合鏡女風俗
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- 歌川國直寫
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- 2026-08-17T19:23:18.080Z
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- 2026-08-17T19:23:18.080Z
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- 場所: 江戸
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- 歌川國直寫
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- 日本語
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- 西宮新六
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- アワセカガミオンナフウゾク
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- 東北大学
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
「「」」」「」」」」「」」」」」」」」」」」」」」」」」「」」」」」「「」ア」」という」というというといふ。」
善悪
西面
合鏡女風俗
十月廿一日昼夜来丑十九日
八
善悪
合鏡女風俗
西面
文化丙子歳
孟春簇市
式亭三馬戯作
歌川国直戯筆
義大夫大字正本
五行けいこ本
六行けいこ本
地本並
錦絵草紙
問屋春松軒
三世相応二世物語
女房気質異
赤縄後編
業客江戸本材木町一丁目西宮新六間版
巻
壹之巻
壹
みめよむに
けふは
まよへど
あすの
身を
さと
れば
おなじ
つちのあねさま
三馬
つね〳〵に
をつとを
天と
うやまひて
ちの道もしる
女かしこき
鈍々亭
祭和樽
○婦女子にわかりやすく大意をしるす
よしあしにつけてむくひのあることはたれしらぬものも〳〵
なけれどあしきことになれやすきは世の中の人ごたつなり
からもやまともむかしよりよきことばかりかぞへあげて
一よき道へとをしへみちびき給ふは聖賢といふて世に
ありがたき人のをしへかたなりそのをしへのわかりがた
きをやはらげて女子をさとせし書は女大学をはじめ
として女数の冊子あまたありされどよきことばかり
をかぞへあげてをしへたるものゆゑよむにあきやすくきく
にうるさくてよき道のをしへをまなばぬもの世におほし
それらの女子の身もちあしきことどもを一〳〵にかぞへ
あげておかしきゑさうしにはつくれどおかしとばかり
見てすぎ給ふな聖賢のをしへにしたがひひとのよき
ふり見てわがあしきをなほす人すくなきゆゑひとの
あしきふりを見てわがあしきふりをつゝしみあらため
給へよとかりにおかしくつくりまうけてをしへみちびく
一冊子なり釈迦の善も提婆の悪も仏説にいふ方
一便にて極楽をみせて善をすゝめ地獄をみせて素を
こらすのをしへなり世の中の婦女子此さうしの女風俗
を見てよき女風俗となり給へかし
式亭三馬欽曰一
一
□□□□□□□
城合鏡
の
士官商官五号五号号号号号号号号号
ほれたと見せかけて
しばりにかけたがあら
いはれたらあの人さん
も三両はよこすだらう
ぜひ〳〵十両と思つた
北里づらが二まいで
おさらばもきざだよ
じれつてへ今どきの
きやくじんにはゆだんは
なり□せん
わざつと
ぴい〳〵
風車で
□□□□
ざんす
〽ヲヤぬしの
したぎは
いきだねへ
いつそ気に
いりイした
そしてこよひは
水がみがぱらり
としてあだでざい
ますよあれさなぜ
そんなにふさがつ
しやるのだ子ヱばへ
らしいちつと
あり
すから
〽かうとごふく
おいひなんしなヱ〳〵
これさマアおきゝなんし
ぬしにかべぞしやうぢやア
ありませんが子此ものまへは
あんじておくんなんすな小ばんが
三十二まい二朱銀が四分二朱ロ
其むねの
やへ半ばらひ十まい
としてこまもの
やに五まいト
おたつどんの
かゞみを
てらして
見れば
かし本やどんあつち
こつちの小ばらひが二分
三分づゝでもこれが十二三まい
茶やのつけがねとかへしてま
二月一月一日
市會社會社會社會社會社會社會社會社會社會社會社會社會社會社
一〇一〇・〇〇〇〇〇〇〇〇・〇〇〇
〽おこまさんは
ごきがんよう
いらつしやい
ますか
一寸
あがり
〽はたくしも
けがはいて
こばんし
〽まの字ちよいとひつかけねへなナンノおめへは
のむくちでゐながらこちがまつ
のむくちでゐながらこつちがまつ
ぴらだコウ〳〵かつんべゑと
ひらだコウ〳〵かつんべゑと
八やらうとをつに
〽其むねの
小じやくりを
かゞみを
きめたからの
その手を
たいと
てらして
くんべゑ
存ましても
つい〳〵
ます
見れば
ゑい
ぢれつ
てい
の娘
〽ごぶさたに
合鏡
なります
ヲやいかなこつても
又をぢさん
あんなことを
おつ
イエ
わたくしは
ぞんじ
ぞんじ
ません
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ぬけうち
から新道へ
まはるやうに
わるくゑぐつて
とほまはしにあすんで
やつたアななか〳〵いゝ
なぐさみだつたおいらに
くはれてゐながら人をくふ
つもりもおしがおもてへノウ
お十さんをへねへどんだくれ
ぢやァねへかどうだつきやふけ
なしかまぐろのさし身に
なしかまぐろのさし身に
ぶりばん五の字だナニいろけが
ねへとヘンいろけもくひけもやらずの
今かゝみ
〽だんなヱおぐしは
それでようござい
筋合鏡
ますかおわき
ざしはこゝにござ
三三
います
モシヱ
おかへりは
ございますか
おはやう
くざいますか
おつれが
おつれ
おそからう
だから
ひよつと
おとまり
なら
ふせりますよ
あすのあたは
ゆどうふなしに
すぐにおかへり
なさいましな
やどでこしらへて
あげませう
ハイさやうなら
〽どりやちつと
こたろへあたつて
本でもよまうか
ヲヤ〳〵此本は女の
あなばつかり書てさ
にくらしいだんなの
ごきげんを
とつて
おいて
この
ぢうの
くしと
かうがいを
ねだり
出さう
てん〴〵も
其むねの
むだづかひを
するかち
かゞみを
十二二二
てらして
見れば
よけい
ものでも
かつてくれ
こがいゝ
なんの
かまふ
ことは
ねへ
るす
▼さつさと
ものは
ねへぞ
まさり
なが
よわ
くこ
S
欠部
S
附言
これも清女中様方に
およりばかりやすく申上候
をようばうかたぎそつなえん出すびな
女房気質黒赤縄と名
づけたる絵さうし去年津くり
候て売出し候所御貝頭負厚く
近年まれなる大あたり大評判
を得候て有がたき仕合に奉存候
仍て当年右の後編女風俗を
奉入御高覧候前編同様に御目替
負御評判奉願上候尤前編女
房気質今もつて諸国より○
御注文御用被仰付候間たえず○
摺立候て諸方ゑさうし問○
屋へ差出し置候前編御覧○
に漏れ候御方様はもよりの
本屋にて御求被遊御覧被
下置候上前後ともに御評
判の程偏に奉希上候以上
作者
一作者欠曰
欽曰
板元
其むねの
かゞみを
てらして
見れば
妻〽あのおめかのこんじやう
わるのしつぶか
女のむねき
あまめがとかく
かげへまはつては
だんなと
めりけ
〽いぢわるかゝアの
すれつからしばゞ
めをはやくたゝ
き出してどうぞ
おかみさんといは
れたらさばく
とするだ
らうにおらが
べちやくちや
さゝやくが
どうも気に
なつてなら
ねへおれが
よんどころ
なくうつくしく
してゐれば
だんなも
女にのろい
ばかりで
人だそ
いゝかと思つて
あのあめへたれた
つくりごゑはヱ
つくりごゑはヱ
にいぜん
ふさ〳〵しい
さまへにつ
なんのざまだ
んをしたり
火のものだちを
いゝいけどしをして
あかいきれをまげへ
かけるもいやだ人がしまだ
くづしにゆふとおんなじやうにしまだ
