題林集

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丈夫庵一樹選
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2026-08-17T19:23:18.403Z
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2026-08-17T19:23:18.403Z
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場所: 大阪府
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丈夫庵一樹選
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日本語
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鹽屋平助
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ダイリンシュウ
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東北大学
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
新撰 折田預森吉所金 口述 句集もの板行に被遊候節 一何卒御用被仰付被下候様 奉頼上候板下筆工并に板木 彫刻随分上手をしら 板橋本の仕京迄も念 入随分相働き下直に差上 可申候以上 誹諧 場附笠附 新板出来所 折句前句、 板元 南久宝寺町心さいはし 塩屋平助 かきつはたをみなへしの 哥よりなん俳諧の折句とは なりぬされは去り嫌ふの とかめ覚なくあるは題の かんないゐを松の類口奥の 差別もなく唯開口を もてゆるし飛路く世に はひこれるは亥草に 樹に恵める雨露の 口述 白集もの板行に被遊候節 一何卒御用被仰付被下候様 奉願上候板下筆工幷抜木 彫刻随分上手を怠らみ 板橋本の仕京迄も念 入随分相働き下直に差上 可申候以上 誹諧 場附笠附 新板出来所 折句前句 板元 南久宝寺町心さいはし 塩屋平助 以テ購入セル 丙申哉 かきつはたをみなへしの 哥よりなん俳諧の折句とは なりぬされは去り嫌ふの ことかめ覚なくあるは題の かんないゐを松の類口奥の 差別もなく唯開口を もてゆるし飛路く世に はひこれるは亥草に 樹に恵める雨露の ことく此道のさかゆくを ねかふるわ今春秋の 雪にいなますし天湿りに 蓬ふものは丈夫菴一樹 浪華博労町茅居に 題す □□ 寛政十一未年 菊月 是林某 イタス偽りも足して誠の筋か立 イヨワ術乞此後人を笑ふまい イタシ色事の大名めいた下屋敷 ハイヨ母親の云ひ聞す事世に合はぬ ロイハ露冷稲荷居なから人を化す也 八日ト橋越ヘリヤ曲輪髪結ひ床に関 一ハヨタ判をしてよう難義する竹格子 一ハヲカ繁昌な於母家を見遣る川手水 八十ノ母親を泣かしに竹駕に乗て来る 八十九日の払ひなしの仲居夜がら能勢参り ハイト春らしさ色〳〵の事問ひに来る イアツ色〳〵に歩行て小僧月夜去ぬ イトヤ居角力に隣の仏ヤツコロリ イフヨ一生の分別所慾へ落チ イキシ家主シも来て手伝ふたい世の日 イツサ売見した序に買ふた絞見せる ニテト逃て来た手柄が茶屋て穴れ以 二テム二階から雨を硯へ味う往た ニイタ日本に一人の気て牽頭持 二ムシ女房は向ふを遣ふ硯箱 ニアウ人参の合ふ病也運の尽 