美人菱花集(菱花集)

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青洋畫
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青洋畫
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日本語
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玉兎園
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ビジンリョウカシュウ
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東北大学
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
芭花集全 千種庵大人 橋尾出入両選 受人菱花集 青洋主人画 凡歌よむに題を設る事は堀河の 御時を始にて御代くの集あるは 家々の集ともをみるに題詠なら ぬそあくなりりけるか久盛になりて 今の世や野へに生るかつらのはひゝ ろこり浜のささこの数しらすなん まして狂歌の題にはたゝしくみ やひたるは云もさらなり今様のさ れたる業都老たることをもあ まさはもらさなおかしくよみたらんは いとも興あることなりかしなゝに唐 大和貴きいやしきをいはす万のかほ 与人遠題にて心濃露の光をかし 玄葉の花の匂ひをそへたるを安 つめえら飛て夏花狂歌集と 名つくるは此道の春支人月の宮女 に母ちなみある玉兎園のあるしか いさをになむ有遣るこく 菱花集 天保二とせの秋 曳尾る夜 千種三位有功卿 遊女 守舎 眉根かま はなれなれけ舞 宗かれ女も こゝい郷のひもは たれに とくらむ 千種庵詞宗 抜萃中秀逸 東武古浅草 庵詞宗之詠 彦石集 □□□□□□□□ かつらきの女 橋十七 龍田屋ま もみ遅の風也 に かよひけむ あかき こゝろ 告し うり 琴 音 の □□□ 玉鬼園 寸美丸 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 早少女 紀州新宮 千十五 血をぬらむゐもりは にけて 扇加奈女 うるまの 泥にかとなを そむる早をとめ 大原女 千十五 祇王 同断八瀬大原 同十五 暁庵 明丸 からさる 舞扇秋たち ぬれは たをやめか たをやめかさかの奥 さかの奥 かなめも露と わさも都の 手ふりなり おきかはりけり けり 江戸 春秋庵永女 慶丸集 麦花集 橘十五 常盤御前 香をこめて 春まつ梅の 冬籠 遊月庵 季照 ア 雪わけて折る 仇人もあり アリヤ 同十三 楊貴妃 わたす時 槌迺屋 貞益 是非もあらしと きたひか つむりかきけむ 玉のかんさし 西施 千十三 おもかけの老ゆくすゑを ならきけむ 飛たひにしわを よせし西施は 陵園妾 堺雨夜亭 友垣 同十三 あはれその枝を つらぬる 松の戸に うらやみぬらむ 人の はか言 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 千数庵 好材 慶花集 麦花集 橘十五 常盤御前 香をこめて すまつ梅の 冬籠 遊月庵 季照 タ 雪わけて折る 仇人もあり アリアリ 楊貴妃 桃廼屋 同十三 わたす時 貞益 わたす時貞益 是非もあらしと きたひか つむりかきけむ 玉のかんさし 西施 千十三 おもかけの老ゆくすゑを ならきけむ 飛たひにしわを よせし西施は 陵園妾 堺雨夜亭 友垣 同十三 あはれその枝を つらぬる 松の戸に ならやみぬら共 人の はか言 □□□□□□□□□ 十一江戸 千数庵 好材 慶花集 橋十三 橋十三 宮女白菊亭 数照 たきものゝ 薫りゆよしき 数照千十五 上毛館井 一十五 遊女 寂香園 守豊 戸根川の守豊 戸根川の なかれのうき身 うはすみて 花姫は 五つかさね