當流弧矢要傳(小笠原流)
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- 不明
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- 2026-08-17T19:23:21.343Z
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- 2026-08-17T19:23:21.343Z
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- 不明
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- 日本語
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- トウリュウコシヨウデン
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- 東北大学
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
当流乱失要伝全
狩衣
24048
有理窟窟洞洞洞窟
狩猟1
当流孤矢要伝全
当流孤失要伝
高山
二十一
五日
也
□□□□□□□□
1222
4222
三月二月
一弓を明染に立懸置にも弛了な
第十一日
らは東南の方へ立懸る也未弾は心す
東南へ来る者也西北へ末弾を向者也弛
弓は三ヶ月の象也張たる弓は西北の
方に置し也是も末弾は東南へすへし
弓懸に掛るも同意也張弓は七日半の月
の象成り日の前後にて陰陽有也
一弓懸に弓を懸る事白木と塗弓の射
は白木を上にかけて塗弓を下に懸也
何方に懸置とも末弾を東南へする也
一的矢根矢共に一手遣時は根の所を紙
にて包水引にて結遣もの也多時は箱
に入る也箱に入る時は雑羽を下に上に
真羽鷹の羽の矢を置也此時は矢を打
違に入るもの也
一弓の歩を人の尋る時は矢摺の所の木
竹の歩を挟かねにて取何歩のこと
答るなり
一側白木と云弓は両雪の時式の御的の
時に用る弓也此弓人により御免なけ
れは持事不叶也内外之竹を黒塗に
して側木を白弓也側黒の弓はつ
不用也雨雪の日用る弓なり
一一漆作之矢は雨雪の日用ゆ日和能日は
白椀作又は紙矧の的矢を用ゆ
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一塗弓に藤を巻事式の藤の外には
一十二日
射手の好次第也塗弓に白藤は上
一品也青塗藤赤塗藤下品也然共狩場
騎馬には赤塗を用ゆ
一的弓には末弾藤本筈藤握の上代
三所計へ巻事法式とす其外は略
とす口漆さらぬ者の也
一弓と弦にて陰陽を分る時塗弓は白
弦手也白木に塗弦也後世利方用
白木白陰塗了に塗弦を用る事と世
一人の弓を見物申事張弓馳弓にても
末筈を我か左へして握の所を両
手にて下より持矢摺之所ゟ見初手を
送り次第に末筈の方へ見扨外竹の弾
形又は肩の切横等を見物し段々本弾の
方へ手を送り外竹の節本筈迄見本
声の肩の切様等本筈の内竹を握当
て見て扨弓を竪候て弓の歩を見てほ
むへし若心安き間にて弓の力を見申
共家つけの所迄引越ぬもの也
矢によりて第一と賞する節有馳ゆへ
人の矢を見申時心得の事的矢は鉄
付の節を賞翫とす射付の節より
見初段々羽中の方へ目を送り羽隣
一桁まて見中也甲矢より先に見て
乙矢を後に見也人の矢を後よらぬ也
一羅失は追取の節を本と賞する故
