戀女房染分手綱
- creator
- 三好松洛
- created_at
- 2026-08-17T19:23:18.241Z
- updated_at
- 2026-08-17T19:23:18.241Z
- field_notes
- 場所: 京都府
- field_rights
- CC0
- field_creator
- 三好松洛
- field_language
- 日本語
- field_has_image
- true
- field_publisher
- 鶴屋喜右衞門
- field_identifier
- 10010000014827
- field_ocr_status
- completed
- field_title_yomi
- コイニョウボウソメワケタズナ
- field_attribution
- 東北大学
- field_oai_datestamp
- 2025-12-02T15:06:33Z
- field_oai_identifier
- 10010000014827
- field_ocr_updated_at
- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
恋女房染分手綱
同十一日
一金弐朱ツゞ
一九月十一日
竹本肥後腺且直
同本太二
一幡藤喜右衛門
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
一此本御覧被成候はゞ
早々御返し可下候以
此段何卒御願上参せ所
資本王
芝鳥
恋女房染分手綱
第壱東山の段
『荒作業唱誌『
以テ購入セル内囲博士
狛野亭吉氏善蔵画
大めうにうまるゝたねの〽つふかなんまんごくぞいくまん
にんはゝの中からうやまひて。もてはやし方したつゞみ
たんばの国の一じやうしゆゆるき殿の御そうれう。ゆかき
藤の助はるながとて気もおもながに心つの日や。みやこの
すゞごげんぶつに。ことしはじめでひがしぬれうぜんかへほにき
はしきさじきぶたいのうゆはやしかいう大夫はおかゝへの竹村
定之しん。と怒高さでも。もげやすぎ也。つぎは田村のしゆる
手につみしらべるたいこ女いうがくやはさげぢうつぢうつみこれちし
たるさはぎなり何と松の様さでん肌あそひはひは然て血中にましらに
にあはぬ打はやし。しかさいすはうながばかま。此ながばかまがなにやく
かやにかつてのわるい物。どふでもやしきがたといふ物は。かたい所が有はい
などいへば松のが。アヽ小大吉様の見とむないあいさつあれが何のかたい
事が有へ。きついつちじやそへ[ア左伝の。さればいな。つちのくせにちかび〳〵
で。其ぬく太郎見事人うまの助とはようつた。せてまあげいこのいろは
を付いまはしは。此ころうけのさたも有。此又いろはが大しやと人此度此う衆御
に付てござつた。だてのふ作のにのほりつめ。まなすきがなにすみてさゝ
やがんにわらもの女作のなら付合たい五な此大吉も京にきやみゆも
□□□□□□□□
はくは。なかに藤のな作れやいつた男ぶりとかいさなかなかへなかくいにけんさぎさ
おゝいかいなかに夏のな作れやつた男ぶりとかはさなかへは玉ひしけんさきさ
か尻内ぐりむめにもんいざやうださぬ。四十にちかきふんにんべつざかりいづくとあゆ
みくる松の左伝に太吉ひやうぶのすみすのすみやけてめいないな者がきたぞへ
どうやことものちらしい顔。左伝の誰しやとふて見さんせ。しいやわしやとはい
もいなし。おまへとふてみさんせに。板のひらおどけ者早する足に聞てんくんしいか
に申候此かくやへ男さんぜへのだし申つて。出まへは。誰の心得はあたしさいちに打
わには。みて。いやはやどふでも上方は。物あはゝかにはつめい。中方にも御きかうな
おはやじせんやめとのゝ出国もとゟ参へさきさかれ内と申者わかとい様にお
のう御しはんなさるゝ。竹村さだのしん殿に。ひてかにようし有〳〵参つた。御くのうな
がら女中方。定のしんへ申ぜんじておくれどもぬれどゐんだん哥ゆひさてもかくらん
のかいふつかちくり辺々通り申だんずるでござもまするでござりますと皆つとく
さんにかちぐりぬ是ゆへと三人つれ立いそき頃引ちがへてなる達行有のしびしん供
ちざやうちやうだいにもはいれうにもんの花いろのぬ是は。せは〳〵にせんとくから。
あいさんにも参るべき所。為まのかのう遊ばさるゝ。其。けいこゆへのぢさん。めん下たるべしと
手を付は先は先けんじやうにて御一段。扨今日ざよゐゑ申候よの義のあらず。いざ者
〽い上いれいましちかり〳〵。此度雨の時の京都ちぶての御けん。是もせんだつて
大殿へのお願ひぐひ今年のくれか文。五しゆんたてお江戸なて御ほつて御ほつき遊はさ
ねばならぬ所に。おの通り。かん公に生れ付なされぬ。大殿様もひつきやうにはにから。
おころ子とやらではといろし御い思付いため都へ共上京。お願ひのほかず五日の御
昨今日でま廿日あまり○いたかやう。其は物におとひなけれ共。万へ出るまへい
御小ぢんとうおもてふんにたつしてはとすなはちに作殿○しんじんしんぼせんに参つて
そこえに御ゆゑ。右の御子を物がたつて。大殿にもおすれのおひうなれ。若殿たい物いま
だか江戸へ御め見へも御ざなき内。此はんぐの地にてゆうけはなぞと。せよのじんじんじ。其元
いは頼からおあしうは父なされなとく当ふんさとうが御ふはめんになされば。は。お
のうもとまり。一日なり共早く御きこくを捨ばたるが。せん一に行ます好心の仕合。仕合。此度とと
とおそなし申せとに三兵殿の御口迄あらしめかくのごとへんぜつ留るたんばいゑしや。
しやけのとれしきにね也。定のなんじ入が。アヽ是は〳〵とゞみなき御給はがりやがらかんなんなんし
仕る。大家の事也也とをはもんじ。をめぐみのお心がひのやとめ。詞にはつしがたなきはから。私が
ましげの間。店の一手も覚敬殿は出にあづかり奉り。大友御門のいのわにもつめますんで。
はゝりやが定のしんんや子の所。ふざいどうぜんにしめしめていなん〳〵。いよ〳〵御ぜんよろしく
頼奉ると。おけ申とはまはあんと致し。し。にさいぜんぜこと立何れ。とくやしげののびやうき。
いよ〳〵言いぜんなと思はれてひづくり立のしんしんしげの給びやうたでおまする。みゆ
気でおりますかとは。親の内へも久す。今以存なはじややしかとばかるへんとうなし。しきばしら
ねは定のしん。手かもとないないと申ゝ早くの子をしさいをと。なく顔でたなる親
のあんじを思ひやり。いやきづかひないとなふ物にもせよしげの時は。こり其えの内に西風
でゐるになされ。そそれでもよい〳〵。何ねに。此角がわかわかい事は申まいとしあんなかばへ
てんてん。ひやかとう〳〵。ひよろちりつひやりつづ。手をこなしたる。雨の歳にあか
かしいけいこのいろはやらう共。たくのに作ばちりいやく。たいことつしやが多くに。よいよ〳〵
めいじんれとかむればいぼりたの助角がかもめに見へず。何ときつか。ゆるしをかけた我
急橋。ぼつかいまの助だいとはすゑはちわい物しや。もてんぐ。まてんてんせん。
ひとろ〳〵。ひさなりひやるとき。やめつくるへておこばんらんにくばんにくづくりて
口に入て目をぬせば。男々なる事ば成人も外より。身の。うまのぬれどもうす心をひめをひらさ
〽アヽ皆の者きづかひずなきがひやゆしやうしや。目も真せぬ。くづねもたつく折はせぬがく
あたまがしやう〳〵すめ。これ酒。ツと有け。女作は何にも流れいしさの程よりきまぎれし
御めいあらいたきぬぶれい。しうめいなればわつしすいりやう下さるべしと。あへのふれはさぞ〳〵と
えはいはしやう。まづめ見へと留手をつき。さまの助の助のへ申します。お国はたぎさぎたる
めでござります。御さげんうかびの為しこう仕る。まづは御あんたいの御さうかんをはいし奉り。
九目にみじめいかは。奢ついくに存奉ると。此土入けぬかた口上に。そうつたべのあと
やき。瓦内かいつきて。今のしやう見て。中〳〵はいけん仕りまりました。まよかろや。も
よかつたで思ひ出したかくはまめなかい。其ついてにとはふ。親人もたつしやなか。な
もおはなく。其外うへ〳〵どれ〳〵様に。御きげんよく御入遊ばさます。かいかいかいかいかいかいかいかいかいかい
ねんいゆどのをぼてれんにしられて。おれが妹をたされた。のうがすきじ所でつゞみに
にてもいをしぶの姫と付いれた。われいは雨の助。是もたこから討たと見へた。もい
大津爰へとひさかく目何と見ゆかく。に誰に影をいてもへど。ひんじやんとてへんじせぬ。
角たいぎながらずいておとやさへに。肩はけうさめへんてう。とう有こまつおお
てがひまかり出大殿様にしやとてわりか八平次殿。若殿様へ御ぢきたんとの御事
とおくれは。うかへぬ此故内が立つた上げきたがされがくかれが兄太夫がさんならんよい〳〵
是へとせ。水殿にはしばて御たれく。申候へと申上候いや〳〵とい所へ。きつを
おんてどきう。テ扨申付故心と存ての事。おろ〳〵とすゞむれば。聞たる。聞たる。
おれが為じやといはなにしづして恋のぶちんぢぢんぢりんとんそうりいこそういなな
程なく入出入平次四方八方施にはし与作屋敷定のしんしんしれし〳〵行内にいつのますやらい
三原。扨はさでんも京都のほたへ。らゐしさの見まひる。女作也此間は心づかひ。大殿に
もお悦ひ。したちにくの道を。みてのけきぞ。上み舌のいに介になされた由。あつて
れかものう。与三兵衛殿の順そも安ういひやうん何定のしん。貴のしん。夫の心也。
のちぎやうきなれど。娘しげのゐは前の召かり。ひやまをいひ五ばこまを願ひ。ふた月あ
まるもあやかるが。本ぶくなことこれてくつとまへいじん凡内ひつき。其しげのゐが我は
東寺へ参ると其またゆれば。難病気にちがひもなく。六かしよくいき仕り。明日か
明後かは。かやきゐるいづらべのしんに。そにで有ふり。あれのの通は。それはとも有し此度
不殿のお身持。に心まが存たれにおほる。か。そりや其えい仰が外にいひてが立て。かア
扨何官。あいや事がみにさいたいだのだのたりせしたぶ仏といふ所は手前が親左右衛門ゟ
付置たればゑぼしおへずや身人が先申もどうぜんに作が存だねだねでないぞ。しうめい
なれぜひに及ず。こひいに入てともに御ゐけんといへ。くいても給ば皆そばからの顔はか
らひ。大度にて仰をかめつたは女三兵衛殿なれと。心を入て此府内を。いひされされたみに
三京殿はあつはれ〳〵。又其かはさを。つて。物事をげうさんにいいひぢす人も五八平次
反京都のほたへうらしさに参らぬは。月が今日共へ参つたとすなはい人友のつかひ。其
みへきでんのおほや出へず。たゞし是程のほひ。しそんする所内めぐやと。しめて御ぢがたゞし
無作にはくゆ有て。かへ友太夫のさし。つかしますにおやれやれへんよつてねむ事也と。
心をされては夜多り何でとさる物じややは何々のもあぜら行も。皆為給御為
けんのためきとうのは出蔵め〳〵存ぜず。口官軍が申さるは。しげいゐが病気も心え
なもしよみはどし也千作も京にゐやる事也何ぞ又何まいこでもないざんざんぎせいといれ
ます是もトいゝざせはしやて。と。一には見といたつ参へ。はや道にはめん遊ば
されたか。いさに仏殿御あんやど手持ふきい折も折にはろしく主人〳〵三人にはんにかしま
ばゝのぬふゐておやそくの金子の司切と。皆思はせず主と身づけの用物になぜあ
あひまであいき段ではいさんぐりめかぬいへん給へいはにかまへに金かられたり給へ
行〳〵と目でしされは。これならぬてかもはきしにか国元迄行いでもたつかしまたけつ
といふけけば。かん手で待ますと。出行あと見出て。おくに入同ゆめ。申渡しかいたに。
かうごんげけんをいかにもわいめに。
とふじやびてつくいふうしへり。おいがあひ手をの祭作の祭作の身内のくじめとき。く様も。なく
〳〵こんをれん。幾度におさきき人コツヽ申てもてくかくらいなのしく。ざまつかんなんじ〳〵
と。あはいしやるばらんざんざんなれ。かくへに。参といふものかたちを。はんに。詞しからし
へそい上にとかれぬじむすがまし縁あつぽんのなさけをになへつぢことがだしきのかはなき
すへき也とものかなごいさいさいさふう。四十あまりのこしい。かこのしわかこのしわたく。
はもとからは御とい道。こなたしうあるき時何と有て。きこつとおしまもいるてあろごく
からかいうたるへも参つとさればはこにとぞしかどはそこにとそごくにそんなら参つて
さんませうへ出ての方へて行けどふやかかふやうかふやうけのけのゐれ。
しばよくはこにともいなんなんはぐひに。なかぬがぬがいといくのかもひ。こと申女中のちとはなかめ
よい女作れは是にござりますかつと。とはれてなかりとやしりやうろしいまいかきふかいかきふ給ひ給へ
またてやい此かへもけれてふなぎ程其に成程其に作つかざうりぬ。はいかふといふ人にちよつと
あはく下さんせん。ま玄平殿宗作のおかひできのふ出玉もと人犬太た今夜かあす朝
どゝしやまでごだんやす。不作様も待手てとさんする。それなくなれなになんにそつと
おつくやつて下さりませ。はりとといふざいふ所かゝ。さんと申かがひそにお目にけるたいと申て
是に侍てかりますといふて下さんせ。けなかへといかさて。かれて。こと〴〵といときゆく。
付あはせます。おひだがいたまふやうなこつちへかまはやくるどにござれ人にあまぬ人事のお
身にこそなづく〳〵しや。むろさかなだしきだしきばんとはんするひやうしもなん
殿かと。いふこゑ聞かりけごの内にうなつしや与作れど。とんで出るより四き付女り他すだの
うしろおび子持と言沢見へざりけり。あひたいは同じ事しかしこゝは人も見給申し給ふなかこひが
くつきやうとあてさきに目をしはり。かんもとちへしかしかしうしうしう何うら何からず。
まで嬉いきんきん女いう。礼はうがやと手をいへどほんが顔見やう。ようぞうへたやうぞめ。しよも
ほで付でかしやつたくとよねんたこひもなかりける申に候いついつとされければかれをを
つかひにかたれうて。たかりかとゆれもなしあのにはあひたがらゑか。まし方かうつく。とんかう
つきて今日これ参つて事ば。又は国人は給ひ。是もしうめい。私が事なげのゐにの事てと。
定のしん様に御奉公致しました者。其御なん給へ平めもかまへ御供奉公どちもお手の
〽おませわな共致ませぬが。若はじぶんには誰しもといひなが。かまへもあい子も同じやしき
の御聞きは。こんやねがねたつくおきへたゝ。やき方はいろのいきてさびしく。あはれぬれぬれにも
なふかと涙はほしてあいよいあんどふでおまへにちうつとあいせまし。今からなりと夜どをの
おやまへましまたてよかいふ様に行ますと。あとさきいふで心ほらしくはふん〳〵扨しげいゐ。そな
たもくつてゐやうま者のおきめかさつさにうせて。角度定のしん殿のまんなかで。しげの
ゐが病気はどふじやくいろ〳〵のあてと。定の夕殿に咄しはせず。あのか人もびづくる。我いは
もち〳〵。所をなさけ候宮左目殿がまに合せてくれいれたが。平なら二人中の事しやいる
やうなきつてし。しうであはいぬ所。しれとよはテ何とせうかうからぬさきかくいふ弁りおれも
そなたもかくごはしてなれと。此ほんか顔にたつみや。しげのゐどうやうか死とむないとさし
かむし。多し。いへもせざりけるのの神の心に侍しとなし給ふに侍らんとなり。今立役もなされ
ねど。ほんが顔見て死たうないとは屋だうりさりながら。かまへは男の事也御身のかくししばい内の
おわすれも。むはとはさら〳〵。更ねども此ゆかあられなば。どゝ処人もおとり給はぢやう。公いや
ほんか命す。あんじる神目もあはず。あのおさんせのうにいくの有のは此子か仕合也やくはざい
章にあつけて。今から国へぬ心中さへ帰らは翌日にもけんしたむき。お願は。お願は。お願へ。
こといふ事なかぬ身になる。かく〳〵二人かりゑんと思へむねがはりさけて。あつい涙がこぼるゝと
声を。ゑ立ぬしいひ後千作おさん心ねを思ひやつむせむせかふむせかく。涙にくれけるかゝ
おとなひ思ひ切。とかく頼むはかさんに女ちがゑとは何よめこゝる。程大なおほゑのおきみや
一度此はる豆が妹をめげしに。七夜の内にはなさし。ゝめでましな事とあさゝめし其の大
一平がしげの給様をお供てきて。まつう〳〵や定のなん様へもたたなし御平さんなにての
まゝしまいと申たゆへ。れはかなかのかさもなし。お仕合はせ心とも入めにたゝなんとも神
ほとけのおかげと。かはきの内けか付て。レくりむしのれなわとのおまへの名をかた取てにみぬ様
たかにわたしがづかりまし。わかゝ申ないゐれば。かれは君は身の大事。かこいしるもふ帰
らふと。見くらへする中の間かく。与作様〳〵と。只子いろはか尋る声なむ三じやまかんだ。
それならときもはやう給へいにや。おれもかつ付。ならず心はからぬがやしきで人にさとられ
まいぞやと覚とする事をゑつとも。今かまへをよんだはたれしやへ。あれはげいのいろはと
いにてぎかん町の大なとり。かくいはばおまをよんで何い用やはるこゝにゐたんせと。おほ
こなやうでも女のしやう是もたきの一つ也。一つて扨まはり気こゝはなしやかてあい
たいいい女子作れと。さきをう人〳〵。もふそれこへおい〳〵。ちよのとゝちはなしとんでいて是は
〳〵いつけて。夏のおそばにゐはたいて。おいはし何の身。たしめになびになびとも。なんなれは我に
も仕合。大なるのあれ程お頼なさるゝ。とに身もしていふ。玉のこしをふりすゝ。子の人は
恋といふむなぐらにしみず。いへんしたはまのままほでく。何でまさるがない。身かといや
玉のこしもいつ。おまんと見て見てからしやみせんひけど手にけにけす給ひのぞそれても
まぼしにかるがちがちくちがつて。身はかやみいかぬけのるゝかいと。思てでんぜ。いちにも
ちたつとかさなたわたしがやはよき村の名参。たつた人の親なんどなくおとす法も五
〽おか外男はおぼん風。むどいか人とすがりを。かはしには。おさるとめて申〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵
文化のいいや〳〵。爰がになく。ウ〳〵そん〳〵だかりなや〳〵〳〵。かゝ夫程のははじやと
ゑやくだんすなられがいにやうにめいめいろし申たんすが。されはつい。それては水屋のへはひける
おかんせあひ馬のはまふもい。やうふまんしても口だに作れど。人なんともすのこともすのいとも
かいすばうたて。運ふいにかいま〳〵とふるこぞれ〴〵く人がとむるにしやる
中いま六百ツと明て出立のかん是はしたりいに女郎。殿がめしますますまくにぜひなく
もしりめにに見て入に仕候にもあたりに知を付。立いなんば。いよとひそにいたしけ