くづしうぬおれをいびり出して見やァがれ
どうするかだんなの心がかはるかかはら
ぬかたゝみざんをして見よう〽かはるか
かはらねへるかはるかかはらねへか〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵かはる
里筋壱与三郎兵衛
したりさま〴〵し
てもきかねへ
はしのうらなひ
てはなしてみやう〇左りへ
ころんだら本書右へ
ころんだらめつけヲツト
右へころんだやつはり
もといもく
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
はじまり女のつく
しむべきは男を
しりにしくこと
なりこれすなはち
心のおごりより出る
としるべしあさがほの
さかりはあさながむる
こそすゞしさもひと
しほまさるべけれと
よひより奥さまの仰
られて家居はなれし
うらのかきねにこしかけを
ならべもうせんをしかせ
重づめの切めしに品〳〵の
肴ごのみしてそこらたらけ
がまきゑにきしめきあけ
六つのすごし前に
□□
}
かみはしまだ
くづし女の
かみゆひを
よひから
ぎやうずいする
とめて
おけ
かたびらも
帯も
あさ
かほの
花見え
袋にゑちご
屋へあつらへ
たをそろへて
おけと
よろづに
心を
付るは
□□□□□□□
□□□□□□□
〽又めかけの
おながきみ
ではないか
おめかの
すきなものは
おや
だまは
おめかに
のろし
やァ引
これは
見ずには
おかれまい
とのり
物にのり
はしら
の
すまふ
見ると
いふことは
おかしは
さたにも
さかざり
これといふも
世の中のこいじゆ
かぶあまなちに
なりて何をいふ
てもほそ同して
らぬかた
ひらを着せよ与太郎町の
いもとが方へはつねのおき時に
いもとが方へはつねのおきめに
のりものもたせてむかひを
やれとふだい女にいひつけて
ゆたかなる蚊帳にいれば四すみ
うなづくゆゑついには
せいばいものを見んとて
しおきばへべんとうして
ゆくやうにもならう
かと思へばあさまき
ことなりこれを思ふに
殷の紂王のきさき畑
己は炮烙の刑をなぐ
の玉の絵はころ〳〵と音して
ねいりつくまでかはりばんに
さみに見て泪を
よろこばしめ周の
団扇の風しづかなりわが
幽王は褒俗に
家のうらなる草花を見る
はなげをのばして
さへ此やうなやうだいなり
烽火をあけて
すべて世の中の女のうはかぶき
すべて世の中の女のうはかふき
なることこれにかぎらず坂東
三津五郎が大あたりときくや
見せられしも
みな女房に
なづみはな
げをかぞへ
いな十日前からつけこみのはやり
芝居に三げんつゞきのさじきを
むりむたいにとらせておきながら
例のあさねにひるからおき出て芝居
させしゆゑ
なり御しん
ざうさまの
お入用かま
行の道すがら三笑亭可楽がなぞ
はずさつま
一合のおとしはなし昼の席は
めづらしとて立よりこれにきゝ入て
芝居は見ずにかへり又あしたの出
一なほしとなり十しゆかう哥がるた
琴さみせん絵かき花むすびすべて
女のなぐさむほどのことは見はて
しつくしけふは花すまふの初日内
いもの代金
五両さはり
三百匁の
新ぶき小判
でいもうり
がうけとつて
かへれば次へ
外込合部やる
松御女中様方
かりしづかに
りなとちる
戯作物語三笑亭
類作なぞあはせ可
中入にて申候
可楽
〽あさねぼう
むちくと
一日
がはりに
がはりに
がはりに
当所の
巻
式之巻
ます
ござり
夜前は
よん一
なく
御酒に
たべ
ゑひ
まし
まし
しゆつ
仕りませぬ
扇をたの
まれたが
おやかたに
おたのみ
つゞきしとうなすの代金
七両弐分とま男の
くび代ほど八百屋が
みせへはらひにゆく
などへそがたながへやう
あきれが薬ぶるまひに
よばれるやらおごりの
ほどを思ひやるべし
むからは女のたばこを
のむ事げいせいの外は
たえてなかりしことと
きゝおよべど百年此かた
たばこのまぬ女としやう
じんする出家はまれなり
こゝに町人ながられき〳〵
とよばれてそんじよ
そこのうとく人代々
家業もなく名柄の
道具をつたへて雪に
草の湯花に酒あけ
くれ世のことわざをしらず
国ふきてしもゆきを
ふらせじゆみやうの
てうしをふきてはてい
しゆのはなげをのばさ
せげいといひうまれ
だちといひよろづを
きやしやでまるめて
ふうりうのころもを
かけたる身の上なり
なつはかよけの間と
てうすぎぬのしやう
じの中に五尺四方
のぼんせきに水
あんどうをしかけて
根岸日ぐらしの
ほたるをとりよせ
あついといふことはうは
さにもきかずにくらし
冬は八人づめのこ
たつにあたりてびん
ていしゆは万事お大名
気にてだいどころを
見ず女房は女ごとなき
御方のおとし子にて
ならびなき義人哥の
道はいにしへぶりをまなび
しかもおんぎよくのわざ
づらゆふたるめの
わらはに足のうら
をさすらぜ夫婦
ねながら名所甚
をきいてにほひ
たちばなの伽羅
大じんとあがめ
られつね〴〵
たへにしてしやうのふゑ
ふくことはことにたくみなり
六月にふゆのてうしを置
くわんくわつなる
くらしなり
つきへ
〽つゞき此人の
おやはいかなる
ふうきのたね
をまきみせて
今子の代に
金のなる木
の山をなし
利金のうけ
とりてん
びんのおと
いやしきもの
ながらまづ
しきいへに
つゞみのおとを
〽はやしや
正蔵の大しかけの
はなしが
きゝておも
しろからず
此家はもの
まへにかけ
〽三拾事
団生が
しばゐ
きゝたい
とりの
てうちん
見えず
万事
月のはじ
めに正月が
来て門松を
十つが
たてぬばかり
なり男が
よくて金もちでと
よれる
やうさ
うたにうたふごとく
しるもていしゆは
わけしかのいろ男
にて二十四孝の中にも
なき女おやよりは次へ
つゞき女房に
孝行なる
男なりこれ
みなもろ
ともに
くわほう
なれば
此上に
何事か
ねがひのある
べきと思ひ
の外女の
身にて
わが女の
すがたを
きらひ
合かし石と
なんのいん
ぐわき女と
うわれて
やせたる男
ひとりを
きもり
しゆうなへ
しゆうなる
あそびを
あそびを
せぬ事ぞ
とこれのみ
あんじてゐ
られしが
思ひ切て
ていしゆにねがひ
かうがいわげの
かみをきりて
ふたつをりに
つとを出して
わかしゆめき
たるたてかけに
ゆはせふだんの
ふうぞくもみぢか
ばおりの当世ふう
しまちりめんに庭さち
さのしたぎ九角仕入の
新かたの帯に金せしらへの
にわきざしていしゆと
つれだちてまつゆふのゆさん
長じて高野へのぼつて女人
堂からさきましたいの熊野
せてくだされのとさま〴〵のねがひごといづれ
をつとの感なくして今どきのおごりかゝあが
心まかせにまかれたらばあまの川でたなばた
浦のくしちをすみだ川へとりよせて見
さまの出あひ茶屋が見たいといはうも
一合かゝみ
しれず
此ていしゆ
もとより女房
にあふて目のない
男なるゆゑ内義が
男のふうをまなぶを
かはつた
〽ヱよろこび
女房つれて名
あるいろ町へ女郎
かひとしやれかけるに
かひとしやれかけゑ
たゝるあげやのざしきへ通りて
われらがおくがたのしやれた
すがたをはいけんせよおそらく
からにもないものすきかういふ
きりやうはくるわ中のおいらん
にもあるまいどうちやきついか
しやれか〳〵と内義にもおのらんの
よび出しをあてかひて十ねんなき
大さまぎ女房じまんのちたえる
すきてラントこれるちおくでき
しやうのふゑをふかせてきり
とほりものと
つきあふゆゑいろ〳〵の
あそびも見きゝしたるうへ
通いらい
近年
□□□□□□□□
酉十一
つゞきしさま〴〵
のおんぎよく
もきかうが
かぐらさいばら
のうたひもの
いまやう調様
などはまだきくまい
わけておくがたの
妙曲といふはしやう
のふゑぢやおそ
のふゑぢやおそ
らく此くるわ
はじまつてから
まだあるまいと
じまんをうける
おべつ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
二百ヶ丁の
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
其上り三十軒
にて
跡のこ
御えんあつてまれ
なるおくさまの
なるおくさまの