みゆるむの 底にこら 候かひきぬ 即刻 千十三 遊女 名古や 牧廼屋 鬼影 あやにしき我はまとひて うこれ女の 遊女 同十三 寸美丸 傾城のむをかさりし 身のしろ衣 親に着す即刻 たれ帯は 人のこしうつ みよしのゝ みよしのゝ 瀧 和泉式部 千十三 後の世に ちる ことのはも あはれなり 花を軒はの 梅は めて 天廼屋 望丸 袈裟 御前 二十三 ますら男 を 凧の道に いれ世とて かほかほぼ てふ 名をは はやく おひ けむ 江戸 桧園 梅明 橋十三 伊勢津 尼 五十瀬廼屋 髪きりて助を願ふ 津都丸 をみなしこそ蓮におなし つまなしの花 松十三 宮女 宮姫の およひの 雪に みな月の 氷も冬に あふみち せん 壱岸 一迺屋 武雄 千十三 大総女 つくまなる鍋の数より 江戸 有雅亭 琴種 おはらめはおもきかうへに つま木かさねつ 徒亡集 橋十三 同十三 うかれ女の珊瑚のたまの かけしこそかねのなる残の 名古屋 童迺屋 弘器 もみちなるらめ 白粉は 老ぬ薬の 月と見る そのすかたみに むかふ うかれ 女 下総結城 震日園 真寸美 狂哥美人菱花集 江戸千種菴詞宗 京橋菴詞宗 両選 ○佳人 千橋 江州日埜 池廼屋真澄 かさしくし桜は花の手弱めに夏をかはして咲こゝちもむ池廼屋真澄 摂兵庫 片裾はかよふは鳥の染みやう帯もつ路にむすへ手弱氏一農屋武雄 江戸吉 見るからに心たつさぬ人はあらし給にもおよはしと思ふ手ねめ浅草菴守舎 梅かしも袖しらひ来ん左をやめか様に花のすかた是まは仝 和州百済 蜂の羽を髪に見せたる左をやめも猶人からのなつかしき哉松風軒王琴 むら雲とみたるゝ髪やいとふらん月のまますみつくる千韻女竹廼屋郎威 慶作美 亥来集 五十 はき〳〵と皃のみえさらたをやめの笠着し裾やすの夜の月白菊亭數髪 名古屋 牧廼屋鬼影 かね附て歯を黒ぬしのたをやめも手経ぬるやと見る鏡山 釣る蚊屋の中に見えすく手弱めは青葉につゝむむかあらぬか 伊勢香取 富廼屋貞守 揚枝店随身門かならひつゝ帯のや紅字もせ負ふ手弱女重陽円菊丸 常州江戸サキ 左をやめのかさしの鈴はふさ髪のかつ山出るうくひ半の声長松園清女 ○官女 兵庫 一粧ひてあたれと肩のみる月に初舞のかはありも出つ一農屋 香ににあふかすみの洞の美仕へうき世の花はしらぬ宮ひめ蜑廼屋外幕 江戸 紅鏡園梅門 一歌もよみ琴もしらふる宮姫は竹の園生の春のうくひす 仙府 千藜園千條 まかたをはすの粉にたくへみん額に肩をつくる宮ひめ千勢園土條 江戸 春秋菴永女 日の色に匂ふ袴も玉たれの小簾のかすみにもるゝ上臈春秋菴永女 名古屋 便包園榴枝 宮ひめの音なすはかまの。くれなゐにけおされかちや衛士の篝火便包園稲枝 みや姫の花おまかたに右ひたり袖によそあふ桜たちはほ髭廼屋鰕丸 江戸古 うるはしくあからひく子は宮の内に緋のはかまさへゆらされまり浅草菴 肉屏になるゝ文めのよそほひは押駄にまする綾羅錦繍味友 かしこさやつくし琴をもあら海の障子はたかにひける宮姫梅門 ○武家女 仙府 一毎箱にむすへる代は鼻め中誘ふなりんのしをりならまし千菊園 長局ふりもひゞきはかはかをうらめつらしき文字入のきぬ重廼屋弘器 ○妻 菱花集 十一月十一日 備前ナダ 六石園飯持 すれをならつまは夫をたて糸によとしまならぬ桜や織や織せん六石園飯持 ○嫁 日埜 一残ほうしとりていらふむ嫁は皃まてあよくいろ直しせり真澄 名古ヤ 末つひに姑と成て嫁入はうへこそ落の歯かさりけり龍廼屋 大坂 長柄なる蝶はさもなく花嫁の露本とうけてなけらる置青柳軒五本丸 ○處女 江州高島 文面園星丸 鏡見て口に紅さす少女子は月に鳴なるほとゝきすかも 日埜 朝か本のあされ〳〵につ針かへて瑠璃も包よき妹よかねつけ真澄 江戸 初かねをつくる嬉しさはつかしさつとむにたらぬ妹からめ袖檜園梅明 若山 玉川舎毒成 行末は誰とかちきるけり羽子の杓子を並へて遊ふやらめる 日埜 白き歯も人に見せしと身をよすにつまにちうひの妹か初かね真浴 袖の露花のしつくといひなして初瀬をとめや照祈くらん菊九 