サ殿内のにのこらずしさいを。かゝならばちにつくなげのゐに。これ〳〵。ミヤ〳〵むかふの大やうし
あけな〳〵何にもおなな。不非殿。ころだがあはせたいと思ふて下さる。心より。此物が顔のきさは
とび五事。とに心。成ての孫。あひたいて。こをじつとこふてゐるはやきのおきてを給へ。
もとであるやかし。たひにあひに見けれたらずかなわれにもならふると。はをくひしつて
こたての。心をすいふうして下たれ。とにかれぬが母うみかでまもなすは。何でかや
そだちの身のみに。もしさかさまな事故見えでやがうらめへと。これがないはふるく顔
をむけてのみとむなき。しやうしかそめに力を合せ我もつまるゝおのぐひ。次はらら
毛乙中ヲシ六十七九分ツヽ
車たなき身もうく。ばかり忽かなき女作なみおかくしおさん女いう。たいぜんもいふ
もときなり。はやくにもとへ出りたい。この者は帰らぬかとなたは可しなはば
てはやこふといふにぜひなくふところつむみつ子のす也。ゑんよりひにかせ
定のしんねがほつく〳〵〳〵おまりは。きるふう。やう。やう。し
かけてくれば。アヽおやごいちざやうすなしかは。ふきづが此五つみ。かくめのかきたやくいせん。
色てたりなれ折々に又有こむかとむかど。すにおはひふき入て人のぶすだれごし。
とくれさらばも口の内。物見をそんとふにふがめとめ。引けれは立のに見おくりやがらい
らぬ顔おその方へ付て行あへのた〳〵幾々尓供殿是にか。くに何て何のかき。
尋けいれ行人もりにつぎしかけてかいたれど。定のしんにくは物へかはをくづしておふと
好で。うす。なんといみて人かせますかぬ。人がうれば。そんにしき人の
わぶか殿かなぶりかづみでん〳〵〳〵をあらござらぬ。しからばいらざやうをちやうとはな
さるゝらはぶけいほとかとか丁なみなされ。手まへが兄太夫はとやうほうのしなん仕がおたり
まふたりする手当でいこ〳〵。此八郎つぞは打ぬが。ぶげい一とをりは何でもござれ。さき
坂がびこはれても。かに出呑めたほうへ向み。何み。何ばうむねんにゑはれても。そ様と
〽我はさしとた。つみでちざやう風まいしおまれ〳〵。もつごで人はきらね。かう申せばもの
しりのやうてかたけれ共。よかつこう給いは大元を引げ。とをならべていくさをはる。其心を
もつて仕らば。何年もいたすまいかいかはほしろい。かう切こまばと心き打を経口にてうど
かけとめ。ち。ちつと。そふゑいたすまいきまし打とはめつぽうほうとうにお引なさせはね
とせば。有て付入なぐもひだれび三つてもたびあへきこゝのにわぎわつかへ御
へんも我もといういちざやう。私のゆめて。らならふびのころころみ。こりやかうと。生物
〽かくれは法みのあらひすをはかへひつくるへてかたく成我きしじやとそれかのふ
た。いわまたなもおかされとぎやう口みげん打付けんべたくあつれお手さばまふ打くりし
ありむるはさぎ坂わづかへ馬とびしてそにぜかける此内与作に打むかひいよ〳〵水
殿にも明後日御きこく有。はず。んごにお供なされさてかくにて段々えあげる。身うけ
いらざる物。きでんい名あてにて一手に向はされたる金に三百両すなかけやなれば
こんじん平がぢさんすはひつちやう。其まゝにかへなさへなされぬへげ外さん〳〵はなしき
なんとしよしは国えにてゆる〳〵。こんでん葉のよくゆく侍る。明朝まくきける女臣さくやう
らばしよしぞしきれれつくれ。いといとへわれのしがの様子物かけるかけるかけしづが。ゑんさき
より内助参れ開物〳〵。こと。こと。のちやしまへ今渡すし本宿へて。早路をまに。アケう
〳〵じやとざふき合。ぬかるな周助。まづまつからず。汝。いたんによふが上に。
第弐すゞみの段
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
一同一
とてもあそはゝ大きなあそびす手ばなたぶじのお山を都の中取せてふもとで
きかんい大すみ。大坂の舟でしやみ引ことひきたいこ打。のつとんにてん〳〵くはん
〳〵のくはんすさなにしおふ四条のす。大たぎ。江戸大坂のだしきがりしりもすやうぬほん
とてう。いな川はたのかきへし。一いと下にあんどうまんやう。水ちやう。水ちげん。
見せ物しはゐやきかひまれあたりひゞしきにぎほひ三名ぐゆの中をうそ〳〵と。のごき
まはつて八度此国初め何しておると尋むかふへまつふへまつくあせ。おさんなれにかつゐにまか
せて三条の橋の上頭かどり八百べんばりきても五めにあひませぬ。どうで外で
金いんさいかく尤まりかいふ外でさいく成。ならばそれをおいれにならはふか。平めが人主を
してめで其とがみに作めにぬり身。其為しゆはなが。おやしきいこしもと云げのゐにかれて
居れ共。なさけなや口介夫か夫としをて。おれうりさきへきはつくゐいる。あにきもも
へん。に作めがぢやんと引くへてそまりやたる。何どさもかろぶれるかん。ふれるかとはなぜおたへ
申上げろ事はづくのからでもやきのかきて。ふちはなしておなまひなされざれき江。舟
作はにしまへばよけれど。かきてといへがはいひしげいゐもころたにやならぬぞいはれ
はせず。ごげばけすふと御用いついでに。しまゑ又公ころに。のゐづもの花むさき
どこやらしげのゐに似たるゆへの五すごしあげ代ざう用二百五十両其金を互に
ぬり付が。此八笑がむんではあやまいな。にもぢう〳〵御尤でこはりますが。かうすゞんであ
では平めにあはれまい。かゝ三条ものかにはせまい。いやく三条へはたも斯まし都にし都に
ていためつなれ。すがじをかろしに此川かたへ参るはいちにう。ぎなことはれとかなづき
合すかりばしへ為行かやふけ渡になばうのおともわん〳〵みせ敷まひ。二かいのしやみのね
⑪
第弐すゞみ〇段
し
とてもあそはゝ大きなあそびす手ばなたぶじのお山を都の中にてふもとで
きかんい大じみ。大坂の舟でしやみ引ことひきたいこ打。つとんにてん〳〵。くはん
〳〵のくはんとさなにしおふ四条のすみ大さはぎ。江戸大坂のだしきがりしりもすやうぬほん
とてう。心な川したのかきへし。一いと下にあんどうまんどう。水郎。水ちやげん。
見せ物しはゐやきかひまれあたりひゞしきにぎほひ三方ぐゆの中をうそ〳〵と。のばき
まはつて八度此国初め何しておると尋るむかふへまふへまふく心あせにかんやれにかつ向にまか
せて三束の橋の上いかどり八百べんばかきても立めにあひませぬ。どうで外で
金いんさいかく尤まつからふ外でさいかく成。ならばくれをおいれにならはふか。平めが人主を
してめで其と。かみに作めにぬり身。其為しゆはな。おやしきいこしもしみげのゐにほれて
居れ共。なさけなやいたまな夫かましをて。おれうりさきはつてゐいる。もいるゝあにきも跡
へんに作めがぢやんと引くはへてけろりやたる。何どきもかつぶれるかん。ふれるかとはなぜおこへ
申上げろ事はいづくのからでもやきのかきて。ぶちはなでおなまひなされざれき
作めにしまへばよけれど。かきてといへがはいひしげいゐもころたにやならぬぞいはは
はせず。とげばげすふと御用いついでに。しまゑ又公ころに。のゐづもの花むさき
どくゆらしげのゐに似たるゆへの五すごし。あげ代ざう用二百五十両其金を千金を立んめに
ぬり付るが。此八度次かむんではあやまいな。まぢう〳〵御尤でこはります。かかうすゞんでゐ
では平めにあはれまつ。かゝ三条もへからいにはせまい。いや〳〵三条も斯にし都にし都にしかにし都にし前にし
ていたやつなれ。すじどをかあてに此川かたへ参るはいちやう。ぎなこみはれとかなづき
合夫かりばしへ為行行かやふけ涙になばうのおとものわん〳〵みせ置まひ。二かいのしやみのね
もかをきさはいがたるかなむしなく。何の松むしくわむし。なれむしや惣やがあみ
ごさに顔かくしいうにんひしき大男こしに大たらたく〳〵と。川がたあゆみて。斯くかろに
ふたりつれ。さんなの下はもまじ〳〵のむかにより。おく。よごん二人四人かは言ふてにいませ
〳〵と云〳〵と。我まく内にあるをきよろ〳〵いぜんゆるゐゑやうはいのまにすろほり
ぬけぞせうだの上にしのぐらお沙とこそ見へにけれ○この四人はちにはなき。おかしら
こんやはいかふやまたが。さだめて何でよいしごと皆侍うねてよ申みた。われにはなさか
ゆめ見だゟにばされたしと思ふたゝめがさめた。とにでも身に金のいかゆめ。のふおかしら
めでたいと。いへどやうざに成でこすばく。あくふかましいさゝはるは。から〳〵と立いほ。かれ
□□□□□□□
はがりをあてにてにて。いみじどどれ見たあつとかい〳〵めんつのそこ。あんちやく
たこひしがみふく。。まめざん如く。袖だみいうすでをりでうせん肩いがみあるびは凡
かう心をいせつたせうだの上になられいうに手帳につけんもしどもなどがくつたよ
長めはまだみなひゆへこんやもはに物ばつかり候かみいはおとめぶかつきににはやすつ
きり中にたまがない。又きすくつな〳〵とてはすねるぬすへんぐやう。
ころへてんずにまきたんでアゝ出します〳〵。出かれ出たすば是でひてこますで。しね
まへたひんをもますや〳〵〳〽〽ナイんないと思ゆがみといてさし出す。
六てくにかち〳〵こははかき。かくいゆひめにかえすとはいつからねてかひ給ふたくごだゞといと
てゝあさんどでもする気が。大介すへめが。此しゐあたのとごとに心にてなまは。いれが
しとは。し見たとかみ入つがらぬいとかげあふしびいて見ても人ひん。するにて見ても
あき給ふのうし。大。しやう五此八貫はばいかくあゆみより何かしいとやうてちにちとたの
みたいねが有何と頼まれてくれまいといふにかひがすかしもて。アイアイヤイのはいはん
頼六とはアイ聞へた。何ぞれ。れさんたが。ウ〳〵。みやうな事ではない。そちが名は何といふ。アイヤし
がれは江戸。何戸。何じやおば。江戸江戸参といひやんず。かに。たいせんがでぞちたちがしごと
とやうはたゝきとや。たんれんけいゆへ思ひよる。そかいねてもない。つかうとみに口。
なばれなり。よごんじ。がたゝやかいでもよつて。まし皆悦ごんなしごともねてゐたのべ
そこんなくかうがやぞへは五五とやうが。大ひん三百両持て間は。もいがなまていまいつか
すはさまはとなんの手に入は。時に車を。だぶといはしたゝ。きはによいさがきはせまいかな。その
たいさこは何の事。ましさい太郎里。しんこんといふ事。何い〳〵さつのこふでに。それ
やらじといきで〽礼が有。つやあろ。なる程〳〵。こりや有あひい金三両手付に渡す
ぞ。申よしくとのみむ所へ王子の方かはる内助有くかだんな事がぼ付くらへ此
道へと出るつていかまく頼んたはこらのり。それかし物なかくとを見せんにんじゆぎ
らすは此同初めもなまにて。イツヽ。しろくくゆゑやまになる。皆よるだけてから
かめて。車が爰にいゝがいまつとあろて来る。かねといか。かれが出がんにはざんをすくるは
こゆんに渡すは。あとからかれかけるなち〳〵まじやかテ高がしでゐでする也かやいかん
せと引まれてぞ身ぞ身を忍ふみしきはなをめにはなをみたびにのねよはさうなかね。
わきめもふす一て。ひきやぢやうちんいをも。てう二てう二てう大またげ。
いろで嬉しやまだていと。いとであもて平々。どいじやとてにぞにぴつくるとびのき是はし
たり。あまはいこいて見へなんだ御なん〳〵と行すぐ。行へくとかきて立ふきが。わればいはげ
はおいゝをやみころしてもだんなは。なゝにしやごんよきゝながしたくなともとさきをかつ
〽まきもうはにや立ぬおいうやま。あすからすひにも出られまいすりてやしな
あつならぬなまいともゝをは。い。いふもやうは。いかゝもせうとがねだはかゝる
それてけれ扨はと平給ばかに。是はだうりしやまひく〳〵。三夏に給ひのこり
てうと有有。まてとらなへ共是は。酒でもいんでねて一日なれと。さし出すぜにひつ
左くていふ相付。四人なるふたりたりおともせよ。からいのちのたはがきはがきにか
人まへに廿四文いやすいのちひどいつがきはめたばこいつがやいとつきとばしちやう
ちんふみけしまつくがり。一平おびをしつかとしめ。このへた。うぬちはころよこにね
てけんくはよかける物なじやなうつむしめれいせもとてすまかり。金もく只今も
やうでくび両手にしめ上おけすんほん〳〵けとされ。いこるへ入が両足とは。はねさん
ともがくびとぢしんとつかみ。みけんのひやうしざくはぢく。すきをうやびまきさつで。
まかせておいくもいかみ。是へかいてもんでへない。何んへついて相伺いればらんとよ
両所を。すのつく思いてまつへつとぶりあく。江戸原中へわけて入ア〳〵まれ侍〳〵くだ
さりませさつきにから聞のてもゆる見てもゐるやき方のお人はふながしりやうけ〳〵
ヤイうぬいてんごうひろいてかさいだいだいだいだいだのかとばふでも
百のぜにもふけられぬばちあたりめがよごんず。あいつちにたはずといかしやんせ。
ゆかんせとやはくて入てしてやらんとそこだゞみこそ。てきなれ。平はさあるや顔
〽わりやあいつちがなかまのおかしちだなゝそふいふがうれいとて。しからばきさまに
たのむと。こゝろをゆるさしあとからやかのか。かゝみ。其手もあるては。かまどにをを
なふかいりではかぬうぬいのちがねぐさつたやうぬからさきへと切付るどつこいそふはさ
せぬ。チェかしこいぬつ。おいれなつのうじきじやとてねぐさつて何になるで。うぬがふと
ころな三百両。こちへたい〳〵。イヤそるやならぬ。ぶところにかねがぬまいのでも
ないが三百両といふかずじをおぼへてゐるがきゝ所。うぬたれでにたのまれたなサア
ぬれば。こまごとぬかたずとかね出せぬい。からぬ。おこせ。イヤならぬと。まづく
ちがりに四人のこじぎ。こゝに切に切返せかしこにのめらせはたゝけども。たせいに一人
切こむかたな。大ぜい道つざふら〳〵〳〵。其ひまに江戸裏がたいふ引出しひつつ
かむを。うしろに。わぶがみ付わたさじものとひつけるひも。はなさじはなせ
のまん中を。ふつつときゐ一日団助をからたけわりにきつてすて。見れず
さいふはわしづかゞつかんでかけ行八平次つゞいてかけ。東を江戸ゑかくびすい
ひいやりなむさんといのちから〴〵にげて行あとに一すきやうさいごかく
ねんくちおしなに者め。いづくまでもとかつかくる打手まとひい手かひのひ
にんぐびうちおとしかた手切げざ切どう切大すくはきめつきとぞ
第三勘当の段
四かいなみしづかにて。国もおさまる時つげ。ゑだをならさぬみよなれや。あひにあひ
おひの松はちとせもうごきなきなき殿の風下やしたけふ教の御きこと。あや下部
がはきさうぢかくはさんざはま松のいわるまよゟゆひいれの。千やをもてなすしうぎの
小かたひ。さがつきものにかさまりて下にきばふ計也さぎ。坂行が女房ふぢなみ。もて
なしざけのほろにいきげん同じつか官な夫が女房おざゞみぬも心も心もあやくしく。心
いくねにての顔付にて。予やつと共けたからさうぢにかくてゐて。まだらちて明ぬかと。
しかればふちやみテよいなヤウしもや共為殿のおふりは程が有ふ江戸のおほにやいたゞ
今お立ざうぢしもふて御もんを出た。はやうくにちうげんと
しとやかに出給ふおゐ殿の御れん中みさき供せんおそばにつきこふしげの雨も里まりし
てさいふけふまだふり袖のにかみどり。子持と見へぬともう。間かさがづてのまぬのおく
ぬれバ。こまごとぬかたずとかね出せやい。ならぬ。おこせ。イヤならぬと。貴づく
ちがりに四人のこじきこゝに切に切返せかしこにのめらせはたらけども。たせいに一人
切こむかたな。大ぜい取つざふら〳〵〳〵〳〵。其ひまに。江戸表がたいふ引出しひつつ
罪をうしろに。わふかながみ付わたさじものとひつけるひも。はなさしはなせ
のまん中を。ふつつときつたる団助をからたけわりにきつてすて見れ
さいふはわしづかゝつかんでかけ行八平次つゞいてかけ出す江戸表がくびすの
ひいやりなむさんといのちから〴〵にげて行あとに一一きやうさいぞう
ねんくちおしなに者め。いづくまでもとかつかくる。相し手まとひい手かひのひ
にんぐびうちおとしかた手切げざ切どうゆ人わらはきめなきみて浮世なれ
第三勘当の段
十一日
同十日
四かいなみしづかにて。国もおさまる時つげ。ゑだをならさぬみよなれや。あひにあひ
かひの松は。ちとせも。ごきなげなき。殿の風下やしさけふ殿の故きまと。にやも部
がはきさうぢかくはざんざはま松のいるまままよりゆひいれの。手へをもてなすなきの
にかたひさがつきものにかさまりて上下にきばふ計也さぎ坂の内が女房ふぢやみ。めて
なしざけのほろゑいきげん同ぐしつか官軍が女房おざゝみかも心も心も心もあら。有
ちくねまい顔付にて。五十五十九けたからさうぢにかゝてゐて。まだらちて成ぬかと。
しかればんぢやみにてよいなりしもや共為殿のお帰りは程が給ふ江戸のおほしやいたゞ
金お立。ざうぢしもにて御もんを出た。はやうくにちうげんとぞくと出て行間の内より。
しとやかに出給ふ心有殿の御れん中みさき御せんおそばにつきやげの雨も里まりし
てきのふけふまだふり袖のわかみどり。子持と見へぬともしやう。間かさがつてのおく
かな。本田弥三橋本あまりのにしやのもつて。はまのしはものつしくあゆみきくれは
おくの与三兵衛あとにつゞいでいる是はく千三番殿ことに御ぜん迄御見おくり
下さるは。かうがもなき仕合。まづ給つて此たびは姫君ならべの姫のゆひいれの義。大
藤左衛門様にもさつておかけ遊ばされ玉人の大臣ごしやに参りしゆつしやときやうゑつ
しくと手をつけど。がゝこれは嬉してみづからもこじうく恋のしくべの姫。おこの行のを
侍れいの。みなる程共尤。姫君お十二才に成給はゞ。御こんれいをなされにと有大まの御
ゐいまたいまた十平じせつまやも長めいにてきかりあたば其時の御むかひへび弥三
左衛門に是程いさへもまだながいさがたしたい。まつて今日は。与三兵衛心をはじめ
いづれも御ないしやうたち段々のおづかひどんは江戸ゟしたゟした咄にて御れは申さん
めいく此方ゟもさん〳〵になるをもても其んへんぜんきでんかつく頼念なを又
ごくしたのみざりなんざういわずいふんけんじにて。しかばか藤仕候也。明言に記
の人五郎は与三兵衛ものよしゆ辺御見かくりと打つれの前を立て行いざらはかくはかくはかくはかくり
急り出んにおんにおなしやすかへてけしやうけかひもろに聞きだめて江戸へでわし
がきりやうのしやすがあひよんなねじやとふくらす顔みたき以前もしげいゐもわひ
をかず袖たもし。少いやみかした哥へこへツヽ百三十句もあつできりやうのしなずいふと
まごとをひてつねよろも。都にござる殿のけふ御さこにからぬがへて。爰れもおもろ
かね。その五かひまがいるはづじやお国でんあくやう男女。不作殿がかすなれば。おろかしい