しやうをうけ
たま
はる
とは
あり
がた○男にいでたち
山の
がら
箭をふくてい
すと口やかま
しくそやし
たつればきや
ら大じん
てうしにのつて
サアおくがた
とてもの
ことに
〽しやうち〳〵あした
本町からことつて
十六「ミぜん
せいだね
〽金蔵
もつてきて
くだやへ
給へと
玄宗のかほを
してとこばし
らによりかゝり
はなたかうしてゐ
ちるれば内義は
もとよりしやうの
ふゑのめいじん時は
秋なり秋風
落棄して旅人
点をおもふといふ漢
楚のたかひの時九里山にて
張良がふきたるひと手上手
をつくしてふかれければ一ざ
しんめりとして
なみだをもよほし次へし
〽おはるさんおもて二かいで
まちきつて
ゐさつしやるよ
〽おいらん
さきほどは
つゞきおいらんはじめしんざうかぶろもそつとこらえて床の内の
までふるさとのふたおやを思ひ出し文弥にしたらばきやくじん
がうれしがらうにと▼
めそり〳〵となきいだせばそのなみだを□がうれしがらうにと思
〽はなを
やらうと
思つたが
むじやうを
くわんじて
おやに
くれなゐ
そこでまづ
しにし
こないにかなし
ものがなんぢや
やらゑらう
▼わるくちをいふけつきの
客どもとなりざしきに
高なしの大さわぎも
にはかにひつそりとなつ
てアヽ思へばおれはつまち
ぬものだおやぢが身の
あぶらをしぼり出
してまうけためた
金銀をむだことに
つかひはたすはみやう
がもないことぢやと
おもないことぢやと
たつた今いひつけ
たる茶めしも
うなぎも
〽武八さん
○座敷ばかりの
お供に色子
来りて
しう
たんする
ひぼが
〽もの日の
やくそく
がちがつた
よりも
かな
まだ
なり
なり
せん
〽今で
〽までは
御しう
ぎを
とりて
の役で
あつたが
あした
からは
ほどこ
うじに
お寺へ
かねを
やりてと
くはずにかへりたい心になれば
江戸がみもろともおたいこに
つれられたる
なりや
アなんま
みだね
〽さがり
イン
喜は
とみ
四日
〽当八さん
うすを
うそを
つかしつ
たのおぼえ
てゐなん
二かいを
とめばの
茂八づらめ
すかねへぎよう
色子かげまは実のおやの▼きざして一生にようどの
ひようとりしてけふをくらし
かねる古郷を思ひ出して
さみせんからはながらけん
ざけのゑひもさめてしきりに
なみだぐめばお茶をひきたる
かだぐめばお茶をひきたかどうぞしてはんじやうをしんしんしとしほれかくつたさやくへのつけ
女郎はいばらのうへにこしかけ
たる心もちいよ〳〵まさりて
もん日もの日のためぐらうを
あん日もの日のためくらう
いちどきに思ひ出し
げびざうのしんざうも
しまのしまもりどうぜんの
世わたりおほくの女郎を
かゝえおいて客のないときは
難用もなほ一ばいのもの入
どうぞしてはんじやうを思へば
こそむりとしりつゝむりをも
いひしかりたくない女郎をも空にてじゆずをつまぐりあぐりゆく
しからねばならぬはしろものがの外のなむあみだぶつを思はずも
しからねばならぬはしろものが
めしをくふゆゑのことアヽならう
ことならば中時なりともうそを
ゆひんづのつひえと其直にじたいすれば
むしんの金三十両を女郎の方から五両にて
まけてかならずむだづかひしなんすな
のこりの金でおかみさんのつねからこの
みのかうがいをなりとこしらへておめげ
なんじとしほれかくつたきやくつたきやくへのいけん
これをきくよりやりてばゝもおのが
へやにてじゆずをつまぐりあくび
の外のなむあみだぶつを思はずも
となへいづれば二かいをとめられし
いろきやくのこよひひそかにばけ
むねにつかえてはしを
つかぬ渡世も
てあがりしをも見のがしいろぐるひ
一すててなきいだし
がなと
したるうはき女郎がにがたなばり
ながれの身とは
をものがれしとはしやうの
いひながら
ふゑの
きどく
にて
かき
ねの
外の
すまふとり
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ほどはだかに
なつてはたらいても
ごぶくやと小間ものやと
かひぐひの諸はらひにおひ
たをされ五せつ匂のくらう
くげんこれでなしに世わたりは
〽此すがたでは
女とは見えまい
うれしや〳〵
のう〳〵とした
ぬ
ないことかとそばなる客の
おもはくもかまはずたがひは
身の上をかたり合てのしの
なきたいともちはひまの
つゞいたものまへを思へば
此くれはかけおちかおき
ざりとおひやりをやめて
アヽあぢきないうきよかな
たいこもちのやくとて
むり酒のあひをさせられ
どうまんごゑなるおきやく
のうたをもごきようと
ほめそやしおのれよりも
にぶいきやくにたはけ
一よばりをされておかしく
ないことにもわらひをつくり
しやうのふゑのひとこゑより
こぼせば二かいにありあふきやく
じんはめい〳〵に気がめいりて
さみせんをやめさせて
百万べんのねんぶつ
なりとしゆぎやうせば
つとめじにになく
なりしけいせいの
ついぜんかぶろに
うられてしに
わかれしおやたち
のくどくにも
なちうかとひよん
なしゆかうのうか
むもありたいこ
もちにかねを
心みだれておもはぬなみだを
女房のかくすことまで人中て
ぶちまけて年中はぢといふ
ことをしらぬやうなるおこなひ
やりかけてにはか
にをしき心になり
此金百疋を寺まゐ
して世に身すぎほどかなしき
ものはなしかほどお気に入ても
紙花はあてにならずやくそくは
いつもへんがいたまさかにくれて
一角か二角此ひろいせかいに小ばんの
りの小づかひにさつしやれと
としよつたをばごにしんぜたらば
さぞうれしがらるゝであらうと
いへばたいこもちもそくいんの心
きざしてこれはだんなのが御もつとも
ふる国はないかとべそをつくつて
むじやうをくわんずればよくのふかい
あげやのふうふもしきりに後生ごゝろが▼
百疋ばかりをたいこもちに下されては
おいらんよろしうといふたばかりで
おじぎとしやれてゐるゆゑにゆ
〽おれが女房だが
ていしゆの
おれでさへ
へる
ほどの
わか
につ
はれ
男
いつ
ひき
ないぞや
には
やんや
〽これに
たゝせ
なふは
三国
でんらい
はくめん
にはらい
金もうきうび
女来のそんさうもつ
たいなくも買は損女
房大事のおん作
しゆかうよんで
わらひあられ
ませう
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
江戸は人こゝろ〽うつちやつて
大気にてすゑの算用の
〽うつちやつて
おゝなよ
あふもあはぬもかまはずして
一ものことくわれいをこのめり
やかましい
娘の親はさうおうより
一同うへの方をこのみて
身体よきむこ
をのぞみ
むすこの親は
われよりむね
一の高きえん
じやをのぞみて
とりむすべより
むえきのぐわいぶん
ばかりをつくろひむこの方
にはにはかぶしんよめの方には
衣類のこしらへ一門の女房たちがより
衣類のこしらへ一門の女房たちがより合
ての物ずきおやぢが高利の金をかりて間を
合せるないしやうはしらずにそれではなるまい
これではおかれぬとぬりたるが柳たるになり
鯛をやる所が雁になりでしうと入もせぬさき
からよこにねるやうになるぞふりやうけんなる
すべてよめをとるも子孫さうぞく
〽三馬が所の
うすげ
しやうを
つけなみつ
たら
外の
おしろいは
られ
ねへ
〽げい〳〵を
したり
おいろを
つけたり
いやだ〳〵
のためなればなるたけかるくして
いくひさしくいへをつたふるこそ人たる
いくひさしくいへをつたふるこそ人たる
ものゝほんいなれこゝがふんべつの
さかひやげしといふ所にきぐすりやの
薬斎とて五十におよんではじめて女子を
まうけ大かたならぬちやうあい名さへおさぢと
とつけて夫婦のいつくしみかぎりなしことし
けしぼうずでありながらうもれついてりんきふかくうばをはじめいらんし
とつけて夫婦のいつくらみかぎりなしことし五才の
しほる
ぜんたい
かほの
くすりと
いふのだ
〽ヲヤ〳〵此お子は
〽あひなの
くびを引ぬいて
かほをすみで
又おやきが
おはじまりか
にが〳〵しい
ぬつたかちコレばらあや
これぢやア
とのさまも
つゞきものぬひ
ごしもと下女
はしたにいたる
まうしろむきに
なり女おやを
ふりつけて二日も
