瀬川ぼうし 瀬川五代家譜
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- 一勇齋國芳畫
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- 日本語
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- 東北大学
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
瀬川ぼうし
甚追
瀬川五代家譜
琴通舎英賀撰
瀬川ぼうし
香蝶楼國貞画
一勇齋國芳画
五世瀬川菊之丞天保三年正月七日
みまかれるをり所。人々の摺られし
水茎のあとを集ぬる瀬川帽子
あふみのいとくてをとくことば
有東草
此ふえは非人にゆかりある。琴道
舎のぬし。五世の事躰をしるして
瀬川の風を揚げ。四方のみやび
人にこちて親海の珠を拾ひ。これと
いそぢにははたとせばかりたらず
して。さめし栄華の夢見艸
桜木にいのそそくせらんしもの
あて。こせあし人のよはちみじ
かきを歎きぬか。多の人の
袖は朽るとも。朽せざる名を。千
とせの後までも伝へまほしと
かもはるゝなるべし
初代
瀬川菊之丞
二代目
瀬川菊之丞
王子路孝ト云
三代目
瀬川菊之丞
後ニ仙女ト云
四代目
瀬川菊之丞
五代目
瀬川菊之丞
右五代ノ像
香蝶楼園貞画年
印大名題印浄瑠理所作●印年号としるべし
四十二年
元祖泉川菊之丞は。大坂道頓堀の座にて。正徳二辰年大阪荻野
□□□
八重桐堅初舞台にて紅梅の枚紋紋所を附る其後同来年寄
向菊に改・享保九辰年十六又改る京都にて座えを勤・同十己年鑑
に改今定役とす・同十二未年弟菊次郎に坐元を譲り・同十五戊年
霜月中村座へ初下り入舩蛭小島河津の奥方。正木七小町の独り
落て大入●同十六亥年春同座欠情福州名護屋に作城かつらきにて無間
手水降を鐘となぞらへて打し元祖なり衣裳の袖に金を包みたる仕打
さそくの思入今に残りて人形迄もその趣に随ふ男無間たりとも結残の役を付る
也後に
五月晦日
御城道成寺
●同十七子年中村座大和言葉今川状に成友の御台
まて大入
一にてうつゝぜめの内嶋原のけい
せいなりし昔をおぼへず
とよらのまへ・同十八丑年同座柳葉旭源氏に衣笠
いわるゝ
生肝の犯言の時屋敷女中にて切落し
より出る其折かむりたるを瀬川ほうし
ほうち・同十九寅年同座十公今様曽我に
しうち
といふ次に夕霞浅間嶽の
都一仲
浄瑠理欠に
おいしくしやくきやう
此所作には舞振に口伝
一相生獅子石橋
あり石橋の元祖はこの
名残狂言八年ふりにて
家也誠に古今未曽有
京早雲長太夫坐へ北みる
●元文二巳年九月同座信田妻夕
まれなる大入
あまの謡にて宝塔の玉を取飛出るみえよく大入
下初るより廿日迄さゞき二千余行の幟を立る伯
倭歌神代鏡にうらば狐の役
是迄の当り狂言は
●寛延元辰年中村坐
大上々
菊の家ほりに云中略
一々寛保元酉年市村野へ下る
土口也
とんなもじへいけもの
山吹かいどう
所作大入なりし所
同冬月座女文字平家物語にふし柴の加賀と
三月より病気
役割に有病気取出勤なし位は極上上吉自然の妙芸道のほまれ。こぞつ
て贔屓なりしが。をしむべし〳〵此太夫生涯妻をもたず
寛延二巳年九月二日
円覚院即誉源阿是空
浄土宗行年五十九歳
本所押上大雲守
辞世
暮てゆく紅葉のはてや西の空
断考
因に云弟菊次郎地藝の名人・享保十六亥年市村聞へ下り
打続評前よく出世ありしか西方の舞台におもむきぬ
宝暦六子年壬十一月十三日
右ニ同
功徳院淵誉本阿仙魚
辞世
此時に身のきはまりや夜るの霜仙魚
武州王子の里の産実父を、
二代目菊之丞丸
半六後弥兵衛と云
幼名を徳次後に吉次と改初
舞台は●寛延三午年九月二日中村坐秋蝶形見翼也
養父一同忌
追善犯言は
口上は沢村長十郎
瀬川菊次郎
石橋の所作大入●宝暦元未春中村座伊豆小袖商買
鑑に北条正寿丸時むねの役同朋恋女房染分手綱自然薯の三
吉
子役の
上上吉
四同六子年市村坐梅若菜二葉曽我に松若丸
梅若は二代の彦兵衛
二人にて名所尽しの所作
両国隅田川以同霜月同坐帰花金楼に菊之丞と改名娘道成寺
所作大入此時より
日●同八寅年春中村坐時津風入船曽我にむけん入●同九ケ春同
若女形巻頭ニ置
半太夫上るり
帯引大入
坐初買和田宴にせう〳〵
八百屋お七●同十二午年市村坐に
家橋と帯引大入
此時ゟ常に路孝結
うしろ両秋●十三未年同坐封文栄曽我にせう〳〵踏
発に洛孝わず御孝ぐし流行権とあり〇役者五類祖に市村中に被下女出杉の将と
したるを語孝景のはしめと云家元而は以てう桜の時ゟ此条そめを着るとゝ云
●明和元申年春ひらかなむけん快●同二酉年中村坐に
秋養父十
七回忌に
福弓
名護屋むけんは●同三戊年同坐秋八百屋お七応江戸染に天人おそふ●同四[リ]年
同坐太平記財振袖に田舎娘以●同五子年霜月同座今於盛末広源氏に
ひ仲蔵との於て古今の大入此時評判記の
石橋の所作
〇同六丑年春同坐にて石橋太八●同
下かた書に此時稀者の都として別に評す
上るり富本
豊志太夫
おやま紅雪素顔
七寅年霜月市村座女男菊伊豆着綿に龍姫毘毘羅
位附大
上上吉
●幕明はねつき娘の地芸大入此時評前丸の
同八卯年春同座和田嘉納三組に仕
かた書に当時の名取と別段に評す
同秋
十一日の亡魂にて大夫より
傾城名護屋帯にかつらきとお菊紐
病気にて舞台を引かれ
病気全快にて二月廿日
●同九辰年
より菊の丞貌みせ
そできさらぎそかまい
とて役者附を出し茶や〳〵のかさりものひゝきれ中より引まく水
毎日はめをはづし見物夜の内より来る山のことくの大入
水引積物等
振袖着曽我に舞
目黒行く坂より出火にて芝居休
目黒行へ坂より出火にて芝居仕
鶴の役同月晦日
其後普請出来之節も
病気にて勤かね翌年むなしそなられば
なるこそかなしけれ。此太夫におきて一代のふり狂言あげてかぞへ尽しがたし。世に美面
よき婦女をさして何町路孝と美称するも此時よりそいひならはせり
安永二巳年壬三月十三日
正覚院響誉十阿方順
辞世
一行のふみとなりてや帰る雁
浄土宗行年三十三歳
寺右に同
二代目
此度
三代目菊之丞
実父は大阪ニて振附之
か市山冨三郎と云●明和三四の頃大阪に
達人市山七十郎二男
つとめ●安永元辰年中村哥右衛門にて出勤同霜目尾上菊五郎不登咄に有
琴姫
鞍馬の末代の役にて落川は蔵につれて堀川菊之丞となりて堀川の
館へ入込静の鼓の役評前よく江戸初下りに市山改彫川富三郎
安永三午年
美しきとて見物
二代目一周忌
春市村野結鹿子伊達染曽我にせう〳〵強
一同うけよく
三月七日ゟ
追吉狂言に
みらじふさんかねあいごのわか
此時三代同
道成寺此同霜月同座見拠十三鐘に愛護若ト下女お菊恥
菊之丞と存
一
湯日吉数申十一同四未年同四未年同里栄曽我神楽太鼓にせう〳〵馳木嶋姫
豊志太夫
勝日吉幣ハ
三月三日より
二代目政孝
むけん廿同年霜月中村野花相撲源氏張膳に股野の
三回忌追言に
投野仲蔵
上るり豊者太夫角力をし鳥の不作大入
妹たが袖
四十八手恋所訳
是迄表徳を玉川と云路孝に改
河津三五郎
●同五申年
同介県賊歌田植曽我せう〳〵二番月昔は夫おこま此●同六酉年霜月市村中に
児鳥居逃入阿紫にしづかへ夫婦酒呑奴中仲知なり参る同七戌年同中二而高尾
四月二日ゟ
二代目
七回忌
上るり
太夫の太夫
高石橋比●同九子年市村座梅暦曙曽我二番目仕
女鳴神瀬川帽子
一はんめ吉原の段
梅川菊の丞
鳴神肝聡浄瑠理坂写
利三兵
○操返廓亥月御城玉菊同静前大夫
浄るりや今前大夫
元祖三十三
道行恵飛脚肌四季の所作一
一同年霜月同坐群高松雪旛に染井のお菊
回忌追山口
正月九日江戸大火に而両坐とも
実は大和国小や郎狐静なる十二段君色音●天明元丑年伊
類焼其後普請出来四月廿五日ゟ
三日替り初るへ
甲子江戸
市村り戯場花万代曽我二番めに
なつ菊恋
道行比翼の菊蝶
清十郎門
二日同
庚申大坂
おちよ菊之丞
道行垣根の結綿
半来三津五郎
けん菊之丞
三日目一おはん菊之丞
道行瀬川の仇浪
人長右衛門幸四郎
天持京
浄たり豊前三夫三日は勘左衛門夭入肥前生に而も此犯をよりて政孝飢かほの人形是藤井弥太寺
ひ豊前太夫出限り同五月十三日初日にて是も大入市村聞候表に札を出す。寛永年中より
芝居始り百四拾余年の内え今稀成大入と記す五月円ありて六月三日迄へ
行く連理橋同
大入状狂言にもおはん長左衛門残り白井権人と二日替り上るり給て前太夫
年霜月中村座四天王宿直着綿に舞に妻菊い
女しはらく鶴菱の
ふり袖にて大刀を帯
実はかつら
き山の女郎総のせい廿日同二丑年霜月同生五代源氏貢振袖にやすた松野村
春駒の浄るり
豊前太夫
睦月応手取入●同三卯年同里江戸花三外曽我次に道成
寺代●同四辰年同座東始勸進帳に月小夜同霜月神科。相長桐生
やくひとへこと
関の扉降たり
同五己年同里重重言の葉
常盤津兼太夫
重重小町桜に修城墨染
一白酒助六郎
曽我に五変化
●同六午年霜月霖田座女武者菊千餘騎に
羽根禿石橋大入
只一にてしけらく自作の
巴つらね役者ふ人にて右入
●同七未年同座花庵初買曽我に娘道成寺休
おそめ菊之丞
浮名の初霞
同八甲年桐坐契情優曽我二半旬目二日替り
