍の業にもあらす案するに洞穴 より山気を吐出し雲となり雨と成か 海鉄砕事曰ク大雨ハ由レ天ニ天ニ小雨ハ由レ山ニと云云云云云云 谷音之説 或問曰谷音はいかなる物にや人の声を発 しぬれは呼に従て饗応ず我朝には往古 より山産と名付て木の精谷の神の応る 所也と云伝へり米会意せす予がために 話れ 答云谷音は是空谷の神也神といへとも 物有つて応ずるにあらず惣て神と云は 形なく色なく又声なし然に声達すり 一時は郷音是に応ずる事凡物の籠たる 所より生する空音也老子の谷神不死 と立るは神人有て不死長生すると云に はあらず万世声ありて替らざるを云也 張子正蒙曰ソ谷神有レ限故不レ限故不レレ通二天下ノ 一一一聖人之神惟天故能因レ万物一而知と 云へりいふこゝろは谷のあいだは声を発すれは 速に応ずといへとも能天下の理に通ぜんや 虚にして伝へ応するのみ聖人の神は 至虚至霊にして感に従て忽に応ず 万理皆これを知聖人の神と空谷の 一霊神と何ㇾぞ同しからんや只神化の自然 不測なるを以神と云也抑谷音は怪敷物に あらず又怪鋪からざるにもあらず人の話 一言のことく常也怪時は平生人の諸言も あやしき也我身なからいか成子細にて詰 言といふ理はしられす張子曰ク声者形気 軌ハ摩盪也ト註シテハ 相軋なりといへり。 然れは 物ノスリヲス事ヲ云 一色は形と気ときしりあひて出る物也 又両気両形の色あり両気の色とは形はなく して気に依て声有事也雷声谷 雷声ハ陰陽ノ気 又両形の巻とは 音のことし 一谷音ハ山気ナリ 気なくして形のみにて声有事也太鼓 を撃て鳴音或は岸へ浪の打掛て鳴類 なり又形の気を軋て声をなすと気の 形を軋て声を出すと二色あり譬は扇 を揺せば鳴矢を放てば鳴類是皆形の 気を軋て鳴也又人の声笙笛の吹に 依て巻あるは是皆気の形をきしる也 吹ハ気ナリ 是等の類物に感するの自然に 笙笛は形也 して言語に述て其音の形を言難し 大虚の風は声のみ聞へて終に其形を 見る事なし是あやしむべき事也と いへども人常に聞馴て怪とせず世中 に本を捨て末に走者多し只万事 一逐一に其理を窮るを可なりとす又告音 を木の精也と云事和漢ともに云伝へり 然れとも皆妄誕の説にして語にたらず 白沢の図には木の精を名付て封候といふ 一状器物のごとく尾なし煮て食へしと又 千年に戌木の精を賈眺といふ状豚のこと く味狗のことしとあり又捜神記に呉の 敬叔といふ者大成樟樹を伐しかばその 木の中より血流れ出たりあやしみ割て みれは人の面犬の形なる戦あり敬叔が云 此は封侯といふ物也とて煮て食しと也 今の世大木抔伐時折節血なんとなる 事あれは神木也とて恐れ悔む是 恐らくは木の中に封侯有る故成べし 其外牡丹芍薬柳樹芭蕉の精人に 成しといふ事小説共に往々に記せり 本朝にも封侯女に通ぜる故事あり 昔赤染右衛門が妹おもふ事ありて南面の 暮を詠居たりしに何国ともなく直衣 着たる男のえならぬ香薫して来りつゝ 女と打かたらひぬ夫より後は夜毎に通ひ ぬれど車の音もなく連たる仕丁もなし 住家を問とも詰れす女ふしきさに 有ル夜の帰るさに男の裳に糸を付て 帰りまに〳〵尋しかば南殿の木の上に止[リ]ぬ其 後は又もきたらずされとも彼女月ごろに成 て一ッの胞衣を産りふしぎさに破て見し 赤染ノ かは皆血のみなりといへり 是木耀の 記ニアリ なす所又は女の淫乱に感じて狐狸の 一仕業なるへし畢竟谷音の神あるに あらす只空しき谷の音なり 或問珍二終