二キヤ女房は貴人交り止たがり ニシテ似た恋が芝居に有ツて手がぬ 二セウ二陽から小便をする哥枕 一八ツゝちより春を惜んて谷を汲 イサいかひ渥呑まれて菊の咲自慢 売見する度に太なる娘の気 イフサ云ひ過し思ひ過しが淋しなり イ二一石になる女房見捨て儲筋 イタウ云ひ出すとたまらぬ笠を内で着る イムカいひいいいい出さぬ胸に寒夜の鐘は冴へ イアナ一物が有で荷物のない嫁入 ハユヲ噺さへゆるりとならぬ面白さ ハイト繁昌の家から先キへ解る雪 ハクチ花ざかり往先キ〳〵に錠が下り ハイト波のに成り一家歩行を泣がられ ハナモ時花身と成ツて我気を持祭シ はナソ番頭に成つた噺を惣嫁ども 一ハヘキ盤に向へば主従の気を放れ ハトヲ刎出した時関取の幼ナ顔 二アソ二三日逢はにや諸ひ合ふ其日薬 二ウは女房は嬉しい度に波のゝに成り 二ヲイ二代まて御気に入のか因果也 二モア人参も持タしておこす浅草甫 ニウヲ庭中か鱗父の気愚しい 二アは逃て来た足を女房や母か揉ム 二はコ似た身聞く腹つまされて子は ニイタ二間口一心ふ乱調あぶる 八フヤ払ひする夫婦并んで八雲立 ハナフ端手捨ニヤ成らぬ女のふ仕合 ハイシ花物を云手と女房知ツて居る 八ツテ花戻り妻の弟の寺へ寄る ハサウ羽織隠されて羽衣謡ふ客 ハセヲ母親は責遣ふ事恩にきせ ハマタ袴取る迄は女房も他人向キ 八千ナはした藝女中ばかりに慰まれ 二つ二庭に待ツ連の恥入る女房の情 二ヲフ荷ふたら楊の折レるふ和な中 二ツキ人間の妻乞ふ声は経陀羅尼 二世まての積りは云へぬ器量し 女房を連て桜に気が詰り 憎まるゝ勤が主の気に叶ひ 二ア匂ひにすゝる跡肩の鼻 二ヒ二十四孝は人の雛形 二モ日本の地へ戻り屁が出る ニハ二本佩シには母親がせぬ 二階敷から張れとおつしやる 似合ふを着せた母の誤り 二チ逃た供した忠義名高イ ニシ二階へ来いにや主はない也 二ト憎まれながら鶏の正直 二ス逃て居るのがすぐに分別 イヲタ一言の男らしさは短気過 イセム一貫の雪踏芝居の無入株 イヲタ今は最ふ遅イ談合に他人入れ イセム云ふ事に銭の最ふ入る娘の子 イチタいつの間に父の気に北太夫買 イメワ一門の目出たう揃ふ藁家葺 イツヨ一生の罪と思へどよい義量 イテムいつ来るの手紙庫裏敷梅の花 イツヨ弥増る夫の悪性に世の栄へ イノシ一旦は退くに究て森と更ケへ イチマ今は苦も違ひ算盤迄覚へ 入相に散り込やうに舞子来ル イヨウ幾度も穢れた顔の美しさ イサシ一生の定り憎い衆生縁 一とめ一生を人で悟ツて女夫なる イテヲ板銀子も手にとる程に落ぶれる 一イチレ入聟の少イと前目は性根也 イヽはいとしやと云ひ〳〵直切る払ひ物 イナシ入相の長町見せに呵る事 イヒ子今にまだ世話かけにくる念頃さ イヨカ一面は嫁へ譲つて鐘供養 イカサいふ事の替らぬを伊達提羽織 イヨウ異見にもよい手本也乳母の氏 イノサ家柄は呑む人もなう酒が入 イヲヨ一時に思ひ出されぬよい便り 十ヶ惣靭にして現銀に取る イシ命かぎりに勝負づけ売 いかいかいかい詞をけなりそに見る イヒいとゞ梅は妾の嫁入り ア賤しく老てあつい湯が好き イヤ鶏がとれて闇の人ごゑ 一イモ筏便りに戻る小舅 一十二祝ひ直して女房の歌 一イシ稲荷を祭る職の下手屏 ゝ命の親が絞る褌 一イノいつそあされて呑す二升め イト否な役でも年の役也 イマ色気違ひが真結を解か イワ鬧しい日は若イ爺親 いざ先ヅ是へ脇差を見る イノいつそ男の望む八斗目 イケ云ふ事は憎けれど名人 イタ生如来也蛸を味にがる イマ一子相伝負けるのが勝チ イヲいらひかけられ悪寒発熱 イテ衣裳沢山出嫌ひの妻 印可の芸は出ぬが目出たい イシ井戸覗くなと呵る有常 