伊勢津 一社等をかもつ妹か西腰はつはめのなるし柳なりけり荻廼屋音信 在江戸 赤裳をも男はしをりにしほ干狩をと女もすれら其侭の海に閻字歌垣歌志久 妹かんれは春の心そうときけるすかたは花に声は鶯車堂 兵庫 一月か計のうつる桜の花とみむ鏡にそかふ湯あかりのいも一農屋 うるひにも相馬茶わんを用ふらし七ツの春にかねつ計の妹仝 唐土の船板はらんをと女子か袖にみなとの浪さわく琴 名古屋 室に似よふかき窓よりひなにすむ少少女は早し恋の初花龍廼屋 五十二 兵庫 をとめ子かしくれを聞かす零の音に口を明たる爪入の坪一農屋 菱花集 書社 十六 泉州堺 うるはしき妹かすかたの花にさへ付るかさしの鈴と短冊 仙府 咲梅のにほひえならぬ少女子は春の心やしか初にけん 八八 鏡にも影をう。して嶌の羽ねやうしをもつかふ初かね 濃州太田 千代廼屋春雄 堺 聴凡軒 眉根かく妹か手先の永紅粉は遠山もとのもみちとやみん 在江戸 衣うつ妹か小櫛の月落て槌のひやうしもみたれとり哉 春の野にゆへる蝶のまけゆひにはな元結もめたつをとめ子 上総刈谷 既酔園呑安 越前角唐 妹かもつ鈷の団扇は秋風のすかたをうつ寸鏡なるらし 上総刈谷 こし細のすかるをとめか物いふを聞けは口にもみつをふくみつ竹廼屋直人 五 五十 名古や 黒ぬりの市女笠きし姿こそ墨絵ににほふ闇の梅なれ童廼屋 ほと女子のちとみさる間に筒ゐつゝ五ツかさねの花衣きつ数照 ○傍妻 堺 腹くろき人はにくまむ側仕へまめなる妹か肌のしろきを翠絲園頼房 はゝき木のかひなき殿のおもひもの其はらの子も手にはとられす数契 ○隠妻 仙府 色も香もよゑにしられぬかくし妻窓の中なる梅にたくへん千菊園 与所に香をもらさぬ君と国はれて粧ふ色や宝さきのうめ右香亭広庭 せみを待これも地走とおもひもの思はす払ふさよにの糸玉菟園寸美丸 ○乳母 名古や よろつ代と和子をいはひてはしらするうはかなけや亀の尾の瀧龍廼屋 ○婢女 菱花集 麦花集 紀州新宮 扇加奈女 冬来れは汝か黒髪もむすふ手の氷になれてとけぬ水仕め 日埜 よる昼もわか丁をわしき水仕めも行てもとらぬけふの春代り真澄 田今より出ても叶にすみなれて溜りことはのぬけし水仕め広庭 仙府 恋しらぬ姿なからに水仕めはひと日も袖のかわく間そなき柳下窟石門 太くみ乞ふこゝろはなくてはした女か行燈に見する計安ほし寸美麿 大坂 銘からぬ盛てあらふ古衆も日々にあらたになせる水仕め高亭棚九 下総結城 一常盤井影樹 半かしく水鏡見えに水仕めはおのれみにしとおもひをからん常盤井影樹 下毛宇都官 かも川に声のにこりやあらひけんことはもかろき京の水仕め荒白舎宿は 黄白舎為持 陸興信夫 花兄堂春芳 飛鳥のあすの水まて汲昼こう跡をにとさぬ出代りの下女花兄堂春芳 苅谷 かしましき聲そうたてきあかゝりの口数おほき宿の水仕め呑安 仙府 千梅園唐琴 水仕めは袖のたすきのしりらみに流よし梅の香をもとめけれ千梅園唐琴 北総八日市 出代りに朝そかしきのはしためも白くとき出す白粉の水南条荘長丸 ○大原女 人しれぬみやまの花を折そへて都へ春をはこふおはしめ 名古ヤ 江戸 青雲亭光海 黒髪をよるとはなしに大きなる半もたやすくつなくおはし女 越中高山 親ふたり子は或たりのやしなひそけふもほしこをひさくおはゝめ三輪廼屋春丸 尾横須加 龍長園弘年 ほのくらきうちより露をいたゝきて都へ秋をはこふばらめ 泉州堺 和群居長樹 おはら女の老分よらにかくるゝに何にか梅の花かさす即葬和群居長樹 下毛栃木 花さかぬみや戸木かさす大原女は春もたつきにいとまあらすや通船亭千春 敦賀 いたしきて釈込たん生の花売も京のわさなる大はらを出つ雁返舎 徒先進 孝村集 江戸古 花の長此木におかりさすおはらめは恋ちからさへたよはからしな浅草菴 おはら女か身合の真紫めすやとて売ゆく声にりはたけにけり松廼屋笑丸 ちよ言にすへき医理の枝をさへさらねする夜に売れやおはゝめ佩香園蘭丸 うち盤にとら所のたもともぬらせよと都へ秋をはこふ大原め売莱軒青風 ○蜑女 上毛白井 くら計なる小櫛とる間もあら磯の儀にやけつに蜑より黒髪都光園楼蔭 紀新宮 かきあけて結ふひまなく見ゆる哉藻くすましことの蜑かみ かきあけて結ふひまなく見ゆら哉藻くすましりの蜑か黒み加奈女 同 仕候亭已上 能し貝をひさく伊勢をのあまをとめ我黒髪も折たはぬらん 若山 いとからき仕わさを須磨のうとうへにあまといふ名をおへとゆえて 槌の音に落す小櫛はとりもみす塩せかぬ松は衣うつ蜑 江戸 文明亭玉宗 尾愛田 蜑水ふ見ぬもろこしの人めたて雫の玉をつなくこし簑一円合一方 伊勢津 海苔ひさくいせをの蜑の水髪は藁てたはねて美しきが五十瀬地尾津都丸 江戸 五十 いらまなき瀬の清やき黄橋ならぬ月の小櫛をにして帰らん包捨園広好 ○早少女 さをしめと成るを恥てはうかれ女も珍しきりせんみとしろの小田寸美磨麻呂 紀新宮 一流らゝきすしは鳴声はなと女子かうる早苗の数やとらん這出猿人 ○筑摩女 恋る時袖につくまの鏑巻は夫かさぬへきはしめならにらん遊月亭季髪 伊勢津 こはれつゝかさねしつまの数ほらは袖にも鍋の墨やつららん音信 五 ぬり笠を着し大津絵にくらふれは其さまいやし鍋かつく妹寸美磨戸呂 慶地集 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○巫女 まふかたへ神もこゝろや引たらん目にさへ鈴をはりしかくらめ佩香園 下総桜井 うらはしと神も見へにらん狂神楽の舞のをとめかおもて白きを都曲園河鳥 ○女髪結 大阪 其つれをも長くのはしてかんさしの象牙をつなく女かみけひ五本丸 ○尼 興信夫 一春芳 夫の為ほと計のえんにつくま鍋かさねぬ袖も墨にまけれ 名古や みほと計を尊む尼の切髪は法の道ひく綱になるらん 江戸 浪みする渚にすまぬあまも猶うき世に有はさゝめさゝめさらん浅艸菴春村 刈谷 一如く漬のからき世ますし切髪をあまとはいかて夕名つけ初けり 仙府 一なき夫におもひ細りて元ゆひの帯も武寒かむすふ切かみ石門 ○遊女 上総刈谷 一うかれ女の細き小指の先にこそ城かたふくらちから有けれ直人 仙府 縫針はしらぬあそひよ急衣仕たつにわさにいよてた計けむ千柳亭一葉 後の世はなくや生れん酒しひてそら言に手のおほぎうかれめ菊丸 伊勢津 うかれめの船をしみれは板ひと望上にも恋の海はありけり 左海 こゝろには黄色なくてなめさすら唇はかりあかきうかれめ鯰風軒 康秀のことはたくみにはよりつゝよき衣着たる情商人 烏からうらみやまらんきぬ〳〵の空起請かくさとのかれ女 ううれめの玉とみかける姿をはあまたのしろに猶やかふへき梅明 慶花来 表才集 幅十三 人目をも 女 右香亭 広庭 しのふの軒の 仏御前 千十三橋十三 手弱女の かくれまめ 日か計の露や 袖にもつらん すかたを かふる 男舞 これや 仏の をしへ なるらむ 仙府柳下窟石門 橘十五 ひと声を西は条に鳴まてゝ 重陽園 菊丸 かくるゝ嵯峨の山本とゝきす 同十三 今はとて秋のさか野に まひあふきすてゝ涼しき 江戸 梅農屋 雀子 道に入けむ 天少女 同十三 羽ころもを 松にかけにし 松にかけにし 天をとめ しはしとゝまる 雲のかよひ路 江戸 江戸壺業亭守路 同十三 嫁 嫁の貌見しやそれともかはら計の 雲かくれにし月の黛 大阪 乾雀堂釜 菱花集 十一月 摂州平埜 うかれめの袖のしくれや時間なき此日和にも下駄と軍七重舘槌成 いろ里のをとめか袖は巌よりこかねの山を撫へらすべし 兵庫 一農屋 仙府 日の神のいますい勢路にたをやめのおもて白きかならふ古市 同 たのしみの此上もなき手枕は曲す傳のふるうかれ女の肱 結城 影樹 三寸の舌はくさひかうかれ妻口くよまにも人遠のせたり いつはりの涙になれしうかれめも誰か誠より袖めしくるゝ 若州小は可 橘花園実芳 泉州堺 滝調園成芳 玉章になれま草とる領城は足にも八の文字や学へる 人あまたおもひの糸をよりかくらあそひや是を玉の緒にせん 下総桜井 一普賢におもひの外に人たらす智恵は文珠そ窓のうかれ女都曲園 左海 