殿風をそくり上。いはとやういふまひにてつれ東山でおろし。四条のすみで。こゝ打
まつてございに。みたきのもおへめうのかく御さけで。おわんきがれい。わしが夫藤大夫殿ゟやうへ
けんじつの大なんて。物がたいへ出れ。時也そこゝゐたりいくしもとに心をかげ。中はいやゝし
い。其こしめものぐれいに。ぬ給つ男をねとねとらふとて。びゝりしやにもどしくさり。にしもめ
にかるがさいで。けんじめめめいはゝをぬけての男を以て引して引けてからからかなごのてばへ
よりよいといふさいくやうごひ。いねばかんにんにんじませやと。あくしげの心も身にお
ぼへなき哉○ながら顔をあらめうむけば。あたのこゝあたの。いごとなれに見せけて男を
くらすにませ者子にてらしといふ顔付は。人のゝないそんせんあ女の方になつこしてして
中い其中にてながけんじんじんなにかけ。上見ぬわづかづか友大夫さは好内どう〳〵にてがみ
やしきも立ふはは〳〵御所の外の内には入なさるゝ。名殿にもまた御きことはいがし下左内
ぬ身が申たにちかひはない。そうべつ。ふつのもうげいをすくぢがのゝの人どもかん
じんのごしいにいはわきにて。つぎを打たり。まひまふて若殿の六七をねへつね。またつみ
と今もそれをいふ事。アヽ女房共何をにさしかただまつておゐやれ。其文さやうひにうつあれ
中に
五十七
名なるも有りにもめかはさま〴〵さまにつて身共をいめ第八度迄も食へのほかは
何にもきだぬ。ほんもうたいさい。内殿もおといふんぢいふんぢいを出しなみなされ。程〳〵
〽かちうへ御しなんをなさく程めべて。さでんのぶげいしやうもござらぬ。こに其人のものもの
けんかうにはなされいで。わたをもつくゝになさるゆへ。ごろさい方は云ら候へときに付て此左
内がしたづいにづ。何と御らうして下されと。私ば忠兵衛夫ト〳〵はいけん仕のふとつく見てはア
是は第八笑につかしさせんやがにつか。ふてうやうやがゝもし。やうではさらぬ。中うれ処あ
まり見ねにござるゆへ。笑次殿にむりしたもうはつた。是は〳〵。御そんぞうはせるやきない
に存ると。なしながばにたていふ三章。本田を見出る。五刀。官定めて。外方へ出る道
のはいる物も今見付立参りしと。もあへぬ。藤の御さくとおびしくに有のければ
いふ侍かりしにお帰りが。姉や嬉しとかく方は皆迄もなひ。女子程もなららんざかりて
〽はくもしめものゞれいに。ぬ給つ男をねとふとて。ひらりしりしやはどしより。ましがの
にかるがさいで。けんじゆつめつくをぬけてゐる男を以て引しや。かさねてからなごのてばへ
よるよいといふたいじやうぐひ。いひばんにんにはませやと。あてこずいれてしげいゆも。身へにお
ぼへなき哉○ながらずをあそめかむけばさゝあたのこゝあたのといしい。いさめに見せけて男を
たりにませ者子にくらしといふ顔付は。人のないそんにやけんぢ女の方にしらしくし一
中い其中にてながけんじゆのなにかけ。上見ぬわぶかゑ受さき奴侍どう〳〵にてかみ
やしきゟ立帰り是は〳〵ぬ所風行には入なさるゝ。道忽にもまた御きこてない。わント大内
ぬ身が申たにちかひない。そうべつ。あつのもうげいをすくぢがのためへ。なんどもかん
じんのごしいにいわきにて。つぎを打たり。まひまふて若殿の六こをねへつね。侍りにたつみ
き今もそれをいふ事。アヽ女房共何をにさし出ただまつておゐやれ。其文さやうつ。ほれ
身にも血にもやうめ又はさま〴〵さまにかつ身共をいぬ第八夜迄も食への心かは
何にもねだぬ。もかうたいさい。自殿もおもいがすいめんぢいを出しなみなみなされ。姫程〳〵
〽かいうへ御くなんをなさり程に。さでてんのぐび申やうもござらぬ。とに其えいはそのもの
つかうにはなされいで。わたをもつくらになさるゆへ。どろさいたるはち候へそれに付て此左
内がしよびいにつ。いと御いうして下されと。おば忠兵衛じ門と六けん仕給ふとつく〴〵見てハア
是は第八灸につかはしさせんやがにつか。ふてうながくもしさやうではこそやらぬが中くれば
まり見ねにござるゆへ。いたまにむりしたもう仕つた。是は〳〵。御とんぼうはしやきない
に存ると。なしながばに左くいふ三京。中田を見出る也。官定める。外部に出来るべし
のおいる物寺今見付れ参りしと。ひもあへぬ。客殿の御とくおびしくにぬければ
〽只侍かねしにお帰か。姉や嬉しとおく方皆迄もやひ苦楽様なくさんざめかせ
五郎ゆるきたいは。都の酒を持とてこちわげにぶら〳〵と。御気にいつきていに作引
つれて入給へば皆こんく手をついて御さくよろくし奉る。
見たぞ〳〵。扨よあとはへば。かばのきげんげりとない。ざめて。おれがをいといと。ふと
くすゝめは竹にかまる。都で我はまひ子にかまにもまひ子のいでに。
いろはがなきになびかやわれにもまるゝ気しやしやうすはしきににかく。此あとは。
わすれたりとよ。極定のほんそうをまふたがおもしほつと。又おくに見せたい。かのまひ
子がはほうつしよき。舟作しやみひげ。おもくれと五郎。両内皆殿の北のみのや。
ことふくてあかにかくにからぎやれくれくれなゐのゝやへば。天かげにかげさせ。もう
くんぼしや。こかる名は友を見さうかい時もようかぎやしくそし遊ばせ。まら〳〵。此
期をうちつと見由たんにはしたん〳〵。四たん。御百姓明年は八たんじや。三時年は
ゑ十八
ます
ユウヤウマイツヽ
十六いたんへんその女の御百性とあび打たるは扨もめんになくづみ也。びやうは上のてう
しもい丁。どつとほめてとをしたアヽしんど。水をくれいとあせたら〳〵さらぬぬとぞにけり
かく方ふぢなみさのどは形。にがり切て安実何と女房ももしろいかどいかどいからどふ見ても
見ゆく。大かた国をもん所に付ねはなされまは。かき打てはふてかいう共かしさへいしいる
は。此まへ給へかふきしでゐがきて。あら木女次京がかちうやく。アゝしさいうやりかたはれは
亦次京。与三兵衛もたんてのちがひでやしやにならいでざんねんなとうまいなるう
まい物。千三京の内もあされて目と目を見合す計也舟作方をねてばつたゟすんで
今に大殿のに御たいたいかんせさぬか。いろしやもおき侍んがおはいいたやと思ふて
ふうゆへは。夫なくいし。女作やたかなごとものとい〳〵〳〵と。かたの手を取さいに。者はふち
なみはざらしげいゐも。御跡にひつふて。上やきへとぞ。暫く。折くわしいがは貧なみゐる中を
ゑんいきなく。づかくと打出のふれも是に。あにじや人だのしやもはまにて今おちにかや。
京の道をまいてものややうだしい。アトそれに付て。京の山たや善薬といふてうにん。いう
しうへがき〳〵に申候事が五とて。げんぐんにひかへてゐる。何と相ふてやらしやまいか〳〵八
ゑき。其てうにんか何者かねどぬが願ひやらばくし日。もう日にきおいで。いう中に
ぢき〳〵にとは。ごをくゞくぬりよぐは者なくにんにいひ付て。かへしめされば。
おしやかな。此友大夫やいづれもにぢき〳〵にあひたいといふ。ゑのおさめかかほうのひざうすつ
ふまいでござらふ。ウ千三兵衛殿よび出しよけにつらふ。京都いてう人しらすへまはせといふま
程なくにとしてかくめ立出るなりかづとう。すぢなはでは。いかぬいゝ付におづくつくでは。度有
夫声をかげ。京都いてうにんとは其方には。何りのうつくなるで。ウウウヤイはござり
ますれど私は京みや川てうかたや義兵衛と申て古公人のきもいり私がうげに立
六十九
ておはしたいろばと申よひ子。此度お国い長屋の身うけなさるとんで。与作のから。金子
三百両おほへ共に参つたけにござります。所に千作の御けんしうが。。今年の御けねて四条
がはらでぬすみなれたとめていろせ。身うけもちが明達ぬ。天金子は原作のが江
戸のさんぢやにしやだんが有て。おつかはしやされたす。うらし義景とやらずは
〳〵〳〵〳〵物をぬかすか。是にござるはなんの御しん。に。与三万匁。たかにて金子。千
内殿がよこきにせゝれしとはじやうにん玉〳〵ぬかすいか。たゞしは人に頼まれたが。前で
ま有やうにぬかしあがいふ。これ〳〵の内に。はふ町人をさめたつけると。こは。けんを得
申さぬ。いふ事があたばいは夜かけて空さふ。アゝいやもふかな急れが登るもとおも
そのふふふうをのじやともねでごさります。お人めうの上て。二百両や。千両はやうぜんいあり。
身かけがあればきもいろも御しうさをもひませ。今日をすごします。何とで不作様に
いちをお明なされと。おしやつて下さりませ。成程く。まわりれいにちがす。不作殿のにはう
と見ゆ。もんだしてこゝそふぞと。おのがりじをぬるふへん。〽これ〳〵弟。せんぎとは誰をんざ
ころこんでゐよと思召体。アアウムそれ品。殿も今日御きとくなれば。其方が願ひつて
此方よりやうけんも給ふ。まづ今日は立まれはやうにはなき付身がたや忝けはやけいや。よし
ほう。願ひ上きすると悦びいさみ文帰る。女上京は物をもいへず。のくねんとゐたしが。
かたな引さけずんど立を伺しばし引さめ。与三万殿し。いゆへし。いへまだば髪の通り小つ六
すれめ。しばいびゝち申け。それはそれはたれつより。作殿にとつかさいおほなされた上
で。しばいくびもせつぶくもがそるまじとこむる折かゝまい介はやにつれて
立ふり。事かいう共もしん〳〵ふいなみかさがへんぜつて。三やしたいかゆびもないたが
にほかへいもよほとめくばかれもどうどうやみさうさに。ア定のしんがんがのもつか
より
何がなかたてやつくれ。おつびももとがすいち。ごまでそろ〳〵みなる。かれもはこでのは
きて。さアアとなつみであらひかけ。ようにんなむかみさうや〳〵と。ぜんつとめをやうる。そこ
でおれもがゞおれて。やうたひではござりませぬととふされば。はいれがたけつくすがんと
もなさにかんさんをするはいめいと。けてなむしくぢつたといふいいとぬからぬ顔でかう
したはしなさやむ事我心となげぶしををもて。こそく〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵の
もだけ〳〵となるにめげば舟三兵衛はそぞにさし給て。せかれに作が吉に付てもだん
ずるしさいめへかくほとし下さまへと。聞よりくつくもろしけのは。もしや二人かるのみす。にも
とめとめて見合せばかざしはばかにさし出て深くちつとへのみなむすにあけんもたかつと
いふをおけす友勇へあといはずく女房も。ふぢなみぬともふに。御両かいれましか入
〳〵。しやまなくばいくはいろゝといと打れて一間の中に入給ふ女作ものゞいて立あける。
□
せかれ給ふ事有くおかけられ。父の御身といせも立を立すべしぬす人めいのれ
がふしはすたつたはい。よく何ゆへたやうにはあるましぬけ人たけ〳〵心とはははのれがねがねがねがねが
にとかを持ながゝ。親にむかや詞を又すんとくる君と。たたきまんでくつてしひき付ごめし
を上ててか〳〵と。たきするを見内押と思ひ。ほきてんのにはくでも。殿やりたやうやうやうやうやうやうやうせう。
いた女ば殿の御けいゑいもおくやれず折てうちううやらと御てたりとぬる。成程〳〵。つうを見る
もあそろにきに。殿へふれんと風の付さしに三兵衛がふそうかう。かづこにかひいひ
そふとかずれど。みれんながく月ゟさきむねへ浅野せぐりけ。申事も申には。わかやくに
金次殿のぶさにせがれがふれういひなて下された
女がうかうじや。いろはがきもいりまたや義景。たんや今いゝきて何にもかもしわゆ也。其
上にはをを出す。身のしのしろ金三百まばひ乱れたいはる。なくがらこのに色と義常
がこへ状。何々其金せつしやがんごと申たか。につくなん。やうになんせし上はらすに及ばず。
かひゝき仕候此度あへははをかけ候せといればかもさいはうもさいやともとゞんと聞へな
き御ざしんせんとなさにけらい一互に三百両の金子のごし持て置道すべい。なくず大
ぜい待上せて。金子残らすもびんれれば。お手を人切とめしとつうを残し。いし。ひわやければけ
ひめは是でゟすにしまはぼんかすかり。わかり。心はゆんに。うたかひるといせもあへ玉ひさ
にひさんを法なげ。申せれぬ。其命をかいかぐひきには。何ばうなしやうしかしがしかし
しやうけれいひわけやい。いひわけたねばねはいれがとが。枕一ものはぢさう入。るも心にも心う
立とするやと思ひてむねに。もよくはつしと心万分の涙いく〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵
おはながくづれものづれものけるまへも見んぱく代男には一介ねやがらばうれうはやうはやうはふらん
ゆへ世を見がきつて侍がたくれす。家をつくべき身は。しよばんばんぐんともの事をすて
させる。よう者ふちう者はいのれにかたにあはぬと。人ものはゑんさきけりかへげにどうく
けおとせんしらすにひんやしてむ稀済に上れゐたる太夫はゝこそふけばよいきみはるに
八安次郎兵衛作殿ねがく五物へいひわけかさつかいでさうしに方。きばかきてもやうちに
からぬ。声ばいをきゝそふよりもくつてもくつてかやれ。ひおきたいさあときうべのよしみ
たつびてやいにと有てまひましく八畳両にまゑはめしやうぢういうぢと此月か御じぶんに
は気もとい事が。何く〳〵。キサ其元のけり。日め。ゆめとふたきな。されは。いづこめへ。京都
かりけかちいたいだ。イキとはにつくいやりそれならばさくく〳〵は同めが。京がはくで切れて
ゐたを御ぬないか。しんかつてそんぜぬ。かゝいかれしやといれとい。平が今は来たも。国助が
切れたもどう日どもとく。でならぬすゞこのかはり。だすれは此合。外にしつかところてが
故に立はまつた。なんとそふゑれぬかとか月にくつく敵がれて。むねにかほへいは夢にき
□吉□高わひ□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
おるえばならしは笑はふしくつで。なすぞさりお成ぬどうわして。じ見しつへおやるか。ます
それば。トテ国ゆがしがいのそでにかちて有て有。。其方かいで有ふがなく。金のついて
も切れたも。それでもならぬか八文を。とがいれぬませとことしなみ給ふみ給ふしか
すやうぐなげ。殊にとしかね打ひしけれ。いかれ。いかやうげに。くひぬとはたら
こえねて藤太夫。犬ひつけ立上つ。上につ手につてめまろしかく思へ共奉行はは上へおそれあり。
命めう喜ぬす入め。。までけるんで。大になけんせん。ほろくへかとまて立かり。まわきざし
ぬき〳〵。固かず。然ればうめしとに都見せとくせんをとて彼身のむくひは
〽けんぜんといようこそ見へにけれ。目立作に打むかひとかめいくにあらやれたい。この
刃のれほとのつを御ゐけんも申さす。あまつへき用金を見ひとくれ。すぐしろくめう
たも其方へ。父実といふきにくいほう仰付候あやうに申ばしやじをあづか身がやめ。千三
京殿へのとんといさぞとすいふうき。まためて腰でもおめはぶのみにもなのふにはれは
ゑいす事の有り有す程に舟三歳も。浅むねね。成むねなからすんと云て。汐の方
だ持て参れがふくとににこびかんなれがきたるはかれ付けれさかだにもんない
亡ひぬけといつけ。此ちにしたまいひも。おびしやくと引ききひといふるきださかへば。立
此にごとげとにて。其なかゝとはいひならあまし此度草のおいふといふといへといへども
云ものじ又心にはやとめになかんしいよこそ〴びやけれ。父金に取上んかたみかみいやや
江大ぼう共はごとざいさんしまに三郎殿いぜんとせんとせんだきに立ば五人も打込やうに入
あひも。忽く。雷のとひぐにて。今の千作が身の上ぞん涙にくれゆくれの事をとなり
しいぬ身もよものゝれず心り。身に思ひとふやうやうにして
慈二十三
下ことに立におつて給へて参候もふり又は重のなる。女仏様な。の事てかりまし。ほんにとれか
見られたなり。此まへそれでもすみもせう。何に残るやうか。かめはかはかはうか。ぎのにもうでに
起れながゞる事顔よう見しつてゐて。跡をおはれど。奉公の身なるかしたは顔見る事さやく
なくぬによふにあふ事も。なくぬに成に成くて。くはそのない子と思は有いとふり。
にあてふしふしつみ髪をもなず泣ゐたま〽だうのと〳〵多く。しみの肌には。孫は。父父がわざ
なれ共。悪心ののほうのつと。御用金を取。子が。此方へ候て。て。毛を身やあさましは。たる
身ひたいなん。もしのめうにつきたかとゑみなけば浅草。其京みがれしやかへ思ふ。思はそのつ
なんざも。ねをたん。ゆればまひ子ゆへ来ぬいたあら。かまへもいつにもにもいせん。すでも
わけ立中そへなそれゆへに此度の身多身受もおまのすゝめてあつかつかしかいへおほつかしける
〽ごばいで。あさましは此すだおまぶのかなしかつ。つけめへしやと嬉しかつものものもやそゝ
ほんに聞へんぬ心やくつまんさみにしかすしめぐふことか身をわすれ人をあげてうらみ
泣事御聞へもうた也ければ我におなごいなと云はありやんと間の
其かに。ツヽこは人としびひゐば。汝にかくるよくるらす。いやみもなき事をしたへて。弟介の
くがり。誰じつ。そいはざれは。おこのなこの治三つき。さに。さい。わしもはれできた。穴に誰やう
人がゐるとおさら見付あり。事となさはに仏殿まだまだ出てい名が。今後たかやごいとへはたし
かに重の井。梅は無義にてあやるにかつて。もひたさに侍て有のかふ義は取都のかたつとお
金いとかゆへきなとが。きはまつてはなたは心や重の中もふぎのとがなくにいふてていたす〳〵
あわけもないきゝの今治たはもりつそと。よそいかの母。しかもふり船さてゐたまい親ケめ
作力はで給へがいころたもこすな〳〵〳〵をど。よしるおなんを出し。アヽ今かんといふ物
いわの物作がまやかやかややみずいでまいでもいばといへといふみを。三十五郎さず坂
一扇ににさま〳〵と申やくれんはまのはやうに仍て。夜大心にて。かいにやの娘こきき
これ。あいや作かなどはしげのゐたりにふぎともたゆへに。せんざせにやかきませやと。いふにん
内もびつくりしことに上作。御いほうい身をもつ。ぜんしもやしさに歌なく。そん心な
れん何くでも。どれ共の顔が見てき物たさに。ゑんでいたは私のう〳〵のぞうかう。此たに
〽おもんでこにん〳〵と。とびおりどびいんたびなきてもんでもん方へ引する。まのかまのかまい
京う。千作にふぎのとが五部春は頼まぬ。此角がせんだする。
おふくといく。なき。詞にやひなくひんゑんと願ふかける。肩鳥のひかけをかくし
〽ろげに恋しげいがねを行てそろ〳〵そろ〳〵ともんに立かけひとつといふにもふになな
らすみれんな心をやげるとい上に親〽もんになにながんをいしんで。ほだは我の御と。やたりがは
ふり見付いる迄に伝へもちろんじ。此しげのゆゑげのまやとつて金ふんじんじんじつのとがにて