はみヲ花でする見合好まぬ親心 ハセシ砂船から小便家形の障子閉す ハアヨ母親の案しるやうによう有ぞ ハワタ噺下手笑ひ上手に助られ ハヒイ初物の一ト皮剥だ色直し ハキハ拝領の着心に有春の風 一八十八橋までの願りは心の放れもの ハナト初雪の眺は譲る年に有 ホモア本心に戻り身に入む秋の風 ホハキ豊年の畑の中に絹鼻の中に絹鼻の ホフソ帆柱は船玉主の傍で立テ ホフシ星寒し船へ女の上燗屋 ホウモ外にまだ疑ひのある物静 一ホクタ傍輩の愚痴を笑ふて旅へ立 法事跡草臥やうに湛能見へ ホイコ細イ気をいさめて入らぬこよりする ホウカ本箱から味い物ひす隠レ里 ホトナ惚て居る隣で吝い長新シ 一ホナモ干鰯屋も泣く小対貰て去 一壱ヶ時鳥本も尿瓶も蹴ちらかし ホテホ帆柱も出る山持て頬冠り 一ホラカ本妻は産て貰ふて可愛がり 一ホカナ方円の銀子に随ふ流れの身 ホウヒ本妻の恨みでなりと光る鳴る ヘタテ平生の短気は見へす伝授舞つ ヘウコ塀越シの梅は互に応シひ気 ヘウヲ弁当を内て喰ふには惜い髪 ヘネコ別〳〵に寝るが夫婦の恋心 へつゝ紅粉付た鑓持を見る弥生の由 ヘウア返事見ぬうちは花やら嵐やら ヘヲカ平相国呼屋の行燈書給ふ ヘウミ糸瓜垣運逃たねにや見へぬ也 トコミ迚モ此世では添へぬを耳引れ トノヒ同士討に呑ンて芸子は日柄売ル トハトトハ知らず母は悦ぶ戸の工合 一トケキ燈しても消しても留主の気が弁ぬ 済ぬ トキメ飛ビ越へて来た溝とへば名所也 トシハ隣から呵られ女房端手に成り 第年寄レば宝の山へ入なから 一十八日十回りの花に近所も横手打つ 一ヘシカ下手鍛冶へ上手は銀子を借りに行 ヘマモべにで書クなしはもやし独活 へはゝ弁当持ばかり袷の初ツ桜 一ヲク鼈甲屋が思ふ所に雲ちぎと ヘトメ廟参の供は咲たに眼もかけず ヘヲヤ瓢箪に者を養ふ山さくら へミウ漂泊の身も長生を敬はれ ヘシせ編屈を一似で寺の世話大将 八十は花やかさ猶面白い橋普請 ハイツ時花した以前は見へす支た手 花がよう入ッて淋しい妻の留主 ハカヽ繁花の地川水迄も買て呑ム ハシて花提た所体曲輪がまだ残り ハヨチ箸紙も読めぬ名店に茶器並べし ハナミ発明に無うても済ムは見らる日 八ナキ払ひ繋ぎ並べ夫の気を自情 一はみ箸の先から見ゆる光陰 八工婆が昔しは指折の海士 八ク花には貧し蔵のある寺 ハイ白雲ノ飛んで糸つむゞ妾 はナ春は通らぬ名也白川 ハア橋て涼んだ跡が浮雲い 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 八つ初ツ物を喰ひ殺す同宿 はナ早ふ女の馴染ムふ男 ハク箸て][[][[[]][[]][[]][ク][[]] ハナ花と蝶との中に寝る母 ヽイはやるもの着て去ぬる坊割り 恥しさ気に入ッた事聞ク 十八ヨ噺が入ンてよい男去ぬ 一ハヲ撥賛男御十念乞ふ ハウ初鉄漿の傍乳母も口明ク はイ番頭の気に入しおた福 八チ半座を分て茶屋へ人橋 はヱ発明過て縁遠い顔 ハコ早い巨燵に恋しなつかし 一ハヽ剥がれた所春は絶景 ハヤ張ツた乳捨る矢瀬の馬士 外一花の間に〳〵前垂の僧 一八も蓮根で唐子めいた迷ひ子 ホフコ○蓬莱の二日にあれる子供歩 等ヨヲ箒目を除ケて奴の処仗と ホヲのほんまには夫また見ぬ後の朝 ホカノほしい子の門を折よう暖簾吹 ホヒト惚られた人もとふ〳〵年が寄り ホナイ惚合ふた中とも見ゆる慇懃さ ボナモ本服の慰みに仕た物か売レ ホトナ本妻は迚及はぬ夏の船 一ホアタ挙やうの有るは女の太刀捌 ホフナ帆て走る船にき給ふの名残有 ホウカ棒の伝請継べしで髪も似せ ホヲフ惚て居る男に添ふて不便也 ホツシ蓬莱は春が錺と言ふない 