園の梅

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林葉堂編
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2026-08-17T19:23:18.403Z
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ソノノウメ
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東北大学
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
はい園の毒 第 岡川梅序 三日曜日 給るを類つきすゝれ 唐蔵書 「アンヤ を遣すは道の ふつになちしかはあれ共 つの玉の拾ひも つきぬことなり 此一巻は遺花堂 蛇等々子翁の亭に 侍りぬ事と翁に乞 求て世にもて 行はん事を 書蛇に替て すける人の神道 うり候や一つの 梅と号ぬる事 しより 林葉堂 林葉堂 亦の嵐を 同 一かさねこそすれ〳〵 一北條の九代鱗の手貢米 錦木も是や千束の榑木がし 御物師の色紙は哥の文字配り おかしきの橋に紅葉の三ふとん 一傘の破損を者婆か骨配り 一太物の高荷れんりの二子山 初霜を江戸に売出す冬瓜船 紙漉の腕に切あち花奉立 下手の給ふ髪は渕に烏絵がけ 落葉と幾深かへし甚三紅 ふきのぼるあまつ小屋根の孫びさし 宝の後の花を根引の鞠より はやい事哉〳〵 焼筆の先より花の咲墨絵 世は夢にみもせぬ富士の駿河前 まとも吹帆は弓なりの矢橋舟 雲絵がし風に逃行龍の形 片道は汗を翅の氷室もち 奥様の高石通す矢数書 哥に秋ほまれありしが炭俵 子母銭となるや元手の其日過 流込家質や船のつよき順風 花かつい追懸酒を五升呼ふ 初咲の梅は諸木へふれなかし 塀越の一番鑓は梅の兄 おしい事哉〳〵 月花を老を噛む身味はせ 生雪のある身は大夫の藤かづら 一疱瘡の重荷禿が月に蝕 一御秘蔵の梅が厠へ流れ咲 埋木に末期加増の置桜 三五珠の蝦名月の雲がくれ 盲女の着る夜の錦や紅のむく とをくなりけり〳〵 耳と目の間に関あり老の坂 おさしはを二度といはせぬ走舟 灯燈のくるかとみれは登り坂 川崎に蚊の鳴やうな江戸の鐘 三井寺の鐘か矢橋に蝉の聲 さま〳〵になる〳〵 峠かとみえて駕籠呼ふ日暮雲 蛤と化して雀の源氏貝 ふん前のすれるや冨士のはれもり こく餅をすきに喩へとの紋所 体誉も松露も松の餘り扶持 色品の風味に移す塩の油 おもいこと哉〳〵 氷室もち論言下る汗拭ひ ひやうたんの一ツに御意の畠守 御意で討臣と次狐との目利分 気つもりな事〳〵 掛乞に留守を二階の般若櫃 図法師になる貧学の医の奴子 御目覚ぬやうに御寝所の御伽衆 居つゝけの帰り白ふの狐つき ちしり〳〵と〳〵 鍔店のすたれ天女の生違し こんとんの未分廃出後郎鞘 疱瘡の答や梅の紅火燭 珊瑚珠も日蝕となる薄羽織 源氏絵の摺て屏風の雲隠 御恩のすはや几帳の絶目ざけ 草なきの跡や花火の燃残り 印篭の隈取すれる夏の冨士 とぎ出しの前絵は闇のこづれ梅 散花に短冊残る雨のあと うはさびにしらぬ翁や鏡せき 方症は不断桜の散る目立 一黒糸に煎ぬひ出す波の紋 よろこひにけり〳〵 注文に合ふた升和か玉のこし 柳の子も懲す勘気の身の出世 まよひ子の有家答ふが米問や 召迂も海月に骨の教免状 おもひ出しけり〳〵 吸物に名のほされある藤戸のり ほくしみる昔のうは気文枕 借銭の渕にふへたり金魚ずき 手遊ひの小猪口を今は子の精進 吉原で呑酒よりぬるし宿の畑 扨もおかしや〳〵 鼻欠を笑穴雑肴寝の明ル朝 一深窓を色と心得た貴妃の親 三州といへはいつくがしどの浦 大黒を女かしいふ小僧どち まちかねにけり〳〵 よせ継も一りんみてり貴妃さくら 茶小姓の鶏之空なけ碁一番 