ついほうしたは。一人が命たすけたき見内がすん。今わかれていへあふ事もなれんはよ。と
〽いまごひをこかをし手ざし出せば。ひきでます。三けしゐが。しつのが。かゝ。いけ
第四そせうの段
よくすぐ共は水におほれよこるにいる者なやすとはならし其外をもつゝや目にたひをやす
とくり。はしほんだてい女三万子に思ふれは。れは。然のはやくかがゝ。風はしなければ
もんじところて引もれば世のいきてくしはせうなかまなる年づかみ。敷望も娘にあり
もまたれば。今月しがいゐぞんざんさんはつけ。やめざくのよう内せよといひ渡し。今のうつ
のすらのいか。其女内よりには女房者なみ。ふんてむすびいうしろおびうちかけすがが
のごと立光は是は是は是は是も是もながらかなか家のさえにあげあげかれししげのゐ
今日さゆじがんじたし首折ねば。此後はやれは。やきはうぜんい事の事のひるなんと
さやうではござらぬ□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
こん也成程頃尤千才。云ながゝ大度の仰出。ようせうせうめし給ひし重の事。今日は壱文の姫
がたんやう日の悦び。そのせんざをしはく守め。其方我有は。何はくひに。妾のしあん
せよと。御れんそんい頃何アヽだまはめされ。御れんみんいとひのと申上。夫の方へ公衣も。あほう
ぞうひに及ぬ事。殿のはちがねをもつて。国のせい道を申渡す。子三草が悪刀もんも立作
めの人女とはならぬし。けんににてににゐて引そり。といとうぜんにかぜんにかく。兎にてかた
いる。ふぐんでなしけいまがたなるかひおもやせて。いだしとろみもしろみもしかく。
我子に今目よひ出さはい外よりはなくことにかしこ書にかし。昔の弟。ひくひらす
悪い不何とわが中にせれ人のとはしがらんてはなんとししかも男の行方の行徒をぬすんでふだ
をひろいだれば。みやにいはいねは。殿の風あくはうをもつて。不姫めのづかにはこれ忽には花出し
其のめきにさるばつきけ。いよ〳〵と非めとふさじやな。ましそふ。かへり聞はふではない。しやは
こんじやう。何は。ころくせて日状させん。ようゆくとおろかり。かたいといといとをふ
ごんになり。せけるといふたは皆うそがや。三人や三介をまよさ。たん共がいなくにさへにさくにて
なく。何もかもさうゆとなかす。アヽなもにするをこれもこれも。命が物たね。まへんやうとれ〳〵
十八五年五月正五郎もの藤勇はそめに成て見て見て行ひやう〳〵顔を乗さものみれ
んや忠定の。かに命がかいとては。前の何ばむきますまへ。う成人とりとふ。い是のまじやと
おぼめする。もとかりに作るにとがない。子もなは。私にややくひて。外侍して。くれが中はさして人
切さいけん〳〵おおねせ。さんそんしきし其のやまる。今は二郎〳〵おしないとするにすめの
る此道屋村たりやとでもことこくないとんいらましもふといふやうねがすはんをはんにはんにはんにはんすく
はなすに我が有とひろいろげと声あらう見へんやとの勢角是はく官中へあるの妙事の何
ゑ廿六
いかり。何事とは。里のゆめが子作句とふきひ人で。多くはりとなれました。まする也やづから
キササキ田快きでん也こんやうゟ。東方ゟ。三万石ししやと聞しがたつつ。なばこそながんやもない
爰に也。尤不作があやまり五といへて。その心合無くいとめ。其余のあらず。何也やくいきに及ばく。
まだ外にせつぶういても有そな物に三京両我子のがめん御前をはよりぐんいまへんにも
其心ざしをかん給ひ。幸今日姫君のなまだ日思ひしゆんしいたせよと三度の句。千三万文あり
子衣は立申され。おくろをあとろにしめしめしかつ。し重のおかめをうんにて不作とふりいたし
ましたれは。アリ扨ぶてうかうせん。身にふぎのごぎのごといで。うの内殿。あまはいきなされなれが
からにきてをげいたといふにかはりござる夫。打付なやきのきさまる。ごしつにもめでもつが有
など。君はちてさもい蔵へんともなくひかへひかへかそくまり出たり出たる
案竹村立いしん。姫しげいゐに候に付おねがひふだし出せばな成き上一々によみかは
及ひけめされ。ふおとなんの定の夕。願ひとじやくさい。にもぎ。もんぜんぜんせん也〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵の空の事のふ
侍り。いにも尾のがれがきはまつし上は。足のしんいちやうめし上のくは尤なれ共。此そぜうに。
外に願ひとのやうはまづかび出して。通おげなされまい。喰をやめいおひしれた事。呼めが
命もまかりならぬ。にそのみ御れうけんちがひ。何にもとよ願ひと有て。宜のしんにきらず。
一百姓町人にたるやまんん通此長げ一上外のひやうでう有がかくひおほひの室のよう申
せぬ事お願ひ〳〵となし親い顔いねんね見ね見せたさの室の心儀に。いれやく申そふ
急行や人の親の度なみに。あらね共子を思ふ道にまかふとのまひてやかし時こくれが。
なすびしやうんをよにぼつて御所のとかへりいよとかほんだを。出そにの故は此上ひ
本世にはやうのたかいなんは。名しきききききに残つてざるさんのおけし。其それをもつはない今
わすれてゐたは我ののばつかりをあんして。何といふ。とくれが。わたしがねにつしやふそれが
同廿七
なひなかし代世のわかれこられと。こん目ほみたる上ます〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵とはさんといふ
きはもこが身にあなりけりし引立た侍んやや殿にさんはんんんんん内殿定のしんいよび出しめ
さと恋路のゐくゆのあたりとなこ。親よび出すにおく引立候て。引立候てととくくくや心や
などやん義にもあらずうつ次も定めないとのしんにもがれ御ぢざやうも親子はんも切名
見すからんげにうつて。背心ねさのしやり。定のすゑ。おははもないていまづはやう。しかしそく
女重のゐ。ふりたのほんじうさでかどろことに其身の義は大度御とんぼうのしはん
なれど其姫なん。とておやきいかくわたし何にもず願ひの通申で見るてけれどゝかなつ
なと。し直のあいさんぐらがと定いすなきけの風にかたしけず娘が事行きに心と思ひて
てゆくりしか。はがりやがく忠大な夫いへますたゞ今月の内のろいとく。おやしきのはつをそむきし
去は。ゆるされぬといのぢう〳〵御尤子方。それぬ御ざやるもめし上いますれはないはやきへしる
しよでもなし。たといぢいうだしかどに五。うたひをうたひ袖ごひ仕つても。娘め給へしやとなれば。
存候の何共ぐがあませね共大五人いまんきけんをそこなび。お家のかくきをくむきはたる娘め。
声にていや。あまいめいうめうめく。あまで詞なく行ひ。させ泣計。光勇を給ひと
殿おすくなさしかせの中に我身程かいひ物はないと申が。よくいた物定のしんばおびした
娘が命どひと存たがわざやうにはなれはなれんしからんだしたはなしがうるよくの願ひといへといへ
を定いて。そふで給ふがなといへどさへず何にむかひ。有候方女御出の殿様とにあまた
ののうなしはんいたせし中だうわやうしひでんじゆいたまといひめ。かしとまり奉り奉り
今日立れんいん仕り。たゞんちざやうめし上いにしたるにて人のをふちはてうだいたしながらでん
じゆはおみ。けかさぬないそとんさたな〳〵は。私にはぐうも立せず。二ツにはいやしきのみが見へ
おさはいぞうかとおほしめし。此哥を故御へお願ひなされ下ませ。もしかみやうで。
せんはつめが一ちやうのまひおさめ。娘も又の乱が互ひの衣よれいへは世をわるゝかた
びんざいはせうお引奉ると思ひこんさずへの道始がならね。。人目もぢぬいくないに。
一飛をちめし御急渡げたはす年刻風濟を押かし下官定殿かけるへかけいやけ道近の様給ひ
尤に存ます。つまぐいぐがらへ殿女申上てつきれは。そいかにも。も。道と申物はいかいかむゆふいか
い物ことにでんじゆもいまだとう。くまれは身殿のさいそん立のけりとみたがたがた
のうがみてると其まゝりいれかじやうじやうじやうしうかくにみちたしていに。いかな
きあはすだていか千三藤やかん此めんめん上下あるが少しはく角やせんせんくすう
せんてん。キヤはきあいさいたみ今度にも持手。まづまぎめにもおおひのかおぢ有て。や
のこかすかつてにてかけめつた。定いひ方。付ものかきにて何もかものぶぎにいい給ふ。其元
も。にこつたれにも。互に忽いはす目を見合す。子を持ては後ぬ物大ござらぬと。じんとやむし
にあぬけとし心ばし様にくれに切るゝ今さくやむ。今のいたる角也。手内はなし猶入て。済
〽いや与三歳は。里にてこそはおた所。いまやを出るふびやみ。定み心に打給ひたゝ今朝のお
もゆには聞さけ遊ばざれ。こなはち今日姫君のとうだにてんじゆせよ。今のものみの事
がはかひなれ。先今日はようせうせうの姫君のおある。云へがら詞忍也。笑のおきてをはむく
だうり。すなはい重いゐをそうわきにて親子なこりのまひめんのめの内よりの顔我
まの声を聞なかど都めしやれやれし御渡とい召ともふいしやくつかはつと宣ひ遣ひせんといし左
内をおみ。おさけおぼひと計にて悦ひ浅の間ゟ舟三条敷なれもなひ立出しく空
の出し候前にておいうやうやうやう渡した男立となくとゑが調打けし又も定の事也。早く舞
てしまき。此度はのるさひ。雲寺はやさへ帰り。ひどろもしありのと給ふ。今切つるはめて見合
さふれ物なにては定いをしらば用せ仕候安三歳の左衛門御作夫婦どはしきもしきもい
十一
此神をとうれ申とうれ申上るやうからう
のぞみかなへば二ツ焼にわれのなごりいまひしかはこひぢに産なぐり。我にゆへにいへ
なみだうたふもまにもなごんぞとむねに百万やひの儀つくむ。心ぞかくにかく
第五道成寺の段
さしき〳〵もざゝやかに。まんまくあはへおなりの間みずし
は殿の御物ずきおゆどねをかしきて。女中方は男をしつちへんの間にかちうの上下。
ぎやうだたゞしく見つなしまるしまるしまるとまへいうかはり。かはり。れはやとのめい〳〵
おい〳〵すはうちばかまゑほのかけを長へと。とぶきうたふしるだのにうゝひしんしんせほう
ゑうとんけるくん下り。うだいめ〳〵これひ。いすでにおのうで。ごとう〳〵
思いや〳〵おもい〳〵。ほいで〳〵。さあ〳〵しゆいうへいざんとなる。何ざいふないや
〳〵。よい〳〵〳〵ひかしまや〳〵。思いつ〳〵。ないと〳〵おいで〳〵はもひはかなし重のゐる。
沢を呑にのわかれてと思ひていかなさをけるを。けのかのそれになるも。とけのいかひて
一丁一丁
〽こ涙をつみ声を上めてはさやうやうしのぢうにて候。扨もとうしにおいてさるし
さい有〳〵ひたまつきかねたいてん仕つて候を。此程たとうしかねをゐさせて候。今日日にて
候程に。かねのくやうをいたさでやと存候。又さはの一間。女人きんでいにて立そかまへて一
人もい候な。其ぶん殿へ決りこまで候。つくりしいみもと大成しくがねの悪くに参らん是は此
国のかたはかにすむゑびやうしにて候扨も道成寺と申御年のやうの御入候よ
申候様に。只今参るはやと思ひ候月は程なく入しほの〳〵有のみちくるに松心そくころ
まだくれぬ日馬いるにつきにけり〳〵。いかに申候誰にて渡り候ぞ。是は此国のかたはら
にすむ女にて候。かねのやうのよしかけめ候程に毛立参りて候て候てとがませて給は候へ
尤おませ申たく候へ共女人さんぜいと仰付いれ候間くひ申間敷候是はよいやとはとは云つて候
十1
〆
そんは何とはて候。是は此国いかたはうにすむなしにて候ががががねのしにて候やうにはとく
をまひ候べしくやうをかませて給はりに仰られば是は是は手の女とかはりき。さあふが心へを
もつてはだせ申そふする間。おしろふまひをによひ候へや。折ふし是に及ほしい候。毛をきて
おもしろくまひをすまひ候。あら嬉しや。かいふんまひをまひにし嬉しやさらはまはんに
ましますみや人のくほじをしばしかりにきてすてにひやうしくすゝめける花の水には杉より
同断十十日
〽くれてねはねやい〳〵いんみちなりひけうかけにはいめてかちんぜきのていなとう
ならざることをしているる
行い事へれとて。彼寺共。なつけたり。あるいや。そのゆぶれきて其心入下の手
にきばちける〳〵〳〵〳〵〳〵守々いかね月おちまいて心も雪天に。こちしも程
なく日馬の馬のかうせんいたにはうれ人にたいで人々ねむれはわにひまでと。たちまふ
やうにねひよるへ。つかんとせしが。思へば。此かねからめしやとて。みつに手をかけ。と見べし
引かつきてで。舟にけるべく〳〵〳〵〳〵〳〵とんだうこんだんたんたしこそ。
かたくや人さんぜいと申つたいかれいひ。昔此所にまなどの朱付といふ者有一人の者一人風
女を持。其ころかゝより上まのへ申んしこの給つに。木取給りをてうあいのあまり。あまり。あまり。
僧こそなんぢがつまよになんがたはむれを。かきな心にまとゝ思ひ。かのきやく僧のね
やに行。いされはをかくておきめふぞと申せば。きやく僧大きにさきき。此寺に来り頼しかは。
つきがねをおろし其内に帰雪。扨との女はにぶしを。いすまじて。かつかくる。折ふし日間川
の水もつての外にまきりしかば川の上下をなたこなたとはつしが。一ねんのすがやすがやす成て
川をやす〳〵とかかぎ。かねのかたるをあやしめ。やしめ。しはやまとひまたひをもつてたく
けば。かねはすなおほとなつて。つまにふよしを引かんやんほうおそろしきもんきめ給にて候。
ふんいいりて此年ををたびしゆい又あけるにて候尤しかへう候。あがへて日尊
□□□□□□□
有のまたごいかすははいるはざやうめいはうといふべきかゝ。皆ごかに身を上。たうに
かうたんでめうす。南方にぐんでめかやしやめかに人ゐとめう共。もの北方すこんどうや
しやめうか中に大手に大手にどう。ながなかぬかさつくの。なまたまたまんだば
さらざせんだまかつくや心そはたやうんだらんまんてうが身のあやまたはちゑいがしんじや
そゝじんじやうぶつく今のじやしんをごろよは何のうばかの時のつきがねこそむよう
ごんぞいのれたてひけやせん手にせんじゆのだらにふどうのじういけめるとの書に
の穴にやつを立てそいいりける。いるはいゝれつねついと。かねひにきがびかねと此かねお
ぐるこでもへし。程の物のうへ引立たりあれ見よしやたいあられたり金の物心寄聞
とくいつせんやかブレヤし〳〵となげきたす其互に。だしきもたいきふさいもさうどうどうどうどうどうどうどうどう
打のむめし方。心しかりよりよりに三郎土へ引をし。子上はいけんをもつて此やがい
是は〳〵とかいほとにふまゆるにのあめ〳〵と出給ひ何せつやときてべし。し。三思人
はやこに三郎さしけりと定みを。大まも是に候ゆのに。てんや仕いんと道路にいんと有故に
おらみ有ての事か。藤原へのつゝつて何にもやによわぞ。めんをめんをはんとならとしへは侍
下されかしかし。まつて赤きやうさも仰聞又まへのこみ何ばこは。あつい左内様友夫へはらあ
ていせつふくならいない殿へからみ申にも同し事。さし〳〵さやの事なりたき程にかねの中よ
娘がのかの物語。此世いたみこの一所に。まなごひ度付が恨てうもの外まり。ゆよ夫よく
しまいへ合。太がやと成じて其身也とを聞やうくないゆかせし夫にたをうしなにひいひ
なひまもやさびしきが身のおきてそむしにし娘出しに御心をなしきに此しやうやうのみも
はやめし下さはやし此女のめんい姿。娘重のにしつの。命じとかはしめしはしはしめしや。ともの
〽おびてや母もなく。てもなく。天姫が命の公るといて。五十八せん中より。誰がずも
□□□□□□□□
親
いはんとものたい。いめでうしはなしとなんと。思ふ心の。なんしんうして
ものいなと我身を探沙戸舟三兵衛の。外の代に。そなし下さませとがあるものたる也。人々なる
めにとは涙娘はとかうないろくり。親のめう我身我身いつなにかぞへ女もいへし。かだ時にしんと
さけびしにかまでんじゆの外になる殿のぜう五郎兵衛すげて虫のそんそんやんじげし
其上に。衣のきてを見えんなのせつて。又我をめけ親のがけれらび是といひ。あつきへし
き者なれ是手にてはよりへいきまじ家がら其方がこゝろしをとげさせんじを取ての物に
かならず。三親もなきはなしこととし思ふなき。けのにはちも給。ねばおまぶ。うつたゑはげにかり
すべの姫かうでと定ぬ付置からは。今度ひとかめ。ふり。袖の重ね我手にける也。
ゆく両社すつと切はなん身のみやけ。絶たひし。舟にも見て悦せよのかやう君にも見て
と云ばしいとも夜なしせう。あぎ仏との名に。女三兵衛門と重のも。前浅の名名ふ。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
しむこそ朝野の王宣命に思ひと思ひ。少ゝ嬉やくなぎ也。今こはにてにたり。
ないのたまも此まいた袖さぬ女にも悦せ娘をきき。親はしいひなき忽にたたび
いづれもおさらば。おい人とまり。いとにとつむつむつむやむつておきは。おは
さいとばしばしすぐにそこともいはん〳〵げありへり。姫君の御なき。我も夫は。我も又は
めう紙此ます故にかいと老の足たつく〳〵と立す。肩給への物なれば。すべからず。
おはんといになく〳〵〳〵手引て見出る娘がみれいす。よかんしもいとはずよく
ればこのふすのちまにてアヽ。といふうはあいとはゝぢ〳〵ぢ〳〵がいいる物を
ぶんにいまへのおそおはゆへきとさかれはさかやういやうにくやうにていま
ながすくにを呑子ばしのかせうを哥を立るものなり。親を出るなり。女子。女子の内
ほめか給おりすかよい中の道はこわやうの守なれどて。高やうしとぞ。
□□□□□□□
の身ぐるに。きの此めん前げくづけくずいつて。そはみ此にてとを出てとをやを
〽ほといり物へとむしふ心の心をかへのかねどいでめいといびと滝のうであら
第六孝行の段
よしあしい身へ世につれて。女之助ひ。見がざいなさは哥の程。取の耳も。世か〳〵
て親金へも。こと。みると云るときもとき。いせ道中を聞へり。まへり。やうれし
母のやとひにはたらきやめ。ゆいくつ打わうちもちといまみ。いまみせにけるゝ。思ひんか
はしきこと申すきこそ見へにけるものもをかくて。やうめいやうに立ないやうに立
しんげてもされは。からどこならとばれはうなとかけとびんひやけるとりの哥うしてぬ
竹老人のふくしのみやしや友にあつてもふたかに。ぞん。上のまないまないやがきねてかい
のもふひるすぎが。何んで思ふ事はなかしやがれげたくだたらぬてやう〳〵〳〵とものいぞく。是
て水もいまぬといふやくかゝ時なくぬおちかひこしにひんまいてなはいさん有までおしけ
一八度内に□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
四百五十。ばんのあすいといでめになんで。けふしやれる銭かけなく。ありに。さまさいく。