玉なせるあそひか顔にくらふれは瓦也けり千々のこかねも ほしあへぬあそひか袖は雨露に親をぬらさぬ衆なるらん寸美磨麻呂 山明のしろにかへぬるうかれめはうへみこもらぬ是にさりけり 伊セ津 音信 江戸 西来居末仏 朱雀のゝまこれの花色さとの名もなつかしきひと扨妻が西来居末仏 名古ヤ さそふ風なきりは囁の青柳と眠りくらふら船のうかれめ玉稲菴 越中富山 傾城のわつかの道も練供養すかたたへまの外面似ほさち 常州江戸サキ 緑樹園元有 こゝかれめの肌やはらかき肉蒲団手は千人のまくらとそなる 大阪 五本丸 さためなき身をは歎きのしくれこそよねか枕の山めくるらん 兵庫 一農屋 春の野のひと夜妻とて閨に着る袖もすみれのむらさきの色一農屋 待宵のうさにたはとの胡砂ふきぬ太夫は帯の元そにしきにて佩香園 来し前にてにはあはするうかれめは松毎にかはる北こと行は梅門 是迄集 麦材氏 左海 海聴風軒 はかりことあるおいらんの三ツ蒲団みつなるをもて吉原の里 江州日埜 遊蝶園夢見 うかれ女か粧ふ花の姿にもうき雨風の苦界はなれす 三州田サキ 三賀園鶴雄 月花とそらるゝ身も雲風のつらきさはりはおしきうかれめ 江戸 うきて経る世を精遣ひの堂くひかな夜千のみ出る船のうかれめ もろ人をひくや手管のあかき糸あそひは胸に幾千筋もつ 下総水海道 桃種義 床の海枕の山とさためなく時雨ふるゝらんうかれめの袖 名古ヤ 桜こそ春にはかきれうかれ女の金のなる木の花は絶せす 仙府 蛇と成れるねたみありともしらすして紙の蛙をつくらうかれめ 船底の枕ならへて床のうみひと夜うき寝の浪のうかれ女 上総松丸里 文樹園秀丸 上毛一ノ宮 三栗仲女 駒下駄ははけともあかき早めまて大路しつかにあゆむうかれめ 堅田より夜も朝春のうかれめか姿わ見はや落る雁かね寸美 仙府 孝行にしつむ谷界のみつ蒲団氷のうへにぬるこゝちせん千柳亭 むまひめの気天滝なす煩味の常に洗はん異見聞く耳寸寸磨磨呂 興喜に不二つくらせてうかれ女はよろに煙草のけふり立良節 仝 江戸 うかれめはをしの契もうらやまんおなし川辺にままくらして千数暮好持 濃州太田 そかれ女もかはる枕の初恋を恥て屏風に袖やおあへる 大阪 順つ計しよねかたはこの薄けふりこれやまよひの雲と成るならん五本丸 満ら人の千々の唇なむる身に二枚すたらぬうかれめか舌橘庵田雀丸 仙府 松かえをからめる藤かますら男の手を脇はさむ妹う姿は千梅園 下総結城 登鼠の皮かあらぬるたえ間なき思ひにつけぬうかれめか云鷲園真寸美 是迄集 浅井某 同広日園真寸美 ふる郷の空のみ恋ていたつめにあはれ錦をうさるうかれ女蘇日園真寸美 仙府 錦貝園浦辺 綾にしきかさゝる上にうかれめは恋衣をもかさねてや着る 下総八日市 濤花園清春 さくらは魚にみ世たらうかれめの花そこよひのあるし也けり溝花園清春 常州江戸サキ つとめにはひかことするもあからすこれもいせをのあまか子にして 越中富山 山松の貫木をとこをうかのめの下をれさする肌のしら重加美廼屋小菊 左海 ひかねもこかねも玉も何せんと愛るあそひは誰か子なるらん 大阪 数おほき手をかそふる傾城の指はまことに切たかるゝらん五本丸 秋の野のにしきとやいはんあはれにてさてとるはしきうかれぬむ寸美麻呂 越中富山 かとふたる其からたちの花のみは北の国てふよりし原の種 河高島 狼呑法師 空うなめはうき身の末をおもひ寝の阿行をかきりの鐘やまつらん狼呑法師 むかしより種の沙汰なきとかれ女も女もおほくの人にみをまかす也 ふる郷の雨もる軒にくらへ見よ苔界にぬらす袖のしくれを寸美广呂 若山 誰としもなみの枕のちきりこそあさ妻ふねのうき身なりけり玉洲庵真貝 名古ヤ 瀬まくらのくせや付きけんなかれよる峠にかり寝の青柳の髪玉稲庵 敦賀 御田としる乳守のよねよ行末は誰か肌ふれん紅の花浦雁返舎 ○禿 八八 大阪 一おさしくも一あね額見そてけり文のつかひをすなる兎は五本丸 いきたなく眠る禿もその間にさく海棠の花に左くへらす美摩呂 ○歌妓 江戸 うたひ女は客のこゝろを扇にものせて粧ふ花の夕かほ 