までおしろい付る
をはら立てかゞみ
なしにかみをゆはせ
かほに紅おしろいを
三日ものさへ
いへずひほれいり
いはずひなまつり
すれど女びなの
ぶんはくびをぬき
□□□□□□□□□
ぬらせずいやしからぬ
うまれつきをあしく
なしけり此かつてを
しらぬ下女せけんなみに
身だしなみをすればひ
娘まだしたもまはらぬ
くちからおぬしはたれが
あるひは舟目玉
山などのこきん
びなのかほに
すみをぬりて
これではよもや
殿のひがうつる
まいとよろこび
ゆるしてけしやうをしやる
さうたい此ごろはまへしりを
見ておびばかりしめなほすに
かゝつてゐやるひなたをあるけば
かげぼしをよこめで見てまげを
いぢつたりはしをりをなほし
たりあたいやらしい何のまねぢや
なべかまはみがきもせずかほばかり
みがいて手足のゆびのほそくなるか
がてんがゆかぬ一体たれに見せうとて
そのやうにつくるかおほかたみせの手代
の内にいろめいたことがあるであらうと
つね〴〵あそびごとはわきにしてりん
きのこごとをなぐさみにいひくらしふた
おやがねざけなどのみてむつましきていを
おやがねざけなどのみてむつましきていを
見てはたちまちむつとしてつんと
はご板の絵にとの
さまかみさまさん
しよさま中のよい
かたちを見ては
うちわりてすて
させ別紙の手代
の女房がわたくし
どものやどでは
などゝすこしてい
しゆのうはさき
すればおくから
はしつてきて
なにもしらずに
こなたはごてい
しゆばかりいとし
がれどつぎへ
つゞき
此方の
こしも
の初に
つねから
じやう
だん
ぐちを
きいて
くるひまはるが
あんな男は
きつとしつけ
をして外ごゝろが
やまずはえん
を切て
しま
やれと
よそのこと
までりんきして
しづかなる家内此娘
ひとりにてそれは〳〵
やかましきことなり
父母も此ていを見て
しだいにがをもり
これでは
せいじん
してかち
むこをせがみころすで
あらうといろ〳〵
きやうくん
すれども
いよ〳〵りんきつのり
ければふたおやこまり
伊藤平浦
やすき飯野
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
性庵といふ
一お医者をたのみて
七つになる子にしつ
とのいけん神武
このかたない図の
珍事なり蝶尾
此子をちかづけて
むかし六条のみなす
むかし六条のみやす
どころは死して鬼と
なりてくるしみを
かよはすとも大目に見て
ゐたがよいと三十女房に
いけんするごとく引ことを
いふてきやうくんせられしに
娘きいてその御いけんをおな
じくはおかゝさまにいふて下さり
ませゆふべもゆふべとて
おとゝさまのうたゝね
してござんしたれば
おかゝさまのよい
うけ給ひひげくろの
としをして
〽おさぢや
ぞんなに
つん
せずと
こゝへ
きて
あかでも
おたべ
いでもたくや
大臣の北のかたはもの
いやうしい
すそへ小そで
くるはしくなり給ひしも
これみなものねたみ
をかけてこしを
ふかきためしとて今
の世までも名をながし給ふ
さすつて上ケ
ませうかといかに
わたしがちひさいとて
女の弟一たしなむべきは此
はなのさきにゐるのにあんまり
ことなり唐の法には女を去る
ひとつのいひたてにすることなり
ふみつけたしかたでござんす
これがなんとはらがたゝずに
今の心をあらためてりんきしつ
とをはぢ給へせいじんしてのち
むこをむかへられたる時中よく
してたとひ夫じが外の女に心を
ゐられませうむねがもえて
ちゝもろくにのまれませぬ
はらが立たいとてひとり
立らるゝものでもなし▼
あひてのもたせる
気ぢやによつて
とかくおかしさまが
わたしをあるか
なしになさるゝ
からのことぢや
けさもおきて
さう〳〵おとゝま
をとちえて
何やうさゝやい
だはがてんが
ゆかぬいふことが
あらばわたしが
まへでいふたが
よいみくこす
〽こつちが
上戸で
たの
しみ
かける
りをされ
ては娘を
じやまに
するかと
うたがひが
おこり
おさぢは
ます
今やあす
下戸で
一又やき死ぬ身
ではなし
もちか
こまつたふたおやの
ものだあとへ
それだ
いつはい
いつはい
のむぢやに
さけもよつて
ぐびり今うら
のんで
〳〵とじやま
にされ
一八
しまふ
アネは
三合の
すゑの
ことまで
ぐびり
さけぢや
なあ
おもひ
やられます
おからまへ
とくと御
いけんお
たのみ
申ますと
びんと
一あの
きあ
したゝるい
したゝるい
あつりまし
さといふ
ものが
あきれて
ものもいはれ
ねへ
きざだよ
ねへ
ふけいきな
ひぞつ
たるかで
つきしう
とばくと
かこひ
ものと
ごたまぜ
にした
殿のさはき
こましや
くれて
けうと
かりき
つぎへ
万人
橘
〽さぢさ
〽さぢさきと
くちさき
では
では
ころり
やうかす
てふあん
さまだから
一娘のりんきも
なほりさうな
ものさ
よいが
源氏河原
つき蝶庵もあきれ
あやぢを
はててふたおやにむかひ
段〳〵いけん申たがとかく
はかめは
いかにしても
おふくろへきついりんきで
ござればあの子が三半のひが
みのなほるまで夫婦がつ〳〵
になられしばらくおふくろ
になられしばらくおふくろ
にはかしざしきなとかりて
おやぢどのゝそばにござらぬ
やうになされもはやおの〳〵も
よいとしなればすこしはむす
めごのてまへもえんりよ
なされたがよいはずと
蝶庵もいけんの戸まどひ
をして思ひもよらぬふた
おやへしみ〴〵いけんして
かへられぬせいちやう
するにしたがひものねたみ
ふかくつき〴〵の女どもは
いふにおよばず出入のもの
のみこまぬ
めづかひ
ぢやした
しみすき
がてんが
ゆかぬと
いぢれば
娘は三手
のどく
がりたり
とは日本
の神〳〵を
きせいに
かけおとゝ
さまと何
のわけが
あるもの
ぞとま
がほで
までいひたてければ此
さた江戸中にひろまり
よくの世の中なれど
いひわけし
その身
のりん
たれあつてむこに来る
ものなくて十八の春
までこんれいのさた
なくふたおや六十に
あまりてあすをも
しらぬ身なれば
きすべ
きだん
までに
およばず
はな
むこに
□□□□□□□□
奇妬雖
輸女子病
情也謙裙剣目同所
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
おさぢ
〽わたくし
の女も
やがて
四十に
なりますに
またいろけがあつて
おつくりをしたがるが
第一きにいり
ませぬそれと
まうすが
わたくしを
あるかなしに
とふからのことで
ございますあの
いやらしさ
ほんに〳〵いつそ
〽なる
むねがわるく
なります
なさるも
一見試あるでごつす
伝那九療作情様
ふけて愚寿状
一千度山人録〇
今はよきむこの
ねがひをやめていか
ほどまづしきむすこなり
ともむこになりて娘をふびん
がりてさへくれらばみやげにも
すぢめにもかまはぬと諸方の
けいあんをたのまれしに千みつ
のふる夜をたのまれしに千みつ
町のふる道具やのむす子としは二十
五になりけるがりんきづよきを
がてんにてむこにならんといふや
いな吉日えらみてむこ入のしう
ぎとゝのひ一家一もんのよろこび
の盃事をさまり娘のへやに
入てねやのさかづきとりむすぶ
をりからむこは娘にちかづき
コレそなたがざしきでさか
りんきのさき
がけをせられて
日ごろやまひの
りんきも出
りんきも
ずかへつて
むこのいひ
むこへのいひ
わけしてゐる
物にはしかた
のあらうもの
なりむこは
そも〳〵此
いへに来て
より此かた
万事を
やめてあさ
やめてあさ
からばん
まで嫁を
づきをさした人は何とも
がてんがゆかぬといへば
娘はけうとがりあれは
わたしがをぢさまで
万事おせわになる
お人ゆゑ盆をさし
とらへて
今の小者に
物のいひつけ
やうがうたが
はしいよびの
八兵衛と
ましたおうたがひの
ふかいと笑ふをいや〳〵
心得がたいことども
けれがたいことども
おほしもつとも
おやぢさまのこと
なればきづかひ
ないとは思へど
よひから
よひからなたがま
そなたがま
目を見
合たがう
さんなみ
さんなこと
まいにぢく
いぢり
ゐれば
次へ
つゞく
