傘松祖師道詠

creator
面山瑞方訂
created_at
2026-08-17T19:23:15.275Z
updated_at
2026-08-17T19:23:15.275Z
field_notes
場所: [出版地不明]
field_rights
CC0
field_creator
面山瑞方訂
field_language
日本語
field_has_image
true
field_publisher
[出版者不明]
field_identifier
10010000005913
field_ocr_status
completed
field_title_yomi
サンショウソシドウエイ
field_attribution
東北大学
field_title_other
サンショウドウエイシュウ
field_oai_datestamp
2025-11-13T05:41:17Z
field_oai_identifier
10010000005913
field_ocr_updated_at
2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
永 一傘松道詠集 永平 第一 傘松道詠集 傘松道詠序 一金寿祖之道詠也門御着席 抄銀行巻者不少面三百八十九軒 余久痛之潰事於考儺而文 字幾千金侯古言吹噌 九天随風生珠玉憶兼祖之 ら言夏字亦如髻珠額宝百 不易狭於今之世也是故寿梓 布之同志若有人纔但詠 一是以請道味則八万法蔵之 死尽亦崇外于此哉嗚呼人 也鮮侯 延享三年八月角宿曰 遠死若之吉祥木永福禅庵 沙門面山端方拝題 図図 傘松祖師自賛眞影 一覿面出身。瞎驢頭。横行天下兮 作馬牛。霹靂大虚兮超人境。鐘笑 弥作村僧。真簡帝郷正命 一傘松祖師道詠 寛元三年九月二十五日初雪 の一尺はかり降ける時 長月の紅葉のうへに雪ふりぬ 見る人誰かことの葉のなき 宝治元年相州鎌倉に在し て最明寺道崇禅門の請に よりて題詠十首 教外別伝 あら磯の波もえよせぬ高岩に かきも付へきのりならはこそ 不立文字 いひ捨しその言の葉の外なれは 筆にも諸をとゝめさりけり 正法眼蔵 波も引風もつなかぬ棄をふね 月こそ夜半のさかりなりけれ 浮盤妙心 いつもたゝ我ふる里の花なれは 色もかはらす過し春かな 本来面目 春は花夏ほとゝきす秋は月 冬雪さえて冷しかりけり 即心即仏 おし鳥やかもめどもまた見えわかぬ 立る波間にうき沈むかな 応無所住而生其心 水鳥の遊くもかへるも跡たえて されとも道はわすれさりけり 父母所生身即證大覚位 尋ね入深山の奥のさとそもと 我住馴し都なりける 昼十方界真実人体 世中にまことの人やなかるらん かきりも見えぬ大空の色 霊雲見揃花 春風にほころひにけり枕の花 枝葉にのこるうたかひもなし 鏡清雨滴尽 聞まゝにまた心なき身にしあらは をのれなりけり軒の玉水 そつから耳にきこゆる時しれは 我友ならんかたらひそなき 牛逸窓標 世中はまとより出る牛の尾の 引ぬにとまる心はかりそ 夢中説夢 本末のみな偽のつくも髪 おもひ乱るゝ夢を社とけ 十二時中不空過三首 過来つる四十あまりは大空の うさきからすの道にそ有ける 誰とても日影の駒は嫌はぬを 法の道うる人そすくなき 人しれすめてし心は世中の たゝ山賤のあきのゆふくれ 竺禅 守るとも思はすなから小山田の いたつらならぬ僧都なりけり 頂に鵲の巣やつくるらん 眉にかゝれるさゝかにの糸 得りなき心の水にすむ月は 波もくたけて光とそなる 此心天津空にも花そなふ 三世の仏に奉らはや 礼引 冬草も見えぬ音野のしらさきは をのか姿に身をかくしけり 仏教 あらたふと七の仏の古言を 学ふに六の道を越けり 嬉しく裳釈迦の御法にあふひ草 かけても外の道をふまめや 一詠法華経五首 夜もすから終日になす法の道 みな此経の声とこゝろと 渓の響嶺に鳴猿たえ〳〵に たゝ此経をとくと社きけ 此経の心を得れは世中の うりかふ声も泣をとくかは 峯の色渓の響もみなゝから 我釈迦牟尼の声と写と 四の馬三ツの車にのらぬ人 実の道をいかてしらまし 草庵雑詠 とゝまらぬ日影の駒の行すゑに のりの道うる人そすくなき さなへとる夏のはしめの祈には 広瀬龍田の祭をそする 学の庵に立ても居ても祈ること 我より先に人をわたさむ おろかなる心ひとつの行すゑを 六の道とや人のふむらん 草の庵にねてもさめてもまふすこと 南む釈迦牟尼仏あはれひ玉へ 山深み峯にも尾にもこゑたてゝ けふもくれぬと日くらしそなく 我庵は越のしらやま冬こもり 陣も雪も空かゝりけり 都には紅葉しぬらんおく山は 夕アも今朝もあられ降けり 夏冬のさかひもわかぬ越のや事 降しゝ雪もなる雷も 梓弓春の嵐に咲ぬらむ 峯にも尾にも花匂ひけり あし引の山鳥の尾の長きよの やみちへたてゝくらしける哉也 頼みこし昔あるしやゆふたすき あはれをかけよ麻の袖にも 梓弓はるくれはつるけふの日を 引とゝめつゝおしみもやゝむ 徒に過す月日はおほけれと 道をもとむる時そすくなき 草の庵夏のはしめのころもかへ すゝきすたれのかゝるはかりそ 心とて人に見すへき色そなき たゝ露霜のむすふのみして いかなるか仏といひて人とかゝ かひやかもとにつらゝいにけり 心なき草木も秋は泪なり 目に見たる人愁ひさらめや おやみなく雪はふりけり谷の戸に 春来にけりと鶯そなく 六の道を近まよふともからは 我父そかし我母そかし 賎の男の垣ねに春の立しより 古野に生る若菜をそつむ 大空に心の月をなかむるも やみにまよひて色にめてけり 春風に我ことの葉のちりけるを 花の歌とや人の見たらん 愚なる我は仏にならすとも 衆生を渡す僧の身ならん 山のはのほのめくよひの月影に 光もうすくとふほたるかな 花紅葉冬の白雪見しことも おもへは悔し色にめてけり 越前路より都にをもむきし 時木部山と云所にて 草の葉に首途せる身の木の目山 空に路ある心地こそすれ 無常 朝日侍草柴の露のほとなきに いそきな立そ野辺の秋風 世中は何にたとへん水鳥の はしふる露にやとる月影 建長五年中秋 また見んとおもひし時の秋たにも 今宵の月にねられやはする 道詠終 向ニ有二好事ノ者新二出ス濟洞道歌一冊一冊一ヲ中ニ載二道元和尚 伊呂波歌者一リ蓋シ質詠也後人不レ弁更ニ加二蛇足一蛇更ニ加二蛇足一ヲ連二但ソ 軽二。古徳一ヲ且欺二瞞ス後生一ヲ為二ヲ為二糸孫一者ノ可二シガ不レ辨一者ノ万一ル哉 是故ニ附語ヲ語ヲ告レヲ告レ人ニ具眼ハ須二ヲ必ス點頭一ス點頭一ス焉