長七三 裁批集 兵庫 うたひめか手さきの雪に道しりて箱より通ふ三絃の駒一農屋 結城 竹のはに朝夕なれ天尊の声たうわかにうたふたを仙女真す美 仙府 酒の池肉のみやしに遊ふらんあそひか衣の縫の霍亀千菊園 かも川のひかし芸者は水きは○たちて手軽に奇鼠也けり樋延屋貞益 日埜 伊きまたれ道是かたふ願ひめは柳になきし鶯の庭う真澄 江戸 三絃のつともなかれの水調子うき瀧みあるうたひめの声梅門 仝古 足駄もて留も作る歟手に糸をなくせは人のつゞひよら妹浅草庵 梁にをとると見えし塵も又枕にはゝいふ夜半やあららん槙廼屋直薩 仝 いろ糸の音緒にいさめる駒とめて花ちらさすることのうられめ竹馬登茂業 ○舞妓 撫子を冠るすよひは習ひゑし扇の手をもつかふまひ姫紙九 ○虔婆 名古や 吉原の七くさのりは若菜屋のけり手も長き爪やとるらん竜廼屋 ○辻君 兵庫 源氏絵のすかたに似さる辻霊も雲を屋根なる閨の色とり一豊屋 江戸 誰となくなひてこゝつの柳かけ松の位にまける立事 上総一ノ宮 わらこもは錦のしらねよし簾をはすゝしの蚊やと打まや辻黒栄庵鑑 紀新宮 学の露かたしく袖もわかれ路のしるしはかりにぬらす辻には 下総東荘 春草庵道文 夏むしの影に見えけり辻霊の身よりあまれる物おもひかほ春草庵道文 てゝむしも角の国をやかたふけん西北む暮に笑る辻只五本丸 同七七 菱材集 東海堂文守 立よれとまねくゆふへの柳かけむまふ枕々露はかりなり東海堂文守 ○産婦 嵐にもれる妹かうふ屋のえな桶にゑかけるも又子をおもふ松梅明 ○孀婦 名古ヤ ひとりぬる月の眉には夏艸の色なす蚊屋も広さむさしの榛園秋津 ○雑女 泉左海 酒仙堂春魚 ほとのみあはらる身も万風にまける五ツのさはり有けり酒仙堂春魚 名古や 竜廼屋 いなり山杉に釘うつうはなりの女もともす三ツのともし火 あた人をのろふ女の膳ふらき胸のかたみや熊の月の輪全 よきふりを鏡となして我姿なほす女の心うつくし 伊勢エナリ ひとゝりなる花も八重咲くこゝち世り桜につとふ女ひとむ礼 江戸古 秋の野に遊ふ都のめには花あはとゝかめて見ぬ人そなき浅草庵 仙府 千梅園 冬枯の雪の柳とかはりけり年つむ妹か髪のみとりも 鶯の笠ぬふ業もなれぬとらん梅咲に玉ふ春のなにはめ千菊園 仝 兵庫 草の名のおもと人とてかんさしに赤きみむまふ珊瑚珠の玉一農屋 名古や いなる山花なき杉はかさせともあかぬ色香よ都女は龍飛園秀器 粥杖はかひこそなけれ万才の妻よ軽月につましをらねは童迺屋 一めてられぬ次めの花の春を経てうは桜とそ身は成にける梅明 誠なき門斎よりも賎の女のこゝろの松のくらゐ尊し龍峰園船器 香のきしき鉄漿ふくむまもいらなくて盛着えし梅守かあ童迺屋 護花集 同十一 名古ヤ 桐津園 西の雀ひなつるかはふ 真椙 風情あり 乳ふさふくむる 延守かぬれ肌 橋十五 浦にのみ すむは をしまの 蜑の子よ なみと風とに はたへ あらすに 江戸浅草庵 也 女にて女にあらす老てなほ老ぬつまもつわさをきもあ ○和漢古人種ニ時代混雑 ○赫夜姫 甲州市川 うくひすの声の玉にもまさりけん峠に生れし夫よりは流霞亭真河 江戸 一今宵そとわかれしをちはなよ竹の杖にはなるゝこゝちなしけん好村 ○龍女 七九 結納もせぬ浦しまに心なく白髪をくなし龍の宮姫童廼屋 発作長 菱花集 ○神功皇后 八十 名古や 一刃にもぬしてしらきに勝いとさ血こゝろしらす御子産しけん童廼屋 ○衣通姫 着たまひし御衣は物うは幾千代も光りを通才玉津島姫呑舟斎呉崖 ○佐用姫 上総一ノ宮 夫こひて石と成たる侭よ姫は動かしかたきみさをなりけん松琴亭雀年 ○采女 甲州市川 ハハ 見るもこし世をきるつかつ水の浪のうねめに沈む玉鹿は流霞亭 ○中将姫 奥信之 捨らなしひはり山とりむらさきの雲にも乗れる身とは成けん春芳 ○小野小町 大坂 楚忽庵速丸 一雲のうへに王母かもゝの媚ありて小町や郡の仙と成けるむし 五十 江戸 つよからぬ郡のちからに雨乞て天の戸川の樋口あけけれ西来居 越中富山 