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
十二
つゞき娘は家来にものいふこともならず
みやかましさにこまりはてちひさい
ときからしつけたるりんきはさらりと
やんでたゞをつとのうたがふことわりにのみ
うちくれてのちには女どもをちかづけて
おなじ男をもつならばりんきせぬ
とのごをぎんみしてもたうものを
とこまりはてしはをかし
かりきむこは元来りんきの
先手をうつて見るがてん
なれば嫁をそばに引付
おき一寸もうごかさず人に
すぐれてりんきづよい男也と口へ
出してふれながし用事にゆく
にもあとからついてゆくほどに
すればましてや物見ゆさんは
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
思ひもよらずへいぜい
はごいたの絵のごとく
ならびゐれば姫
ほとんどもてあまし
これでは命がつゞかぬ
どうどうばしの
一目についたる女あら
ばきうきんの外に
わたしがきふんしの
小袖かたびらば何ほど
もやるほどにぬしに
たはふれ三年にいるやうに
してわたしが手がはりとなり
すこしの間なりともそばを
はなれていきがやすめたいと
を〽小むすめとおふくろにはゆだんがならぬとたとへにさへいふから
おふくろもあやしいとは思ふがまづさしあたつてみせの
ばんとうが茶をのみにきた時あれがちらりと
よこ目をつかつたサその目づかひがうさんくさい
ナコレちらりとよこ目は
なんといふ目つきだよ
〽りんきしつとは男のつねどは
いふけれどそれはとなたのが
むりでござらうまあ
しづかにいげつしやい
てゝおや〽ハテ目がちらり
図を
ゐやれ
一手まはりのこしもとを
たのみてむこどのへ
ぬれごとのすゑぜんを
〽むこさまの
やきもちで
おむすの
しかけさせそのうへに
まだいろざとへ
あそびにお出
あれかしとへそ
くりがねを出して
をつとにわびこと
りんきも
くひあたつたか
いつとさうも
しつとさうも
ござる
まい
していろぐるひ
をすゝめ又は
めかけに
手まへから
しおくり
をして
だんなの
三半にいる
やうにずい
ぶんたのむと
うつてかへたる
こたついれ
世にはけい
りやくも
あらう
ものと
いれ
ふぐのてふあん
一綾野蝶庵
お見まひまうす
お見まひまうす
ヤこれは〳〵又りんきいさかひり
なんだよこ目をふみ出したじ
きく人
不侫もとより本道でござれ
どおたのみならば外科も
いたすそこがすなはちけん
くわの病根をさつしてりてりんきおうな
イヤハヤりんき大へんとなつた
さやうに惣方が迷上いたして八
今はゝわ
おさぢ
くしが
目
ちら
いつ
目を
ぎろ
ござい
ます
〽わるいまづさちさきよりもひきさげを
おすゑなさい一体に目のちこり〳〵とちら
つくはのぼせのお鹿でござるヱヘン〳〵
▼なぐさめられつひには
此あとつぐものも
なければとてお
はじまりしさるものは日〳〵に
ならひとて二世とて二世と
ちぎりしをつとのわかじに
あるひは出来心にていきも引とらぬ
万のたからに心をうつし
思ひし女房も泪の中に
はやくもよくしん手つだひ
せし時はともに命をと
せし時はとも
ゆからのちぞひの
せんさくをみゝに
かけそのをつとの
をとゝをすぐに
あとめになほし
又は一門より似合は
しきいりむことる
こときもだまにこたえ
てなじみのほとけは
よそになりゆきぎり
いつぺんのねんぶつ香花も
人の見るためなりけり四十九日の
たつをとけしなくしのび〳〵の
うすげしやうかみは水がみのしどけ
なくいろをふくませたるなど心にく
きものぞかじなりふしはむじやう
をかんじはかなきものがたりついで
にかみをきりうきよを性導に
くらしてあしたのつゆをせめてはなき
人に手向なんとかのこ入の衣装を
はたてんがい
しきに
〽ばかな
ばつかり
おつしやる
いやよ
すかねへ
今すこし
袖のちいさきを
なしみけるおほかたは
つめがみにしてあたまばかりの
後家のみぞおほかりけるみやうもん
のてらまゐり見せかけのじゆずや町に
金かしのからす後家といふものあり
けりまことの名はおきんとてれき〳〵
の商人のいもとむすめなりけるが
きりやうすくれて人のめだつ
ふうぞくなれば娘ざかりの
ころはわれ人よめにほしがら
るゝ中に米屋町の米屋米助
方へえんづきけるがよね助
もとよりくびたけにはまりし
女房なれば世かいにわれほど
くわほうなるものはあらじと
万事をやめて女房のかほばかり
ながめくらし片時もそばをはなれ
ずまもりつめて百年のいのちを
たつた六十日にとりこし平年もたく
ずにあごではいをおひなくしをしい女
房をあとにのこしてあやら信士と名
をあらためぬおきんはいつしよにじがい
をもするほどのかなしみを一門に▼
ゆざと
もど
しぬ
一
此
おやば
二十年
余も後
家たてし
身にて
後家の
あんばい
おぼえたる
ものゆゑ
わかい娘を
ごけにして
さかしいうき
よにしばらくも
おとものなら
ずときうにえん
のくちをきゝ
合するに
これぞ
わたりに
船ぬし
町の
青もの
問屋
次へ
〽ゞき去年内義がなくなりて▼おきんもすこしあんじ
家内とりしまりなし気
りやうよくははだかでも
よびいれたいとさつそく
さうだんできて五ヶ月も
たゝぬ内によめごのはら
なりをかしくこれはとてい
しゆきもをつぶせば先の
するじぶんにていしゆが
つね〴〵れうりじまんの
ほうてうのやきがむねへ
まはりふぐじるのしそこ
なひに客も其身も
大きにあてられこれば〳
といふ内にふぐじるの
米や米助がつきいれの
わんをもちながらあの
たねなりといひわけたち
世のいつそくとび母の
〽て母の方へびやうきぶん
にて引とりへいさんさせて
なげきおきんがかなしみ
おほかたならずあまにも
うまれし男子は米蔵と
名づけ母の方にてうば
置て今だてておきんは
七十五日もまたで青もの
なるべきかくごなりしが
一家中さま〴〵のいけん
くはへてちういんをことなく
すごさせ扨あとめのせん
問屋へかへりしうとめの
きげんをとりうちとの下
人下女までも詞にてたん
のうさせをつとのともだちに
あいさつするもりはつをはな
出さずぼつとりとうちばに
見せかけせたいむきのしまつ
一何ひとつぬはめなければおの
づから徳神霊なりありて
一門中のけんぞよのかゞみと
あふがれ先宮のことはいひ
出すへもなく気に入すま
さくするに一家の内に
おきんとめあはすべき
又もなししうとめの
弟の子ことし十才に
なるを養子にして
さうぞくのさうだんに
きはまりはたちにも
ならぬ人に後家たて
させ此子がうしろ見
さすることも行末こゝろ
もとなしさればとてみもち
になりてはや七月のはう
をかえてゐる人を▼
そのまゝもみどしがたし
としんるいさうだんはらなゐ
子たとひ男女にかぎらず
すぐにその方にてせいじん
させいづかたへもつかはして
下さるべしと金百五十両を
くわいにんのおきんにつけて
だん〳〵のわけをいふておや
ざとへかへせばさどの母せん
かたなく又手まへにてあん
ざんさせ此子にもうばを
とりてやしなひ先立てにや
にてまうけたるよね龍と兄
弟ぶんにしてそだて置
花のさかりのおきんを又
花のさかりのおきんを又
ひとり身にしておくはあぶな
ものと諸方をきいて此たびは
まへ〳〵のていしゆにこりき
りやうはあしくとも丈夫向
わかじにをしさらもない
男をきゝたてしにこのみの
ごどくたしかなるかたじや
町に石かねやつよびといふ
わた問屋無病にて灸の
あとさへなくあか子の時
まくりをのんだまゝくすりは
はなもとへよせたことなき
わかものしかもしんだいよし
とは何より一段と両方に成
よろこびて近所へさた
なしによびむかへふたおや
のまんぞくおほかたなう
ずつよ龍に家をわた
して両親はいんきよす
べきだんかふなかばに
つよ龍いろ町へかよひ
出し一日も宿にゐ
ざればうちよりいけん
しけれどもなか〳〵きゝ
いれずぜひなくかん
だうしておひうしなひ
あとへは一本ばしの
いもとむこ夫婦をよび
いれていへさうぞくの
さうだんきはまり又
こゝにてもおきんにこと
わりいふてもどす談
一合つれあひ勘当され
し上はもどるまいとも
いはれず此所にても
つよ花がやしよくの
一よ夜かやしよくの
かたまりたゞならぬ
おなかをかゝえてへい