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
追取の節に初に目を付物羽中の方根
の大小等見也太射蟇目笠懸柄雁股抔
は羽中の節を賞翫するゆへ一番に羽中
より目遣する也
一甲矢乙矢と云詞数矢の制交にはなき
詞也的矢一手神頭一手四目一手鋒矢抔
には有鳥の羽の両方のつほみとをつ
にて矧と瓦を二ツに割制にて羽表
内外の口伝有古人の云急成時は
いつれにても先へ用へ射るか一の矢也
是れ則甲矢と申言置也
一弓を一力と云は力相応の弓の事也
又弓を削る時に一力抜二力板と云は
削たる木竹のくつ一把二握の事也
又村を抜村せすると云は口伝有又一
力強射て一力弱射てと申には習有
一人前にての詞に寺の本筈とは語るとも
すへ声とは云へからす末隣と申もの也
一弓弦を何緒と斗は云ぬ也幾筋とも
何銘の分とも分の字入申か由弦一張
とは七筋の事也常は一筋二筋と申か
よし弦一桶と中は弦廿一筋也これ当う
家より出中詞也口伝
一的射申絃仕置の事しかけをしたる絃
をしめ弦と中也しかけぬ絃を蛇白陰と
立也根本弓の躰両頭の二蛇の舌を
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
}
表し申ゆへ云也しかけ仕様末隣の方は
一寸八分程本の方一寸五分握通三寸八分也
以上七寸一分也これを鎧通の仕懸と申也
又仕懸三寸五分掘通も三寸五分本仕懸
二寸五分にも足を九寸五分鎧通のすと申
敢て寸法にからはらす表松迄也塗了には
一筈休せすべし下を糸にて結其上を細い
とにて巻塗也是せ昼の詞に定と云夜
はさくりと詞替也軍弓狩場弓騎射
弓何毛弾休有口伝
一矢頭にて射る矢長込たるを射ると申
には口伝の事也人に語るとも我矢
頭にて何を射中抔とは語へしむさとゆ
一
わぬ詞なり
一不削藤放弓他所へ遣には所々結遣物也
主人え見世中時内竹の方主人え向末
一声の方主の左たるへし
一一他人我的矢の羽を賞翫し達而所届
時遣羽少はこねは必鷹か真羽を添へ
遣事礼也略は格別也矢来無難由申遣へし
一弓袋の事赤地錦は勅免也緋青好も
一将軍家也無紋白木袋御免也其外は
浅黄白に紋有装束革の貴一文字を
剣形に口伝有菓閉紫と黒草に高下有
へし張には紋所十馳弓には紋五所也
一蟇目を入る袋一幅打垂の長さ壱寸矢尺
十一日
に応して継也假粧草弓袋に曰前裾
の余なへ縫ふさき蟇目のすけ際にて
一紐を付給也右口伝条々あり
一弓にて間を打事弛弓にて打時は内竹
を上へし末弾を我左へして折もの也張弓音
打時は騒を下へして打也新に的場を帚時
弓にて折時は余突胴木の方より折也
的により間をちゝめて射る的には梁之方
より折ものなり
一的場と申詞は惣各也去分る時は的立方
を架と云射手着座の方を餘突とも云
なり鉄場は帝と云的山は築と云
一押出して大的と云は五尺二寸也是を半分
にして二尺六寸を半的と云是も大的の
内也此的は百手又は一五度三度弓抔に
一射中的也凡釣的は懸るとも釣とも云
取せははずすと云也小的は繁へ立ると中
なり取を的をあけると云
一祈願に神的の日記付横中矢を白星
外矢黒星也常稽古の的日記は中矢黒
星外矢白星に付るもの也口伝
一弓場長と云詞昔の小的の間は十九枚十七枚
十五枚也是古法の弓場長也近代十三枚十二枚
を世以弓場長と云これ十五間也口伝
一布草是を的革とも云昔は染む故是
を釣的の後に張て矢を留守馳ゆへ
}
和訓山形と此布革の事をいへり後にあ
つち出来ても釣的には必釣法也初は
五幅なれ共的によりて六割にもする也
上に鯨と云小鳥の眼に表して連銭のせく
一町毎に申也昔は裾を一尺八寸程断毎をころ
ばし菊閉付たり中比応永の比より小