久松半四郎
よのうはさあすのゆきとけ
初る上るり
△
豊前太夫
お梅半四郎
粂布菊之丞
後る上るか
世噂翌雪解
秋同年霜月
文字太夫
桐生
替りて
文字太夫
市村坐
源氏再興黄金橋に不順礼は島のお船入●寛政元酉年同聞恵便仮書
対面の呼
曽我に舞鶴
曽我に舞鶴堀泊の群相生獅子石橋様●同二戌年中村野春錦伊達染
上るり
曽我に高尾
豊前太夫
○在峰浄瑠璃埋世界は同主丁霜月狭夜中山屓鐘に
百度参りの場夫
中村野市村生共勤
〇同三亥年中村生春世界賑曽我に春約の所作せ同年
にて親王に頼まれしはらくの請
霜月市村由金護辨源家角譚に芸者お仲は
しはらくは五代目団十郎
ほうし
●同四郎わ丁同里若輩江戸子曽我に大磯のとら社別新
十四布袋のおいち市川門衛衛衛門のおやつあのおやつあのおや
極印のおせん中山楯蔵雷のお庄蘭喜代太郎
所風次に五人女以雁かねのおぶんせ
同年霜月
月中菊伊達天門にしづか以但附極上上吉・同五丑年同生貢曽我宮主府
綿二番目は
おきく菊之丞
幸助門之助
浄るり
廿一日同年霜月
豊前太夫
名酒盛色の中汲越
中村坐
都伝内
者
都かりて
優美勇配都陣取に巴おなひ・同六寅年都聞初曙観曽我に大磯のことら
小笠原菊之丞
半兵衛宗十郎
二番目二日替り初日
小菊菊之丞
連模様五口妻八
半兵衛八百蔵
侠客形近江は景後日
けい
いさつま源五郎へ宗十
二日とも上るり
郎大切に二代日
景
景に拝致計り以而同七卯年同生江戸砂子慶巾我二番目蔵者小まん夜大
みつせかはあつまにんぎやら
二十三回忌
追言狂言
〇〇同八辰年桐生曽我大福帳二番目に小梅
同名三瀬川幸人形頭様・同八原年桐生曽我大陽帳二番内ニ書構
長吉
早替り由兵衛
〇同九巳年同生大注連曽我門松に和田の息女とら御前
宗十郎大入
二番目に八橋加賀道成寺お。阿部越前以同秋手習鑑に菅惣ゑ八重八・同古に付年
玉村新兵衛
玉や新兵衛八百蔵
着衣始小袖曽我に椰の葉二番目富岡岡応山開に三国屋小やらん
大入同九月九日ゟ元祖
其傍浅間嶽はなき右橋仕同年霜月桐望残り市村生
五十回忌追吉狂言
花檀橘景圖水茶やりお残る同土木年同坐大紋日花街曽我に大儀のとら
尾上常世
同年霜月同坐媚能雪世界ニ鹿島踊の
彫草履打におはつ
岩藤松助
所作込●同十二月年同里梅薫誉曽我に十六夜二番目仲町の蔵意小
ひなり同年霜月同由生生戌浪溶溜に五代三郎年うのは●享和元酉
おその
次に
年同ま通花街馴染曽我に箱主丸二番めにお染野岩木久松越形次に
全盛伊達曲輪入に高尾二番目には
宗十郎
追善
御補梅由兵衛に女房に梅畑は
内兵衛
八百二疋八百三拾
此時菊の字遠慮ありて路考と改蘭之助は
●同二戊年同坐三国一纈盃にあこや肛天満宮
路之助と改石菊三郎は政三郎と改名
口筆にて
なたねのごくう
名残狂言
菜種御供に菅丞丞。草寿。白太夫娘おしほど。
此秋大坂登り
葛の紫の子門かれ
○東江流
心ゆすのおびや
美事ニ而大入上方
長太つ
片岡仁左衛門
野元山本徳次郎坐好繻子帯屋におはん
瀬川の
にても評封よく
仇浪
上るり豊前太夫大
同四十九軒大夫
成●文化元子年中村り下り菊相撲毎時定に廻国の修行者
上るり
むりやうに
豊前太夫
無重厄介●同二丑年同由金盛虎女右に大磯のとり数部新知行
夜同霜月中村す清和源氏二代将○市村坐けいせい吉野鐘を
此かほみせ両由
つとめ大入
●同三寅年春中村咄一念力箭立揚る臣貝実は椰の葉に以同四卯年霜月同生
明寺彦三郎同
同坐にて菊之丞
玉つさろ考
会智豊未下に向泊るうねめ道成寺外大切に女鉢木此陽都都合同聞にて菊と丞
改菊次郎始之助改菊之丞と改右の紋看板一日出す●同五辰年同尾須宿花宛
此時顕右衛門
譜に吉田の花子、似城大町
駒下り大入
〇同六巳年同里花似想曽我に月に夜二番
目にお杉脚秋葉権現廻船語に女達。山うば七彫桜木にて道成寺此同七午
年同坐江戸春御摂曽我に大姫君加女鉢木に出づき旅籠同九月伊達
遊花街風俗に政岡以此時より病気附。近世の俳優家此大夫の恩義を請
ざるはなし地芸所作事の名人書画俳諧に志し深く風流ありて皆人
をしまざるはなし
文化七午年十二月四日
常篤院信誉道阿慈生
行年六十歳
寺右同
辞世
ありかたきみくにの春にあはんとて
三代目
仙女
幼名中村
黒瀬川菊之助又路之助る改●寛政七卯年霜月
四代目菊之丞ニ
千之助と云
ほうし
桐生源平柱礎暦に舞るこすゑ建残る●同八辰年同里曽我大福
帳に児白菊丸●同九乙年同座大注連曽我門松に喜瀬川の鼻きく
上るり
兼夫
錦着
恋山守・同十一未年同生大三浦伊達根曳に高尾二番目に養者おこよ此
同年霜月市村里媚滝雪世界に小汐の局がしつきことふき
此時菊の
介と改し
同
十二申年同里梅薫養曽我にせう〳〵肥楼門五三桐にけいせい九重次に忠臣
蔵にかほよ。小浪肌手習鑑に梅王女房はる如同年霜月同里生茂
●享和元酉年同座通曲輪馴染曽我に
其駒の
浪洛渦小町。染手綱のおくら。
所作大入
久松菊之丞大入此時菊の字
さし合有て路之助と改名
せう〳〵二番目傾城ニ作妻。肥油屋お染む
同年霜月同里
男哉婦将門によ代野越あ行也紅葉傘時雨振袖●同二戌年同坐三国一
観盃に多きり此同年霜月同坐当奥州壺碑に敷妙。修徳院草草草草草草草草草草堀浅草夕目
姫国訪内侍静たに一色世夕吉鳥等同三之年内生歳男徳曽我有
浄るり
小夜どら護狂五大力に小まん臨めん。関の扉は
常盤津れ中
本町廿同年霜月同坐
和野物見松は藤島美玉善幸に正作女房おませ舞子永代絵七日文化元子平
市村中梅桜松曽我にせう〳〵二番の鹿島の事触お石硝盛衰記に巳
あとり。お毛は●同年同年同十日花雲曙曽我に十六夜。とら次に高尾した
腰もと重の井介同二十六月同生傾城吉野鐘に勾曲の内侍伊賀の内侍る
同三寅年同生梅柳魁曽我にせう〳〵人丸始。片日へ。鴫在沢のおつる。二ばん目
山路三五大切に甚兵兵兵心付なぎき町原鳴草露に彦兵衛房おみつ新兵衛
おせん火の所三月四日芝馬輪ゟ出火に挽丁やきたる大火に付忠臣蔵におかる。小皮大目に
おせん大の所
二丁町も両坐とも相休同年五月
十一月十三日夜ふきや町河岸ゟ出火ニ而両坐
●同四卯年月生壮平家物。語に伊楽の息女
其外町く類焼す普請出来前の犯言
治姫が弓砂御前成藤妹紀御語。源兵衛や房おつゆる橘盤代曽我に十六夜お舞つる
切にかねり成秋金龍山制礎に一ツ家娘小磯に揚枝やお花切七右衛門女房おさぬ
長右衛門
源助
同年霜月中村生会生会稽雪木下に兵吉妹しづはた
しはらくに
素袍上大入
大切に去ル
鉢の木。玉つさ
此時路孝と改名
鉢の木を出ス
同五辰年趾朝妹背山にひ前鳥おみ輪大輔大輔大輔大輔様
路孝は仙女と改名
旅僧初便半勢飾曽我に十六夜ぜう〳〵油やおこんは大姫君な頃宿化児請上
右同様小ぶぢ。はん女御前越前や小女郎。新原女房おゑん同年霜目同里御硯
恩賀仙にはた持お六実ははぶかの神女二半目河津三郎妹辰姫静なり色
正月元日佐内丁ゟ出火三
同座花似相心曽我にとら二番目に
和済院宜●同六巳年
両座共類焼高請出来同
大切に二代目三十
お土厭秋葉権現廻舩語にみさを御前貼
けいせい
子もり
甘鄲薗菊蝶に映せい
田之門追善大所作
白拍子金太郎
古今大入五月
顕右衛門
七役七月
恋女房染分手綱に腰もと重い井おち
忠臣蔵におかる。お石の
かへ市の井海城二而目姫小松子日の柱におやす同年霜月同同座奥州牧野驛
をし鳥のせいにて
浄るり
に国さへ姫。あさか。千束の前
妹背鳥色源氏
三郎右衛門と弐人大入
の前豊前太夫妹背鳥色源哥右衛門と弐人
同七午年同野
豊前太夫
江春御模曽我に目さけは。こいに。二初めにおしゆん肥肛横門五三桐二寸ゆめ小梅
浄るり
大入由京同
長吉
豊前太夫
源助
松色連春駒
長言駄仙院同年霜月同坐雪月花黒土に女六部静なり
に松風
村馬田之助
●同八未年同里銀杏鶴曽我にせう〳〵。月小夜。奥宿中と原二番め
春駒の所作
ほうし
仲町の芸者額の小さん町おこま肥油やおそめ壮方字やはゝ橋同年霜月市村生
はまちとりゆめのむつごと
雪せめの場
浄るり
橋崎千蔵
浜衡夢睦言似せ常盤にて
豊前太夫
厳島雪宮敝中にあやめの前
つのあさゆかしきかほふれ
めりやすの
揚り芸土入
浄るり
入三津朝床舗顏触
小文字太夫
●同九半年同坐初上松鴬曽我にせう〳〵蜂亭参詣顔
まひに蜘蛛を入其俤がなて。おみわ
二日め桂川におきぬ。能手習鑑にとなみ。桜丸以同年霜月中村野江戸桜
浄るり
龍今様舞
豊前太夫
恵高徳に小山田女房磯浪。備後三郎妻小桜。伊賀の為難
平るり
臺二番の本間九郎娘千束淋し深草人形売おきよ。錦色子の車像炬
浄るり
小文字太夫
大入より此霜月廿五日ゟ舞台を引かれをしむへし千金百宛一時に残らせしは
銭の正遠をの人々なれをかなしむ事いふはかりなし
文化九申主
循定院環誉光阿禅昇
辞世
たもつ間もおもへは僅雪佛
行年三十一歳
寺右同
四代目
路の
○実父は瀬川菊三郎
五代目菊之丞初名王夕門は
後路みらと云
●文化三寅年霜月中村野
箕助と
膽花雪陰奥にとねりの役妊成と初舞台也●同四卯年同生猿若栄曽
我に二番目物毛の禿たより肥頃宿花児譜に梅水丸同年霜月同生
会稽聖木下に武智光にの写ま次平●同六も年同す花似想勇我に
七変化の四
切に二代め三十
三郎の井
禿目
秋葉權現廻舩詔
一百五十五日の肚染分手綱に三吉信婦
七回忌追着に
禿
