口火藥之製法 並外四種

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不明
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2026-08-17T19:23:21.344Z
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クチビヤクノセイホウ
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東北大学
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2025-11-13T06:51:54Z
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
狩川11 口火薬之製法並外四種 口火薬之製法 管之拵方 紙早合之拵方 割付鉄砲取雑し手続 的打稽古之次第 些く中荒四郎 以テ購入セル▽関博士 第科宇吉氏善蔵書 巻中其製法善トイヘモ熟セザレハ其巧験アカレズ 口火薬の製法 一オンスハ封度ノ十分一 一水銀一ヲンス器に入れ硝石精丸オンス食塩精一 一水銀一 一二十六匁六分八厘毛四四 一ウヰクチーハオンスノ百分一 ウヰクチーを加へ汞の解けるをはかどらせる為 炮烙に砂を入る 煮上らぬほどの火 めに沙火にのせ れて蒸るなり 加減にし残らず解けたる時沙火より降し一昼夜 をき又沙火小載せて少しあたゝめ焼酒六オンス を加ふれば漸々に煮上り烟立升り煮納りたらば うも水を捨て底に残りたる粉を清き水にて洗ひ 紙へ取てこれを陰乾にすべし出来上リ掛目一ヲ ンス余あるを上品とす 但焼酒を加へて後硝石精と焼酒と焼酒との強弱に より甚しく煮へ上りて器よりこぼれんとす る時は煮へを鎮める為めに少し宛焼酒を加へ ふべし 一右の粉七分へ細末の精製硝石三分を加へてよく 聞書トンドルノ極楽ヲ 一和ゲル為ト有之 交せ合せアラビヤゴムを焼酒にて解き管の内へ 語る 一管一つへ入る薬の分量は〇、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 以下ごかへ知へし 管の拵へ方 一管を接るには銅の枝かねを木量の上にて四ッ手に て切り打皿の上へ載て丸棒にてこれを打ち縫ぼ め夫より打抜にて一番の穴へ打込み次に二番三 番と順に打込む但穴へはまり込て抜け難き時は 穴の裏より打抜にて押し出すべし扨其後縁を打 切にてうち切る但管打切の穴へはまり込む故に 針にて切缺の所よりはね出すべし 四ツ手 丸棒 甚不便鋏ヲ以テ切すクニよズ 打抜 打切 針 打抜是 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 一番宛 二番元 三番五ル 四ツ千二テ切タル所 打抜一ニテ抜タル形 出来上リ形 何レモ鉄ニテ作ル 口火管へ針かねを附る仕方 一州ハ三尺二寸八分八厘九 一針かねを糸巻へ四五十まわり巻きよく並を詰め 揃へ糸巻の切缺の所にて銭鉄にて切り其後糸巻 を抜き取る針金の長さの長さの一一とす 以下ナソラへ知ルベシ 甚不便念不便今不申 銭 糸巻へ 針金ヲ 巻タル形 木 同木口ヨリ見タル所 此所ニテ切ル 切タル針金 此節ヲ管ヘハメル 管ヘ自タル形 三寸七万五万八千七百三十五軒 一此針金の輪になりたる所へ管をはめ両端を管の 切飲の間にてまけヤツトコにて一廻しひねり其 後手にて両端を。よりて〇、〇四の長さにす 紙早合の拵へ方 一紙早合を拵ゆるには早合紙とて別にすきたる一 種の紙にて造るなり此紙は薄けりとも又堅く板 ゆる間に破るゝ事なく糸にて結ふにも裂けること なし〇此紙の寸法は長さ〇、五五幡〇、四四とす。玉 を込む早合には白紙を用ひ火薬計を込む早合に ハ青紙を用ゆ 本法本文の如くなれとも先つ今後の に玉川唐紙を用ゆ紙弱らりにて悪 一玉を込む早合は此紙を八つに切るなり其切り方 まづ長を四つに折り幅を二つに折りこれも角と 角を取違へて同し広さに二つ折り其後この楯を めの通りに切る時は都合二八十六枚となる其一 枚の形四角にて二角は真角。