求中集

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不明
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2026-08-17T19:23:21.344Z
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キュウチュウシュウ
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東北大学
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
将四十一 求中集全 夫鉄炮と云事南蛮国より我朝に 渡り世間に広まるといへとも此道を 得徳する事稀成こや鉄砲にも地水 火風空の五を以て根元とするされは 一鉄砲を放に数を指て当内にまた 不当事あり其日其時に沈て替事 多し雑然空に眼を付邪念を 離るゝ事を学へは当事第一に してはつるゝ事第二や習の功を以て 不同成事なし是則無念無想の こゝろなり 哥に 鉄炮はあたらぬものゝ当るもの あたらぬものゝ当類物なり 一鉄炮放申事其流は雖有之五体の ひつみなき所を第一とする也私に 云は四方四角と申儀也是身と鉄炮と 直成事を本とするなり兎角鉄砲の 上通を両脇に見懸て五体直なる様に 仕事なり走見通目当といふなり 鉄砲当乱事四方雖有之五体を能 座する法度にて二方は当細也 残二才を嗜こと安き也 引の大事の事 一引の口伝爰に極りたり手にて挽候へは 右行に成事なり一毛の挽といふ事 極意也此外挽の挽といふ心有 歌に 手て引なこゝろて引なひきかねを ゆひにまかせて引てひかされ 目当の事 一目当色々有之事也或は先目当を ちいさくして前目当の溝に見はさみ て打もあり是は上下の当不同なる様に 覚しや或は先目当も大にして其 中に漆を切前目当の溝と両方を 見揃打も有是は上下の当は細なれ とも筒先の当所にむかひ候時か又は 日書なとには済とくの片よりみえ さる故左右の当不同なる様に覚候や 私に仕候は先目当を面の角の巾三分一 くり目当にして上に溝を切前目当の 漆を広切のけ目当にして見るとき 先の目当を前の広き隣にはさまる 程に仕又其広き海の内にも溝を 細く切申候先の目当を前の大海に 見はさみて先の漆と前の細溝と能こ 見揃打事なり口伝有之 一台に面を付て打時の事 一手台中放に打時の事 一角ひつみ見様の事 一筒の中に薬付当乱るゝ事 一息籠の事 一休息一味の事 一走物打根の事 一定木切懸の事 一夜目当見様の事 一月夜闇に空の物打縁の事 一台に面を寄は越のくれは下る事 鳥目当の事 一鳥目当る二半越てはつるゝものなり 其謂は物かけより筒をさし本て のそき目に面を付て打故也是ならす のそきめに面を付候へは越事や口伝 かけ鳥打根の事 一かけ鳥打様常に物を見るに上なる 物は遠きと見付候てもちかき物也 其間を見違事なり飛鳥も同前や 弓手に行鳥は首の付根目手に行 鳥は尾の付根打也足引の心持也 五反三反の積なり 夜音を聞打事 一夜音を聞定て其所をたかゑす 我五体を其方へ打向て木竹に不寄 定木をして面の鼻の先を中すみに取 其音の上中下能也聞定てその 立たる物を切懸にして打申候口伝 添台の事 一添台何も筒先を添申候身構は何も 同心なり右行の筒は右を添左行の 筒は左を添申候兎角物に添と思ふ 心あらは当不同なり 哥に 添台とおもはゝ先は定らし こゝろて添て手にて添るな 四季の日当の事 一四季の目当といふこと第一重熱 二つにわかちたり冬より春の初は 人の手足もこきへ鉄砲おもふまゝに あつかはれに五体不相叶友少下る 様に覚候や又夏より秋の末まては 人の手足ものひらかにして衣裳 なとも軽く五体のあつかひも心易し 去故少つゝ越事也又食物酒なと 能給血気甚時又草臥たる時是も 右の寒熱に等かるへき又五月雨の 時分薬もしめりせすくなし然時は 玉下候也又六月七月に成て天気も 晴らかにして薬もはしやき勢強し 然時は越事也色々口伝有之 