二すめ姫小松に小弁●同七午年同里江戸春御根曽我に腰りと構かへ
浄たり
一太夫
奉掛色浮図書画
助敵討相合袴に峯松肝道中娘菅笠大切に越
おほさる旅乱にて同朋伊達遊花街風俗に鶴喜代微婬同年霜月霜月
化黒土二よまのにお玉●同八未年同坐銀杏鶴曽我に徳たけ比忠臣蔵に
白太夫かはり。牛を引講釈
此時彦三郎一世一代にて二日替り
よし松天神記に小太郎生飼童実は船梅のせいい
の狂言士入御礼
として九月
島雪宮幣に乙水丸二はんめ同金様おわた●同九申年同寸初上松鴬爾
我二ためにおたま肥安花江戸伊達染に鶴喜代二音の兎もじの肚菖蒲太刀
利生鑑と見給助手習館に千里同年霜月中村生伊勢守桜恵高徳二
音め土人形構え●同十酉年同野春駒勢曽我に芸者繁吉娘おさの
大入道行田舎娘の出もの
物草太郎に神子夕しで二番目に
次に石橋の人形に
一狂乱の所作いつれも大入
宮城野
筆やの娘お鹿白石噺にしのぶ
同嘉文
大内鑑に信田森の神童幼少梅
由兵衛四郎
浄るり兼太夫鹿し分踊の
大坂名残狂言
同年霜月中村野客坂東題におはおはまい
不作次ニ女馬士お玉大入
●同十一戌年同里御昌延年曽我に新造喜せ川二番の鮎
豊前太夫
浄るり
道行
若菜重妻に
五
禿の不作
花雲宿色衣に腰もと小蝶又平娘おみつ肚骨
同
大の三月
忠臣
三津五五
力乗掛合羽におかな九は陳に
蔵に仲居のおもん切狂言に戻り駕の禿に
顕右衛門
腰もと小萩二番めにおちよ同年霜月市村野世界花菅原伝授に桜木
浄るり
●同十二亥年同由皇富士見曲行に写絵姫二半ゆめ
御存江戸絵風流
小文守太夫
相方半四分山かけのお松駕の内に
に女かるかき山もとのお杉に
〽同年五月河原崎由時
此にの造花戻り駕のやつし夕
今御硯奴に若柴二音めにおむら肛千木裸にしづゝ北桂川に落高雪
ほうし
野助忠臣蔵に小なみ同年霜月同生大和名所千本碑にけり去。関の戸題
此時
菊之
丞と改名十四才に而
●同十三子年同坐客賀冨士根曽我にせう〳〵御名
浄るり
下文字太夫
二番め
大名題に上る
お菊
幸介
粂三郎
小性吉三
お七条三郎二番め
○入次に時姫跡狂言に助太夫娘八重拵新造
浄土り豊前太夫
相方お山粂三郎
浄るり
女女かごかき打出のおはま
花町盛衰記に千鳥二番め
禿しけり松之助
▲
小文字太夫
増僧妹青山にひなり橘姫明鑑稗錦におみよ同臍朝生忠臣講釈に
にちれんき
かはよ。おりへ二げんめ五分に小万。次にふぢやあづま同助。河原浅里日蓮記。
おふね同紅月同生清盛栄枕台に龍姫二げんめにおはり。弥生仕●同十四
丑年同由金木挽町曽我年玉に片貝五本太太妹小原額
浄るり
豊前太夫
曽我一万丸
浄るり
小文字太夫
祐成秋二ばんめ芸者小糸
肚樓姫東文章に郡次兵衛娘小ひな。仙
太良。女房お十貼彦山権現に一味斎娘おその二番目女舞剣紅槻丁半
黒木売女猿廻し座頭
浄なり
昔様なり平大所作士入る
七女房おそで。三勝は
御取立娘四季遊に
秋
惣右衛門
谷城軍記に玉織姫。さがみ以二番目浮偕結紙治に紙治女房お岩。小春朝
豊前
太夫
大通行落にぬれ岸柳島に繁蔵妹おきぬ原萩野恋女房に
関の小万に
大入此時片岡
仁左衛門名残
〇同年霜月中村生花雪和合大平記に弁の内侍。知泉
一はんめ三立め上るり豊前太夫
慮山路竒釣夜着二番
の千枝狐けいせい大淀
宮領なして任豊前様
目に長蔵女房お浜姓小松に小稽局此●文政元寅年中村り出火
大入此年ゟ
々曽我曲輪日記に月に夜。十六夜。二半ゆ目藝者てる土口の
結探れ発起
鎌倉
三代記に時飛肛東山殿歌舞妓段幕にけいすいかつらきお国御前二番めに
三浦や聞に肌妹脊山にひな鳥。菩六や房おきじ此二番めに似城岩さき此と
木挽丁へ出
動六月
森田坐妹脊山に後室さだるぐへ我々井。おみ輪焼灯二番目江戸染
栄久松におその落着おみつ。北朝中村里敵討捕連者已味斎始おきく
伊達競阿国戯場に沖の牛以大平記忠臣講釈にかほよ。おくみ二番め
花三升菊壱一
争事
豊前様
狂女花売玉成姫胡葉の鶏同年霜月跡
市村野
都やりて
玉川里四天王産湯玉川に茨やのにてふ実はかつらき山のゆえ蜘のせいれい
浄るり
根百足やのお白窓は秀郷の妻子はる三田の奥女中袖さき実は伊
豊前掾
後日
伊豆暦春人来島に満郷の同二卯年
賀寿太郎娘玉琴。榊子
狂言
同坐恵方曽我万吉原に槨の葉実は履後に新造船橋鶏部なり
降なり
豊前様
色
衣紙葛屋正本。隅田村のおわた距宿花千人禿に常盤。よし朝の亡れば。二番目に。橋
浄たり
巻
助六団十郎伊久幸四郎
心中翌の
白酒半四分四月四日
久梅浮名の読売に佐すら女房おふみ
小文字太夫
うのやふきいかばのかゞそ
鳴三げ治七兵衛房お時詰絹忠巨蔵におかる。おはし五梅柳君葉加賀染に
松林尼。後にお柳の方。島のおかん。水仕におまつ。尖は道房の娘淀町肥蝶親山
浄るり
崎踊に次郎右衛門様おてる都新丸南の女あるじほとく浜村や路考入裏目静都
納工物籠噂にせんたく女房おなく同年も相月中村生花艶和果生り。穀君五本陣ば其
小文字太夫
菊。太平お賤。七町定文。善女龍神神都入去程応重荷。小町綿橋のお玉実はつに
八軒行●同三辰年同生仕入曽我雁金染に腰もとおたる奥布清川静川部勘人介助
歳君堺町に大磯のとら龍楼門五三桐に呉竹似城瀧川二来め三郎兵衛妹おみつ
ほうし
太郎右衛門帽白物にあた海木。道成寺此次に助伝
忠信権太女房小せん訳染分手綱にこち御前関の小方お手や女房おたの勘一谷城
軍記にさかみ。太郎兵衛女房おりつ此同年霜月同座猿若職軍配に武智息女
山鳥の
浄るり豊前様
せい土〆
福島やおいち仲居おきくは
森姫長兵衛女房おやり
小文字太夫
す戯場春曽我書初にとら。仲居のおむ。実は参りにや云。二重め寄篁極彩色
に三太夫娘於品
に三太夫娘前早豊前掾人下の巻は心中此身ひとつ
一上の巻は道行然といふ定
同同同町伊達模様脱絹川に頼置だる
其前掾。人下の巻は心中此身びとい
あつまきくやよひひなかた
七へん化弁て狂乱べき
浄るり豊前抔
嫁入五幡菊宿の雛形
之伊達始神宮御写
尾へ改岡。与右衛門女房おきく二番めは
豊名賀国太郎
田舎様へ堂
踊り大入
御所桜堀川辰討にしんめうのおわさ二番の左内様第彫次々忠臣蔵にかほ
よどなそ昨春春太平記にみやき第二春め浮名額昔絹双紙る額のにさんじん大門に
帯屋におきぬ同年霜月同花相撲桟敷賀嵩に思国無量尼実は菊町
浄るり
娘盛閨取組。紀有つね妹。井岸姫。酒売おもき
女臣かたのお辻実はいせが
小文字太夫
高めにやとひお針おきく馬松左衛門妻常常部栄図同五午年同由閨蝶之御
恵曽我に。とら。十六夜。敷妙姫。賤かめおとら。ぬれ替のお関。椰子に串をおほんといへ
気同士愛聴従に下駄の三郎な政射家桜にあやめの前腰もとあり二才ゆ目に出来
此狂言三津五郎七役の内となせかこ川の仲間
丁内菊之丞に浪女馬士お六二人早かはり
染分葱彩色に都鳥のおなみ㊄忠巨蔵におかる孔
八段め上事り豊前掾
堺次に肥伊賀越道中双六におたに。松はや瀬川後に沼津の荷持。およね
此まく古今大当り
浄るり
月友俄花道は知りなり斯き荒暑おきく肌三津組月或皿。鳥の葉。同紙
富本れ中
信田
孝術着綿鬼一法眼にみなつる娘二番の宵庚甲におちよと姉二役の同年霜
ほうし
門之助新造小式部にて
月市村坐御贔屓竹馬友達に作城七あや実は将軍太郎副
石たんの大だて大入
上事り富本
道監津かけ合
妹門祭物売禰子
亦次女房おきて実は千はる姫。仲居おしま北部の隅に妹
たか野のおぬひ。宇治の瑞姫の奥此●同六子年同す八重霞曽我組糸にとら
心情話而御神楽に即浮世界比翼稲
北文字太夫
二番めに妙林尼。実は芸者小糸は
妻に奥や中岩はし。後ゝ八月や房おてんがつらき。なまづのおぬら。下女おおおほひ
此節病気
にてしかと
にて薄茶へ青女を入れ又五郎に
可御する仕打古今大たり
ふむ天神記に千代。覚寿以懐雑石尊贐になるみ弘
相手門之助おたにと
こと又案中瀬川妹おそで助御存松竹梅に
石たんのたて古今
二番め惣六女房お浜村
はるや下女おほむ
お七百平年忌にて
半四郎お七の一世一代
猶次に肌造物梅田兵衛に小梅同年霜月中村聞
半四郎お七の一世一代
還木曽菊族に更料主水之助春久実は巴御前
浄るり
富本連中
爰廓色友達に仲
居おとき。出せ給ふる同七申年同座御慶曹機扇に拂の葉実は紫実は片貝。目半次二番
同
浄るり
富本れ中
大脚文網舩に藝者に春肥船に春肥扇白浪に鞍もと滝川実は久
次の妻早瀬。小鮒の源太郎実は岸田の局姫滝川二げんの花曇艶街下
駄傘に芸者小きん女非人おむら実は勇蔵妹飛鳥
上るり宦賀へ
上更恵
出雲様
彦三梅幸
いたふうやなきのぬれいろ
弾
富本れ中
四段め口切
一好客柳濡色□行平磯馴松にふぢ一
小さん路考
次に
二幕出土
ゑほんがつほうがつぢ
五
切に浄るり
酒価色三肩祭りの練子
繪本合法衢鷲脇孫七女房およね
富本れ中
おはま
一同ねり子お瀧門之介
香ゆかり粂兵衛
次同時河原崎坐木下蔭狭間合戦に犬茂代。似城芙蓉
二寸ゆめ伊達浴衣菊染分にしねんじよのおさん。関やの抱にて小万
浄たり
富野れ中
御長尾
網女鳴神の中村坐音菊高麗恋にもろこし姫二ためにおむ
浄るり
富出れやり
濡袖
ほうし
浮名綻肌彦山権現誓助剣に一味斎娘おその二番め姫山姥に八重羽出羽下屋敷
浄たり
写本れや
母育専聞当同年霜月市村聞俊仮名平家物語常盤御前実は弁事
浄るり
神霊