笠原備前守持長の伝にて裾も縫くるみて
紐を通し監竹へ付る事と成れり口便有
一裾縫ふさきても菊問は付る也
一挟物草鹿円物振々の難は一手神頭を用
ゆ挟物も其物によりて的矢にて射る
馬も有釣的小的は的矢也雁股鋒矢
桜透の大根は手比の物を射留る根也
大笠盛小笠盆には其れゝの蟇目にて
射るなり
一犬追物の時引目一腰と云時は四ツの事
也昔は四ツ共にむかはきへ留たり恋文
寛正の比ゟ一ツは弓に持添三ツ行騰え留也
是を三組の矢と云て武田と当家の替有公伝
一矢一把と云は五十筋也一腰と云は十六箇
一束と云は廿一筋也
一弦絹の事むかしは本末ともに絹と用ゆ
弓により品々有吹寄重藤の弓には茶染
絹白木には青絹塗込藤には錦赤漆の用に
赤根染大節巻に紗側赤の弓は白練白重
蓋に金襴矢摺重藤村重藤追生藤本
寒藤の難凡て段子小節巻には鼡色
の緒を用とゆへとも後世本隣の所を修
善寺紙にて常の弓には弦輪をなす末
筈の輪の所にて絹を用ゆる也其時は
浅きの絹人により桃色茶の絹を用
一小谷草の事是を隣冠とも也黒草に赤革
をかさね長さ一寸八分広さ頭の方八九分尾の方
四五郎にして頭の方は筈に切尾の方を剣形に
すこれ蛇形に表す上下の筈にかぶせ弦を懸
る也尾の方を外竹の方へして上下共に名へ
かぶせ申也双の方内竹の方へ成て霊蛇向合也
大事の弓には小算草をかける也
一昔籾と世に中は奢胡録を靭と定り然
とも矢員の多少も余所へ見へ雨露にて矢
の羽はなれるゆへ天慶年中以前より関東にて
穂皮をかけ初といへり第一靭の徳用は矢の
多少矢之年尽たるを他へみせぬ利用也
一戦場にて腹負人は重藤の弓を持事通法也
蟹紫腹靭矢籠胡録を負類は常の
塗了なり
一射手の物語に箙胡籠は負と申也付るとは云
ず釼尻籠は付ると申也負とは云へからし
一同物語に靭の矢は抜といはす矢せかり出すと
云これは靭の穂につき中名目也靭の蓋はつ
れておのれと矢の抜落たるをは矢こほれとか
たる也これも穂につき中各目也剱の穂の
方上りてかまどの方を下て腰にけるは勢
い有て押前抔には見分もよけれ共利方
には悪し足をむかしよる俗矢へどつかせて
と申も籾の中に喉と申各所有これより
出ることばなり
一弦巻と云物有滑革にて丸み指涙四寸五分程
にしたるもの也本筈の方ゟ巻初末声の
方にて留也これは無官の人打力の所に付物也
又隣袋と云は任官の人用ゆ兵衛右衛門にゟ
一革の色替也口伝此外靭の蓋にも絵袋と云
事有是は指涙四寸斗の曲物高さ三寸斗にし
て外をしほ幸にて廻りも庭も包栗色
青漆に塗内を段子
にて張り口へ紫芋をひたを寄扨を付たる
弦袋有此弦袋は小酌の時用ゆ
一馬上の三的と云は流鏑馬の事也弓手に酌
三所に立懸馬にて射るゆへ三的と云歩計に
ての三的と云は大中小の小的を築へ射るを云
一三ツ物かけ射揃と云詞は笠懸の場にて草
鹿丸物笠掛の的を射るを三つ物射揃ると申
一太射笠掛柄に矢印事時は羽中にもの
中にもすけ節の所にも事也征矢に矢印
する時は射手によるへし
一靭に懸る皮の事猿皮下也熊の皮は昔は
弾正太弼弾正少弼の外余人不用白猪は
上州也其外は猪木釣ねつふの皮抔を用
一
ゆ穢皮かけぬを矩靭と云式の靭は喉裏を
赤地の段子抔にて張也猶貴人は錦金襴
にて張也網代靭は喉の中黒塗にする也
一箙矢搦の緒源平藤橘四性により搦緒の色か
わる也真料有緒の長さ一丈五尺程也筋を負
緒は九尺斗ちとり懸の結三尺六寸也
一矢合の鏑と云は戦陣して敵味方より射
させる銘なりこれは古戦にせい也矢入らず
と云は敵方は孤の方に備へ味方虚の方
に備る歟にも射させ又矢走の善悪を見
へき為也午の年の射年に友声の方より
矢を射させ申を矢入鏑と云也鳶の羽ふ
くろうの羽にて矧也其外遠失に射る