身もじや〳〵。ちつとろがさはぼで。わたちたるあひはせんじから。サウ〳〵道理なへば。もしてや。
こともないかんをひぐり〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵
入。八蔵殿。ねと引へいやとくで。あたしいかだはいぬのこ。うたばか八匁にりいぬおこや
こへのことまだ其上に死だ子の恋ないれにといひまつて。かねかねにするのか。見
れごななが。うつたぬいをきて。もりみてゆんてゆがねふらちがあねばあいやつこ
水でいぬる。年渡すぬのことごに成程く。其年もかくふてのをゐたでき。らやふ
其かうやの口よいて下衆になれはいかぬ。いぬ。ぬ。いここへと長引とめくればあんまり
下に
とうと。どうことは何か〳〵〳〵。されはい。あのまがおれかなればはがくやろが。かふさしやろか
たはねど。直き〳〵の侍しうかうあつて。わゝの上から母君人がそだてもでもてゝや母御
にあはしやつても。あんなりをきて多かとふれてはとやらぬ中がら。あらしい宿手の所もさせ
ものはかきたのざり。それをこなたにはがれては母者人きてよくゆれまい。さつきにからこく
なも。朱の年のさいとにてなれどよふやらぬ。それといにも母者へか命にきりいやまひ
見すてはたゝきにもられず。たぐはへの有。私である。病人にくにくを。まい為。其日すき
の間かひ。一月はたるねをれ程てぬびんほうぜたいのどかれさへはたゝきに出れせんも
そんなくゆるないかぎるにうやうげして侍て下されにかんにもなく。あいにの女に
の女はりに。かれがげとてうてかでわけて引て下さんと。かほに似ぬる者を方ば一人のかけとひ
おろ〳〵浅井おころたはあいじやうぐいにあはかう〳〵火あい心をつかくにまたいたいたに。麦
の五郎や三升はたゞやりましよで。そふでござる人の頃のしばんぶるねにまたゞふりましよ。
かくもなる持てゐるが。今のあははなはなんをけて死まぬと打て入かけこひ共夜手に
かにはなりける。アウそれならばいらんして侍て付て下るじやゑやしつゝけやうにいふて
下さるので。一時も早う此かねがすましたいと。悦ふ。母親はろ〵と娶て。心のながら
〽此度がなんじをいて。待てやつよさるゝごゑにうやにも成違う。そふみればおやくつも
もふ五十計をふながよいをおくめくつて仕合。あかましい者われともぢきなれば。それなれば
こそおれが物を告にてはたらきにも出せぬとにわしは百日迄かきりの五合いれは死だい
でも八緒を。びんけてにてん心に成てもやゑぬいでもなくはもての方へいた〳〵と
馬たの次郎作此蔵内にゐるかい。はたりやがかにて人かたゝぬ亀山迄かはぬといよと行気
なく組方の所に馬もく候へて五よしけり母者人かわづらずないよふひよふひ
大とら
娘いて重に是は蔵へ籠。れもいたゆできはぬ。親方ゑだとゝらんに。銭もふけんとじや
いて哥へのふせひしきもそふじややいか。それがよござめん。はさらさに行いも病人の気やす
め。そんやう次郎作い。とふて道でよいへが給はよか。母者へいてさませう。かたがすきのとび
きざるにはいてかた。もちもかふて給へ。ゐてさます。やうなかきゆると。東でもいんで
はなさんふれかァ〳〵おもへきに立出にあらす。あんやうじやうつゑ出ざらばたかけひども
ぜにもいてまいた程なや。ほほども立ます
ぬやみころひのいわればほんに我くの事より。此なみぬれこに遊んてゐやしやかやかやきつ
きにから顔はぬとはろ〳〵にておもていま。やいぶびんやふみぬはまだくはんぜなき五郎と
いつめのとく竹馬に。ゑんとまたる友どう〳〵。ける女女を。さきいけ〳〵と声もまはぬ
今いけだり。うでもとま〳〵と。おはんといもふみにけにてに。内をひりやすやしなひ
もこにめの見へや。身はたづく立かつて。アぐいしややつた。けさからねてあひませなんだし
うどは風あひがわし。兄馬おひに行し給へす者もなれば我まゝに付あげがさ
しやんはやァンもやしやれやう〳〵にてさせ候物子もふのにかぎさけ。兄が見たらばしかりま
ふたいとしでもればしやれ〳〵内で松ばより外で百事がかもしいどもひいて見やい
のとたいなみて引返し。おひにとねんやける共たねがたねじやにつてゆねがたねがたもしろか
のふ言ふこぶんとだを取て時人の子といがひ馬にけるをほらいとば。そそ三爪のといふな
のお千福有。大きよ成て何に成りてこのあとをふるなれやうでおゐておもやじやじやく。八度の
やうにみがひきせる上へんもんの有。そあてして。馬かおであかきは。かれかれかれからは三
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
吉と付てたもおも此処にといふひく古いさか〳〵といとくといなく。あゆほとしもないはとく
この心に見て身をねの万迄調方はわん仰出し。そんや事ないと。なみたうないと。なみだと
ともに引せて。少々ぬが鯰打れもり。何にもき〳〵いたりなきするの上かつやいうが手
衣衣けてはたてたゆへ。事はみならず馬たに成て。身がひとは。ぬさきゆるにも〳〵
いはしやかいてどや母どに何とはであされう。しぼんせんといの。ましたは侍かくさまは
重のあるとておほうのは万日と。腹もまんどういやう介へのう金字のその娘御なれば
なず今から馬かふまねをて下さるな。此まへといれと所に付てわまりには。とれはや
かきのうちすぐやうかいもくし候てぬ事はあをもしれぬ命。おれぬ命。おれぬでもま
かんを下等おやこゞめぐりあはしめればしやまれたゑややから一年たかに。二夜
にきわけれ。いにぐはんぜ。なけれどて。てゝやほどばこにやけんかにや夢にも
しともいさの時かくはみをうらんすからひき給ふてゐたふふてゐたふいちいのといへのやういへのやうに
女を。泣向た。くんせなけれどふみぬも。順形と思つく見て。見たやくになくなれ
もなしう成はいいひざいたいたれてさつくとなき。しむぞいぢしきアヽは泣つてなし
いか〳〵とおもふなかぬ〳〵と成はやいとを事なたのにやう日也。まれさゑやとば
のまつは。八度にもちもよして直だ以てまへれときやこあゆしきまじて三まへすへればう
れげにしてもちしへいつと。悦ふ顔をふると。是がきてねこも子の見やうのは
ひろせがせやゝかちめいとが花をわさんぐわざしき候べきにげてにげやにげやにあん
たつたへといのすへのこやいひにんにもおもんないかきと思ふにしやうでもふらずなき
百文との日あしかたむけば八歳のほかい髪のぼるほかいながざとうがしりに打のせて御
一原間引付しだとなんが内爰しやしやしやしやしやしやしやしやしとしがいゝしがやどざ
り下されよりけり給かんじやかろし母右人もとりまし。心持といといものアらさつさんさんといへ
気ふまがよりにて有り恐らやらや。アウ〳〵けふももかはしかいけん。いきたいて
外がふけんといりをあんしさに。仕合とせきてよいへが有て。こゝなどうまをいせてき
またら〳〵のいつてやればやけふざとう殿にとまのこまのはいつて。立銀をめるをお
れが寺にのかへさしやく使どんや爰にとまらゑればひさる事がひさる事なへし其はり
にはさこやといがでとちらぶ物をかんせせまや。ふれてなければ火右に火をいてしんぜう。
たつたにさるやうしてねのつゑんと思ふきおとしておこし物はとへいやう故にもかまで
下さるな。ほいの見へぬ者は寸わがかくふてさのとくなくこにどるはめにながちのむすこ
ゑは真気なるかた。わしも京へ爰にいがるに。そろくしかられる者はほんをまごろひ
おかけてあまの匂ひろにしたる。爰へきて気おち付きたとその声の声有もなる
やすましやれ。もふくれましたか〳〵あきい日はらいなしそろくねぐねぐりへときて立
三都にけれ上手を引ふんせさつぬれ。なくもおれもしやうばんに。さねよとみち
〽つれてなに。とい内へにける八蔵は有ても。そきてる引是からはれかきやすと。ひき
その火のほどほん引立てすつてすばからずとふがなとに思びかたぶめついのいへいの所へ
むねも年のねもにてやゑなんいまどびごげば女もとまでもすやくいびに
ご及びたしと。ゑうじをしめ得に頼まする。なまきつかいだしだしたしすうのと成てひる。
かゑにはさひたひしだれぬ。是では名と思ひとつとんと。さげたく。太刀はせつくさん
やきみなるべいのいのまのねならぬとのの男女ささに目もあす。ものことものとくなへずと。
こやかにきしいせけばけはだこうの事の言葉身いなとがひ引しめうかびゐる共
しかいふいで上らめ平次郎すましままゑすゑしたなとさやに出しり引引かげ出せんじやうし
たを成然こいふ程まぞと思ふる。らんくはし申や六人もたねずが。アわがもただしとゞ
音て但いねに無いねに無事の命に。い合事に。いかにひんにおまれとて。人をとろして
□□□□□□□□
かねとふとする。そろしは心にいつのまに成がたへ。シ〳〵母者人。幾誰とつてかね
私で。跡たも心はいはゑんでのアシヤ白まこと思ふか。こんとめたざとうぬかねの。事なや
ゆへていやとろして給ふな。そこ也也やさいもなきといふかねいしやかねのよらばよるよ
なが。わわざしをぬ。○為にときだのじや。もこれこれはれは。これは是は。これは。腹立
治せきよ〳〵。たんはつねにふさげて命む。女をなでおろしかくならぬ神折にて。
高公しぬるも尤なれ共。日比かいなぬ気はしつしやゑる母者へにらびんけれは親に
うたぶれまいふむねんのじんをころしかね葉が間此木が間此手が間此間の
通り女作のいかんともも次次がもき何とぞさんを尋出しがひきれさ三百両の六ツ。此
次が首国近代の方せねば。此度主人しぬ。けふ出火かぬの中に有事仕出したる事也。此度也
りいひにん共をせんざり。それでもくればまいもの家々を。ほんでたがすぞんでたがすぞんで
たにしらして。シゝ其物いたに吉をけるがかなしさに帰たはいつがわかりかたひは
らて。下されと云うとめをふべむらしに。そんや笑らんや笑をもなに行。友になればそち一人は
共にもせすが万才にあやに心あだきやきやうやき女児弟すてけれもせうがなく身の
まふからいづつた女のぬれ誰がやういくてしんば。八兵次を給ふとかめんでれ。あいにをやう
いするはなに作ればことがなら母がわうじやうを見と見と成。女の奴様を見渡しき
三条江戸部とてかそふ有事也。ましそれぞふなればふなれば此へんにあるとて有。此大
〽いはれば共で給ふやうなまめや。てりやしにやしやしいが心のでなりあい子もおほと
引合て。人のかどに立にもくれめでといかけて。こんわけて。こんでくれと。わつくど
いろくりし浅間次出御ればかゞすとくてそれ程にもは怠る事なんやはまあいますまいで
そんのたがくれかく嬉いしゅふれも此こにながふあへばらと思ふてないぬが。ながず。
□□□□□□□
て解んなと跡は涙にくれゆふなんどの内をとだり有して弘殿はあいあやくねは
つゝと夜とてい咄しがみへ入て。いみがせり出してねいられず。手を以ても。もやて。やく立ま
せう。ア扨けふのにともせいで。夜ぶかにはいゝぬ物。それにてかしやるやるやしやかといくつて
しんやにも。夜道がげつく用心がよへげながらすへいひせず。こしなれどもいやぐいやぐいる。
にも頼ますかへかつたらばとくひかてゐぞたくやらひき得とぼくいこき。ほと
だいはなだまぬはいぐわがみとかあれとが咄しをつて。さみがわるたに夜ぶかにかいや
何いとでもござる夫。よし母六人もいてねやふやれやこみも大い用心よう見てねや。
てんなんとは笑ひつけれす。とめんと夜ふ折からかく出ていまをふは〳〵〳〵〳〵〳〵
くる二人れ誰じやややの人の悪者じやといやぬ方旅はれはひかのとき焼としつて
さみぬうでじをしつときはこと也何とする。申ぬるすまい。けるきの松づくて爰にいけるめやう
ぬを。心としかげておくのに。かのれがくやきひろいでかぬらをこした。夫計りやない。
馬頭のかはやきをてはたらき。けふのだとの女語も。みたなれがぬつも。犬六つに
もたぐやあろ。今からはかいゝがぬ。ようわけりなりなる
心に引いて。おひはきじをふなく蔵すかたずとゆふいだともうまのかつし。京をしに
京人ぼしたきくくがおこはれしかなをぐつ引
おせはきろついもたますずはくぬいて切立る。殿女かくめに大くきおぼしてうかけれはん
右互ひてすき。夕もくなもいならず。大ちつそより大雨へんと。かちたがねるやしきたまに
のさとうが太金はなればなきさまんといへそせと尋ねば。一人のすが首すちつんで引
しくたえてどうつさとう〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵見たとにて見たし給へをはねがねがねがねがねが
右衛門と見たらはなすと。いふにするにすといふにする。内して下されといやさ娘に
十一
かたねてからねもたす命かぬていぬはぎこげやしびづ人のするとほうにげしあげしゆる。
母はなるをよろほひ出とけぐなろ也もやつとおそをさしたも。きかひさしやんな。あいついに
よはみを見ねては此久たうがはたかれぬ扨扨ふしきなは女者人火のの中に三つみい此小ばん
いからといになれて有たぞふぎ〳〵ときみて見れは金子の五つみに安金三百両せい
しうくはなのじやうかげぬと有からはこんやのとうる名ちの中へ頭おとしたにきはまつたやれ〳〵
それいとふ事しや。したがまちや。それ初太夫の金を置わすれう様ない。これにわけけ
五人のかゝ母六人何いいいい。したりにわすれたのぐや。今どは思ひ出てさぞびつる。ふたべし
が手に渡つて仕合。坂の下へはまたつまいほつ付て金渡て。夫はかゐ後生。石もいてやるとや。かゝ
食とことごしぼつみかど只ずつせんいするとやうぬとかる。こつさる。その子八度
〳〵。今のは何い音がやかく何でもない。母君人。うるすざるやまごろんに行を。妻子て行
第七おんあいの段
玉ほと。これ〳〵さき行出入。入帰の下へはう行かい。そ物をいへは。扨はよく。そい殿が。
さとうのあるに心へ入あひかまはねと。何がよるあるくはかるのの度にとまづゝれよ。
兵いはそなれぬけ行虫のこゑ〴〵は有ろや衣を羨ものとぎこし。かなをちかくにける。誠に
すさしけれは月かけやき松沢ゟどてゝ布に入さらさしたるかひはきかのたと尋ね
かればしどなさればとさります。□しれる事をどうめてぬ。いれをけふによりし。大たくふなで
給ふこがををはつてめいはいなせ侍てゐた。ひるとつてかと見てかた。友姫かあろふ事
扨はぎにつが。ことしはひまへ方も。かまいて大きうめさがいびました松官にいほうのしやど
さりませぬいせんかゝ音声をしゆやゆるに六尺ぶんそくせんもないといはさぬどしめくる。すづ
とみてふこころへし近年をじつとさへし。どうなされます。しかするとふりなす。こまにて
あはしてあて見をいけにそりなが。申こゑなくらめと飛かるそと思へ見すめくら
打つきせんをといくろ。かうくだへするゝとおほす腹をごとつく。あつと声さけびながく
大に付くりやとてもころすいか。うたつて。何やや中にさせはころしもためなま中のかめくの
気にてさらき立す故にかくもしごいめ見にやならぬり金をきいひと其金色なきに故に段いと
わけ今に八間敷ないおれも元へぶしいせかればうもたぬ方役人ややすくの手にけるが口かしき
中にも無念の涙心で思ひやかれけるからにてまをへさずるとふころたかし。かどうじつ。こゝに残る
計。其外に何にもないととうくをし。しらあたゝほねをおらせたと。みんといたつる哥にしやり。
なにごろしにげけひぬかくつうにさけくて爰に跡をしさへてくる哉勝何心にかいさとうはいに。
れふす。云扨放す介かるゑきよ心。申しやまひかいだひるの事だいでにどゝぞと。五郎。知
げにすかしにて。八升おいれはわしつか八平次平見見しつのか。白糸かはこで三百両の金に
六十四年このた心をふさきわしきに見也。忽りあふたは。仕合の此度。隼人のもおはははははいいは
ごひろげといせも果す。アサさうりのみかあぢをやく。いぜんの父なく其ほとつたはたゝかず其人な
れも天金子破にいほうせいん。切死するはす人のなひ。めくめく所におちいれもけてかへさま。と切
てかるをまつせとしんでかければ忽は一礼。是を付込夜は打にさみかけて切し給はなはしにげゆを。
たふきほんてのげに引付。わた我うかみ思ひしやか介次とがもこにもとのだと思ざされ
のた散るぶんだしあんをい死に死たることこそ見へに生八度に出寄たきせは半死半時半
たとう給がたの銭しつ。となたに渡す金が有て何分につけた公の口の。きに持しや組いへ
五がしさいさんざりけふのゆたまかりふきて下さまい。ほへも見ぬ者をすくにに切ましたりける〳〵
其だいにとなたを切た追はきば。此蔵るばくしてなまやまやた。是で恨みつくなんと。ふところの金
などこびたがこんやき都の大ちの中代金。書付見れけぬ定て札を六て気をたゆじやあ
惣四十二
一に
心得
なくし持てさました方や。アいきの妙中あて。かれ汝がよいと汝せばなく。此度かへでも
此書付に。然ばどへかいても。おものでない。なとなき。ないなをんて。大道にはいに。くん
でかかゑや物であつアとあどはなる。まへまへぬ殿。常うかんに下さるは。何事也。何也おたし
の主いふ作が為。ウ無作様をかせ有。こつた誰じや。彼ぞのたていゑはされひし者我ようせう
ころ物には其上げん納殿の御前をやむる事ならず。何とぞ女作にはしいなさすばしかと
物がたき父子三参殿。口人本さい腹方に成てけ板。したし出戈に。かくのまへはかさすとなん〳〵
にせうんければ。子ぜん我教に。又もせんをはげと思ひ。この年はれをやける。去なに母方の一
家為は。夫へもめぐす中。ん為は下はなくもたぼし。かへんんでな其侭に。国えへと思へんでもなき
一重のさうかなうかの町人衆の町人衆の地にて。金をくらん殿にふ給はずもそつくはつぐに心合
我手の心をつきにけば。弟に作ら親の介をとはなくはなく。無きの介よのく。久合にて身女のな也
をすくひ。父いがめいゝ身にさんくてもひさきはぬ事を打明て。咄さんといがともる弟
女作此金はきものほどしふより。とちへんを見たん。少し置たる三百両迄がねははねははにうづも
れて其まにくちはつゆん家を思ひ弟を思ふげ給ひがべかざはけれまれまし何れに今一度たいし
めんせうと思ふたにむねん此手てしぬるかときずをいとはずめしづみ顔にながちと御くさでも
ひたす。八蔵も男泣よひにかとしならば。ひならはなまににき給ふかやがねんやすがねんやさ
ずはいるゐは我者衆領してさずやうれやうさしませんかまやうさては女兵衛ののほん天千作
様もなわやうへはだかけ給ければ。此蔵ものちに下り。此金子をは渡し申候処彼人も見
まだやうだきたきたきたれは。私は。おひて。おひ所も坂の下のへの侍るとばさへにり