神霊異なり巖島姿島絵●同八酉年同野皐皐軍曽我初夢にとら
切に浄るり
同今寄民媚釣髭眼物草太郎に
十六夜。人丸姫。政子御前。小万才
小文字太夫
おくに御前。山み妻かつらき二番め仕掛袖浮名替紋に尾布や娘分おつや。女太
浄るり
浄るり
小文字太夫
夫おみね
◇花既仇夜嵐肚千本樓にしづか
小文字太夫
同肚一谷城軍
ほかさねいづく
熊谷
み津五郎
め増補重井筒
記にさがみ
浄るり
小文字太夫
おふさ路考
道行浮名の瞳
徳兵衛三津五郎
かへらかはいろのこ
染
染
二はんめ替りて
同八月廿一日より
仕入際連理帯屋におきぬ静影桂川包水上矢取始おは
や肌時詩御未刻大皷になぎきおきた同年霜月市村生東内裡劇場
正月に
四色目浄たり此かほみせ
こなし次に雪の
より富本午之助初舞台
顔顔楓色夕映にやら狐残の女。御殿女中の
品作たて三つあら
同年十二月十九日ふきや町詰城
との仕内太棹の相方に而
浜萩。二番めに田原町の芸者お百か
鳴物入古今珍らしき大入
坐ゟ出火ニ而中村座市村由其外
隣町居
此側獄●同九戊年河原崎里三舛曽我顔見世に舞つる二げんめ姫山姥に八重
桐
相意
同年三月
普請弐朱
朝市村野江戸仕入雛行列に尾上二番め富岡恵山開三国にやら
片岡仁左衛門
弥河平崎義経腰越状に五斗兵衛妻おせきか
名銭五斗兵衛
けいせい睦玉川
にさうかお召実之帯力妻浅香二初め御存五大力に小万助忠臣蔵にお
浄るり
富本寺助
道行瀬川帽
かる。若狭之助。勘平清め大切花形見娘道成寺
子に。白拍子桜木
子に。白拍子桜木羽織合檻裙錦に次郎奉はる二ため信仰記に
是迄度々病気に付出養生所々一日以
藤吉妻おきく。狩野雪姫●同十亥年江
中村野
なから田舎行同年九月帰り
芦屋道隔に葛の紫祇とも同年霜月同座金峰山艶源氏にしめぶ。おみつ二番
此時中村
目白拍子
目向拍子竹本志摩太夫かけ合
浄るり富本予助
芝翫下る
●同十一子年同
芝翫下る
道行濱辺の千鳥道成寺
竹本志摩太夫かけ合
上の巻角力浄るり富本主助へ
下の巻をし鳥浄るり小文字太夫
里水滸伝曽我風流工藤金石。似城喜瀬川下
△
四十八手恋所秋二はんめ菊めや小まん実は京の小や肥一谷嫩軍記にさかみ
二番の堀山姥には其桐肚忠臣講釈にかほよ。おれい。おそのおかるおまへ。勘手。平
左衛妹おきた静二集め彳きり胎河原崎本朝甚孝八重垣姫関取千両幟
一浄なり富本牛之助役
御祭礼三人俳優仕下くれ
岩川女房おとは。二束ゆめ曽我祭
当三月受領豊前太夫
は。善者おはま此同肛中村野恵女房に重の井。関の小万二間め二魚鐘妬
念坂街舟はやお素切返魂香穴のす又専女房おとく肌絵本合法術にさつき。
浄なり
仲居お六孫は妻およね焼
小文字小文字小文字七文
后月酒宴島台千ざい阿海き鳥追於浜同年霜
月同座雪御伽草家に弁ておそ実は小荷衆常盤御前瓜生坂塚岻の霊建礼
浄るり
丑
狂乱恋懸民葛の葉太夫●同十二丑
門院二番め仲町茶や女房おち
豊前太夫
年同座紅葉鹿振袖四日我栄御前実は月小夜豆腐や下女お豆おて柳の
小工守太夫
請地のおまつ実はあ
葉園の前生羽生のおきく彫隅田川続俤浄なりに及せ給
芝翫
千本欄に典待の局おさとしつか権太や房
こや水棹のお露両顔月姿絵
浄るり
にせん花筏のおまるは
野村太夫
一同三月廿一日和泉橋より出火江戸大火三芝居
春菊初旅芝
一とも類焼にて休同年九月普請出来る
河原
年なり
浄なり
浅間嶽色御似城
豊前太夫
浅菊月千種の夕映半七姉花又のお妻みのや三勝酢
子もりにてゑひすとおかめうしろ面冨本
所作五変
奥州幽魂に
菊蝶東籬妓
他のうち
かしま踊。女達石橋。長唄にて大入
同年霜月
ほうし
中村中金部猿島郡に瀧夜丹後に女将門宇次の娘おきく●同十三寅年
同座虎石想曽我に柳の葉かめ菊あこや京の小女郎大姫云肥根清水
清玄に桜姫。女非人照天。清玄下女おせく。天狗小僧霧たら後に花るは
夫実は吉田松若丸助妹背山にひる鳥二さゆめ双蝶の曲輪日記ぬれども
長五郎次部右御門娘おてる同
浄るり豊前太夫
月雪花関花。屏紗のやおつぬさらしの
小名字太夫
浄るり
おもと。町梅のせい肌。熊野霊験小栗街に照天姫。けいせい松山。女非人初花愛宕愛宕
豊前太夫
厳敷代寿舞同年霜月河平崎陽未福渋谷兵にけさ御前侍ける仕得
常豊。源太郎女房雷のおなる。湯谷御前。実は悪源太妹。雷姫。荒暑出松実は
隼人娘浜菊
浄るり
太夫
宇治八幡祭市川同時市村生信婦深平戯場年代記
此年天保と改元十二月廿三日に伝馬
女官讃岐建礼つ院。女己国小島。切に静都斯其財浅間嶽阿
方ゟ出火ニ而中村市村両野共類焼
●天保二卯年河原崎河津繁曽我本説に月に夜舞鶴二半ゆめ但馬やおなつ声おなつ声おなつ静
かやする
豊前太夫
最迫応男客眼岬崎出舟蝶初箇大姫君おはつ二集め五大力比異三紋に記する
鬼山荒は重相百日我祭所作如力持肚一谷嫩軍記。菊の前。さかく二番目色操
廓文月八橋。幸のおこひ。菅原に千代。覚寿。桶王同年霜月同七拾台台
藤限に寝もの語のおこの。更科主水之助。実は巴。此時ゟ病気に而出勤なく誠に
地芸。所作事の達人。加役容親。美麗の学又ためしなき坐頭株。世こぞつて
贔屓する人山は如く見物一同。悲歎の愁傷。はらわたをたつはかりなりをし
むへし俳諧は八栗園の門に入て初名を帯路と云
顕のさまに我はくれけり花山と木
五代目
路考
雨に風にいろの濃くなる柳か南
鳥なとのもて来し種歟峰の花
天保三壬辰年正月七日
行年三十一歳
高照院勇誉才阿哲芸
寺右同
故を温て新しきをしるす瀬川帽子初代二代三代め中頃迄は
菊の家彫にゆづりて。中略す。すへて大出来大評判。土当りの。摩
美。信時は。是迄言丁々の評判記に委しければ爰にいはす勿論
校合全からねは偏に見ゆるし給ふへし
琴通舎撰
天保三辰年菊月
滝川の流れ。清るかにして。曩祖より代世相続の名をもくださす五歳
より初舞台。十四歳にて大名点にあがり。十八歳より中二階の坐頭を
つとめしは。二代目王子と五代目路考。まのあたり俳優の道に秀しも。
大江戸繁栄の功あまね〳〵贔屓の助力に結ふ結綿連も遠近の諸名
永雅君の秀吟玉の言の葉をはふて山と川の巻となし霊前に備ふ
るにそ
英賀
紫の雲くれにし南空
瀬川帽子を見るかしつけても
をしや〳〵もろくもはるの風の露空
ほうし
三瀬
菊の下露
流れは
ならて
き候哉
中正庵
嘉西百
まゝ
林火の
水
に
一銭あま
春の
月
加役をやまの相生獅子の死したると聞にさへ大江
戸の花飛てふ家馬かぬはあらし其役割をみかへれば
只俤は目の前にみえつかくれつ色々の姿やさしく
なつかしと思へるいとゝ猶心つくしのことしの月日五日
六日を此世の名残よしや世の中にありしわさをきの
花に栽れ枝にふしぎの名へ上手京大阪の評界は
こくうをわたるか如く南理夏の夕ぐれに山〳〵浜々と
なめしも無常の風の吹さそふをひぬきは絞る
袖の泪はら〳〵はつと驚く時もこそあれ一し分をしむ
江戸中はたれもしるものをむこや三十あまりにて身は寂
滅のくれの鐘つらや恨めし別やまさると泪ひちる一家
の歎聞人々もそれはへ〳〵誠ならじと思ひまはせば昔より
けるをやまはよもあらじ浜に戯れ衆この客寒に
早急のありさまを夕日の雲の大雲寺に葬礼は寺僧は
こみあふ参詣にしばら〳〵待せ給へやと焼香の時節を
告るげにも上なき始終の勢ひなげかぬひゐきも泣
か分なれて万霊緑香と拝おさめ施主の坐に社
なほりけれ
発三合
真豊
目に残る打生獅子の
踊り振さそれ妻子の
にやし
まろふら翁
ほうし
世の中や
みな
七変化
菊の苗
五国楼
古石
下町
相生獅子
さぎ娘
紅欄場裏送計
紫帽嬋娟欺琵姫若
幻世間人夢幻春華
態度雪霜姿
夢幻春華
右予瀬川路考
淋しさは秋ともいはし鐘なりて
花はる山の春の夕暮
雛鳥のひなにやさしやちる桜
蝶〳〵の草こほるや菊の露
起に月のなくてさひしや枯尾花
松のゝ薄
娵菜老人孝置
うかしと
花咲過川
月やゆく
金龍舎
五扇
三界の流転は中二階の昼寝の夢のことく
四生の起滅は一日の狂言にありて只現に似
たり瀬川の水の泡と消にし人は願も
とゝめぬ西の空何いそくらむはつ春
七日といふに極楽の顕舞のほさつの
名残狂言弘誓の船にのり込を野辺に
送れるひゐきれ結わたのつみもの月日の
一鼠木戸をふさき六字の蝶を幟と共に
東門にひるかへして紫の雲の引幕を舞
台にや引ならむ今は三千世界に勇誉の
名を残し十万億土に振口芸と仰かる朝に紅粉を
よそほひしも夕は黄泉の女なとなる鳴呼をし
むへきは芸能かなしむべきは此人なりされと
双林の霊薬も能化すら用ゆる事あたはす
いはんや人間をやと只声の世のはかなきを
思ひあきらむるより外はあらしかし
あしはら
大洲
極楽の歌舞の
菩薩へ頼らみ
浜村屋路考さま
まゐるとて
ほうし
竹葉亭
久保
何ひとつ
鏡にかけて
はつさね婆
天下一なる
をしき
浜〳〵
なしく
立て
ゆく
跡の
きよ
さや
驚むすめ
ほうし
源清ければ瀬川の流れ学くしかも此
水よく江戸の土にあひてことにうるはしき
花あり芸に実の入る事油を絞るが
如く四季ともにめかれさす江戸の花とぞ
もてなしけるが花のから見せ衆に風の
心地と思ひしも睦月のはしめ人皆のはしめ人皆の
しむ人の日にはかなく散し玉椿は千代と
いのる孫なれ婆仙女来つて三千年には
あらずとももゝの命はあたへさりけん世に
なきものとかねて知りつらんやとおもへは