さんいたさば此子は
つよびがかたみと
おもふて一つぎへ
してもはやこれではと▼
配電機機機器器器機器
以テ購入セル竹閣博士
飛騨車街店菅崎博吉
10237
蒲栗村領女風俗
合鐘女風俗
来ル子の年新板合巻絵草子西宮新六鐫
彌彦彌三郎姨
双出彈三郎狙
同同小萬畠雙生種蒔全六冊
作者。佐渡国人安瀾堂平夏海著
佐渡の園二ツ岩の弾三郎額。鰒七といふ者の毒箭に中りて。違阿伯詮
に療治を乞ひ。其恩を報ふ事。又壇風の證図に聞えし。日野中納言資
朝卿。当国に配流の事跡。本間三郎我子熊若を斬て義心を顕其事。越
後の国弥彦弥三郎が姨。鰹刀自貪欲邪見にして生ながら鬼女となりて
駄栗毛左京に害せられ。其悲夷人民を悩せしを。光明仏弾誓上人の教化に
よりて成仏得脱し。後に弥彦山の末社。妙多羅天と崇る事。猶山崎町の
遊女の紀原。小万島の来歴。片辺河の浦。毒水川の由来等すへて囲人の口
碑に伝はりし奇説。無化実ともにまじへて。面白く編たる稗史なり。き
一けやういくして
給はれといんきよの
へそくり候旨両
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
そへてかへされ又その
子をやす〳〵とうん
で母のくらうにさせ
けれどもひとよめいり
によほどの金をとつ
てかくればよくといふ
つはものに出あふてはとし
巻
よりのしんらうもわすれ
はてそのまゝひとみころにう
借金をこしらへるもよめいりするも
おなじことにてぐわいぶんがわるいの
はづかしいのといふははじめての内
ばかりたびかさなればつらのかは
あつくなりて近所のおもはく世の
人口さら〳〵みゝにかゝらずおかゝさま又ひとり
ふえました御大恩ながらおせわをやいて下
され今四五けんよめいりしてかへらばおよそ
五六百両はとつてもどらうと思ひます
今度はびやうしんな男か又は六十余の
こしのうらんだ半分あの世へあしをふんがけて
ゐる男のぞみといへば母もおなじ心いき
にてけつぎのわかいものは子をうませて
あとまでのやつかいがうるさい三馬が所へ
たづねにやつて延寿丹をかよひでとるやう
はてそのまゝひとところにうばや子もりを
かゝえ置てやういくしけりされば世の中に〽な
ひやうしよくわか
なよわ〳〵とした所へやるべしとつぎへ
〽ならう
八十ぢかい
じにをするへは
まんがまれさ
ぢいさまにしたい
まれさ
けいあんばゝ
〽おこさまは気だてが
いくぢなしで大きに
よい〳〵がゝつて
ござりかち
てうど
ごえん
さ子
ひとつ
大かぜが
ふいたら
ひよろ〳〵
ふきとば
され
さうさ
〽三十に
なつて
やう〳〵
やう〳〵
とつつき
だちを
まるほど
なら
したも
まだ
まはる
□
みれは
み
よりだ
合一つゝ辺
「つゞき」けいあんぐちをたのみ此度は男ぶり
にはかまはぬくすりなぐをくびにかけて
ゐるやうなむこがほしいといへばさいはひ
ゐるやうなむこかほしいといへはさいといひ
なつのえんてんにもづきんをかぶつて
六月の土用にかさね着をしてたびを
はなさぬ人いまだ三十にもならいで
一町で三所づくやすみ〳〵つゑをちからに
あゆむ人がござ店の丸あり屋とて
大しんだいのしちみせから廿一三の
お内義がほしいとのことそれは
さいはひとさつそく首に
してせんしうばん
してせんしう
ぜいうたふや
うたはず
〽さすつたぶんでは
きくまい
まいばん
ろじをたゝ
やうに
おもひ
きへて
たゝい
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
半年もたゝぬ
内にねがひの通り
ころりとわう
じやうしかも
いきを引とると
はら帯のいは
ひとが一時にて
又こゝにても
かたみわけが
二百両さつそく
あたゝまるて立
かへるとメでいの
とりあげばゝが
お見まひ申て
おきんさまの
おかへりときゝ
ましてさだめ
ておみやげが
おなかにあらうと
存じて参りまし
たといへばお袋
もしやれて
きてうるさい
ことには又くひ
ためて来ま
した今度は
しち屋の子ぢやから
おなじくはながれて
しまへかしと思ひます
と笑ふてゐるほどもなく
平さんして七十五日のいみも
あかぬ内に又もよめりをずる
がじんみちの両がへやへゆくより
はやくはらめばていしゆはみや
こへ用事ありて花の三月から
七月までとうりうしてかへらぬ
こそ道理なれぎをんの茶や
のむすめをうけ出しやどの
つまにとのぼりつめてくだる
けしきはさらになく出入の
うばをたのんで此わけを
おきんにいひこみつぎへ
大屋さま
〽てつぽう
くらつてごねた
とは定九郎ではねへ
後たゞ食ふからおこつた
ことだイヤはヤこれは〳〵大屋
いちぞんではすまぬりくつと
なつたコレ〳〵お内義こゝはなきおとしの
ひやうしまくよろしくといふ所ではない図
合右衛門
だちは
川で
はてる
うそ
ばなし
はなの
すさな
おかた
だつけが
てつぽうで
しめ
られた
かなしや
ぬとおもへばふぐじる
国しつかり
さつしやい
さつしやい
そも〳〵たな
ちんでせわをやかせ
でやつかいをかけるは
此うまさうなけの
にほひではあたるはず
にほひてか
はないりくつだがり〳〵
番助かなぼうで中
をかきまはして見ろ
まだいくきれほど実が
あるかのこつた春がかた
あるかのこつた春がかた
のどうるいだコレお内義此
なべをとりにがしてはなりま
せぬぞしやくし千里をはしる
でうつかりとはねられぬ
つゞきとてもすゑかけて思はぬ
人にそはぬ所存なれば
おなかの子ぐるみに
三百両つけてしゆび
よく
もどし
たいとの糸から
御状とだん〳〵ことわり
きくまでにもおよばず
三百両うけとつて
さらりと
そこも
立もどり
フム
▼
又うみ
おとして
海川町の魚問屋
のおやぢの所へえんづき
こゝでもめでたう
としより
男を
〇たべすぎてひゐきよしてはならぬ
とて帳面をひかえたる手代は
めししるのかはりのたび〳〵
慎めんにしるして□
茶づけ
屋の
かはりふだの
やうに二ぜん
三ぜん四ぜん
五ぜんなどゝ
書つけたる札を
〽二十八ばんめ
あとのあとの
千次郎さま
一おまんまの
御目向と
いひたい
やうだ
おかはりこれは
おんばどんのでござい
おんばどんのでこざい
これで十二ぜんそりや
おかはり
ほとけにして
見おくりわすれ
がたみをもつて
かへつて金百両
年中うむと
図
⑧
よめいり
するとに
かゝつてゐて
そも〳〵
米屋
町の
米屋
くち
きりをして
今四十五才まで二十
八ヶ所えんづきしてつぎへ
ませぬぞ
おぎやうぎのわるい
たべこほずものでは
ございませぬサア〳〵
はやくおたべなさい
ひさしくたべてゐる
ものはばゝつ
子でござい
どつこい
おまん
まの
おかは
り
おしい
けや
めしありは
もりは
ゐあひ
ぬきの
やうな
せりふを
いつても
おまつりの
だしの
やうな
かたち
だが
おれが
ひく
なりは
はなの
湯の御用のおかたは
此あひだにおかへなさいヱイト
もう一ぜんなか〳〵さよでござい
見える
つゞき
男女の
子ども
二十
八人
湯
○たんじやう
日のきうじ
にんはかみしもと
ぢん
はおりで
きの
まゝ子
もて
なす
だての
綾を
見る
ごとく
三十でう
じきの
二かいに
四方
いつぱいの
ふとん
を
しき
つめ
たくあんの
香〳〵をいれて
かきまはした
おぶうはよしかな
どうさん
ござい
の▲
〽とほり
ばやし
〽お汁の
おあついのは
此大うちはで
たまして
さまして
あがまを
あげます
汁
雨
おしるを
もり
のう
あつ
入たる
藤兵
一つに
〽たんじやう
日のおあい
さうにがら〳〵
まんどを
あげます
二人
からどなた
いり
もをとなしく
義恵
ばけり
も二十八
まくらの
かずが
おとなまじり
おあがりよ
○せわ人おかはりの
かずを慎めんに
しるす
〽二ばんめの
四十あまり次へ
矢平さまと▼
〽廿四ばんめの
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
四六さまは
おまんまへ
おしいをかけた
上口又おちや
ぶうをかけと
おはしで
思ふ
さま
つつついた
あとが
□□□□□□□
おいやと
おつしやる
おつしや
十八ばんめの直次郎さまは惣方おまんまが