一寒声は遠くなるをの夜食時 一献上に蔵か乗込むかぶろ立 手をつくしけり〳〵 水打の花に嵐はなさ自浄 塩竈と砂鉢うつそ水さかな 敵打身も郭ては太鼓もち 菊苗の色は千種よ花の江戸 おもひやりけり〳〵 八景の吟味あらん瀬田うなぎ 仲丸か月みた唐の三笠山 鞭打て帰りに勇むさのが馬 母の文禿になけと父の着服 一枝はぬしにからしてまもる花 子の旅に伊勢作や私の夜長宿 撫子の花まつ里のからす占 義理で子を勘気よいかに親心 おもひあふたり〳〵 山猫と名て三味線も達し引 ふたりねのひやうふいもせの蝶つかひ 山吹の将参に木やへ花のよめ 待つれにかみなり門てあがる雨 丹後之田子殿と冨上との同名所 関宿に米の名のあるからしもの 出雲やへ紙やからくる縁むそめ 八橋の鍔掘出し二河町 よい時分なり〳〵 椎木ていそけ御意か船の銭 焼付て地金出させる傾城うちへ 勘当の訴話序分か世の無常に 品川にくれて鳴出す鬼尻 御恩に下女か相図の摺火打 乗をくれ長刀持はさやまはり 染ものゝ空色かはる俄あめ しつかなりけり〳〵 仲人もよいから酒の一寝入 波風もなきしうとめに娘がかち にきやかな事〳〵 七里の人を治して死ぬくしら 倦ぬ気を花も日毎の茶や娘 いそかしき事〳〵 棚麺の棒延にぬる俄容 舟よせぬ内にひかたの印鍋 ひかへこそすれ〳〵 さや町へぬかすにまはる辻喧嘩 臣ふたり死なはあふきのぬけ要 一めんにふる〳〵 雪狐も夫ひと計花の山 三井の手斗うづまぬ八の雪 龍をかし下絵にしたし雨風雲 うるしならねと花ぬりはよしの山 うかり〳〵〳〵 御暇を申上ねは花がちる つかれこそすれ〳〵 道し矢の度数も落て羽ぬ景 遠境は金輪の足も火に流れ うかむ瀬も酔しつみては伊丹辺 かるい事哉〳〵 はんふね 番船に富士を積込綿谷や 一口合に客か乗込花車う力 いつのよの御公家があんなを離 取揃にけり〳〵 かさゝきの橋よ小宿の尤火燵 せきもいの所作行舟のかちまく 行りとりつ〳〵 かけうりに京さいそくや三輪懸せ ふつせんもしきよ 仏前の木魚はね々のおもひたね 目の関をしのぶ相図の時たかい 御いて行けり〳〵 銭こまの文は廻る御師手代 家越の先へ千里も虎毛ねこ いそさこそすれ〳〵 入てをく玉手筥なき年の数 我家を先へ諷の着にけり 名月の留守に金ぬく夫婦住 第てもりこう気のない遅桜 路頭下経に玉の緒くたす菊作 一年をなしくすしたり薬仕廻 しまりこそすれ〳〵 印篭の玉は家老の身のひかり 角やしき売ぬはすいの水はなれ はださむしなるほとおもひしるかんき いつかしと〳〵 二葉から棚とそだてる我か娘 葉がくれも手入するかの初茄子 一のもりつかば娘を流らせん 枕をも長しぬいをし花むすめ 手明を大夫や三年のすまぬ内 いつもにきやか〳〵 常といふ名より出世の常盤大夫 ふしつくは袖やみころの花の市 減少もなきや日夜の客の水 花散たあとを上野は四季桜 大門にすてゝくる也よの谷労 心やそさよ〳〵 田国は彼篭一つが一世帯 為朝の絵像疱瘡の後たて 御所望に討落雁の御意の味 良辰にくもる氷室のの明はしめ 醫師つれた心の持旅寄応丸 てうし灘をさへられすに通る舟 しのび女を下さる御意に五月帯 あたし物なり〳〵 瑕となるころの玉散る得狂人 土坊が折や田舎のちこざくら 京の水すたるを江戸へこん屋町 一文となる大仏の御身のはて 御趣向にくもる詩平の月の雨 よみ入もしれす兎に哥一首 花十日上野へいやに雨あらし 世の色持くしさかすびくに御所 ねんを入けり〳〵 封入をとかぬ浪を具女中 宝蔵は堆朱下地の壁木舞 毛の穴かそへそふ也妾世話 阿波と安房飛脚に疾と云合 てうといふ二ッはかはぬふしの汁 独子はくしらにしやちの重手代 これは〳〵と手をあていふ 向顔の上日禿が疱瘡あと ふきゆへて不破に規模なし板庇 とにそかくにも〳〵 四季咲を紙やよしのゝ作り花 而后上るりにうつる御意 たまりこそすれ〳〵 露銀の滴島となるはれ春 