いとゝうらめし其詩は花はもせめて
残せよ巨勢山のつら〳〵椿つら〳〵に過に過にし
人をおもひやりて
ちる色の見えすありし朝夕椿
あは雪のつむ手にきえつ仏の生
豊月斎
元丸
ほかし
江都園
○
はま〳〵か
声も哀れに
鳴神屋
なかぬ
日とては
一日も
なし
昌平庵
我人
滝つほの
水を手向の
わさときに
鳴神さまと
呼へと
かへ
らす
ほうし
丁
路考ぬしをいたみて
忍行田
君は今三十一文字に世をさりて
月窓内安
こしをれとなる人はかりなり
まつ風の役を
まつ風の果は
まつ風の星は梅城
露となりにけり
追悼
花散て其名計りやのこるらむ豊芥子
豊芥子
かたみにも見む東にしき絵
□□□□□□
北廓
夜もきゆる音の
たえせぬ軒の雪江山
一
名銭をしあの世この世のうしろ面
種歯菴長貞
所作くる数珠となりてはかなき
○瀬川追慕吟
二化七日またぬ月日の
閑月菴山暁
たち安丈
ほうし
甚
千金の黄かねと呼へる
菊さへもかれはして
若小王
琵琶
る人
見るちから
たになし
雨降らす小町か
顕の所作ことも
三十一文字に
袖ぬらしける
忍谷郷
福紫亭英人
ほうし
やむことなき風のさそひて
なき世の数となりぬ家の
わさをきも見はたさでと忘るゝ
陣さへあらし鳴呼
木屑菴
成貨
思ひ出出し成貨
思ひ出し
けり菊苗を
植る日も
いにし年路孝子は松山のわさをきせるを
見しにそのあてやかなる色香にそやされて
おのつから腕かへの心もさそなと忍はれにけりさりや
天地乾坤混沌未分見るな所作は多けれと
いまた此太夫かみきりに出るものあらし今年
睦月の七日かへらぬ旅に杖をむけられしと聞
てびつくり丸正かこたびの企はつい〳〵の追吉
に手向侍りぬ
売花逸士
桃嶺
たとり行末はねかひの
あみだ橋わたしやすらむ
夢の世の中
ほうし
下谷
里童
をたまきのいとも泪に
むすほれ
上り
かへし
見る
三輪の
次女絵
ほうし
半
国静斎
五風
跡のこと
何を申すも
きの凧や
こちかひいきの浜むら屋当をやまの太夫職
うまいせりふの芹菜種蒔三番の鈴茶
らて袖ふりはへし俳優のそのほと草
勤めずて弥陀の誓はすゞしろとこの
世のたひらこ思ひ立は仏の由頃する気
なるへし
うてはやせ
此人の日の霞の草
燈下坊
呑亀
八百日ゆく浜村やかわさをきふりよ露
棚引あしたには桟敷の高嶺に挿頭
の花を雲と立し霧たつ秋のゆふへ
には引舟の川浪に毛氈の紅葉を錦と
流したるに計らさりき短き芦の束の
間にわくら葉の重りてまた見ぬ国へ旅
立の小笠も蝶の夢にやありける
今はその為に菊折る泪か南
南伝舎
庫山
ほうし
森晴高
諫女
今もその
見し俤の
したはれて
香のけふりの
まほろしに
たつ
九
、
世をさりて
行へき果の
みちのくに
うとうもきくも
外かはや〳〵
松々尾
総木
ほうし
むさし野に一もと角あり此花に生れなから
にして芳しく園に薫り満てその枝
力の強きことは篠を束ぬる事にも焼す
その姿の妙なる事は野東にかゝる白雲も
面を覆ふて逃水の逃隠れん年〳〵に
贔屓の根株はいひろこり等の枝葉
茂り合しをはからすよことし睦月つね
なき風にさそはれてすゝしき図の根に
帰かぬ
また覚ぬ故蝶の夢や菊の前
雪勢庵
美桃
追悼
紫慮
風なくは消ましものを
春り雪
一
またとたき
一菊ひともとの名残かな
仝
影添し扇に餘るなみたか南一竹
ほうし
文字楼
加保茶浦成
あはれなり
峰の八重きり
はかなくも
きえて
行衛は
死山の
山姥
春秋庵
永女
けふり草
むせる
ねふつに
くちひるは
はしやけと
袖はしめる
八重桐
ほうし
十九日
御山開山路考大德
舞台紅粉ノ面正銘正真娘
肝ハ潰無常ノ告涙ハ流ル愁歎場
世間恍レ二色白一ニ極楽尊ノ膚ノ膚ノ黄一ヲ
玻玻末黄金仏給金千両ノ光リ
江戸崎樵爺
杜惚山人元有題
吹あけの
浜の名も
をし
あた
浪の
たちて
うつろふ
しら
少閑の
二
下野栃木
通環亭
真袖
見る人そ見しまゝならぬ年々の紅葉も花も
むかしなからにと思へはちりの世のばかなきをも
いとゝ観する事ぞかし爰に瀬川の水を
三途川に切落しひゐきは洞川に袖をひたして
暁の袂を絞る芸の道はお山の頂上にして
政老の名は高く立登る俳諧の道また
達者にして芸路と俳名す今又戒名を勇
一誉才阿哲藝と唱て終に行道の限る今日
とは思はさりしにあの世の人と業平の願
の姿の姿の姿の美しき巻のとしも三十一文字を終の
句としてつゝかなどめのかなしきはいふ計り
なき結綿連の廻文をみれ婆長き病の長類
ならす哀れ命も短るよみかへるへき感応の顕
の力のなく〳〵も胸をおし下げ押上の大雲寺に
なきからを納るにそ鳴呼旋頭類の頭をめぐら
せは多門の昔も遠からす近き代の扣口藝顕
舞妓不形の混在しるとは此人をこそいふならめと
友人琴通舎とともにきのふを昔語りとして
とめあへぬ泪にむせてなきたまを
呼んとすれと声も立得ぬ
呉竹亭
真直
ほうし
喜代実
美しき
こびと
所みしも
はかなけれ
れに
あひつゝ
きゆる
ける姫
命綱月日の
鼠喰
きりて
▲
▲
イ
マイム
△
ム
△
TA
をしやかきたす
春の雪姫
奥二本松
浅国庵
ム
ほうし
昨日ま伝舞台に匂ふ菊のひともと
うつりかはりてけふの芝居常なき風の
さら〳〵とたえなる雲の切まくに打出したる
ことは明るあるものと思ひの外の千秋楽
はかなしやもたるをた巻玉の緒も
きるゝすをしきむらさきの糸
豊年庵
保利
大磯のとらを
此高
高浜や三粒降ても竹亭
とらかに
おかるを
酒の由を
はつして見るや春の月其非
舞つるを
真砂庵
葬]鶴の雲井かくれに
馬さん
霞かた
ほうし
わさをきの
詠とふ
らふて
あか
桶の
水を
手向に
むすふ
重の井
下総野田
柏樹園
広善
ほうら
さいつ頃遊君高尾をつとめられしをみて
武州佐知川
弥芳館
呉竹にむるゝ雀の羽風にも
なひかてそちる
紅葉りみつ
肥守
題辻君仝
題辻君
山下遊君華簀中貧客抜腰万人同
夜未魂膽一時盡老若鼻落感其功
三部以西尾
まつ風渡鳥園
なれてくむ
清影
ほしほに荷ふまつ風の
声もそふりと
ともに消ゆらむ
尾上
同
鏡山盛の花を夜あらしに
かとひしかぬちるそはかなき
ほうし
忍若小玉
琴栄舎
たんまりの
無類
南之丞
松もの
童司国柏信
今は此世を
捨せりふ
女六部の
つり花みち
千代田尾
友吉
絵
にしき
東
やうな
今見る
おもかけを
道成寺真如の月の
くれ初し
鐘の供養の
手向にも
花の外
には
松斗り
なり
都流濃望
ほうし
琴通舎大人浜村屋の追福ものせうるゝとて
種々の役割を題して例のされるよめとあるに
追福の顕にはよみも尽されす
浜の真砂の数〳〵の藝
星届輝如
葛の葉
はかなしや尋ねて行む道もなし日尊のそまに
無常の風をうらみ葛の葉
日高のそまに
いたみ
葉かくれに咲ともももろき椿か南巣童
静御前
よしの山ふみまよふ花の雪のはた
きえて瀬川になほきこえけり
東海堂文守
追悼
童露の泪のみしてかんしむか
菊の上手を風にとられつ
鷲湖因雄品
□□□
尾州執火田
ほときす啼音あたなる後瀬山
夢よりはけにはかなかりたる
一円舎一才
ほうし
盛岡花巻
白菊の
玉のかさりの霞きえて
雪晒亭
千布
世のみぬ人も
をしむ
なるらむ
うつゝみは
きえても
魂は
よみの国
蓮の舞台に
名をや揚巻
近江日野
幾久園
真直
月か気宇調子
日の鼠
月の鼠に玉の緒を
宇調
駒止店
角丸
喰きられたる
花の雪姫
うつり行
月日かそへて
金銭高金
蘭人
朝夕に
来ては
経よむ
うく比すの声
○
□□
桂林堂
いたつらな
風かさそふてちる花と
ともに遠くへ
我し蝶々
ほうし
工藤金石丸
見物の眼鏡にしかと金石を
ほむる其葉もくどうかゝれり
春逍国梅餅
追悼
出羽山形
南散てかたみのきぬに残るか南
花の葉にきえし結わた
水の屋金雄
□□□□□□□
上野一ノ宮
仏ともなりにし人に顕書て
手向むあかの水くきの跡
三栗中女
静
上毛宮サキキ
手にふるゝつゝみよりかもにしき絵に
楓園居村
ありしむかしのしたはしきかな
追而十一
奥岩沼
わさをきの芸も黒戸の浜むら屋
紫園萩皿
その名もたかく匂ふ白菊
立
下サ松戸
空蝉のもぬけ役者のわかれをは
こと〳〵惜と啼て悲しむ
茶碗鉢盛
ほうし
かけといひ
甲鳥居
得月楼
丘守
清きといふも
月の名と
山之や
阿古屋の
松風の
琴
なかれにし
名は
とゝむと母
はかなさよ
瀬川の
水のあはれ
世の中
常山田
桜川庵
真波
ほうし
六朶園二葉
首句の紫の
仕打もならは
今一度
見たや
此世へ
早替る
して
たつねても
写しや散行
葛の葉は
信田の杜も
かひなかり
けり
三亭春馬
詠孝子をいたみて
豊女
いとしけに蝶や尋ぬる菊の露豊女
□□
神奈川
東風明かはにしの方へと梅か香を
とゝけてやらん春の手向に
縁亀亭図住
ケ
水戸
寺入に連たる千代は極楽へ
春冬亭組子
行て佛の御弟子とそなる
小町
八日堂山烏
薄墨に咲てさくらの小淋しき八日堂山烏
○梅王
仙台
梅わの役も名残とおもひきや
ほとけの国へとひぬへしとは
千菊園
おみふ
いつしかに月にもはやく松酒や
きれてはかなきをたまきの糸
まとり
評判の名も高砂の浜千とり
贔負の人の浪はよせけり
葛のは
子別れのあはれに秋を催して