一ボツアほろ酔の夫へ一言哀云ふ 一ボタモ星を戴して女夫の最一ト瀬戸 ホミチほたへにも見へ透ク物は児の氏 一等ム惚人へ当たる棟あげの餅 ホウ本家へ曠れ家初イ立の数 ホシ仏も欺す嶋原の吹 ホウ細イ望性も嬉しさの数 ホト法界悋気治利軽なる ホム帆にぬぐはるゝ武庫山の事 等サ棒の先生扨も文盲 ホセ帆を上げてから船頭の飯 等タ仏の道へ短気から入る 五十四日夜気降ルを出て行 等力蛍握ツて禿急用 等み惚られて来た身じやと取り持 ホト本の姪御へどんな挨拶 一土ト蛍の中を通る御茶臺 一ホナ誉られた子の願りが穢ナイ ホヲ惚過すほどお山気はなひ ヘコ表具にさして御恩忘れぬ ヘト兵イ法屋気の毒な御内義 ヘキへし転されて絹の物出来 ヘシ隔テない気が主の損着 ヘム下手の役者の娘よい芸子 へ〆返事書く間に飯が吹き上る ヘナ反吐の背中を撫る楊貴妃 ヘウ減り病ひ也うめくほど銀子 一トキス飛ば抜た器量繁花へ捨て見る トタテとばじりの檀家へかゝる寺の漏り トカフどちらぞに傘がなくばと思ふ也 トハウ年隠す婆ぐが歩銭の口入も仕 トウケどちらにも嘘で目出たい傾城屋 トクワ問ハること苦な娘あり浅し守 トモシ時を得る物を器量に邪了られ トヲシ友達の親の見返へる尻からげ トメヲ逗留の女夫楽クせぬ親呵る 一トツイ供女終に乞食に云まける トモヒ隣まで戻る手柄に人群り 一トシカ戸棚から塩物を出す隠レ里 一トタは戸を敲く〳〵と思ふ母の夢 トシ井年問ふて暫く座敷陰に成 トクワとつくりと喰はにや出て来ぬ浅 トヲヒ年シだけに夫を見るは人の中 トケ泊メ女大袈裟に抱きつく トコ逗腐に向ひ是からが智恵 トは問わぬ年云ふ婆か腹立 一トツどふで安うはつかぬ面当て 供を去ナして連と気が合 トヲ取戻されぬ大筒の音 年を尋る送りめが下手 ートヒ年の寄ツたが独りおかしい トシどちら向イても実は正面 トカ鳶迄は見る掛り人の夢 トメ研屋に祟る名劔の熱ツヽ 一トヒ戸棚の前に人でなし寝る 一トタ迚も用には立タぬ銀子持 トフ鳥を放して夫婦見にひる 一トカ毒書キめくり家内賑ふ トナ供同士ハツイ訓満む道連 又は夕縫に物で母を養ふ大胆さ ヌイヨ頃廻人と云はれて花に余情ひき 又は夕縫ふ傍に噺の余る旅労れ 又ナハ濡レて来た形りも逢ふ夜の喉 ヌカタ脱そふ家笠名所ではほす矢立 ヌタヲ抜カぬ太刀の太平を云ふ遅くし 又ヘサ盗人も這入ツた斗リ堺格子 又タコ塗箸で蛸はさむねに応にせぬ ヌシぬしトけつかる下役の嚊 又二脱捨だらけ庭に蝶く ヌキぬすたつ鳥が切戸から去ぬ 又力盗まれて助かつた二タ親 ヌツ布の上手に爪にはづれなし ルタマ留主事の調の料理にさな事 ルミテ類忌の店に折句の黙絞り ルレラ類のない療治の格子に茶匂ふ チヲハ近道は教へぬ僧に母が有り チクツ亭ンへ茶を汲ンでどふした髪直 チスニ父の気の粋を見付た荷の行夜 チシフ中日に死んだ遣り人もふ思義也 チハナ茶屋へでもはつち田地が流レ込ム 一チ二カ忠義者憎まるゝのは合点也 チシワちつとツゞ呵つて麁物渡ス也 チナシ散ル尤へ何を妾の四十過 ヲカコ恩のある銀子を戻して子がほしい ヲモフ女ヲ気へ戻りかねたる懐手 ヲトシ面心さどちらも思案仕てない ヲエラゑしい物掛乞の二皮は眼 ヲモイ老イ初て戻る女夫が一日路 ヲタヽ親有子の為に隠して溜る也 ヲヽタ起〳〵の女の顔は大事也 ヲコテ夫へは詞の足らぬ出方栄 チヲタ智恵の有る夫に添にて便りない チカ等散ルらんの鐘に花咲ぽんと丁 亥は中風病之西瓜目利に這て出る 一チチ乳貰ひが替る碪の力ヲ過キ 一弁シ暮ればこそ桜石塔四十七 チコヲ父もまだ恋風の吹く大問屋 チムシ智恵のある向コの出様ふに森する