かふら有錫さきは雁股也瘤にすけぬ唇
股には鏑巻五つ七つ巻也口伝
一錦包の弓と云は高位将軍家の御弓は
握を錦にて包事也然ゆへ平人これを不用へ
平人も鳴弦抔執行の弓は今織抔用る也
錦には五色工交り毫の表相有ゆへ也又錦を焼
はの灰を漆へ入塗たる弓をも錦包と中伝も
有りとかし不浄を除く意也
一四季の騎馬弓と云は春青漆夏赤塗秋は
黄漆冬は黒塗の弓也騎馬道衣束と云は
烏帽子素袍袴にて括を取一具ゆかけを指
靱負を付候て公方様八幡高尾鞍馬小原北
野宇治三井寺山門石山等へ御成前時前後
十一
を打中事也御成の御在所による
一夜に入て騎馬打の人は根矢を一筋根を上へ
して弓に持添る事也
一騎打の人見苦事小男の大靭を付初ノ細
き青袍弓も射さるに肩悦御供中雨
もふうぬに馬に尾袋かけ青袍の上に腰し
當籾をつけて上帯する事手縄にて口を引
せ乗事むかしより人の笑事也
一馬上にて鷹匠へ往合時貴人の御鷹へ
八下馬すへし平人の鷹へは鐙の礼尤也う
持時鷹匠太にあらは弓を右へとうつし
候て鐙の礼有へし鷹匠右ならは弓を直
すに不及るなり
一陣中にて下馬御免にて壱人江往合時貴人
右に御座候は弓を右へ取直し弦をたんへ
向候て鐙の礼すへし左に御座候は陰貌
を貴人へ向へし是を了直しと云軍礼也
一陣中務場にて主人の前へ出物せ申上るには
末舎を主人のたへして弦を主人へ向弓と
一弦の間へ両手を突て物申上る法也
一矢母衣と云物有勤にはあらす箙胡録
矢篭に用ゆ練又は紋紗抔にて長さ
四尺五寸程にし押前にかけ矢の多少
を見せぬ用也雨壺の目は油袋にてむか
しは包といへり
一弓建に張弓二張立弦を假粧は絹にて結
□□□□□□□□□
事前より二張の後にて取違前へ廻し
て初の横にかけしる両締に給さけるな
絹の色紫浅黄也止皮あれは假粧結に不
及也絹の長さ七尺五寸程也
一大的円物艸鹿にても常の稽古の時は
串を黒し塗釣縄も紅打緒也祈念の
的の時は白串釣縄も布を割又は白原
にて用ゆる也これ文覧也
一折懸事は艸鹿丸物振々小串円座的
三郎九の的抔當座に射申時の用也大仏に
わ折懸事不用也
一挟物に不立物の雑松の遣ふ榊桐の葉杜
若扇団の類立ぬ物と昔より申伝たり
又柳の違ふも立射へからず楊雄か真似と
て人の笑ふ事也
一四ツ建上三ツ羽に矧たる矢には根のすけ
やう口伝有
一常に弓を張時西北へ向へ張ぬ也東南へ向へ向へ
張へし人の弓を緒には主を後にせぬ者也
重藤の弓は何方へ向ひ張ても不苦かう
由古伝にあり
一行一行縢は〳人は泥障さらぬか法也両方
の腹帯へ鐙摺を付る也口伝
一行騰はき歩時は貴人は両裾を人に持せ
歩行也平人は両手にて裾を持歩也持様
公島又人によせよせ括を付る人あり
十二丁
これは略義なり
一鞭を陣中にては佩楯へ指也騎馬打には
靱の策指へ指也腕へ抜入持事は狩場犬に
限るなり友の策の風帯先に指かけの
穴を明る事左の射手策計也検見喚
次の策は指かけな〳〵腰に捨居用有時
策を抜腕にも抜入る也
一大の時熊柳の策と紫竹の根の策は
公方様御用也時の官領衆へ御免あれ
八熊柳被用也其外御射子組に言参
大名は常の竹根策を無柄腕板風
帯付も用也人によりて竹根の無節む
ちも有又うずみ鞭も有むふち策とは節
の上を鮫にて摺事うづみ策とは布を懸け
塗也何も不痛ため也竹根は取柄の外節
一数を半にする也取揚せぬ策は本より先迄
節数とかくはん也節と節の間有文
字に切を月の先と申陰の策也片そきに
切を日の先と云陽の策也
一概を築事何方に築共城屋形を抱やう
に蟄也胴木の本も家居の方へする也長陣
の時陣中にて的興行には敵方を矢落
にするものなり
一的場帚終八方を射事有其時は東ゟ射初