泪の露をおける葛の葉
梅かえ
しつむへきむけんのかれて極楽の
ほとけの色の黄白湯にけり
天少女
極楽の顕舞のほさつはいかにみん
天津乙女をまねふ所作事
仝
柳平園一樹
仝田尻
大黒店新玉
仝
霞春林梅芳
仙府
錦山舎先門
土
千梅園
ほうし
まつ山
柳女
散りて行つれなき梅に鶯り
声ほけきやうと
のこすまつ山
すを出てあしたの春に琴也女
うく比すの名もほけきやうと
琴せ女
きゆるはかなさ
ほうし
路考は浄家なれ婆其意に西土に
帰すへし風自の道場花鳥の類舞
一興に極楽の称念を以て知るへし
月郷斎
夏橋
極楽は
いつか
はつ音歟ほとゝきて
路鳥娘
たりける雪の柳や女形如けい
首句のは
常州山田
春道の屋
恨てもかひこそなけれ葛の葉の
霞よりもろくきえし玉の緒
顕波久
追悼
われとともになくる
武州北町屋
われとともになくる武勇士
小草のきり〳〵す
一然斎三九
ほうし
水名
眼の届く
ほとは
さくらも
よし
かつ
八八
民女
四つも
二作
ちるも
はな
なる
夕へ
かな
紀新宮
結綿の
路に
むすひ姿も
いつはりよ
もろ〳〵も菊の
霞の玉の緒
神田川
路孫
同し名の
中にも
つらし夏菊の
いかにみしかき
春なるらむ
ほうし
羽山形
瀬川を句毎の上におきて
せひもなき風のならひや衆ふゝき
蓬莱仙
雪ちめ
玉の緒をたつ日鼠のなくもか南
とけてかへらぬはるり雪姫
百扇亭広俊
悼
常江戸寄
門松にのこるや風の音計り
楼所
巴
在宇洞
便弓舎和多士口
をしめはちりてのこす短冊
松戸
追悼
烏まて家根にきて綿別れ哉青坂庵柳枝
烏まて家脇にきて帰別れ哉
青陽尾柳枝
我きみの重きかたみと知りなから
しつかはかるく背負ふ小つゝみ
下総関宿
しかのや松雄
名残をし袖は泪の倒せり
白山人
あかせの旅の女円国白山人
武北町谷
哀れなり清き瀬川のかほよ鳥
楽庵賄出
うつせし花のかけもとゝめん
□□□□□□□
埋もれぬ名こそ瀬川のはかしるし
一隅舎三蕪
苔の花さく石橋のうへ
芸か身をたすくることに岩藤の空
尾上も露と消るならひに
豊年舎敏つみ
ほうし
紅鏡園
梅門
きもふけふ
かはる飛鳥の渕瀬川
かへらぬ
水のさそふ
はかなさ
こゝろをも
澄て清けき
うたかひの
にやみを
あらひし
水も濁らす
出羽米沢
楽曲亭
おかる
のへかゝみ見るおかるより一行の
琴松舎綾重
ふみとなりてそ人によまるゝ
なきの葉
けふはとてつるゝや世にも棚のはの
三宝亭根松
の人の送りも千騎弐千騎三宝亭根松
の人の送りも千騎弐千騎
おきぬ
かつら川柳の枝の落ちりて
しいるおきぬか路彦茶の袖
しほるおきぬか路彦茶の袖
手向の歌とて
咲花も手向の顕となりにけり
三十一文字をとしのはしめに海汀楼潟澄
三十一文字をとしのはしめに
海外楼潟澄
歳里の袖や
しほん五月雨兆里
菊に対して
筒草草まてと思ひし人まてに
初心高早丸
うめ咲ぬ間りわかれとそする
ほうし
はつ春の頃瀬川何某の
みまかりけるときゝて
けつ桂楼
一壺ノ柱楼
柴樹
和歌
玉の緒のきなし門かれに氷さへ
とくる朝けもむまほゝるらむ
□□□□□□□
同し心をたはれるに
こしをれの影もなみたにしもふらん
みそちひとちを世の名残にて
梅かえ
梅かえに手向のあかの手水鉢
桶かえに手向のあかの手水鉢種苗尾長貞
種歯瓦長貞
ありしみかけを目の前にして手当房七月
退福の心を
うらやまし
弥陀の浄土も花の春二蝶庵
路考ぬしをいたみて
なき魂を祭る今宵は庭もせの
草も袂をしほるゆふ露
越府
竹生園梅里
ほうし
岡鹿楼笑名
其後は
芝居見る
きも
なみたにて
ぬらす
貝次郎貝や
路考
茶の袖
曽我菊の
内もと
うるみて
雲の袖
ぬらす
臓の
春の
月小夜
竹の堂
直成
ほうし
名残をしさのまゝに
ちき世とおもひし民高
長き世とおもひし
人や春の夢
月小夜
薄雲の袖にぬくへと姿鑑の
かすみにうるむ春の月小夜
薄雲の袖にぬくへと姿鑑の世恩舎二字守
いたみ
山を見ても花をみても
としきこかな桜主
をしきかな
一春曙抄にならひて
蓮のうてなへ吹上の浜
その身は葬子の浜
その名は高しの浜
五代つゝいたうちての浜
網なる伝ひく手あまたに浜〳〵と
世に呼つきのはまは此浜
徳雨
長閑なる
弥生の
空に
声高く
くこくと
つるかひな鳥
白扇亭
清風
俳優東離周前と
悼む詞
渋之事魯魚
散る花の下に静の洞か南
此子の雲や迎へむ天乙女
同路彦のぬしを悼む
むなふり歌人工
むかしなる籬の菊を心なく
西りみ候へにゝ誰か高つしけむ
つきぢ
つきち
〽みそはぎの手向や露のたま祭とけふは大夫さんの新監だから。
よねのぼさつもおがみづき。そのてく命も。みの。いかさ。にちろん
をはりも。大将上。人のをしがる此子めを。瀬川でよきくあらひ
あげ、釈氏で手向の水かげんドリヤお迎火をたきつけ也ヱカ
ヨア〳〵いつの間にかまにかみあがりやす。直に跡釜をし
かけニモアならねへナモン木場の親方。若旦那の三升ばよかちうか
一但し路淋さんの四升といたしやせうかね〽イヤミやはり大手の
五升がよからう
三ツ本亭
右
可楽即考人
ほうし
袖ぬらす
浅楽菴
鳳管
なみたは
すまの浦なみや
かれて色なき
濱のまつ風
岩迺屋
早瀬
はま〳〵と尽ぬ
真州の松風に
記念の神や
しうる汐くみ
ほうし
六十六
むる
和竹亭
素直
思ひ寝の
夢に
なりと母
玉くしけ
にやたゝひ
見たき
君か
わさをき
春初の
所作くる
玉鉾道広
数珠の玉か緒も
いしふみ
となる
事そ悲しき
ほうし
はまむらやの文字を
句の中に入れて
曲笠尾
春の夜や
銀河
まくらに
むける
らむしやたい
菊之丞の文字を
一白の中に入れて
菊の花の花の花の花の花の花の
のりの
小柯
次女に
おくむしよう
ほうし
おろ
白子やのおこまか顔の美しさ
檜山居森明
ふたんさくらの花のすかたに
七変化
七変化かはるすかたの高つかしや春風舎梅香
秋の月にもまさるものか事
春風舎梅香
追悼
武州忍
秋風にはかなくちれと残る名の
社風にはかなくちれと残る名の千蓋菴松雄
なほかくはしき菊の白露
千蓋庵松雄
か工
□□□□□□
つはさなき魂も飛行しての山
あはれをのこす鳥の跡か事
保有利改
千宝庵有利
かに
愛られし衆の七日の七日の七日の七日の七へん
きかふにかはる梢かなし母
金
福有合仏ニ也
白拍子
風に舞ふ花の行へもしら拍子全
霞のまくやかたみなくむ
鶴寿周永樹
ほうし
一
檜月庵
明躬
林大手いに
林火手いに
花の
巻を
しのふかな
かをりを
のこす
菊の柿
十一日
ナリ
なき人の
名をその侭の
手向草
檜園
梅明
菊燈台の
ともし火の花
一
ほうに
上品の木舞台へ申品中二階の大立物へ下品
は下野の鳴物に、所作くる数珠の、玉巻蓮
葉の霞と消にし無常の風の誘ひ来て
替政の蘭際もむなしそ西の空馬は
紫の雲幕に入しは曜月七日により
二代目
朝寝坊むらく
野辺の蝶草とみなからさめやらぬ
人の噂を菊につけて母
千代
評求は常盤の松の千代見草
かれぬ噂をきくか哀れさゝ
東都水魚連長
花咲菴米守
名銭をしさの侭に
花もはや
田々舎春耕
千秋楽の翁草
松風
かたみこそいまは作なれつさをきも
琴のしらへにのこるまつ風
万樹園老遊
ほうし
羽刀次米沢
豊秋菴
山跡
花はをし
関の扉さして
今度
小町さくらの
花咲かせ
てよ
秋望楼
きえて
ゆく
身は
春そめの
さくら
か事
〇
ほうし
ゆ
しはらくは
波南屋
連やます桐つけ
常盤木は
背東堂
みとかに
かはる雪折れる
ほうし
葛のは
なけくかなかと子のこす葛の紫の
このうきよ絵を見るにつけても
福聚舎頼母
追悼
煩悩の際
かよひけり菊の露
□□
新レバシ
あはれ世の名残狂言見物を
鶴屋柳岱子
なかすることは得手のわさをき
いたみ
朝雨や
謹本蘆晴山
さらても消る松の雪
葛のは
葛の葉の名は七種に残れるを
ぬしなき庵に秋風そけて宇宙楼真成
宇宙楼真成
飛ふる
おつとめて
とまらぬ春のゆくへ哉伊家理愛
ほうし
宗忠井
其実
ちる花に
なかりと
出たる
念仏論
魚街金剛連
大空に入て跡なき雲雀れ石津屋宝恵
仝
鈴香や
鈴木部や湖朧菴花拾
湖朧菴花拾
竹にかゝれは竹の露
□
うく比すのきのふや
金竹窓善壷
けふや事の鳥
仝
山見ても
大空みても余寒か南新春国子福
兵
来る事や浄より聞て
濡らす由宇治橋菊女
濡らす袖
仝
土に香を残して
○菊の根分かな梅屋喜多女
ほうし
一
梅ちれ波め
寒ひな雁か空を見る
番商堂柏青
仝
鶴引た跡の田を見る
ゆふへかな
豊田舎晋輔
仝
遠山の笑ひ
見てさへなみたかな銀杏菴餘年
仝
子雀や
顔を並へて啼け居る平遠楼薪舎
□□□□□□□
薄眠き蝶の院罷尼や
木瓜の花
小浪
八百日行濱の真砂地はる〳〵と
水鏡亭梅星
越る小波のすかたうつくし
ほうし
馬酔木園
善直
松か枝も
にやり
おもし
ろく
みゆるまつ
けりも舞子の
はまは
浜なり
新橋亭
遠子
所望にて
かきし扇に
葬鶴の
同さしは
西の下へ
かよへり
ひさこ庵
名主の
其翌
かをりの果を
本ときす
十九文よこ町
かし庵のあるし
與風亭
なき人の
たましひかへす香をたきて
狂言ならす見る
よしもかな
ほうし
長忍亭
千両の
大きな株の
黄金菊
花の春りは