世やかはる小野の七くさ七小町かれし芦の名にはおねとも春九 ○桐壺更衣 大坂 一月影のひから馬をは雲の上にとゝめて桐のはやく敷けり九日庵后雛丸 京極御息所 江戸当 あらそひにまけすはかもの蒸くさ心にかけてねたむへしやは浅草庵 ○広幡御息所 十五 奥二本松 とき得たら題の心も広はたの名はかくはしきあはせたきもの浅朗庵影躬 長院先進 ○空蝉 菱花集 里をそとぬ計からにせし空蝉はいよまたれにや身をかくしけん 江戸古 こゝろさへ人ももぬけのから衣やをら村はの花ををとして浅草庵 ○島千歳和哥前 奈良 舞姫のたねはこゝまししき嶋のせんさい菓や和類の外には南渕堂藤浪 ○亀菊 七十 千よろつとも尺ことほくはおかか名に亀と雷とをかねし舞姫寸美磨呂 ○和泉式部 ことのはすつくなかれて伝へけりいつみ式部か水くきの跡梅明 〇小式部 大江山顕ひとはに衆人をと理ひしきたる鬼は美し天廼屋望丸 大江御鬼もあはれとおもへかしはらけさかう門をとめ子かた 小式部か森野のむかし遠けれとさとき心はふとみてそしる呑舟斎 悲しさにはらけき道も小式部か夢にかけなん天のぼし立寸美磨磨呂 ○紫式部 岸江戸サキ 一茶花にもまたる源氏は赤染のあけをうはふか紫式部清女 左海 かくれ蓑かくれ笠よりよく備て式部は国のたからのこしつ穂風軒 ○大貮三位 たらちねの月松の草の跡とめてうつ狭衣のふみやかきけん ○清少納言 是先集 菱花集 目さりしく残ることはめ花鳥は枕草栄のはよ行あけあけの橘庵田雀丸 ○伏紫加賀 ふし柴のかゝめ歎きは恋類の道わけ入てことこり出しけれ ○室の呂 等しな目をしとつれは普賢像あけは桜の花のうかれ女梅明 ○袈裟御前 みなら汁のみ閨にかよふつくり道鳥羽に節なる名をとゝめき梅農屋 ○官女菖蒲 毛のゝ子のひき子ものなるあやめ草節句の太刀より嬉かりけん寸芙磨戸呂 ○祇王紙女 いかてりは仏の道に入ぬへき仏の為に見すてられまは梅農屋 かき残生障子の類の文字よりも骨にしみけん嵯峨の秋風寸美磨磨呂 仝 我王祇女こゝろの角も折れにけり仏御前の道に入るより万葉亭都華丸 下毛小俣 いつれかとよみしことのは嵯峨野家なる秋にはあへと今に朽せす宗暁 ○佛御前 み凧の名におふ身にていかなればうき世のさかに道ひうれけむ 江戸 名もしらく悪条の明くれはあかなとや尊とまれけむ西来居 ○湯谷 類覆ふ熊野か扇はわかな行都吾妻のはなの中塩寸英摩呂 と理あへぬ都の春のよみるに花をかされよる谷か古さと数愛 従七年 碁花集 ○巴御前山吹御前 ちからある木曽の山路の女松葉こしの月や薙刀のうけ みとりこさ木曽の山辺の女松のある池に色やましけん千菊園 引かへす駒も巴に輪乗して手綱にむすふ粟津のゝ露明九 色ふかく木曽の谷間に咲出て旭にに本ふ山吹の花仝 ○常盤御前 あはれ也鷹か塒のぬくめ色巣たちの雛にこゝろひうれて梅農屋 子をおもふ常盤は雪のゆふへより女の道にまよひたりけん数照 奥信夫 一雛鳥をそたてあけんとときはなるかりのつみをも重ねたりけん春芳 藤つるのねちけし人にひかれてや松の常盤もやつれたりけむ 若山 女 若山 橋十三 玉川舎 るかるた 毒成 男ましりに 玉すたれにて とる妹は 身の いたつらに かり初の へき 名もことし 上総苅谷 道具の上総苅谷 辻尺の 表具廼屋 我 千十三 粘方 妻卉身 籏色のあかき紅葉をちらせるは常盤の松の風にそ有ける九日菴 ○静御前 下総東庄 よしの山ちみて残れるひと所は風も静か花のおもか計道文 左海 くれかへし舞へる静に見まれたる衆徒の酒や賤の小手は聴風軒 ○松下尼 江戸 切張御草紙のかみの紅葉にも錦はしらし松下の道梅農屋 ○千代能 仙府 底ぬ釘て桶におとらぬ月影はつき心の水にすむらん千菊園 大礒乕 江戸 川升のしけみを出たりしとくものりの林に乕は入けれ栂農屋 ○葦屋處女 日替 おもひ思ふうころの渕瀬わうたてや生田の門に身をは投与群真澄 ○清姫 一恨みおもふ渕にしつみて日たる門蛇籠にする夢の若もえ菊丸 ○了然屋 仙府 みとりなる柳の髪も何せんと顔にけふりをたそし道公千柳亭 〇千代尼 