二角は筋違形となる なり 早合紙の大サ 〇五五 長ヲ四ツ 内部長 幅ヲ二ツニ折タル形 角ヲ取違ヘテ同シ広サニ 二つに折たる形 右ノ如ク 折タル紙 ヲ伸シタル 狐目ノ形 新貝町 クニ切ル也 〇一五 一右の如く切たる紙を豊に載せ我前に置き尖り色 る方を向へやり短き端を右にし巻き木を下の方 へ平らに少し下を餘して当て巻木の窪みたる方 を左にし紙の端を〇、〇二、明け扨紙を一トまき巻て 巻木を紙との間へ余りの端を挟み紙の巻木の窪 みたる方の端へ出たる所を左手の小指にて窪み の内へ押し込み此所へ玉を入れる但玉は鋳口の 方を巻木の方へ向けて入るべし残らず巻き終り 玉の外へ余りたる所の紙をよくつまみ寄せて一 筋の麻糸にて火術結ひにこれを結び紙の端も押 し広めて台の上にて一突きつきてこれを固め夫 より巻水を抜き取り玉の附きたる方を下にして 玉箱の中へ並べ置 一ト巻キテ玉ヲ入レタル形 甚不便当将不用 地震 これにて引しめ其後親指にテ将タル所の端へ右の糸ヲ輪ニシテカケ 引シメ其銭ニテ糸ノ ハシヲ切ル 是ハ火術結ト申ニハ無之候へ共手廻しよキ結ヒ方故先ソ後ニ如此起申 □□ 一夫より火薬も詰めるには薬斗の中へ丸き底を入 れて程能き高さにし火薬をいれて摺りならし此 量りたる薬を秤にかけ定めの目方より多過きる か又は少き時は底を上け下けして薬斗の深さを 極め夫より此斗にて火薬を量り酒斗を早合の口 へ当て薬と込め箱の内の早合へ皆込め終りたら ば一つ宛豊の上にて早合の底を二三度つきて薬 を落つけ紙を火薬の上の所にて折り寄せ其後口 火管を結ひ付る 一口火を付るには管に付たる張金を端より〇、〇一 一七の処を早合の首に巻き付けヤツトコにて固く 挟みて括り紙の余りを凡〇、〇一の長さに切りて 早合箱の内へ入置べし 小舟 一寛不便今丑不用 一早合一つへ入る火薬の分量ハ〇、〇〇九なり即ち 我二匁四分〇一毛五九六五となる但空発の分も 同様なり 一夫より早合の出来方の善悪を改めてこれを早合 一定規にて量る○口火を早合へ付る時よく固く自 べしこれハ持ち運びにも取れぬやう旦口火を火 門へかひて卑合を引ちざる時紙速に切れる為な り○早合定規は銅にて作りたる者にて外は八角 にて筒の巣口と同し大サの穴を明けたる者也但若 此定規なき時は筒の小口の切端を用ゆるもよし ○大き過き又ハ少さき早合ハこれを開きて火薬 を取出して別に作り直すべし 一扨右の如く出来上りたる早合を十宛紙に包むべ し其包み方早合の酋の方と玉の付たる方と互ひ 違ひに五つ並へ又其上へ同様に五つ並へ中にて 動かぬやうに包紙を固く折りて其上を麻糸にて 丑二月十一月 十文字にかけ結び目を付けず唯はさみ置くこれ ハ解け易き為なり 一調練空発の早合を拵ゆるには幅を五つに折し翌 を二つに折り角首首を取違へて同し広さに二 つに折り都合二十枚に切るなり 一此早合は巻く時巻木の外へ余りたる紙を結ふに 及ばす巻木に当てゝ固く折り込み置くべし薬を 込て後口火を付ることは前に同し 右の如くけへ共矢巻下を糸にて結ひ候方宜敷やふに存候 西洋紙数 一早合紙五帖一冊 不詳 〇、四八の明礬一、〇〇の四後一、〇三の四後四八の四十四 但煮立 五干の水にてこれを煮 べからず 二帖の紙を段々に 入れ半コール置さこれをまぜ又一コール置き是ハ 時刻也 を出し滴を落し糸に掛けて乾かす 申上候以上 剣付鉄砲取離し手続 一一剣二欄杖三草帯四二大機螺五機 六下帯焼及ひ船軌の柱七草帯銀八銀橋九 般軌十十字塔十一環螺十二般軌版十三 上帯十四中帯十五下帯十六鏡筒 但し下芋帯鐶は強く銹を生したる時計取り離す 事ゆへ常は機を取りて後六十字螺七上帯は中帯 九下帯十銃筒となすべし 一機を取離す手続左の如し 一槌谷條螺二樋発條三斉癸徐環四幹部修修 五幹環六幹七挟成塚八扶成九飜成環 未六月十一鶏頭 一槌器条はこれを取る前に万力に掛けべし○飜成 を搗き脱せば鶏頭は自然に落ること 一元の如く取り付るには此順を下より次第に付け べし 十一月十一日 的打稽古之次第一 的打稽古之次第 同心共貴戦に臨み各我担ひたる者をたしかに打 あてる事は尤肝要の業とす故に平常的打稽古に てよく習練いたさすべし 的場之遠近 近間五十一間五尺五寸 中間百三間五尺一寸 遠間百五十五間四尺五寸 一新参の同心共に先ツ魚菓にて銕砲の取扱ひ玉込 打拂等の業を教へ夫より火薬を用ひて空発を用ひて空発を 教へよく熟して後に此的打の業を教ふへし 一初は近間にて打せ習熟して後其中りの密なる 者を挙て中間にてうたせ又其後遠間にてうた すべし 一近間より打時は星の下筋を狙ひ中間より打時 は星の上筋を狙ひ遠間より打時は星の正中よ り上二尺一寸の所を狙はすべし 一此打方は常に一人宛打しむ且初は下知をなさ す打者の心に任せたしかく能狂ふ事を覚へたる る後調練書に記す如く下知をなして打すべし } 一狙ふ時は台尻をしつかりと右肩に当左手にて 程よく銭砲を持速かに前見当より先キ見習を見 通して的の筋通りへ向るやうに教ふべし 一時々「子ラへ」と下知する後「ねらひマテ」と下知し て狙ひを外させ又「子ラへ」と下知して容易く的 の向方をしらせ且速かに粗ひに当る事を覚へ さすべし 一「ウテ」と下知セバ速かに人さし指に力ラを以れて 引金をひき頭を動さず銭砲の向をかえぬやう にと教ふべし 一貞に此輩を熟すために打拂たる後直に「コメ」と 下知ある時の用意してあるやうに教ふべし 12696 図200 三三