なとてみしかき
長琴亭
花とひて
青記
蝶の驚く
浮世かけ
夢もはかなき
浜やはま菊
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
霞射
十四時
ときは
いたつきのふしみの床の寒き夜に幾公庵
浅松庵
あはんときはの松の雪折れ
忰
菊童心斗りの手向かけ大窓
夕方
今もなほやせおとろへし侍は琴樹園
なみたもつ目にのこる夕方
いたみ
枯るまて菊に蝶〳〵と
見られけり
水滸連
三狂菴蓼介
旨句の紫
子わかれの障子の久字も狂言の
名銭とはまたうらみ葛の葉
高砂亭松成
追悼
魚店
花の名に呼や手向の普賢像扇柏
扇拍
ほうし
浜千鳥
はまか千鳥は
銚外亭
織升
見物の目にはつと
芸の
にやり袖
曽我
宝珠亭
舟唄
まつり
見てさへ
思ひ出し
けり
とらか事
にも
袖を
ぬら
して
福
ほうし
おみ輪
思ひ出ん竹にすゝめのしなさへも
とめてとまらぬ名銭とそなる
宝枕舎夢成
ともへ
早相の巴は藝のなこりにて
あり世をいそく死土の陣器
勝事園蝶子
道成寺
供養せし道成寺から極楽の
三狂庵気山人
春にかりゆく夢の浮ふね
悼
かれはてしひともと菊の白露も
落てしきみをそゝくあかな
南向堂島守
高尾
常ならぬ風にちりけりみつせつ
高尾か衆の縫のもみち紫宝亭金成
宝雪亭金成
さき様
おもかけの目にのこれとも驚むすめ
きえてはかなき雪のふり袖山林舎茂留
山林舎茂留
ほうらし
松風
いよ浜のはままつ風のまつかせの宝圧亭波平
うはさは世々に残る名人
首句のは
然しさに尋とひたくおもへと母丸上亭吉守
黄なるいつみそうらみ葛のは第一丁口二十四日
黄なるいつみそうらみ葛のは
不廻国
死出の山越ゆるをみなの修行者は松島菴繁行
鬼きりまるを杖にしこむる
松島菴繁行
追悼
吹風にはかなく菊の霞ちりて
黄なる泉となるそかなしき
宝田菴角住
□□□□□□□
たくひなき此あつま絵の錦すり
南陀楼存在
一
見物の目に月花と愛にしも
ちりてはかなき風の浜菊
宝遊子升友
ほうし
野良ほうしは
来迎の紫雲と
たな引下野の鳴物は
○○
音楽のしらへにかよふ
釣枝の花は日おひの
こくそよりふるなるへし
Q
百花園
満盛
浜か行
その極楽の
道成寺
ほとけさまたち
きいたか
〳〵
こかねを土中に埋玉を
くたくの思ひ大江戸の
ちりて夢の世とこそ
一りん菊愛し春の花も
なりぬへけれあァ
ほいなきかな
あはれむし
宝市亭
世にたこひ
升成
なくはかりなり
わさをきの
手本となりし
寺子屋の千代
ほうし
少々居
於鬼門
おもかけを
誰かわすれん
みつ瀬川
巴にめくる
きしの
水鳥
五代目路考ぬしとは。初舞台よりつきて。したしう
まじはりけるに。過し頃道成寺のいさをきも。入相の
一鐘に誘はれ。あたら桜をちらしたる。風も無道の声
告て。枝かわかぬ袖の露だしなんでみても。なさけ
なと聞し和曲も。耳目に残りて。其伝そしたはしき。
種兄琴通合とともに。結綿連を発起せしむ。
今は昔となりぬれは。心計りに追福の言の室
はし書なして。手向まゐらせんと事
身の名残つきせぬ
道本寺鐘も何と
苑囿亭
麟馬
なる思ひなりけり
ともへ
山吹は咲とともへは名残かな普摂国文賀
羽衣
上品のかふのほさつの音楽に
つるのはやしの羽衣の舞秋雨亭笠人
秋雨亭笠人
追悼
行雁や心に
豊月楼山松
ほうし
下
比
三ッ瀬川
みつせつ
瀬川路考へ追移の心を
なかめしも
多少庵
波景
末は雪解や
みつ瀬川
こ次はの嵐といふことに
感して
松主帯
宵越しの心はもたる柳かな
同
新内
瀬川路考みまかりて後
芝居みに行てよめる
蝶鳥の
わさをき
みれと
秋園
曽我菊の
ひなき
野辺は淋し
かりけり
白菊園
浜綱
かれてしも
せしき
名は
のこる
のこる
なれ
江戸
紫の
菊り
一もと
ほうし
千代
千代の名は後の世迄も女房の青葉亭社廿六日
青葉亭社丑巳
手本にのこるてならひかゝす
追悼
何となく膝裳
一つ目
三喜
露たし春の事
兵ヱ
何をもてくらふる花もなき人と
なりてそしたふ国の菊の手は
露橘
東籬園の若枝の菊は。ことしの春の
夕風にちりて。花の大江戸に。普く贔屓の
袖をしぼる。泪の事は。通ひ小町の車の
釣簾に。内てゆかしき玉だれる。鶴鶴
がへしに。いたみの言の葉。何を種とて。学
草の。しみづ結びてある桶の手向に備ふ
関寺の。そとはとなりし人そをしけれ
袖たりとしとゝに
袖たりとしとゝに滝亭鯉丈
ぬれてもろ人のをしむ
なみたの
事乞小町
ほうし
さめて
まつ
匂ふや
渡船
春の
菊のゆめ
菊の根や
浄土の
稲の屋
つちに
分るとは
十一月五日まやしやうせしやし
鳥こ事
しらきくの
文化のさかるゝを
壱通る
おもひ出て
露のなみたの
まなく
六ほるゝ
右衛門丁
さらせうせうをしそうしそうしやう
むらさきの
雪として見ゆる
はるかすみかす
める空にし去る
ちくる
けふりはく
文市部
よしきによしを
なせやをととてしていもちやしき事
灰もひて
しのひややむ
するたち万ぬ
るととの
おもかは
文成
空に
かかろおの
こそ
天かなく
きこん
つくら
空蔵
ならぬ
おもか
かは
と
喜兵
夜のぬけしおはしもなゆ通り有の水にて書やきとを思ひといふといふ事
十一月廿一日
公のとを
蓮庵
出るとくひす
それもまた
法のむしろに
ゆれしとや
なく
ては十五文五文五百五百七百五十七百五十五七十五七十五七
む月の朔日ころしわさをき
菊之丞かみまかりやとも
〆聞へし
とくひとの
歌堂
あまたなるよも止め小松
子の日も万たて
かれはくらしく
けすゝ
廿七月廿七日
瀬川路考春のはしめに
身まかりけれは
おめてたく
塵外楼
なるは
何こと
万歳の
太夫と
きくも
かなしかり
かり
けり
柳栄子
つゝみうつ
ちからも
ぬけし
才若か
かやう
申候以上
泪なり
けり
ほうし
おもひきやわさをきにせし松風に
鴨の屋浮巣
身をさそはれて行んものとは
月と日のちのは早し散桜神田炭丸
道式寺盛りの花もちりうせて
道成寺盛りの扉もちりうせて延喜亭福友
思はす死土の山つみしか事
そのとしは三十一文字やひらかなに
長流亭清魚
気の跡をもみにそかなしさ
秋菊の色もあせけりあはれさは
つねならぬ風のふきあけの浜
長歌楼駒成
道成寺
おもひきや鐘ひきあくる命つな
芝口屋兵住
きれてえほしのかゝるへしとは
追悼
ぬけ出し魂は虚空へかへ紋の
花休園団江
菊蝶と化す春の夜の夢
月小夜
一朧かけいまたに目にも目小夜の
過しとしまをおもひ出せ波め
花前亭友頼
ほうし
あはれむへし定紋の結わたは春のまると
消えかへもんの蘭蝶は鳥都野に舞遊ふ
三十一文字を一都として此世をさりぬ
けにをしみてもなほあまりあり聊
手向のこゝろを述る
磯辺庵
はかなさよ真砂道
真砂道
はかなさよ
清き瀬川の
水絶て
沫と消にし
結わたの雪
いつとてもあたりはつさぬ浜村や
福亀台万代
後世に名をもあけまきの役
盛なる菊は常なき風にちれと
桃花園雛垣
石のみ朽せす世にかをりけり
こゆ七日風吹かちのうき世かな生清ぬ
千代まてと思ひしものを白角の南都
露もなみたもむすふあはれて村嵜藤浪
咲菊の香をいつくしみ色にめて
松喜堂百丈
手をれる袖も露にぬれけり
ほうし
歯
彫懸
山
青陽館
めて
あかに
梅世
見たる
瀬川の
菊児童
あはれ
枕を北に
なし
けり
八馬楼
清記
花に香に
ちらすは
をしと
世の人の泪そ
菊の霞となり
けれ
ほうし
いふ
巴
顔みせに巴を見しもおとつひや
咲花堂松俊
きそのやうにておもはれにける
鳴神
会津白沢
夜明から雲如くに大入の
百中亭営高
落た事なき女鳴神
追沖
役わりのそのもの〳〵にあはれとて
四季をり〳〵におもひ出しつ
仝青柳
千余亭長足
仝
世の人のなきを止よとつらふたる二代
俤みせよ素かほなりとも
銭金金沢
今一
むらさきの露とめてし帽子さへ
やはりむなしき空にきえつゝ
八木亭満守
同
終に世を過る月日のはや瀬川
袖のしからみとめかねしより
松風亭空寐
ほうし
悼
過てより月は程なく新盆に
十一時室諸実
けふりみちくる霊棚の香
葛のは
首句の紫のふたりあれよと思ふよ伝
楽浪舎大枝
最一度見たし狐にもせよ
追悼
盛をも過さ鳴うれし菊の花
をしむなみたや露にひとしき
冨延屋満邦
かに
河水のなほ増はんしら菊の
かれし名残の人の間に
冨有亭満成
□□
いつ迄もほしと思ひし白角の
露ものこらすかれしはかなさ
万流亭清規
かに
これからかずを
むさとたかはな扇面亭
ほうし
かねの
兵郎兵兵
うき
ひゝく
無常と
あかつきも
月中亭
初夜も月中亭
思へは
なき人を
五百丈
おもかけを
のこすや
むすめ
道成寺
かね
供養
こそ
画語楼
内近
あらま
し
けれ
ほうし
観すれは夢の世やむ月七日を名残
として。西の舞台に向ふはち巻。
ふと棹のひとふしも。山下に雀の馬士
唄も鳥部野り挽類にきゝ苧塚の
糸。切狂言に先今日は是きりと結綿紙事
の頭取。更友琴通舎の催主に。羅漢桟敷
のわり込見物。泪なからのはし書も耳を
取て鼻をかみ。なかぬ顔して手向の手の手の上
連るにそ
述るにそ小松亭原見
小松亭原見
わさをきの三輪のはなしに悲しさを
またひきいたすをたまきの京