分の物打様の事 一分の物寄持に越物也其謂は寸分を 見違故なり又はさみ物五分三分の 物に候はゝそれを能中すこに取す分 一間を積て打事や此外見越の金と いふこと是また口伝やさけ針も同前や 一中放打様の事 一半腰の事 一矢台の事 一刀台の事 いつれも打好色々雖有之角のすはる 所第一や目当の見根挽の口伝色々 有之事也 目付目付目の位の事 一目付といふこと鉄炮に面を付るとき 上目に見懸て其ねらひ物能見付事 是目付や目の位といふは其ねらひ 物を人の目にたとへ我か目と目と〳〵 守り逢て台に面を静に付候所 目の位なり則思無邪のやと云也 町の見様の事 一町を見る事色々改有之過半見え通 申候ろく成所は見様定而有物也然は 町の上下天気の様子其日其時色々に 替事や此書付の見ねを以て朝夕 心に功重すれは其町の内外一反共 無相違ものなり 一朝日夕日に向てみる所四町の所 五町に見ゆる 一日入て後書迄は四町の所五町計にみゆる 一野山なとのせん〳〵向高成所四町の所 五町五六反にみゆる 一たとへて云前二町はろく成地先二町は 谷越此横仕にくき物や前二町の 一積を以て先も二町と積候へは殊の外 違物也谷越四分ちかく見ゆるや 一城中壁矢倉なとの校間より見る町 三町にては四町にみゆる 一町家なとの両方つゝきたる所にては 五町にては八町に見ゆる 一谷間山陰森なとの打おゝいて木関所 よりあかるき所を見出は三町の所は 三町六七反にみゆる 一山の下より見上る町は四町の所五町にみゆる 一前は野先は海川なとの所前の野三町に みゆる間先も三町可有と横候へは替事也 二町の海三町にみゆる 一海の面五町の所五町七八反に見ゆるや 但海上の青くとして天晴し時は 右よりは近くみゆるものなり 一海の面帆懸船なと五町は六町計に みゆる 一春は霞秋は霧町遠くみえ申候 妻も其時により立程有大形一町に付 二反はかりも遠くみゆるなり 一雨の中是も大雨小雨時雨夕立其 時々により替事なり大形一町に付 二反計も遠くみゆるなり 一 一雪降積たる町三町の所三町六七反にみゆるや 一山のうへより見下町は四町にては三町にみゆる 一朝日夕日を我後になして見時は四町の所 三町にみゆる 一時雨夕立の一通り降て諸のはらりと あかりたる時は五町の所三町五六反にみゆる也 一野山の草青〳〵としてみゆるは五町にては 四町三四反にみゆるなり 右大かた書付也 近目当之事 一壱間ヨリ壱間半迄は星中より三分上ヲ 一弐間ヨリ弐間半迄は星中より弐分上ヲ 一三間ヨリ三間半迄ハ星中より一分上ヲ 見わりてもよし 間積之次第 一六間六分ノ星ノセテ打薬壱匁 一拾弐間壱寸弐分星中ヨリ九匁下ヲ見 一拾八間壱寸八分星中ヨリ一寸四分下ヲ見 一サ四間弐寸四分星中ヨリ八分下ヲ見 一三十間三寸星中ヨリ弐分下ヲ見 但見わりても吉薬壱匁五分 一三十六間三寸六分星中ヨリ四分上ヲ見 一四十弐間四寸弐分星中ヨリ一寸上ヲ見 一四拾八間四寸八分里中ヨリ一寸六分上ヲ見 一五十四間五寸四分星中ヨリ弐寸弐分上見 一六十間六寸星中ヨリ二寸八分上昇 但すりはらひに見て吉薬弐匁 遠鏡之図 一壱町五反壱寸八分五厘金薬弐匁 一弐町三寸弐分金右同 一弐町五反四寸九分金右同 一三町七寸五分金右同 一三町五反壱尺弐寸余薬弐匁五分 一三町五反 一四町一尺七寸金右同 一四町五反弐尺一寸金右同 一五町二尺七寸金右同 戻目当分割之次第 一壱町五反先目当より六寸前也 一二町先目当より壱尺六寸七分前 一二町 一弐町五反先目当より二尺壱寸前 一三町先目当より弐尺三寸九分前 一三町 一三町五反先目当より二尺五寸七分前 一四町先目当より二尺六寸七分前 一四町五反先目当より二尺七寸一分前 一五町先目当より二尺七寸七分前 一五町 北斗之方 一百目銀 一二拾目鉄 一拾八文目金 口薬之方 一拾匁銀 一弐匁金 一二匁鉄 拵玉之事 一如其一玉之事 一ちしこ玉之事 一わり玉之事 一龍飛足玉之事 一草籠玉之事 右玉拵様口伝有之事也 右水中集秘伝之所悉 不残相伝申者也 田付左更 古高善右衛門 元禄十年七九月吉同 城 浅野半内殿 ナ下 1928 金十入之〇