なれて御さいさいと云へい事にをしやと。文をおさに死のゑんむしやう。むあき。むあき
と思なねぶつもむへゑしやうじの喜ひひゆくめくつかげ。むへとみそいそきにゆく
十一
第八道行なさけののりかけ
たび人をとむるもせき身をしのぶ人めのせきやとひのせきせきせきの
にまんも。そのむかし。いろほといひしまひあふき。さす手びて手に
〽少ねく。おじやれのかきつとめ。与作をしたひみやこよりはる〴〵
きぬるふるさとい。おやのなんぎと。しろこやの内をやう〳〵ぬけ参り
いせさんぐうをかこ付して。ひらりぼうしにそめゆ。かたせき。ちはあとに。
あるあけのつきげの。こまをみちしる人恋と。思ひは。二すじなれで。ひ
とすぢみちをよこのりに。ゑんとのつたるよくたむら。かやざゝさせ。行みち
のかなじ思ひは。あとやさき。みちにかくれてはしり付。赤作も今はだう
ちうの馬かたの身とそめたづながたなにかはる竹のむちめぎのゑん
につなかりし。しうといなんも身にかる。夜のおもにを打のせてゆん
てもめてもかどなみに。みなしる人のぢたぐやへな作〳〵と。まねかれて
とまりならとまらんせ。きやうへとをしかよいのをのせた。あやかけ。もの
とゆふしぐれ。かゝるかき身も心から。かはるはてたるのわけのあしさし
つらさなさけなさせんりやうね左馬かひいやよかんの。しはすも日のい月
も。こまのたづなで目を。くらす是も何ゆへつまにのため。われはつまに
をふりすてゝ。今のうきめはもろ共にむかしかたりとなりふるも。アヽよい女
ぼうだんぐはめといだきおろせばおろされでみちはか行ぬおなごたび
さかはてる〳〵。すゞかもわれもくもる身を。はゝすちかひはぐはん
ぜおん山より山にゆゝみちはのぼりくたりに手をひきあふて
黒四十四
ゑいさつさ。馬もかほふるちはのむちおつ立ちれて。われもまたかい
しよありげにしやな〳〵とむかしのの哥ふしかさき。つまはだんばの
かたなさし。なは。たて人の与作とて。人にしられし恋おとこ。なれ
そめたるもはや十とせぐにゝのこせし糸み介も。十よりうへは
一ツか二ツ。みしんにせまるてゝおやの。其うき事をきくたびに
かなしさづらさはてしなきこしちのはゝのばつかりもわがふるさとを
とをし馬。しあはせよしも今の身ゑひつきぜぬふたりつれ
すいた男にすいたつまちよつとすひ付。たばこの火かりのめう
とか。かりのたび。もししる人に。大のかと道をよこ切。かにが坂馬やろ
〳〵。もどり馬やろねもやすう。のれば仕合のせてのさいひ。いやだ
〳〵も大めういおともまはりのむく付男まだかどこれぬ土山をこへ
ていくいゝ。しつ。こはつれ。立ばにあまたちか時のくもやかちにや高かたが。
ばんいとまりにしけるなどあざにとも此身ではいなれ見なれ人なれ人なれてと
もにうやづくすゝきはゝ。あきのちくたのぞよ〳〵もいなにはあらぬいな川の
ながれをつたふ水口に。うたふ小哥のつがもなやかぶにとう〳〵とかつるに
水にはやされて〳〵なりやかやたりたをんたりやさがりふぢい花あさのま
にらう〳〵とほゆる又いぬにおどされて。おどされてにけばふわかう
たりやあさじまいりのばさまの。門時聞すてゝ行道もいちむらざとむゝるに
ずきて。日かけも西にかたむけばよしはらすゞめべこべと。とつむが袖をふり
切て。いそく足さへいさどの姿には行ぬこまの足よくた。川にで。
一応四十五
」
タルト
第九おや関の段
いせ道中のにきはひいつもはるめになけまいて。あつちかぐ月二月参日。ほうくはう
じん三分したほう。いむとにいへ御しやうをわけたびぎのあひ。あく。わた
ほとり成見せのいきにわらんぢやぐあやしもふげばふかものやる大はしき親足は
そなもやきの小まぬ仏ともなひ二人にてこり爰かと立やすね下ちとちと物がかきたうご
さんさんとす京都といふ人の所かふなされて下さんで。。いに顔まもるとなりのあさは小方
〽おなじやないかい。是はしか。此歳以の内にそのかは。お内義の所のをけふもけふとて
〽庄や殿くじめごちい大泰母もより合にいて。ふをゑかへもいにやならぬと村中がいへ
かへかは。ほたのつき度京京ねんくのみしんにあまつて然いうのくつう。是も何かく。こなた
がさすね。やとり京にいて。いづろはとや。ちりぬるとやうに奉公してゐやゑがれば。なん
くせもなけれど。ほれた男女ぶん。原をぬけてしろころこやはじやれ奉公がたも
いりがきて。藤兵衛殿に金をもとせといふてせかむ。いつくなに。を持しやれとゑん
りよゑしやにもいだやんおけんもさすがしほうし小せんはながうさしかむきか久しや
に逢けるが。さひやとひやとひやとひやとや。親方ぶんへものにやなくぬじやないへながやそ
りおいつても人事思づともいふ通り此官所の司が第一がれはこゝに侍合さへさへそれやとくい
おのまでねこんでゐさしやんせ。あさゝあいまいのどちいせばい内ではあきはいみせでゑん
りよがあろ。大べ事ないへならむせちのかきだこに給へ内明てちといる。はいつてゐたがよいはい
のゞ明てゑんぜうと手まめなごくはきいやから。かくはともないごしともなひてこそへに
けれしごや〳〵来るどなり○六兵衛七兵衛八歳も打つれ五中にも死中にも死や
からむにひ入てさまじよがもすが。申こゝにかりますと。庭前が内ゟ。まん。辺によつ
四十六
これん。びめかし六はちいゝにもゆだんならぬで。ひる中をおろした人の内から。
つくふ女をいざなにて出たは。またく不哀いたづと見とせ。又舟をつけつと見とすこと
げうさんなり升。と六参殿い子見わすれてかやある。藤原殿の一人娘のにまんやう。おや
のなんじをなん也我方にはさんとりするとかていて水らうの願ひに。此度所へ参りたいと
渡こそのはなし。女におまへ方つれていてしん。そ下方ませと。をは京じけれはかう〳〵な。
加伏ぬ処もおはさらせな物にはな物にて行ませうこといへ張やが少殿へんべくせ入立ては
尋るまへて。いや又なせ。うからがくせとし。あいのやうつしい物ぜへ立て行く。はつはてせなか
かうあせが。むねがごき〳〵〳〵エヽ又いつしもなへ。此六条がのれて行が。こゑなりのやゝ
久されやうもあつよいもすにんんにおなぎの頼ます。酒なとしんぜて下さんせしつゐ
いてかうぞへとかく。心のとて。ゆれ立行たび人かき其中に。戸の中のかる物てう。穴だう
くひやつくき。小心にちやかまの父の見ちやかり。夜やうからんで出す。あはぬ
はなくなり。かはおともへばこほんかうのせうだが真かといかたつかさんきてんたらにてに
に立おいてれんを見しな折らに。ますつさんの大男はたらこしやところなきやみせにころ
〽うぢやぐざんこと見せにあげまたごといみく。何となりの老妻。まだらいがぬやん
せんにないされアヽごこのお人じやねんであにしてしやアリねんごろにやならぬ右。門ごろ
もちがあとばいなしもお何でござんした。見て。身の娘がけ付代官所へお願ひにいきました
やんでもするでは思いながしてつゝや娘といめ。せきのにまん。アゝけうとい出人かうしつて。
けうといふじや原の大藤丞がいちがあいてもぐれば。金も有へぬといふうにまんを引
すつていぬといふにおとおもやしみやがすべていがすへてひよんとなかにとてはるに
ゑいきもいりいたや是に見付けれはぢいくぢと戸を引舟むかふかふより能をきす
ゑだいにの者かにのくび乳手が影すからずがあいたぞ〳〵かくも悦んでとりや親につれ
にてソレぞこへの詞の内。足もそうなる老京おや原がかけでもどもどりまたやれ〳〵
めでたい。小まん女郎手がらじや。親かう〳〵の念がとめた。舟茂四郎様いゐのくのう。けいが
あこふと思ふさは。あのにまんがうつくい顔で。お代しのとくながわしやいとふ。おななは
なと。はゆ泣たにで。しやいばつた代官も。つゐぐにや〳〵となられた。から。まあるでだい
ぶん行たしさまやみナレはかむす。に秋内ぎじやうずれまでん。ごとく二斗がすまぬとえのみづ
らう〳〵六兵はこちわせられいごん用のしつこし給と打にれ立ほた〳〵にてで帰り。皆よく娘
へいくに作とやうの身の身にあひたひたい顔見たと悦びいむかどの口老来たくと。うし
あるかんば誰。しやしまおしや。山だや義や常しやと。いたいにいまんがいをいといへはり
もとし産気殿にアめでよめてたいいでにといふまんを引発引合すに僧をみつれ
て行。こへことしれた事。不作といふどくに立すのどうすめにもれあめて。おれがきもいつたきもの
をかけかいやう〳〵ときう銀を五つきふきふねてはいは明た。其給銀はまでぬべト孝吉
給銀に給へた十五両金請死ける。有事は。名にとつて引すやいて大のを。いやといふかん印府。
らせきなぐりやさけも大将も大将の返をつげした孝前かいにしがみ付奉り〳〵まつて
下さりませし一通いて下されと名付にみたをす。女作ならずとび出を藤泰智かけかけ。是
出まで。尤じや道理じん。善兵衛殿此て下され。たに姫がかけのに。いに。此妙をどふと
の夜ぞもなし。給銀の十五両中々やひよらぬ役やう〳〵二二年のねんぐ米かねにおをしまや
しんざました内上、人娘がね也故男にもてはわだし。まさへすましまねない。いやくつてもなまし
たがや〳と〳〵それてもいひわけやならぬ事と思ふ内に有て。なんぎのよのなんだ。しがみます。思ひ
じやなじんじやどふぞ一月程にきりませとめ給へにまり。親はことははせやいせやいぢやいぢやいしやうしゆ
応四十八
もいはず手にてければしあんとめ。いづて度かせこちそんにても人のかい。よにわん文五つと。
引立行とほしばしところわすゑとめんやうなはやぢめと。ふみに人ふみにて。けたをすうしにかぐ
のかりけるやけるはいひかき〳〵。二分はねよりかやなくぶしへとぞ今になくやすやふちこん
て抜いせとにふりててう〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵人やるのこびしつかにぎりわがせず。女かへ
つてにそのたちがしらぬ事とやりひやうを首を首をぢかんでもんでもんでもんでもの〽あてにう
んと計にせりかへけらもものかと。けるをさまふなく。たまつて。おれといふ声に小まん。かりる
方かまへはほの月のめり〳〵千作の。アゝ何をりつたへ。そいたちはいかねでない。六せんの
内かゝしうを見とけたが。やもりやいふうへたな。。。し其金わがふところからはきこと。さつて
見ていたしと其命をあひ男めになぜかへさぬと。我ほとくく命なら出。是迄き老爾とやらかへせ
渡せいめいはひに。かやばなをるべくと今冬そんや此金をあのまつに。渡せがむべしむ
給がかねに何にしんじんがねてやるねを。藤を押たる。尊蔵。尊某がそばじやうつとかり金
渡すかいんしさし出せばしきは。かた物とおとひ立や。とや。どめや何は。下程もやくほやしらん
おほめがとみとをしぞへて十五両。是に九年程のぶが出れし。それ程はうぬにこますと。ふせう
ぶせうにかみへと同ふところやつけひぶんおいはいぶんと立くれしまで〳〵といにに
内かけに共そん也。とゞまれとおぼしかく月しづく五かつてけれ共其右にかまふ
な〳〵。まそちにひとまをやる。又五イと皆々かでなく顔にわれらがかちどは覚へあらんなぜ
やくめいやりをすておいた。すておくゆへにゑくれもやいつが我まに物遊ぶ。ふしのいちて。たく
でない。なぜ其我まにしたやんを引とゝへ身なめのまへでぞんでんでんにぶちのめせ。そのうへでは
れうけしてくれうと。此もつまもちわたり。好き打に義前がまつかれし。八年世のより
しつなこてう〳〵〳〵おきば。こゝさとふげやうぶつやうさわう。義前かたいきあらず
〽〽ウ〳〵何て。にて下ませ。段々あやかりました。まだほうをこぶるをとす。これ皆々の。生
が三四両日也又都やういそん代にかなさひて下されて下さること。金ふところをいとし
ぐは大めがと。めつゝもをかずてもやに。ともすはらず四つじひ。命かくにげ帰れば。
口に。手に。分たはめが。全をすてかせかせかりました。よいはいうがやひれやすめ。何でもかつて
〳〵いる物是へとかにますににはぎのきめると物をもいすのらんとす。不作成しがね
かなと心りよれば。やくもとびいり戸をひしやり。うう成程に尤。尤此世作がきとうへす故あは
されず。生いはちかやいて不成下り此哥のめんめんなしばづかふと皆といず。此所の高かた
にい付はおやへで身共が存た女作といふべし。〽さんいしかちわげのいたり。申申け。翌日とい侍
きさんもかなに出迄の中にたんさはそんだずいけんけんじて。けいといり物やればつとかに出す
おろとろく郡はかかながながた浅草村も小き士た川われて。ことはは其行はゝの
第十道中双六の段
立こら月も。めぐりきて。のかぎ。殿のゆとい子。しうべの段。ふざ十二才に成給へはかね
〴〵いやくそくにて。あつまのかうけいるままへとんまいさはまつ。ほみそ引きよめご。
けふさび立び御領領ぞろ人と下だゝめきに代へり。けんばみいふことくの末にて。御むかひ
のおもかかる本田弥二左衛門すこんのさかつき足本人としやう〳〵と。ありはか
はかみ計。ざんがあたまに顔父もしゆけんいたちつけつとしげに。何とは願れりがはつつたら。
おさきき手からいり出しめされ。キヤ左源又左。身はおきんとのりけはんし也。ゆゑを渡をすりた。
わかとうちうつんあらしに者にたると。人酒をいたさないにて事に舟渡しとうにて。かた
つを仕へてはくせどでおやんへに。とき。とき。とまり〳〵のあかれにとやくらはきないに。第一
おのりさいたきて見ていざりやがれざりやがたばからいたすべからいたすべかしぬれなどをくはだる共。
目立ぬやうに物かげよつて。らたこ〳〵いにこ〳〵ぬれたがよくかんじめでたの折からく申
ことに女中のおほだせう〳〵の事は見いかにて知たれば。あつとたへて。こたへて。のみやう
共まかす順世もよわす所にかくかり女中と名〴〵にて待つしやれ〳〵。外のごくや都のはん
たうへ行事は。いやじくやんちや計のやけるなされがやらまれもいつしかつしかつねせ共。
までもいやじやとおむなり。おちの人のなげのゐないろ〳〵と申されても。世程のごとくば
うばすきかれ。おちの人のせなかをとんことぶたくやんして御き。いといふねへ。
おゆなきしがし姫君は江戸もあづまもとちいやがやかれはいかぬとなく〳〵でしばしは。
さやひじるもした〴〵も。にもんにかけ出かいうの外男されこそなかりければ。ちの
人いろをかへと申。難渋した〳〵い子供さへ給ては物の聞わけげざります。あれ見
さんせ。百日あちらの山川こへてやがかづいたかちうの。皆れき〳〵いさやひしうが
むかひませに参つて。江戸へござれ。いるままいそうれうよめごと。かれるか身
じやばろがちのそだていなんにない女でこそあれうでは腹をたゝねばならぬとよいか
子じやおこゝにかせ。おごしもそやせもいや〳〵めいぎししろ。何のあぶがよい所ともし
共がうたふるさきや。ネナミんやこへ出て。いめの哥をうたへ〳〵ともめ給へはかとぎ小せうの
ぐんぜなし十二三なが手をての人物も見へざるかりはめに江戸こがいへかんじて。いもとらんす
事じつやころしてかいていかんせいはなちならしと泣ければ申かきや〳〵。おほうのみや
づくとのくみでもかたはいで。誰にならふてはでやうた姫君などにおしめんなかならず
おいてもゝはふとおちの人のふきげんだ。本田もあまりせんたなく申出姫様あい人の
くちてんどう花のお江戸は京またり。あさくさうへのゝ花ざかり又さか町こびき町
のでんづく〳〵でこいぽう。へんけはやきんぴゝが。ゑいつとゝゑなとて切合を見せませう。
道中のへもしこへゆふへのごと申。天とぞみをめにかけます。せんねん方共がいは
ひいれいおししめに参つた時は。姫のはまだを一つ何とぞ御こんれはむかむかひに参り
たいと申たがくはうゐんのごしとことてうで十年。天やうにやつかつしやる迄。ながいと
いたまふとは存ぜなんだし〳〵御きげんなをせるに。おこしにめしませいと。ちからばのとりて
もいや〳〵江戸へはせぬどうでもやじやじやと泣給へば。おぢも今はあぐみはて。じふして
よかいうにからうもあきれて。こそはなれければ。かなかゐ○わかなはたび出来すが
さ持てもんずいかつうゆ入よりおちの人様はもしろいゆがござり。十二。十五りさげの
ちつかけなるかたが。道中で六とやうたうはだうのゑをひつけ。あぢなりして遊び
ます。御きげなをしにお目にかけなされませ。みしよふぞもか付た。これは。いへおよふだ道中の
ゑを見せまは。心もかつる為まごでもね供は大事ない。い物るしじや其でつに。物也
なれとよふではしやこらへましたらんに出さたる事かたかたがかたはだめいで
さぐきがみぬ前ちかくもふなんりよに。ゑんさきにあげ立して。やれ〳〵あり御立は
あつたぼとしゆもないぼうばい共とかけとくに道中すごい打て。つのぜに程して
こませうとしやたに。人よび思つて何でいが。しやれ〳〵さり〳〵のゝゑやれるやろい
とてつかふとなる扨うつまうなやうじやせんやうたかちの人こちもももちた同年。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
きのねんじやじや北で亦はじねんじよの二吉扨もよい思しつの道中すくいが有
此へこはしとしうも折て見や姫様も遊ばせ。ア三台もくゝへといないと聞ければ
あいといふよりつよぐいをもかへりしがぎさせるのけふの。立ましりたるに中のそばて
ぐはぬ様に見へざるはだすがわらべいとくと心を取出すごいを皆れまれましゆらばるゝ
道中すご六
これ〴〵御らんぜうたしやんせ。是こそ五十三つぎを。ゐながらあゆ
むひざ。ひざくりげ馬。はいしゐ道中すご六なむしよ仏
〽ふんしんと。かいた六字を六かくの。さいはさくらに花のみやこを
まん中に思ひ〳〵のじるしをおいてさらばこちから打出のはま大
つへ三りこゝでやばせのふなちんが出ふね。めせ〳〵だひ人の
のりおくれととざくさつお姫さまより。まろうばがもち一口ふた
くちみなくちとぢやうおどりこへ。坂へとすのもさいしたいざいをふか
れ〳〵ふるやすゞかをあとにさがればまけまけまいとせきにせきより。
かめ山にたばこ。火うちいいしやくし。おつとくはなのふなにだしみやへ
あがればちんふへ四里のみい。しゆくにころりはおかざき女郎しゆ〳〵。
おかざき女郎じゆと。もつれねよやれふぢ川に。思ひし〳〵のきみ
まちかけてとくまへきれいあかさかやよしざふたつしらすがちよ
いとこへて手はんござるか。ふのそでにや此とい。あらゐいまきれ。ふねに
めせ〳〵。はまくりめせいはまぐり〳〵はま松までまへさか三里共
なじみつけいとまりときけばたれもおしまぬ。しまのさいふのぶ
くろゐや。のんかけがはをどびおりて。きげんゑがほやァにつさか
のわらびもち。こしなはなんぞ日本一の大井川さいにむのじを