貫足にみやたし木ゝの雪の朝 そこかこゝかと〳〵 戯に法師不酔入うつめ重 弥みえぬ下手碁助言鑛千鳥 きつい事〳〵 腕香は火葬の為の逆来ると 姑なしは豚取もとせ左文字方 勇猛をあはれからする秋の情 冷ぬ気は世の味谷し蕨もち 寒熱の鬼投出す医の力 心かしなり〳〵 御意に入とては習はぬ此空作 揚代のつさりは親にはらはせて まん丸に 口舌かたまる文へ松 もくぎよ下心のいやなる たむしは顔のはつれ雪 こはい咄が梅の花 福引糸の右ともゑ ならぶ源氏の貝おほい ・むかふから 天の字なりにくる格子 にしきや昼の真間久ツ ・ふつ〳〵と ふりむきもせしわしひ餅 おもひ切しれぬ吉原の花 餅にこりたり子の灸 一糠三合ほしき聟 ときしは いけんは後の地黄物 あたるてはつむ花無尽 かけんに廻るきうがさじ せめておやちのよいまどひ ・にたい あけてをいたをまぶに逢 つねつてもまたついたあざ 一歩とみせてだます紙 手形の別を喰ふ鼠 ゑごいもたます田舎もの ・いそかしや きもせき前の時飛脚 蕎麦の勝手ははね荷物 出舟どなりの茶のにはな ひとりくらしの一つなべ まつすくに 一字は天の梁木 手入上手の菜はたけ ・しつかりと 乗物おもし持参金 娘封ずる結入たる 胞衣に御紋にはたづみ 文か手形の紋目まへ 手代は家のかなめ石 ・大ぶんに 一金て張ぬく文龍 茶の泡とみか羅羅漢堂 一滴の水龍の水龍の水龍の水龍のせい 干ものやなけく弱雲 花鳥風月酒の〆 らそのへ入大晦日 とこまても 十を三ツに割ぬ漸 きのふのやうな並木松 おくりむかひの忍ぶ月 松茸さかす山めくり みて通る 上りにこりた名所備 岡づれのする橋の鯉 ・しまつ也 雪と蛍て夜手簡 よし嶋となるせんたる也 きそはれて ぬれふとまゝの紅草づれ 角を落した大師講 瓢一無情あはぬ算 ・いたつらな 充たがざれ五月帯 蝶が大りんちらす菊 ・とんで出る ころぶ子に母仮自女 越後たんこはいきみ玉 二九に 番太が鏡みるみゆり もやうかはしぬかし合羽 取上て すはかきのへた消川 殿で気強いばしか清 光がましたつが知恵 ・どうなりと 花もり次第幕の場所 姉が手入の充ざし ・ちし〳〵と 砂子がをるひかし山 夢しし川の大臣麦畑 一印篭すれて夏のふじ たん〳〵に 下手の障子の屎坂 花を織出す桜川 むかし 世の善悪しらぬろを鞘 やもめぐらしやしがの松 開帳に出ぬ大佛 欠ぬかなへの神儒仏 折句 つゞき 一つはものをはらんて和田へ木曽の介 つき出しのはやる女房は客の山 やなぎ やさしこやなれうるしつか堪つち やう〳〵となひく情は気のはつみ さくら さかつきの口吉をくわしやか埒を明 さみたれのくしく成より雷の音 もみち もとゆひの三筋かゝつたをれ ものすきはみそこなひなき綿鍔 もちすりはみつくにあかちゞの紋 もろかみこみちのくかよいちゝみ紙 かしは かし織のしだしいよりに羽袋の地 借座敷しばし休まぬ花の比 さかき さかろたつ梶原いしゆにしへざん あやめ あふ事のやくそゝかたきめうばし あふひ あはぬ夜はふたり枕にひとりねて すゝき すゝみ出てすまふに勝は気の薬 稲葉 いけるをも情をもとのはなし鳥 おばな おい出しにはなれかたなしなこり酒 わさひ わしやにてさびしさときやびわの声 若な 和藤内かして一家になのり合 冬菜 次風に行夜もふしのなび〳〵雲 船の内藤は古郷のなごちあけ 富公の様の雪のさかりは夏の山 おもと 奥家老もつたいらしさねさかり かつほ 風次第網引上るほかけぶね なまこ なをるまいまゝにしてをけ子の仕置 酢貝 すち違ふかこい台子の一文字 むかで 棟上や鴨居しきゐは天地入 はかま はふよふな蟹を上手に蒔はし あふき 青くなるふもとの夏や木々の枝 いかた いつまけも枯ぬみとりや谷の松 あくた あと腹や工友が蛇の田の汀津 すまひ すなをてもまけた方にはひやうしぬけ 小舞 琴上手松風にあふひやうしとこと