雪圃のかゝに其名をきらの花薫りて千代も朽せさりけり広庭 八八 あさり本に釣瓶とられしことのはは千代も調まぬ花は有け扨文守 ○出雲於国 長三郎右衛門 萎凋集 八雲たついつもの国かほとと舞むらかる人のつくる八重垣梅毘屋 ○近江の兼 八かはかり力ありてる女言正露にとゝむる月よけの駒石門 下毛栃木 笛にせまつ雄衆より来ん足駄もて近江のかねは馬をつかきつ千春 ○遊女高尾 名古ヤ 今は世に花も実もなき紅葉ゝをのとす高尾の塚あはれ也童廼屋 下毛民家 一残す名ににしきかさらす川浪を血しほよほしみとみち葉の数稲丸 ○山姥 仙府 一銀杏葉もこのは衣につゝさらしぬしなき乳のいいる山うは千柳亭 下毛成家 てる月の鏡にむかふ山城は岸に髪やくしけつる候事 ○同漢之部 ○西施 下総水海道 ときめきてなやめるさまを見し人のおのう物をや猶いたむとらん ○李夫人 下毛栃木 薄かすみへたつるにかたきものゝ煙に見えし人の姿は千春 夢にたに見え来ぬたまのかへり来て香の煙にまほ公しの影葡丸 物いはずわらはさきしもことはりやむせふ燈の中に立ては蚊/ くゆらする香のけふりにあらはれし妹うすのは梅う柳か梅明 たましひも帰り咲せりたく水のけふりの花の姿かすみて魚迺屋砂兄 ○王照君 一七七七 孝花集 廿五 まひをしてかゝせたりともたくひなき花の姿は筆も及はし光海 八十 慎みてもかへらさりければしますて直汝にこかねを切るへかりしを番匠亭墨縄 瓜なかき画沙にうゝれて照天か玉なす皃に疵はつきけん 若山 仝 雁ならて花をよ所なるうつし絵になく〳〵北ゝむかふみやひめ 甲市川 岡の緒のしらへ妙なる照霊もすひをはさらにしらすへ有けん流流霞亭 七十 一遁すから手すさみなれはら〳〵と落す泪やむすふ琵琶の絃橘香園男香雀春 江戸 彩色の画にかきをとる俤はこゝかねの箇やをしみたりけん西来居 全 見めよきもたのみかくしやはら黒くかきけたれたる色かすかた絵都喜丸 一落る尺かすかたをかきうへて北切りたる人はにくしお寸美磨磨呂 さやかなる鏡の影は中〳〵に身のくもり行種となるわん直蔭 越前湯尾 一画かられし晩も誠にやつれけんみしらぬ郡の長路ゆきつゝ越迦星雲弘 堺 世うたりにかたり伝へしぬるは今はた鳥もかきをとるらん長樹 我影のうつる鏡も仇なれやくをと心はなかりしものを 甲州市川 江月楼早雄 若山 一と行く人のなけきにひかれてや声もくもらん半月の道の包毒也 ○班焼婦 輦を辞せしこゝろにひきうへて悪きねたみの口事が寸美丸 ○陵園妾 八八 めてしるゝ世らさよさまにおもひもの物思ひする後図の中毒成 ○上陽人 筑波根 日の影も恵まぬ宮の鶯は色なき花に老やまさけむ 日の影も恵まぬ宮の鶯は色なき花に老やなきなきけむ 慶七春 十一月十八日 したり庭の長き命のひとり寐のほろ〳〵と鳴く老の山鳥 かひなしや宮の鶯なくすもきえんかしらの辺にあらねは好村 来つゝ鳴と宮の鶯老しらつむちら人をなくさめもせす寸足唐 武州舟堀 浅洲庵 六十とせの春をもくらしわひし身のきゝううかるへき上又の蛍 ○ なり〳〵てなりとゝのへく者女子になりあはぬとゝえ有そめそめてたき千種庵諸持 ○ ふらの名も珠簾をまきのす人気をとめは賊眉をひそめ落よむ橘庵田雀丸 美人菱花集終 追加題混雑橘庵大人選 名古屋 瀧廼屋琵琶彦 桂姫久かたの月の都のかつら姫とりふとりふとめつさめつらか 歌妓隅田堤柳かくれの月影と見しは藍者の雪行からかけ 仝 陸奥川股 孟母こゝにこそ有てよろしとみ好む桜の下夜におよさう門よふ州東巴人螽磨摩呂 一仏御前哀れなりいかさま秋にあはぬ間とかさりおろしそしの宝全 湯谷孝行に扇子の垢をそしきたる女の名をもゆねとうそさけ仝 女軽業・仏には重き罪ありといはれてもかみを渡りて過ゝをうな子 一遊女けいせいの心の月をうんにものはみそかに契る男なるべし 大阪 月廼屋丸雄 一小町こふ雨のふるさきより梁には神泉苑の魚や沈みし 追加畢 菱花集 天保二載卒卯夏六月彫成 皇州玉兎園蔵板 中橋通瓦町南 浪花千里亭壽梓 一本巻末 青洋 5324 ニカ