打出せば水の出ばなのやそ川のしまだがなやに二日のよどみ。仕
合よしのたびすど六里。七里八里もたゞ一足に。さきへ〳〵とさきかりたる
応五十三
←
ふぢめだおかべせとのそめつゝ。うつのゆへのとうだんご。ころ〴〵のめいふつ
かうておあつく〳〵つくねまりとに。ひいふうわいよ。ふぢうゑじりにずろ
とん〳〵。とんと打たるおきつなみまつぱらはるゝ。かうやくあへて月をすひ出
せきよみでゝゆゐかんばゝやよしはらの花のかばやきめいぶつの。うなきの
はだへぬまつのしゆく。三嶋こゆればこねへ三里ざいめしだいに心に心に心きくゆ
な。わかいめうせば手はんを取に。もとの原へ立帰る。かつてんかゝのみこんだ。
おだはらうゐらう大いはひらのかふぢさはのざはりもなしにすごとははいさぎにも
よふと出よし。道中はやめてとつかはと。いそぐほどかな川こへ川さきをこへ所
川こへまつたきかけのお姫ればんがちにかついろの花のお江戸につき給ふ一の
うらはすごこの幸有悦び有。なぐさみ有ける道中とどつと。けうにて入給ふ
おそばのしうにはやされておさな心の姫君かうおもしろいあんまとは今とおれはやうなん
だよ〳〵いかにまいふ申ございふと新なる。そのやめでたい〳〵。夫もやのかりや間に。
ぎやうれやうれへと立さは。おちのへいさみなしなんならまどくまどはめられはさんだすも
まごぬもけぐやぐやでたくそちには礼いふはうびやがぞこにまやとざらき渡りかくに預し
入にけりし。またはつゐに見ぬ金の中をうと。〳〵と。いとむしろ〳〵と。いもならは思ひんご
□□□□□□□□
おもて。しく此ざしきはぎやうにすべてあるかれぬ。かの家よりもこち内かいつてござることが
ごとしてゐたりけるおちいへは大寺に出くはしさま〴〵ぶんとにも入れ〳〵三吉をとにかごく
そちはけな者じや八十五丁ごといはかけそれ故に姫君様。お江戸ごだろくにあなさるゝ。お
上にも御きやん是は御前へいかくはし有がたういたみ。お豆くすちかひさいさんやことにはちは
とをしじやけん道中すがも用あらば出死人のしげの物にあはふといやみに見る程よい子
恋五十四
じやに馬ささせる親の身よ〳〵で楽をとねんとい詞のすく言つて。やけに
母の内おちの人のしげのことはまへそんぞなりしかれぬにいたいだき外は。とはりよくはいな
かられかからんとは馬さの手は持ぬともきなむしやぶり付引くれはすが付付何のおはこと
申せう。もの物は前つむかしいつれ合。つかちういてばんにていかひてにてばんには私こなれ
の腹から出たがみ女はうじやかいひの処は殿のの気にちがて。国を出なされたはぢさい時
で覚へねど。ぐつけいうばが咄しには。かくれものもじやとで思ひに御手ごをく
いくしときにあはせよふ思いいひしも衣。かくのさいのまもるやうんをうに。物かへのち
の人いなげのあれとみゐよと神心にかふてう。おおいつ。文のとし大うたんをわつて。とての
まつりいもちがのどにまでたや。入はじんでの由また。近年の事はこれを尋つたい所
のようがやし給ふてやう〳〵間をなひ。今あふみのいふのでしやに奉公しまする。こし
まもりぶくつをもやしやんせ做いれを申せう。かへの中にされはい外につどみ何に
もないこれを為出し日なりき三人所にゐて下され見どくつもおまするびにるびわんずもしが
のくづし。ひる馬をかてよるはくからんづくり。さんかにやうやうやうやうややにて
下さればがみまするかくぬと取付けるにはまたはおはせ風もきれ。はかれはかね。
女は奴守りふ入も覚給こび付てふところゆ取入候哉は御座候と申上候と候へ共
兵のおゑいさばいつはつてないふかにかの決をふも成夫よりゆだきこどうせうせうとうせうと。百
せんろのかき浅一の目にはおちねけせびしつてゐたかしがへ〳〵おもながらもしかしい者
いつはつてまとらず。母おいささないさたげし。しやしやしやしやしやけづんれく
ちしめて。女さんを。涙のどふて舟をしぶとぶこふい女みぬと引めて両手をは。私も大きう
なりやつたいでもしやうならば。侍のうかぜじん。忽うにもてずぬば。私のたり。手足
一五十五
立つへかうはうきや多くしくしくしんにすりにける事也
ふちてこにさか〳〵と泣けるかし物をでんや腰からや。腹からん。。今でも母でもないの
さまし成さが句をさらふていふではなくないてない。
しゆ殿はかくかちうの候こはうまに水来の東風に。すれつれつ夜が二夜とづかさつ
りてなたといたい此事はしゆへては。ともかも御ぜいといにの故に。病気といへいはるぞ
かにでかわかとしそだてもらふ其中にぼさけや八貫といふ右のしはさいてとゝれはついはけいは
此からのそんさからふ義いねあられすてに御手いばいばにきまりしを。わしがためにわたま
そろくの為にちいい空みをの。の。さいがうにかつていつややくは能くのちがなんといひ立
殿ののぐびにて。姫君のおちのおゆびさびさへければなとも人ものかのことごんとげ
ざにさがらぬ人其時かゝも一所にいけば。尤ふうふ心の身にあまへになるの御心にいつの
一にかうず勝つ御心をほうして衣と。これとととは彼弟は男の男の中にいきり。なきに
かへて。かぬり。したいの男の男の男の身の身にても御名たいすへき給ひなきほとばし
いやんやけけ。まなもんじやア〳〵〳〵にめんやうれせう。けんにいけるがひきもいにも
太郎がやはやはゐうやすきかぎで。おちによおぼねたと玉いしけるとて。そがねと
〽おんを云いひに随計。生れ付かとくて此事。有程なんを渡人からい咄を以てはやがく
一十ウ
八月汝はが申たは姫君様と私と私とかうだばひ。事なん。様にさへあふにさへあつせな
さるよし。御はせうなされといたなしと。いはぢやつとにをへてもつ大はいのみちきやうにいぬね。ひめ
そんはんやうやうよめとにほり家もひても姫どやかへねのさきはなんのせけんは
三吉といふもおひひかひうだいに有。かはとく。ふさまたげにならふやうありいつかくつみもつれ
なさいでないもひていて〳〵いす人もくしままり出て衆となく〳〵〳〵〳〵〳〵かく御あんまり
一応五十六
一
心やし
ゑんがたましまだまだまだにて下にて下ひおもひおまいの女我事の舟にづよ
さいか女物が。せんのわけわんなく。なと子のする中に。おちの人ここにて。こにて。まと
と呼はれば〽アとさきや人もつる出てほと。手をめて引出すふびんや三台じ〳〵をいりして
ぬかくしくつはまはへこしに付。やうしげやうしげやうしなけ。とこあむきや。い川でけがな
やんぢまかず宿ふり夜道には抜かいたいたいたゝゑをし。二日も三日もやすんでわつくはしやう
にしてたも。ごく心物くすに腹やはしかい用国ゑは。哥のやはりやいくしや。千三百くのたとりが
何いちばとがめを。こきいのんどに身に身を告げてくぼし冬はちの名にてはちの名に
のそづたしなみにおてゐやと。渡おがらに渡さるゝ三吉ゟかつうゝめしに。女でもにでもにでもなく
はや葉ときにとからにおまひ。其ぶもすぬ事たこそすれていにがそうれがそうればが
でもなきにんに金もよく心ない。云とうく何れ見てゐたしますところにて泣出す其か様母
は。ましゐたへ入て。やなひゑいかなれば。扨互に手はなし。父いや。ことふてわれの身の
いさまやかだへこれなぎの時にからがめてめてやのためてやなきとめあらしおほんの
いる物をひ給ひきはききけれかほざさらはぬ顔付て姫ゑいとぎにはぜんの馬さをいり
物に引代。なだみはたみかかこまんとさいとやう共。ほとめはなじめんだたもひちど
きごろくといはははいか何ゑやうといま〳〵しなきのぶしくやしくいだきごときからず彼は
てめくところか。このあひのあひの事。このままにも学経中にも幸語やがり
第十一はたごやの段
是とまるばやないへとまりなられまいんせ。とまんぜ〳〵心たどおうでとめませう。者たご中
はたごかりに五すきはこんれんでもされは女ざしたはいおそがねたりようでにか
出来はみさらんなかとすへにつるしやしくうりゆるゆひてげんにて。たびのごれいあつたが
「長五十七
かね又は。元のおとぎ故用ゆにはなばのなく。足だそつとしながたびけんとのための人目
首すぢみをばやと老長い土蔵で公が家を聞けにはいゑつく足すがるはいづてもふやう
今このみ助兵助兵衛。金吉こまりなこどまんぜとがぐれは近は近代の人も呼とむる也
のいたうじろやの原内に。まんにやうによしとて百廿五日の名衆人にての社の下のごと
ければごこんにはゑにかくひろていかせみださまの中めとならせんとならんなんとなくなんと
一小女郎。にしたゆゑの立刀。夜いといふ者此更でのすれそ。それけれは
何がなく。朝の音から見せさくし。ひるやすみそと申るよしよしはらすがのなくれいきやくべ
つてそれでもとまで給ひかれやりにあいにしほの。能給ふて三日のこそにて
一日本人。つまでとずがいねにひいきやまぐ見も。くんな時にさやくなき引くれをなんでないの
手道もがいいまんいちんいちんいちやいまてくやげながんじがやけんかんじやさしうたさ
きやいふといへはよし小とい成さんといさんなが角のとひやでなてさて。ちのもにおんでろする
こたの御作めは。その中にあるべし。あれて。その地久。とねてくるものらふなと。
うなべて。火合にけんしたとかたるもの故に水の水の水にて。とめの身にも出来るもの
いへとものしやういんへものはんじよくた村のと程ごゝこんにやまりやまり本共であつて。男
にも娘にも。子とては此身見受ざごと成なれは父人もふられ愛の事跡んで代官所
を択はさめると合て。いんを出し出たれ共何をいでにあとも。私とも。私とも。女中とまりの
の下にまんといぞ心つさんがいかいいれやゐましや受合のことはいさまねばさまねばうもやせ
てしんものもの人の人の身もくはやわにの念刀で立身がけんでけんでもまたはて。まいし
げもやきかきにとおこがひはしなげたしが生くあはたにくる本にむろのきは。丸くと
其義は作物もんどなとは。残らる也。といふきにしゞきよくろにて。我も負のことは。人は
岩五十八
以上
しきくつろの子の子の子のにはびてはまんばすらして市手殿。難かせ三念にもかさつ
恋のとにもぬに。よしに女郎殿にのかわいのまづをあ宿もこだりをいひろとはおやすみ
なさんをこそはせもおびひ人にもりりに作はにもつも仰付も也〳〵になげろしにまんます
であいやぞてはいすものならず。すなにするてして。これ程いとて心にてまになわける
此ねばやりはせぬと。そんとだきなれ。なれとにもつしたに。あかる。物る。きまひとなにみしかう
咄しけせば。此度合て今を聞て今をうぐんねつで残りやするからしきでは
百切はや違いがつ程にくいさににそこといふん門出がものこしにものこしにかん〳〵とすらですい
てゐどふもいさゆき出かけ上六百しくん。有て汗が物をよに見てに見てがおいまご八郎
て我のがどうをきたい。あてく〳〵。ひかさるからせ給へ父と六文の銭の顔を見へね。子へいろを
一ぶちんで五百あまりのほすぐしごろいどそで此そんを梅の木のせざいのにて。身をたいてやつ
てにもちうたんでもさにて。今にならず一ぶ三ゆのやせんかや。かたいかたはその八蔵に
五合てもらふた是をいさのぶといふ津して八日前に残る。前の小町町かで九十九文やう
ならすりなりとが頃の気がそにはかたれぬこくおの上てふんじんなものくれかんだうで廿二匁が
しち出て公さじんと出され共土山の田村堂でつゐたいげてのいわいわいわへ通しにいや月から
あかまののうぜうが末つで右はす御な大くさる。やたんぼしを一月に二月おどる松坂大くでも
〽の渡してさん用したい二貫づゝ由の合せて二四が八蔵めに八貫のしやくも。毛ならぬと思ふ所へむ
又々官かそかせる。置い八やめは少事也預物やしんでれかしかしかしかしかしかたをすれ
たか八ぐや〳〵とさすにいひかくと〳〵とめぐうわびしともとてゐらす。銭といて今ないでつ
たづでごなし。数計のしやうぶん。はん切にいて見て。実をすます。十六貫か物る。といといふ
おすねのこる者はいまして置やければこそれててほりなしかでばむして十六貫のごろすが
のんじやかだもにそはやじやじやこい。ちも引れぬ衣やうといへり。なるのまで九まで九日
の物なんど十六度のろに五日目の間やくしてはこといこぶへ候て銭に三が。
二まけいといがやと二尺てりかた。まつかんとつゝ程に。手の内にあつたはうかしなむしかた。夫
とねていかにて。あと取ふとにて。文ゑんとくまていていて見へがなしやの文でかたゆへて
とにてあつかつかいかへあてぶたとふ也。御んぐれたまる。こと成程は。めは。めばきてうたと
女言は。けふけのてかち都やすゝの事にやん〳〵とせがまるゝ何もふをいせたはながるをは
このいぬける程大かられて。心たてだんなをおろして加中の事也。早追捨に出て。扨方の方の間
を乱れては此度のいふます。さんとい道申せんべく。みがなき。臓めがぬ中にやう内へにたいと
といき人てかたる。。小まん心もやみにて。いつその心の情にあり。家の方。さもいまへ皆
すんのれわだしか私風しん来。此六日のさつ手に立ねぞの所ちう。吉にてはおわれあんして
もでんです。しこその身をいび扨もつれは気すへば。あい涙がこぼるとせきぞ。泣男は。不作
わゆへ出してり也申也田かい〳〵。そなたのみしん朱。二石二朱何程しや。昔に作がざかりた事也
切来出出てはなきの花さまはせまいでせんせんではかゝ寺也
のくで。よい事はいじゆゑせんだのかにて。其の人程のちとあさらめや。あさらめやとりての
〽母よりとはまんしござぞろ様に書付書付有なくごらずがれわり来たいとゐていたらねしとも
一吉年の帖法小まん是はとねを合せ。所なござん旨。ほういにもいにもけしんいひ有共有の事の
何といふらんてもよつともとりかいたる。見さんをとかずけりみなしといへも代も代ち付て下さん
〽心と子なかへはむるの難きよ〳〵にしから安しがうそ作る人の間をころに。みいぢややや崩れも
玉ひぬかの八後。めのあらい男とやぬい。十六児をきせうにとすりめとするをこらをも
立てし女は二百目のまに三日目のをほいかぶやうきげん。よかのな三日目いつつのを持ては本
恋六十
爰にしるけこみなす此なしや。すないや〳〵。今なくめてにかいた。
いでしたけいでかなくまととふてかれはにまればにまんにはあたるといのもは。あいもの
ちも持勢持るしやややよりにみてとなをはめぬる。忘るにはずはれん。かよいはいの情になやと
丹防
泣ければ。サンくな引さかれ。天儀あいになげ。ちや平ないには。死べき銀を。馬を。馬をぼれう
けんじやァツてりややらぬ。此汁につなゐしきにまんにまんにまんにまんがやうぬぞ。もの
ふんはり。竹のいやい上上なよ。女をあいてになくにならかねへもねへもいらし持てとたとふふ。今地
にまんを押ひけて。あれはたてのと公人をやういた。まず。すべしやあぐへらいた。よりぐにした。女房
そのみならなしをかたかて目となるがやいぞおかけるいするもやゝして見せうべしかく。
取てなげつなげつならばつされつほみあふ。磯次まどひとて雨のとあふとゝへとゝへば。
に作はとりねやはられすもちかひににてては。そんとしへとはしァとひてやけんとな。山づね
おかんはやかにも逃出すりめ覚ていつき。としめき。といつて。こといつてはすいきのみ
上書もつせて見やすと身をおほくつて女男にまんせんといふといふべききとめる事たがたし
とひやふとはかしごとで身か立物ぞ。此小ませらせ。男あたつきげして申して申して申趣よひ
程の月方十六貫といふ残りて。其上にながて。かんたゝこちよみつれば。ければ其外のもち打
の大なすやと。此のかかれ給へて行。なく。くにてにて。命がつて。なだ。男のながやおりは。是をまま
て下されば。出すを引願くり。母何もすまねに。孫のねんとせくぞ。こゝはまぬとはまぬ。なたいかねに
立て。そんやく是て十貫にんざるは十三万石石の石さんでこそ帰ければ。小首いた
ふけるいきいといて立帰り。さぎつを渡してやうくこと。其金浦を渡しといへしかなしかなしかな
む三宝さなく。是の入なのなき死身が何ねかをささやらずりゆかしかしてことのわめのもめの
かやまい。や給ひてあひともいるもとことぞへ引くれとなりの中の中の中の間の間の心を
長六十一
明たるにとめ。内にあたのこ也。抜道を小兵さをにして。大ぜいとにていとにて。大ぜびて。
〽まゝ都の神になたば。舟何なもちはこゝにありてゐる。あといへんせんにあるが。ちんにあるが。めしれ
からねむたて。こゞぐぐごとゆあり。あといろ何事也。とも気をやりてないになきになりとも
ない。〽ふんといへといへど。ころあたりをすりしにて。そころにまん。うしたいなく。おほしつまびの
なりやならぬ。かに仏くいゑでごとい。誰ほなく引つつほややいへにはいりやうのたび
ねどみにかくの平宣宣今ころ。あれば。
一丁ごさつ。かくかもかきておや〳〵と。本夜に小女共に中にもんにもてにかた
おきさんと。是の小まんに付て代官所つきりみ。横田権左衛門前いた二分のみ名也。うほうになんと
を。まん。願ひ給ひぬ。しゆのいう仰付ける也。三ゆく申とてきつながらず。このまんをお
顔心ようかきたやまず。そんかんがぶさしかむくせやとり此人夫こなしめし五まんて目へ
入ておきや。ひきでござるとこきもはく〳〵をなて。やうさす景哉の教都へ入ける。こ作はこと
〽あしやうはがやうはいか行れんのどうし身也。いせんの事はしをしゑにせんがせんが
さんで安ひねに焼果ててこの事臥よしと手施付て仮里へうらし去頃間がなきてさたまやら三
吉めが。身もと思いほれて。ねにこれをへしかる。のわぬ時で一郎し辺。大道にまた又なうの娘を盗て
くれ夫か。男をもんでなれ。おばんないぼなれば。程盗てくまにといなればならずかがけん言いて頼
たびは。それははなれ〳〵〳〵〳〵しらず。並てへず。すやはは此しんとてしおせぬなし
〽なん也又うちさいさでならきときてけるはしあはれ。首切ることをかろにかまけて。賃金もくちせ
一万物目にろしらんとすれし命けて頼されていとにてい方其身にもお崩といてもや
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
さう様〳〵そ今朝夏の夢が尊ひと給ひてとねたくたやく〳〵たほの様へと生れ行
立六十二
帰参の段
第十二
といりどうしいからざべだひとへふさへき雪もあら〳〵じろごろこいがいさやくし酒あひ
も。よし小女郎がひく乗にひるのかのかれやすむらん。女の死せてかひもなき
よしきなけなんにしやんにしやばにきていきてはそくねではの哥の哥の哥の哥の哥の哥の哥の哥の哥の
にまん身のよのし〳〵と。思ひくらで。後にとなりのにかへ三吉がすそ引げうげうげらあ