てつちりもりで三十七ぜんおしるが
三十二ぜん今日中のるいぬけだゆ
ソレわん〳〵の
いれものより
ゆあれをくらひ
ぬけといふのか
しらぬ
合しつゝと
〽ヤレ〳〵
うるさい
だぞ
〽みんな
そろつ
二かいへ
あがつて
ねるが
によ
〽三ばんめの
亀三郎
さまが
お見え
なさらぬ
火の用心
今夜は
どこぞへ
おふけな
〽ばぜ
すつたか
はや
ねん
〽今おつかさんの
お慎あひが
すんでから
おねかし
すよ
なる
ほど
おばあ
あ
□□□□□□
分を
として
ひとつ
ちがひの
兄弟を
ぐるりと
まるく
ならべて
おいで
ねかしおき
さて夜が
あくるとひとり〳〵
おき出てはみがきを
くれといふもありうがひ
こうづをもつてこいと
いふもあり
おさつを
おくれ
と
なき
ちや
づけをくはうと
いふもありあるの
まんまごとくをそへて
くひたいといふそばから
くひたいといふそばから
ちやづけはいやだしるかけめしを
とわめきちらしあんもがたべ
たい酒をのみたいおれも
くはうわれものまうと
くはうわれものまうと
蚊のなくごとくくち〳〵に
このみくひてはらの
よいうちはそとへかけ
出してあそびあるき
くれがたに
かへるじぶん
かゞき老母たちあひ母おり
帳をひかえて一ばんめの子
より二十八ばんめまでの
子と子もりとうば
までの名をよび出し
かゞき老母たちあひ母おやゆふたいろかつぎてもりわたす
帳をひかえて一ばんめの子そのありさままつりのやう
にもあり何やらのこん
りうのやうにも見えて
はなはだおかしけれど家
何十何ばんめのたれ
それがまだもどらぬ
内のものは年中見つけて
ゐるゆゑさのみおかしく
と手代うちよりて
もないと見えたり
人かずをあらだめ
さて段〳〵にせい
一快をけすやうつけ
ちやうしてぼんの
たままつり
出すやらはさわぎなり
〽わけてたんじやう日の
とてしやう
〽いか
三郎さまは
つけ出して
いはひなどは一〳〵に
しつくしがたく一年に
三度と仕切てれいの
ごとく両かはへはんだいを
なほしながはんだいへ
れうだなを
かざるに二十八人
ながらはらはひとつ
にて父はみなべつ〳〵
のことゆゑそとはさへ
二十八ほんかい
ぜんだてしてずらりと
みやうもまぎ
おみ直なさい
ならべてはしをとちせ
おめしのかはりは車のつき
たるめしびつを引出して
らはしく
おまへのおとゝ
さまは
さまは法誉了簡
きうじのもの大ぜいたすき
がけにてはせまはればおしるの
かはりはまつりのそこぬけやたい
のごとくつくりてしるなべをかつがせ
その中へこしもとあまた入てかい
といひますいへ〳〵
方誉了三とはわたしが
やおれがのは恋誉了用
ぢやとまぎらしいかい
みやうかちはすのいひ
じやくしにてもりながらするくその
をせりあひをがらを
もつての大たゝかひ
あとよりはまつりの茶やたいのごとく
しゆしやうにも
めしのゆとせんじ茶とこのみしだいにゆ
またおかしうりけり
二十七人
〽ねぶいつてうはおねぶり
だよねぶりまきに
しつこヲつ
しつこヲツト
おやつ〳〵ヲやく
やつあたりで
ござい
まやす
〽ヲワ〳〵
おまへなんざア
よくごらん
おやつでは
ないものを
これは
これは
ねぶで
変透だよ
あれざ
いぢわるを
〽おしでないこと
ホイつまをした
どういたさうねヱ
合かゝ思
まり人の親のならひ
一わが娘のかあいさにむこの
きげんをとりしきがね
までつけて大切のふと
心のりあるくしあはせ
あり子をもたぬ女
房はかほだちのよい
ほうさうまでしまふ
ころ子をみずしらずに
たる二三歳の女子を
くれてやるなどこれを
やしなひこれをすゑの
思へば母おや十月のくる
たのしみに夫婦はつゞ
しみもとりあげばゝの
れを着ても此娘
ほねをりも万事のもの
にはきぬの小ぎ札を
いりおなじことなるに
つぎあはせてはだえ
むすめの子をうむほど
のやはらかなるやうにと
一代のそんはなしせめては
万事に心をつけて
又世にない
たからを
もつたやうに
夫ふがひ
さうもこと
わりなる
かな此夫婦
の名はけん
どんやの
一曲兵衛
妻をおよ
こ娘の
はだかでなりともらひたい
といふほどなれはおや子の
しあはせなりいぢのわるい
うき世とて男の子はうつ
くしく女の子は見にくきが
〽おほきものなりされどむかし
二十両のうぐひすを
かふよりもふたおや
のせわおほかた
ならず七つ八つより
理今さみせんをけい
こさせあさゆふぬか
名はおさが
どいひけり
そのと
なりに
正本屋の
直右衛門
女房の
玄宗皇帝の時代には
万民女子をまうくることを
ぶくろのそこのぬける
ほどみがき立てあた
よろこびけるよしみなよく
りもかゞやくばかり
のせかいとていがさまじ〳〵は
の娘に仕立おそらく
ちからのつよい男の子をもつ
よりはおほかたにうまれついた
娘の子をもてば一家うかみ
おれき〳〵をむこに
とりわかとのゝ
おぢゞさまおばく
あがりきのふまではわがかたで
かいてあるきし
かいてあるきしつぢかごに
さまとあがめられ
ひだりうちはで
けふはむらさきぶとんしかせて
おきづきんにゑりまきをして女
栄花をきは
めんと□
名を
お止と
といふ
て一人
の娘
およし
を
ちやう
あい
あいし
けるが
まへ
□□□□□□□□
わゞく
七一
〽此ごろは
りやうぢが
あがつた
〽こたえ
ます
〽おめへのやうに
やきもき
いつていけるもん
ぢやァねへ
きながに
そだてるが
いゝ
助兵衛
〽うたがきり
口上でさみせん
口上でさみせんが
三町ほどあとから
おつかけるやうぢやア
いかねへぞはやく
よくなつておいらを
すごしてくれろ
廿
つゞき
すゑ〴〵
ものにせん
とてとなりを
見習ひ五ツ六ツ
から手いれをし
けるにうまれ
つきてかほの
道具のおき
どころがちがひ
名所こせきの
おほきめんてい
おつ
そのうへ七つの
一としほうさう
つけ
お飛が
おもくやう〳〵
おもくやう〳〵
命ひらふたが
しあはせいかほどに
ものくひのよいふる
かねかひに見せても
わか
とのを
まう
けて
わたし
らをお
い
つぶしとほかふめぬ
しろものふたおやの
思はれちがひでとなり
おぢゝま
おばま
とむかひ
の娘の日〳〵にうつくしく
ののり物
なるをうらやみて日を
の来る時
くらしぬしよせんつね
におよし
ていにてはゆかぬとて
けいこ事をのこらず
さまをも
かひぞへに
やめさせ近所に名をえし
つれて下り
あんまのめいじん方へあんまの
けいこにかよはせ高が身に
ついたびんぼう神とかくご
きはめてすてものにして
やしなひけるとなりの娘は
ませうたの
しみにまつ
てござれと
いさみいさん
でふたおやは
よい仕合せのつりざほに
めでたいがかゝつたとえび
す川のきもいりばゝが
一せわやきにておれき〳〵の
一おめかけに首尾して
にはかにのりものしりひ
おくり出し
したく金
にてなゝつやを
うけもどし
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
心いはひの
大さかもり
ぬひ入の小そでの中から
となりぬ
目を見出し今といふ今
おなじ娘を
もちながら
ふくとくの花ひらき御国
もとへ下りしなにながや
中を大ふるまひさて
いとまごひかてら正直
屋が方へのりものにいり
ながらおとづれふた
おやはひくいはなを
きりやうの
よしあしに
よつてむやく
しい事を
きくと正直
や夫婦はかほ
ふくらし御
いからかして両方について
れき〳〵
ひけらかしおまへの所の
およしさまもこの
かしさまもこの
やうにしておかずとも
をむこに
とつたとの
くわう
一手いれをなぎれ何事
げんばち
あたり
ももとでをいれて
きぼねををらねば
さうな
ことぢや
こんなよいめにはあはぬつぎ
つぎへ
〽よく仕立が
できたのう
おさが
つゞき
まてかね
もらつて
ぱつぱと
つかふ
たらば
あとの
算用
があふ
〽おさが
およこ
お正一
およし
〽うちかけといふものをそばで
▼はテ笑止なことぢやと
しけ〴〵と
見るははじめてさ
おさとがしれる
けれどへそのを
つぶやさしがまだ二ヶ月
もたらぬ内にとなり
のむすめ御国にもと
からもどつたと五
きつてこれが
おはつにおめに
ぶらさがつた