八ツ橋のいさをきを思ひ出て
かほよ衣瀬川の水にちりてのち
八ツ橋遠くかれてものうき
冨貴窓花丸
悼
本郷
世こそつて菊の本郷
うはさとなりにけり女降
如降
高尾
ちりて行高尾の蔭をみつまたに
ちりて行高尾の蔭をみつまたに甲干カ国
井手駒綱
手をあはせたる風りもみち紫
ほうし
瀧夜刃のわさをきを
思ひ出て
梅屋
血のなみた
そゝく
そとはに
ありし世を
しもふ
蘇生の
たんまりか
幕
加茂の屋
清記
水まさむ
泪の瀧も
夕立の
雲に
かくれし
女鳴神
ほうし
地獄極楽のさかい町に櫓をあけ名代
は紫雲棚引瀬川法事狂言出
来評前よく桟敷には打しきの錦
をかけ羅漢迄の大入と見し夢
のさめにしもアヽをしい事をしたナ
千金亭
盛りなる
花の浮世を捨せりふ
出たらめいとの
口蘭
旅芝居して
瀬川代々藝名人八百八丁至田舎
貝負咽障天保春
贔負悃障天保春往来賛女総浜々
千花園春友
山姥
山疣の名へ株は刀刺天の
中二階にや寝ておはすらむ
蝶樹台杏場
人々と同しく
手向の心を
いつか見し浅間かたけも思ひ出む
けふりとなりし人のおもかけ千林亭商吉
ほうし
時人をまたすと
いひけん浜の太夫の
うへなる哉
あア心なの夜間
あらしや
おもかけの
下山
なつ
しかしや
こんの
ちるを
見て
瀬川路考子
む月七日に身まかりけれは
世に
森林亭木守
ひゝく名をは残して
七草のもて
はやさるゝうちに
さり
さりて
けむ
ほうし
追悼
北廓連
今一度真の姿を桜より桔梗
仝
我く人の
をしむ同歟雪解川寄道
葛の葉
葛の紫の二にら
淋しさよ秋の風秀河
卓
青楼
ほめて見て
居るうち春か雪解ぬ一圃
おみ輪
くりかへせ糸より長き玉の緒も
蔦柯麿
きれてはかなき三輪のをさまき吉柯麿
追悼
冨松街
蝉なくや樋口へ茂る土手の松山丸
ほうし
路
考
しきのはなせ
文
追
福
乙死のたむけかな
佐渡黄有
二一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
悼
二十二十十一
所作くりてはなの
手向になさはやと
ねんじゆにむすぶ
しらきくのつゆ
琴善
竪川
伊志女
あはれその
風に
柳の
おもかけは
人の泪か
かさし
なるらむ
本街
市丸
太夫とのへ
鈴菜や
けふの
手向種
すみれ咲
野を
蝶舞ふて
思ひ出し
西川岸
夷菴
悴
黄泉の旅芝居行はなむけに
なみたはかりを袖につゝみぬ
加陽
白雲舎高樹
さいつ頃巴のわさをきを
みしも今更思ひ出て
上毛伊香保
ともへにてしるしまれなる女形
金太夫
藝のちからも今はかひなし
追悼
世にいたむなみたの事にみつ瀬川
とめてわたさぬまし水もか南
上サ東金
秀作舎稲城
としもまたわかきみのやの三勝を
誰かこか世の縁きりにきし
英湖斉筆持
笹ひきのひとりさゝまのかなしみは
寄於屋重舟
かきつくされすそのお筆にも
○八朶園連
神田川
葛の葉のかれても鳴やきり〳〵す
葛の葉のかれても鳴やきり〳〵す津多女
武州大室
ほときす袖ぬらすらめはしかゝり
聴松菴和調
仝キヨク
舞姫もともにちりけり暮の花周紅
ほうし
甲川口
ひとし
筆の労れをふりむくやさくら草ひとし
奥和賀郡
事にちる花やぬれたる人の声一仙
神田川
見残したことをかそへてすれぬ白起
人の土の真最中にちる衆な壮質
かれて後悲しき春そ菊のあと瑞阜
うしろ向に黙つてさるや花の蔭要五
萩を出て萩をめくるや夕流田美古
風かなひとつは草にかくれけり茲竟
神田ハシ
一こほれても色はかはらし衣槙商亭炭丸
商亭炭丸
香は菊にはなれて匂ふ夕アかな
香は菊にはなれて匂ふ夕アかな鳥義
ほうし
武平柳
脚よりも心先たつ花見か角
一菊の咲節になりて母余所の庭邑井舎英共
処〳〵雀は鳴けと暑さ哉北川居仙尼
昼からや空は曇りて咲しほむ春風軒女柳
雇廼舎雛藻女
行みるされとも影は見さりけり雇廼合雛藻女
上サ長南
草の戸やひとり淋しう露を掃く
仝米満
降るとなく牡丹に事のたまりけり
稼庵
ふたつなき花をみなくす曇り哉笑語
二度みたき夢の思ひや衆の露六可斉其静
六可斉其静
美しう畳にきえぬはるの雪不哲
ほうし
苦の世界
はなれて
双邦連
苅萱堂
空々
桜咲にけり
仝
全相生庵本件
本住
名月や
此世の
学
旅のこと
アリ。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ゆら〳〵と鐘り
曙庵
笑山
行衛や春の海
国西の
語竹庵
其笑
草に
まはるや
秋の蝶
〇
□□□□□□□
春の事
人の心もしらす
降
敬一堂
季友
晴
濫海楼
松黛
むし捨に
出て虫をきく
同夜哉
十一
余所なから
たしなくみるや
蓮の美
柳交
白露や
葉を
こほれては
おなし水
汐女
舟金の身の春の宵に
はかなくなりしを
禄父
黄金襴
苗から
もなに
いたみ
たり
うからやからの
なけぎもさこそと
思ひやられて
丹誠の
こいを
柳啓
ひと夜の
あらし
あらしかな
人の噂もことつても
いつはりにはあらさり候里
けり
よそにちかや女
ちかや女
よそに
ちる
花や
夜風の
〇
音つれし
こゝろ優なる明くれかすさひも
残りては中〳〵に哀れを催す種と
なりぬへし
飼鳥の
声も寄てや
春の
おく
江戸園
亀得
いとまあるときは
ひたすら正風をしたひしと
はかなくも思ひかへさるゝに
をしむこと
事仙子
丁知
筆にも
有て
余寒に
手跡の
うへも
いふ人の
ある
建間かな
花晨女
近頃の名取なりし瀬川路序
いとけなき時は俳諧を好みあさ
夕となく八朶園に来り遊ひしかは
沙芥路といふ名をあたへられてより
いよ〳〵はけみよき句なともいひ出
て人にしらなしはやう〳〵歳
十一このころなるへし其みやひ
こゝろのうつりにや綺語の態も
他にこえて気高くうるはし
くもまたうき世事のたやけさも
あまねく人のみる目をよろこはし
めておのつから千々の黄年の
はこものと賞せられしかめほしき
ものは朽安しと諺もまさに今は
はやをしくも五代目の名をかすへ
のこせるそはかなき
青々園麻交
色ほき侭
ほうし
吹をれて女良花
いとけなき
時は犬ふち棒を
持歩行しも
まのあたりなるを
思ひ出て
他麻
有月
ひら〳〵と
さかりの
薄し
花芒
○
白露につまついてなく小鳥かなと
いへるは稚き時の口すさみと
きゝしか今思ひ
いたされて
福芝斎
得蕪
〆
花の露
ぬいふ
小蝶の
泪かな
瀬川多門にて初舞台つゝめたりは
十一二の比なるへしそれより打つゝきて
家の鷹にかうはしき名をとりしも
わつか竹とせはかりかほとなるは桜
こいのみ七日の齢に思ひくらへられて
はかなき春の空なかめせらる
姿鏡にうつるもむなし花より
これより
大年八朶
千代見学と母たのみつる東籬園の菊。かれにし
後は添竹のちからなく家流に三代のちなみを
結ふ便りをうしなひ。行つのかへらぬ水に袂を
しほり。そゝろ泪の事もよひ。朝の雲の足はやう。
すゝしき道におもむき給ひぬ事のしたはしく。
浮世の夢の月日はかなく明くれに。香花備
へてたゝ一心の称石手向るにそ
富本豊前
富本豊前
なほされし節も
かたすへとなりにける
ほうし
富本連
悼
事の夜やなき〳〵返るに田の雁いつき
一
うくひすの声も
手向に一首かな十
一
壱作もなや
糸目きれたるいかとり徳次
仝
とゝまらぬ月日かそへて
与三次
古医
仝
夢かとよ風に
とられし宝舟村太
一
葬初は
西の舞台歟辺りさそ桜井
ほうし
仝
測明かためしも今はことはりや
手向の菌となるそものうき
和国太
仝
川船や
同船や千代太
曲り〳〵のなの声千代太
曲り〳〵の蝉の声
一
美しき小町さくらのおもかけに
美しき小町さくらのおもかけに冨士太
胡蝶の袖もぬれておもたき
仝
うら悲し東風吹おくる西の国繁太
文
門松農木蔭
さひしや春の風豊喜太
巴のわさをきゝ
名残となりて
早瀬川ともへにめくる水くきの公克
したしみふかき袖そぬれそふ平野
ほうし
仝
なゝくさのめにうく
豊助
露もなみたかけ
仝
□□□□□□□
つくはねや行来は
つくはねや行来は
にしのかたとき〳〵
仝
瀬川照月
小夜ふけて鳴千鳥豊艶
路考ぬしは長兄にちなみありて予もまた
とし頃したしうなせりくさ〳〵のわさをき
秀給ひ猶富本の秘曲に合て舞振し
給ふもめにつきぬきかふはけふの昔かたり
となりて其身のしたはしさのまゝに手向
の一一ふし備へまゐらするにそ
歴語楼
浄るりを
きく度ことに
いひ出し
かたりたしては
袖しほるめり
ほうし
菊之丞
瀬川のなかれ
くみなから
臥童園
露の玉の緒いかて
みしかけ
かつ
旅さす水もなみたにぬるみけり
なけゝとていとし勝や七日月路暁
蝶の羽も悲し衣裳の袖たゝみ路蝶
彼の図と聞もなつかし初芝居増吉
なけく声東西〳〵極楽の
蓮の舞台に障るといふらん濱權
世のへは梅見もとりや大雲寺濱村助
をしや花もろくも枝の落椿狂言堂
ほうし
姿絵をものする折からに
噂して袖も干かたしする雨香蝶楼園貞
筆とるたひに
一勇斎国芳
梅ちるや我持わさの色も香も一勇斎國芳
悼
これまてかみな水の泡はるの雪仙鶴堂
結綿連のもやうを
見るにつけても
結綿連頭取
ほつきせし結わた連のもやうさへ
菊のそとはと見るそかなしき
琴通舎英賀
7016
通油町
製本所鶴屋喜右衛門