どうかび。さしのどき。雪にいくせし給へあとゝに付いれど。心か。かんでの巻ぐら〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵
見ゆる音なむしぼうとおきなひいうの〳ろ〳〵きに。下身をひぞいてぞ隠俗者。あ
天程の上いひ来る事事是もうかふほの月ひ今のさひ合のかの蔵あとに付。アアリヤ方あす
のおもいにのけるにやくはれ。よひからぐつくりとやつてゐたあつて。むゑやうにごいとこく
きのい用。まねがたけぬもあまた有ながかかいうにしらさぬ大手ばちかつほうつくつゝにまし
拝見こんでなぬ。いまへか頼たは。何と願まて取まい。うぢごくのさたも金しだいにやしれた
我が方がかじや。明てかまみのしろんろなれ。こよひはいがされぬ人もう。其外にといふかうと
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
さふけば。あいはうをのれていれてのみんだんか。こん。こんやくのみこんみね。うで女郎
〽かにうろしい者じやげなとはろか大びろかじこでさやをばひ気をんごいといるいぞみし
に。身内といふかたばふあが目はなしせす。こんやしゆびいよ〳〵頼むしるしそんしるしそへん
蔵がつんとの女どをぬけるもなて。なての方き。しばるそひまに。ゑんの下より思はさきへ
はいるも恋のやみ目にのねば敷更八度にかくざあひわれわ姫君のおとき
にしらがごといねやいとはじなきまり。やとる人のたり身をしるばらのであや。さだめな
きかなき春の月のにほひもげさむきたむさむさいとはぬだていふ飯の下に帰り。けしつ
こへいかにしばしばしやまふむかふ。物みくはぢやらんきやきやきやと物がとひさいと
寅六十三
いふ夜はわれて程へし平でならそふならそふあなりのかし嬉し嬉しやくへふりいわためん。まづけん
どにておでたい。そいもたのしやて。しころやになければいひひけなし。予かめにかける物水と
くびにかけたるさへ取出し此三百両の金に付。順しやきやうに八ぐれにわぎにかにかりしが。是
に付ては段々の領物がたり御座敷へしたし物る間と申上ん。此ゑめがふぢうをせしも有はかね
故又三百両のは金故に。与作様のお命つがなきと存候の御仰私せんねん。やうにてどう
ぞくに出合し其あとにて。凡日のいは目に成りし所に。とくなんぢが身をくし。不作が六月に
よつて。金をうぐひ取かくせじやうじやうし。其金板国をこゝはければ。かひなしもし
なげのよといふ義あくれなば。迄に命をうしなふ事とめがだきにしんしん。其後とはさうけ給は。親
ぬいかんさゐ給ひしとねよりありをきんあ。くくりとを夜ぬけにくたし。一つけ村にて籠と
いふ事かたとなつて。かくれすむ中母もひやうし。所には金我手にひしかり。舟三兵衛の
の御ゑやわくはおうだて。扨は不作様此方へとしひつぢやうと。ゐたてんぢりにか衆共いが
な事。すくのざい所へ立帰り。四年もすぎてうけに来ば。今寺かたに成ているいうだてぴつ
くり。さくい道中せんの戸も五七度。こにてこへは。中せん道。そしにてとへぎてぢにと。有大
たりさきへぬけるいがりし故此仕合。并一時成共早御領仕は。金のいひわけさ〳〵とすめ
なん。うゑいなんぢがじんでは。して金にて思ひ出て。こんや今のさいかくせねがなく
馬たなまのにやらう。しねんぼうの三台を頼み。アレいほんぢやぐにて金はすんだまやく
そくとけるやけす。何々言と申守かたば。なちお前のお子にみの申扨我ののやみ
ぬひけるが我を我をはしらねといふ心に名をへるに。しひし物を気も身を気も侍すめててて
きめにあはらを出して我子の首切たと同しらし事よ迚ともとぞやみず。やみず。今たらな
せぬ事此かきのるこしふみめをお付て来るふんにまれば金人のいなげしなりのやとやに出し
恋六十四
のびかゝか渡すなみ介介介のくしにうつんと。わるうま人やねとわの小さへるやりやみなをし
なんなくにかへお立たりかんとのねとなるにひたつねもなくひてゆくひて。ふたりつれ
五郎の御請有馬の年の森平したや。もすぎ四ツものげ九郎のやみぢをば。十郎右衛門あま
らすの子供のおろかへぬすみかほどし嬉し嬉しさに雨戸くはら何しめと及応へす。又て
三吉めきのかさいを持ていさやす人めとに。歌都上うぬ計て五まいりも。とうるいらんしはちふ
ときぬけれわだんやまぬすん食はへしますといだたつる者でゐたり。此処がたいふたいふき上内
あかたければ二百両。元幸上物さん用。分八銭め程でおれぐがりまで残し。然るすみや
江八度是に出来る事アヽよいにさはぜん頼み通幸ない金利殿入。までは都から此し古如引くら
りたるつまはませてとなりのにいへわんでおけておけておいへそんでとうざのまに合つゝ是からは此
太更がやりひゝやゝ。案のさきを出てこふ。夫たひとりにもゑみ又かこといび行
うじんかひぬかの。八蔵がしう。ん也ぬ八蔵。子なみぬ御つ〳〵に見しはおはれ出。平めしやう
かしやうにあとでとすにかたくまとなりいかきへごさせばかてんとうけはや作悦びあふて道
理なる我もそれへて大またけがきへのほるを
しこふたなり申わのしや誰じやうや幾じやうそいふわりや又誰しやすかれもへ蔵しや
かどれつつて見てこまはと雪あかりにとんくと見て。葉やうやうやうやうぬもとふやう
〽見へのゝ付アまたばしや今思ひ出しわりや平しやしししいいがた平となつあるわれよく江
戸しやかいうであふたいすしやがゝすやうぬは其時は其時いこやなしやなし
かい所であふたなとしりびつかゝけて身ごと思ひにしらぬかきた哥こなたに二人が三百両
ころへやういはゞさせぬとふか切八銭取付八銭二八十六でふみに付られて五十に合にや
其命が一束代の父に頼まれたによつて。其金左のしやが。身つ也又何で金といしやがゝしれた
応六十五
ねがれも人に頼まれどぞ男也誰に少て何からいうでがぐるべしやない何う。かくうらそれ
なくそれにしていろコアア其金わつちへヲヽほしもろがころいにいゆ入用なし。ならぬウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウア
すはかうじやと切む刀。どついてんと立つかさそのいまきふる方たなんぢちけ八蔵四
大の廿なこごにおほど。にしやかひ。がぬず。宮への関の世ならいちごにいちと。しや
おひ上かぬ衣むけんかねの段こちは金故身をうしなふ事に付こまれ出しなふ事にかた
心打おとされげい下に心かひきくも。両手を上て待〳〵。得て出れ侍てくれつん。取
もふかなはぬ。とう折ふれいとなりの哥。人のおもしうでもしやにこふにたひける。一平の申。命は
さら〳〵おしないがどかく三日まの金がほし一寸二寸二寸にそれても金さへ取てたんぽい〳〵人事
ないヱゝしやくふさきいだいにんば。しまふてやれんとながたないひかりア〳〵〳〵出ぬ
〳〵のどやう成口さかさく一あくに。うんともんせつかに人間たはなく。見付られはいかゞ
ぞくにはのかへこみはびやくしんしんしんで。物をうかひゐる。手しるをしけしげいあが。
戸ひかいてアア〳〵さふかひ中。姫君の風しんしんややきじが入たるば三日はる声に付て
はゞめ弥惣左衛門。けいもてん手にちんそどとこよとげて。たゞしげのゆさねて。たゞ
今おふしらび入しは夏大夫なれ金をうばひき其上に。しがつゐを引立せし故に。守りにて
おかけしに行がたを見うしなふ家内のせんざと詞もいまだおらぬ所へけいひ又たゞ今ともやや
さはかく。何事かご尋所に。及大夫殿下人主人の御領とけ出し役のちるしんだけの内とか
まへたきやせんどのはいはいぞみしゑげいゐをばひ尋為行まねのまいとおつけよと
けぢすれば。待た〳〵と成じて。と云りの一かい侍さやく。不作おやなにまんとつき。
○郷
き五出す。平肥後守親人佐五兵衛のついまに入てかどつねてかどなし京江戸出てにあひ
そめし所に。舟三郎方ゟしたいうをめや申とせし哉敷官更姫君いいやむ事か
〽ゑぢし六
て命迄り内にとと申せがの中心もとなし。姫君のおむかひに身共に来るとしやせ
の状。夜を日についでしぼりし所。道中にて女作を見付。も此心あでたにきさんとせ
もへ共。それがしとしらばかくれんはひつぢやうと。わざと顔をつみかくし姫君様つはほど
のりんかにもしそうかゞふ所。に三兵衛いがんりにちがひなく友気がわがまゝ。なん時
でもうつてすてん。扨ふ作にもさいぜんより。しう物かたりでねあひすんだり。此三百両
は殿のは金。是もさらすむ上げ。いひわけ立てもとの武エツヽいかにも〳〵の内も
あんと。此おめでたにすぐに御きさん。弥惣左衛殿御とりなしとし。今日なづき何さ〳〵
よくしたりな。しげのゐ殿の身の上何もよもぞんしておる。我御しゆじんへ申上お
ちい人御ほんさい。小まんとやらんにてかけぶん。時は二度はないしげのあ殿もたい
犬の事は大目に見たがよくかんじやり申。なみぬぬはあとなと。いたみすゝめば一辛ひ
出佐五衛門様御内の外まり有がたに出れはい申やうもないしあはしあは也。扨頃金三日両
さいぜん官更が手より身はひとりしと申出せばさば〳〵此領内も大心。弥惣左衛門
よく願入申候扨何が扨〳〵。すなちいにはをしまだいさまづちよつちよつとおさかつたけい共
そうし〳〵ていしゆが物ずきはびやうじんいつくりには。ちやしんはしれどばばのしうき。
きほひもよき軍がむるだをはげますりやういはたらぎあくてあかひしやの目の
かはらけすぐにめてたいさかづきかはり。かや子ふうふかためのしかためのさかきひぬかの
八蔵おづ〳〵五出にも扨も。かればよる物皆ぜんにんにんにんはおれひとり。今迄どつ
にそだちしゆへにもをしらなんだ。ける事んじやうあらためて三言のはざかり取の
八蔵めお目かけられて下さりませずまちめに藤太夫めをほつけてかまがたの念
はらしと打てかへたる八蔵はあくにつよきはぜんにけゝ。左大へにちがた也。不作いさん
でゝ頼もし〳〵しざいをゑげのあげいゐがち定いしん。夏めがしはざぬの御せんふく。
なみぬが及びいのよき我も又しうとのたきぼつかけて打とめん八蔵作せいなくはや
一錦むウ〳〵
おとまといさきよし此外のきよし此鬼の御供せん。あとよりかは江戸へは難有と
わるゝふうふがてかけもながよしときよしひやうしよし。八蔵ふたり
が御供はふたり合せて仕合う〳〵。仕合よしのかどいでといさで行雲の
しむれ
第十三かたきうちの段
にちきはぐをもすゝする。じやちにわにわしづか夫手の者を引ぐて。心もせきをよぶ
に立いにぞごとすれどやき夜は。色とよくとのまよひ道がよとわけ〳〵八蔵がねばねばらばねば
つを今にと松かくかけすな川にさしかうりしばく是にと道しるべし。心にどおはしいたん
やすもたそおくびれと。てほう大なは少しいざいざいさはかたぞことさし出す。もく
〳〵夜鳴とても間も五十は。姫君のはいる物ももはやせきのごちんを立たであろ下
いたやすんでけふ中に云なの渡しをいりぬけんにてもやがいぶれは。おかすないなんなのへなり
万里もとびに仕つん。思て此八籠もしげいゐれを同道道具。もとや是へきそふな物。だんを何し
こしめず。成。抱く。是でまに何あほすねは。なれ共。きやへもけるの事なれば。あくに
なゐ。よい〳〵官連がぶんへつておた。しあげを見せん男共。そんじもいてげんと
つつ五哥むかにものアウ〳〵待た〳〵と歌をかけつゆとかけなばさくなれはなりひら是は
又なかのい。蔵が。おちの人なげのゐにかき打きせせるにおひ。いぎあへずいとも
さでかけね。やう〳〵こせ恋人をばひ取て参りしとどろとかんせずくくくにおりし
出した八勝手がく〳〵。やすくのほうひはかつて。なが〳〵ねんをかけた。命にちよつことまあ。
〽同げんじと五よつてやんをとればかに。しげのゐなくで取てい女作院はしろ将ばく
し六十八
かたなはんやにつはやまにもとせんものときにもかきやららくもらもらしいみなんちがねのんにうつ
此度作もなが〳〵いめいう。事たと立成たれは。しらへの御供こん共への御悦びけんさんさんなや
めんか共。今日〳〵とく。ひごとく。〳〵いふぶし。とちかざんげんによつて宜いをもしやう
〽只に作が為にもしるくのたき。様さが為にほいの敵其上に御ほんぢんにて候も金やう
ばひ行里の中辺のかんとする也。ちう〳〵いぐあに。くであやたは其方が其方が其方が大方
所がこ〳〵〳〵といせもめずかく〳〵と思ひ。〽アアたふい此度気をいさんさはさこじやく
おくいそうぜんに。はい事にもんもやなばなはれにくたばつて。爰ながりあちこゝやきせん
よう此度のもからもつたば。ないの事所に切さいむ。む。とひ入け身身。あつとあれ
さうりけるの平のしやり引げ。一吉が手を引立都をしふで者は侍。并ならならぬ。
れたる出来也。〳〵。きに入り及まへざ。げんなりをふてかれに女をより渡し。これも無
そんのちゐたり。此こにまとか立も五寸もわかさぬと思ひ言が小さきたをひねて
〽今立はじねんや子といふ事かたけふよりはとくれと所に侍に成されは。ち敵官又五なくびを
こはるたちがれんげんこみぢんにさいなんでしまふてこまで。アはてやとめていて
すは出てよりかりやがら助し刀を。心に仰付のまいとやりひねえやひ。よし平助勇
なくぬ。たりはら其方が母。立ひをにめしつかきたれば。そのが為にもちの敵。弥作がうんきて入
はもかに討れは。其時はなしししざいしやうぶのたで此方ふ風をばげると一方もなはぬく。
東司置金はまく〳〵〳〵〳〵と。めへぎしめてける。そん〳〵しやばやきいたりかみやまづき
やつかけらば。討てこれといみれいし。いとまや心はれ〳〵。切てかる也と平か。あさせとぬに
一今なき父〳〵切立ひてけぬ共たまりかねてにけ行をいつともとかでの地震に成ぐしく
刀引預下の敵のことの敵の敵のかさぬの敵ことく悪にしやうとしやければ。定もぬき
表六十九
身ひつけ。のやく給ゆみ出。もちしに。もちに。き。身の見はさめ。おきは。とのたがひ。
わせもあへず切てける。出へたるよつかのたうのうかうゆれんのや方さき半時計て切むすぶよ
そには。がとしぶの姫か。か江戸やざりの住めは。やうにひげにぎやうれやかべさなをふるとの
け女ふれ〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵しのぎをいるもの光り朝日にあれて
じゆひいでし友更たみ合て打刀。女作我子更ながしあやう見ゆれ也。武蔵は身をあせば砂
をいんでなげけると中に。平もげるをいをかふて三帰り。助だを切てわれ。それにつかべ
一勧込力平はづしく。みんをはさんぢろを。後ゟまずねにてなげけせば。わさす。この
一方の敵と切付は三否も臨けに。心仏の始覚やす。忠五郎上のねめしせねめたやりける
したるた也かく所へたびね杓子にまんをともなひ給をあやればあやればまんぞく。
太刀あしまし給。又ほんに給ひ。我にし給へとかふと血姫君の仰是を給ひのたねにてし
くんいてちあたり。此こにまとが立の女寸も主かさぬと。人の女房三台が小わきとしけん
〽金はじねん草といふ事かた。けふよりはこと所に侍に成たれは。ちいち敵友にて。こびを
こはるくさりがれんげんこみぢんにさはんで呑にてこまで。アはてゆくめていくせ何平も
すみ出。くがりながら助ふ刀を心心に仰付けれいとやりひねくやひめれべして平助勇
ならぬ。たりやみ其方がぬ。立ひをにめしつはれたれば。そちが肩にも主の敵。仇がうんきて人
やるちに付きつが。其時はつねししざいしやうぶの上で此方ぶ詞をばげると一太刀もなはぬく。友
東司殿よくいま〳〵と。めへぎしいて侍るゝそんじ。しやばやきいたりつみめ。まづき
ややなかけらず討てとれといとついとまで心きにしく。切てかる也。平が。させとめさせとぬき
今ばきご〳〵切立れて。介共たまかねてに行を行をいづみもとおふ所。地尉をはぐしく
即覧出しかゑ更しわの敵のかさまばいいの敵じ〳〵しやうにあられば。安定もぬき
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
身ひつけ。いゆ〳〵のゆみ出。あちしやよ。元京のくの見はさい。およつといたがひた
はせもあへず切てかる出へたるよつなかのさうか馬ゆれんい太刀さばは。生時計て切むすふ。
そあばかくと思ふの娘が江戸戸くざりの飯やなみ木の。いにぎやうれぞかへさきなしとおとり
け女ふれ〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵〳〵の光り朝日にあれて
じゆ人でし友更たみにて打刀。女作科子更ながしあやうく見ゆる也。此度は身であせば砂
をふんでなげける其中に。平もけいをかにて三まは。助だちを切てかれば。なれしにの事
銭也刀原はづし〳〵。みんをはさんぢろを。渡よまずねかいてなげをと。おかさずに作物けり
今の敵し仰けれければ。心助げに。心肌の敵そやうぬきすがふつきすがふしりける
はたる也かたかたかへねね子にまんをともなひけぬをあやれ〳〵。
宣ながあじの国大ほんに給ひ。我にしるへと給ふと五姫君様御作是もびしたねとてね
共故大同道具にかんぐんなんにんをともなひ来候也御所なり申上候所少々と有
一男女他は名ゆらにといへん何ぬ御情礼はよかしがたゝ。然になせ我々も御領を仕らんと思ひ給
彼のまきとと云合句と思くんにまんが悦びかす〳〵に。しゆひよう歌を討たる
給へありだき人目のせきもおこそのおちがへき小せん。万兵年のとには所有名におふ
亀山の松もちとせいすへなかくかしもつたへしふるとをき言へたる丹波千作合あづま
のかさししやんとおさまるにかさまるを今に深手綱主に深手綱主ぞさかへける
寛延四年辛未二月朔日
作者
吉田冠子
三好松洛
十一丁
・5691
右之本頌句音節墨譜等令加筆候
師若鉄弟子如縷回吾儕昭済光師
竹本筑後様相伝
之源幸甚竹本大和掾宗貫
予以著述之原本按合一遍可為正木者
也
竹田出雲椽清定
鶴屋喜右衛門版
京二條通寺町角
一右衛門道にまんをつりないにまんをともなひ来候様御所にかろう申度。少々之通
一生前他はやきんをや合に帰帰ぬ御情礼はよしがたく跡を仕候事を見行を仕候し平八郎
彼のまきとと三合もつき五くんにまんが悦びかす〳〵に。しゆひよう敵を討出せ本と
むへゆりざき人目いせきもおこそのおちかへき小せん。万兵年のとふぎは所におふ
亀山の松もちとせのすへなるくかたつたへしふるとを。かき言へたる丹波与作儀あづま
のかさししやんとはさまかにおさまる首を今に深手綱き名代とぞさかへける
寛延四年辛未二月朔日
作者
吉田冠子
三好松洛
十一丁
5691
右之本頌句音節墨譜等令加筆候
師若鍼弟子如縷回吾儕昭済光師
竹本筑後様相伝
之源幸甚竹本大和掾宗貫
予以著述之原本按合一遍可為正本者
竹田出雲椽清定
也
鶴屋喜右衛門版
京二條通寺町角
十日