〽又かくぐつうつくしく
親きのどくのあた
まをかいてぐわい
よをかいてくわい
ぶんわるさに
もどつた
なつたせイヨやまとやの
さたも
大夫さんツ
せずに
すぐに又
御れき
〽とんだめかけ
に合此所
にも
妙にも
〳〵半月
をらず
立もとる
又も〳〵と出
又もくと出
てはもどるこれ
てはもどるこれ
ほどの美人が
どうしてもどる
ことぞときんみ
すれどもとより
うのけでついた
ほどもきず
なしいかなる
二ツ母
テツ舟
助兵衛
〽したく金百両
の所でむな
ぐら三十両を
しめこのうさぎよ
〽とんびが
たかとは
此しゆう
のことた
よのう
そのうち二十両で
お玉さん
あのあまがあたま
のものかうふんとしまで
ながれをかつてとまかしたは
ハテさきへいくまでの
しがくよあとはむかふで
こしれへるからかまはすの
おやぢ八十両のおぼつほだ
□□□□□□□
丹波
月日の
会三日一
雨ほの
一曲兵衛
一二月一
さる方の
御れき〳〵より
御のぞみ
にて
さつそく
とゝのひ
御国
もとへ
〽ヤレモ
あの子は
だぞ
らぬしか
との
さま
此娘の
きりやう
御心に
かなひて
よる
ひる御
さん
そばに
とうで
あつては
おさがぼう
おか
れて
ことは見え右へ
のやをば
るき一御酒えんありしにけいはくなるおそばの待衆
おさるの君宜あなたからとのさまへおひとつあげ
おさるの君まあなたからとのさまへおひとつあげ
られて下さりませといへばおさがはしさいらしい
かほつきしてたゞもさへ飲酒といふて
〽まことに
ほとけはいましめなふましてやおいや
とあるものをしいてまゐらするは
三世諸仏の心にそむきその
つみいかばかりぞや飲酒
をやぶれば邪淫妄
からうか
誰もろともにやぶ
るゝとほとけのいま
しめ御無用になされ
ませとまじめになつて
申さるくこれはかたいことかな今此せかいに
さけがなくて何たのしみのめやうたへや
一寸さきはやみの夜とおんどをとつて
をどりいだせばうつくしいくちびるをうご
かして酒をのみて心もたゞしうじひを
なしよきみちに入る人には仏在世の
御時にもゆるされたると見えて祇院
太子末利夫人などはつねに酒を
のみ給ふと未曽有経にとき
給へばすぎずみだれずのまば
仏もゆるし給ふいやが上にあひ
のおさへのとしいらるゝは春道とは
思ひませぬとしんじつはらの
たつやうなかほ付とのさま
けうとくおぼしめせどおほしかり
あらば時のきようも
さむべしとその
いろ目も出
されず〽さがは
かたいことを
申すやつ
ぢ
身が
心を
なぐ
さむる
役ぢや
はやい
やはら
いで
よか
らう
コリヤ
やぼめ
ふり袖
よりお
手を
いれ
させ
られて
たはふれ
給ふを
おさが
おさへて
一つぎへ
合かゝわ
〽まことに〳〵
かんしん
だね
なるべし
〽ぜつ
ませう
まづ
しばらく
〽わたくしは
善女人
されま
せうが
はゞかり
ながら
とのべは
養男子
うけとり
には
にくい
〽これは
したり
いかゞ
ことで
▼あれはてまへ
がつてを申た
ものぢやは
たゞ今の酒は
一升五匁の
めいしゆ
なか〳〵
ほとけた
ことでは
ないぞよ
との
仏在世のさのは
どぶろくどうぜん
みだにもせよ
しやかにもいたせ
今の世のさけを
ぢやからのまい
でもすむ
ゆゑに▼
のまず
うじて酒
の東段迄
御存なり
〽まこと
廿四
つゞきちかごろあさましき御たは
女ふれ男女のいんらくはたがひに
くさきからだをいだくと東坡
居士の申されしごとく人の身ほど
けがらはしきむさきものはなし聞ひと
下はくさくたゞれたるものにて中くきよ
きものにあらず此なぐさみ
にてなくとも何とぞにごらぬしやう〴〵
なる御あそびのあるべきものをとぶつ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
申せばとのさま今は
こらえ給はずすいさんなり
女の身として経文ひいての
女の身として経文ひいての
お悪
あれは
いつ
のま
にか
しゆつ
せした此
なりを
心だておのれら
こどきいやしき女を
はる〴〵とよび下すはわが
はる〴〵とよび下すはわか
つれ〴〵をなぐさめんためなるに
家老どもさへいはざるいけんをくわん
たいなるげす女め
見せるも
はつ
此早〳〵おつたてよ
とすぐにその日に
おひ出されぶしゆびにて
みやこへかへりぬすべてゆくさき〴〵
をしそこなひて又も〳〵もどりしは
なぐさみものゝ身としてほとけのせつを
ひいて一座のきようをさますわるいくせが
ありてつきもどされてかくれば親一門うち
よりてさま〴〵といけんするにその身
もとくしんしながらとかくさかもり
の時にいたりてはわれしらず仏経を
くわん
づくりの
大やしきを
もとめ門前にりやう
ひいて一座のきようをさますわるいくせがもとめ門前にりや
ぢ人の市をなし
ぢ人の市をなし
酒さかな菓子の
の身酒さかな若男子
いんもつたえず
いんもつたえず
ふたおやをあん
さへづる事つひに
たき
はるをぞ
ひかたる
〽アイをぢさん
アイをぢさん
たこがあしへ
からんだよ
にた人だが
よもや
おさが
さんでは
あるまい
おやァり
ごめん
ぢやァわ
ぢやァ且
やまずしてれきく
奉公の手がきれて
あたらきりやうを
らくにやし
なひぬこれ
をおもへば
うづもうしぬこれ一ツてう
いつせきのことにあらず
此おさが元来やうしにて
幽宝の親はことわりなる
ふきりやう
なる娘を
もちしとて
うにてもちしと
なげくこと
なかれよい
汝かな堕落僧のおとし
だたなりとりやまことに
きりやうの
女もちたる
一念は生をひくといへり
けんどんやの
そのゝちはてかけき公のくちも
なくてうら寺のはかもりの女房
となりやう〳〵にさとりけん一人の
子をまうけけるがむかしのかた
ちはつゞれにかはりてかみもゆはず
つめもとらずおはぐろははげて
ゆくかほは日にやけてくろくなり
てもいやしくなるものかな
一直やのむすめおよしはその
ていにて銭のまうけられぬ
ことをわれとがてんしてあん
に心をつくし四けいをよく
えそのうへ天せいにが手と
ものにて小児のむしつかえを
るに妙をえて上手の名を
の御れき〳〵よりのりもの
てむかひに来りりやうぢに
ひまなとてしだいに金銀
たまりてむかしのひん
かを今は長者どの町に
一曲兵場夫
ふあさまし
きすがたと
なりてむかし
あひ長屋の
よしみを
したひ
あんまとり
こもいやしくなるものかなの方へかうり
い方へかうりよく
のねがひはか
どらずしだいに
見にくうなりし
小ひきかへて
正国や直しし
ふうふは左
うちはで
おいをやし
なふ万〳〵
両の大
ぶげん
□□□□□□□□
吉例
春興
一種ノロッ
赤本の
をはりと
春の
まりは
いつもかはらす
めてたし
三馬
歌川国直画
御目あらひ
御舟ほひふくろ
蘭奢袋
小児百日せき
近来まぎうはしき類
御改め御用被仰付二
甲府奥羽をはじめ此
江戸本町二丁目
申立候
三馬店
録
同
版
新
子
丙
三
十
化
文
むかしおびえんとのみ
昔帯のお艶好
今織の市松形
式亭三馬作
すがたをどりこむすび
全七冊
豊防郎女
歌川国貞画
ぜんあく
式亭三馬作
善悪
合鏡女風俗全五冊
兩面
歌川国直画
古今亭三鳥作
盛衰記談
時世話事
はなざき
笑
清春慶妾恵百七世
全六冊
後接穂百花魁全六冊
春霞接穂百花魁全
哥川國直画
古今亭三鳥作
化咲
花ノ
花
花の
かなごちう
本町有戯作清書全三冊
綱五郎
哥川美丸画
古今亭三鳥作
於半
ちやうゑもん
大当桂月弓全二冊
長右エ門
哥川國丸画
正本
本問屋
問屋
一ひらかな六行
地本並義大夫
抜本
けいこ本元祖
東西庵南北作
若衆裁ノ
をんなかな
女可参
梅櫻對權八全六冊
柳川重信画
やきぶちうはば
弥三郎娘と
佐渡国人
国人平貞海作
弥三郎娘こまんはたり
だんざぶらうじな
小万畠雙生種蒔全六冊
弾三郎組
じひ
慈悲まつ
楽斎山寿作
慈悲
おうご
松春邊出世景清全三冊
松春邊出世景清
一擁護
哥川國直画
まぜつ
楽斎山壽作
混雑
げいし
稽史
忠臣蔵曽我物語全二冊
哥川国九画
のしのぶ
かたきうち
楽斎山寿作
三柳野信夫
だんしちくらへい
囲七黒平
同圍碁素市話全六冊
歌川国直画
十
江戸本材木町一丁目
春松軒
西宮新六版