丑寅にて封納馬なり矢は不敢唯引たもの
武運長久怨敵退散と唱へ申述也
}
一四季之雨と云事春は一尺八寸夏一尺七
寸秋一尺六寸冬一尺五寸也是八日の花に
表す大的を略ス也
一的に輪の出し様白三ツ黒三ツ也何の的也
表の寸を取三ッ割にして其の一ヶ分を等的
も大的も小眼と定て的のふちを山と云
これを一の黒と云也二の黒せ山下の黒三のく
ろを小眼の黒と云春夏は山の黒を細二の黒
を霞と云ゆへ山より霞を太する也秋冬は
山太二の黒を細恰合よし絵を出す也
縁にひがきを七五三と三方へ平酌かわの合
目の所ひがき三ツ也是を上へして挟也的の
裏に鬼と云也狭串五寸七寸の的は一所九
寸一尺一尺二寸の胸には挟串二所一尺五寸
以上の的には三所也性の能竹を割皮目
を合帯にて巻長さ一尺にも八寸にもし挟
一事を長短にして長短にして長き方をがわの中へ入る
なり口伝
一的山を見ると云詞雪降の時にに梁を
細々雪を帚せ申事也又常の時も暮に
懸れは小概を帚中をこれをくろむると云
一弓溝これは昔はなし後世路を射るより初る也
一真の的場と云は的前無さくり堀胴木の
方に数塚を抜梁より左に八幡棚の有
を云也七さ〳〵り切時は七尺五寸四方九さく
}
り切時は九尺四方にもする也散縁さく
}
八幡棚なきせ舟の的場と云連的抔皆右に
の格なり
一置向と云は髻の所務付跡にて矢有る
人は矢代の順に立并射るを置的とも弓
置とも中也的は一尺にても一尺二寸にても
一小的の時矢車の事輪の廻り二尺三寸竪車
三本惣長さ三尺内地へ入分六寸也上下に竹
輪有下に板を輪の寸にして當るも有り
一小的の時見物の貴人より弓太郎へ褒美
として鞋弓弦を竹小松抔に結付被下
たる例も有又新足抔の時は太刀の替
扇の代花の揃杭と仰て給たると云り
一谷的と云ふ在鎌倉の武士谷を隔て
向の身に助を立此方より射る事也
是をやう的と云又吉的と云又吉的と云ふ
あたりと世に申詞は的前のさく
りを摺矢にして的にあたりたる
矢を吉中と申中に不入也これに又限
的射る時はなし申矢に鳥抔横米通
りてはの矢鳥に其矢的へ申たる古
例も有これも中矢に不嵩也
一的は宝花か眼の光をにくみて的と
するといふ古事より五尺二寸の大的は
人形を射習の術一寸八分の小的は眼の
人見に形とり射るとむかしより
中伝へたり
一壺的懸銭詞一銭よりかけ上馬も有哉
銭よりかけ上るも有三銭より拭上る
も有場の定次第也一番に中れは茶又
鵝起これ一銭の詞也二番中ぢ又はね
又さきがけともこれ二銭の詞也三銭
を山四銭を両歩又はみね共五銭春は
梅花堂おすり六銭二山とも山〻とも云
七銭を出すかぢすのぢ秋は七夕又七騎
打とも八銭打すか山九銭三山十銭居り
二打すか十五銭有明廿銭はうかう二括
り如此跡に中弓有程次第〳〵にかけせ
むます南葉
一立上りと云的は矢代一ツ置にして
立并甲矢乙矢射果我矢代を大前へ
大後の者〳〵り上る事也是は来矢
二所にて有ても大前の束矢へ所務ヲ
落し持にせぬ時の事也持の付時はたら
あがりなし
一小的の時射手三十人もあれは三弓立に
矢代振なり三弓立と云ふは廿人を組
矢代に十組振残十人を組矢代に五ツ
組振事也四弓立と云は廿人組矢代
に振残廿人を組矢代に振也三弓立射
やう上矢十人出甲矢乙矢射引込時共
下矢十人射候て引込残十人上矢下矢と一度
一泣射る也四弓立は十人宛上矢下矢四度来高サ
□□□□□□□□□
甲矢乙矢射る事也場詰り一度に立れぬ
時如此振物也勝負は四矢の組へ付る也四
矢二所にあれは場の定により又は分取
も成又は持にもする也
右一冊者小笠原備前守持長法名
息民部少輔持清相伝之趣也別而
難為秘事依懇望今相伝畢妄
不可有他見者也
水嶋ト也
之砌
伊藤甚右衛門
幸義