チヨクしちよつこりなよい宿味ふ喰ハしとる ヲツイヲツト是リヤ強に継グまい今のは嘘 ヲサシお山から淋しう成るも実に庵 ヲヽム奢り人の押シ込メられし虫所 ヲマウ女気の真向きに居はる恨み前 ヲイセ親に似た売見の庭に旅行風呂 ヲテセ追剥に出た事もある旅主頭 ヲモイ於母家から貰ふた新磨蔵 フラシ起〳〵の海辺凡夫のしらぬ味 ヲハヨ男気な噺裏町夜半カ打ツ ヲツイ御屋敷に勤た下女の否らしさ ヲキナ親方の気にや十年は何でも ヲキハ大男着てゐる物は母次第 ヲキツ男程気の弱ひ物月を除ケ ヲトフ男伊達年シの坂さへ懐手 ヲミヒ女さへ見れば眼の玉光る君 ヲシテ置去りにしられた噺寺男 ヲトコ恩の有る隣の精達子にもさせ 一ラツス奥庭の月に法沙を捨床几 ヲツサ遅起る妻紫のさめた体 ヲカケ追ツかけて買ふ物の有る父の好キ ヲウア大関の後口に沈む按摩取リ ヲソヲ大坂もの損した跡て奢りちす ヲシマ男気を呵り男の誠見へ ヲチウ女亭主馳走の水の打足らず 右コヽ神棚に五百目包子がほしい カハヤ隠す事母へ洩れたる病ちがら カラア片便り奥にキヨロリと遊んた灯 カクヲ囲ひ人に十露盤稽古置キくされ カテワ掛り人に弟子の付けたる藁屋葺 力モキ片付た物をかたづけ聞たかる カヲサ嗅が間イ夫が酌て座を殺ス カトモ川渉る時は女へ戻る尼 カワヨ看板の悪イ方にあるよい仕似せ カコア片言トの古哥もしほらし案内の カツヲ垣外番卒都波め小町を追立る カアマ川支へ或ヒは居角力枕ひき カキツ替らぬは気斗り笑ふ杖と杖 カワシ勘当の誠に太夫の思案足し カハア堪忍の喉レだつねに雨に去ぬ カヲチ禿まて親の異見を小イさがり 一カクカ介抱に崩した願りがかい〴〵し カナタ影の膳並んで妻も旅心 カツタ川船の月に女の高わらひ カナヲ孝欠イた中も赦して大法事 一カモト格式は文盲だらけ年シの暮 カケツ堪忍に見物の有る月の橋 カタヲ杜若大事を聞て出る小僧 カハア貸座敷の払ひ手伝ふ按广取 カソヲ駕舁が僧の寝言をおりしかり カキ〳〵斯ふ済ムを気で笑音の野側行 カソヲ囲ハれ女染損ひに老イ初る カタウ講中が談合桜を植させぬ カイシ香具屋が去んだ其跡森とする カイメ一の愛やと云はれぬ父のたまらぬ カサシ隠レ家の酒の相手に柴戻り カイホ髪結ひに売見仕らるゝ惚れ過 カ子家内一度に寝たる吉左右 カヒ唐まで見せて昼寝する事 外母 一カコ被キをつまぬ侍女が損レ カソ蟹の眼ほどは僧に捻られ 力セ銀子か少と出き先生が下畢 カコ記念の銭に腰かけて泣か 一禿を見れは剛い光陰 カヲ孝に名高い女淋しい カ等神の結んだ外をしやう静ケ 一カツ髪を手伝ひ告ケたり問たり カテ凱陣の閨ヤ手柄聞く妻 一カ等禿斗りがほんの正月 力は髪はほめられ汁は笑われ カシ垣有リ月有リ白髪婆取 力ヲ書出し医者の重い脇差 力楽銀子は沢山惚レやうはへた チヨク父の気によう似る物は蔵仲仕 チラタ乳の黒み夫トに見せて旅立せ チヤヲちから持のやうに貴人の御盃 チタ二地にあらは只いつ迄も女房也 チイア馳走して売見座敷を明広 チトイ茶も少しとは仲人の云ひ過し チセシ忠と義に酔ふ酒曲輪ひらぬ顔 チナシ力ヲとも成ツて折〳〵邪魔になり ヂサトちよつこりな座敷京めく取り肴 チヒヌ少イと出た膝に秤り目盗まるゝ チヒヌ地獄から灯を取りに来た縫ひの チヨ二近〳〵に嫁入静に賑はしひ チヨ二散る頃の吉野男の逃る寝間 チマチ畜生がまだ幻しに茶粥喰フ チイコちんぽしやと祝はれた身を薦ぶる チウヲぢゝむさい噂も有ツた大嫁入 一チカ智恵の多いが掛り人の疵 チサ地獄剛がるされどもな波めく チス地黄呑ンでも詳イ哉腎 チウ散ツて仕もふてうなる法螺貝 チヤ忠義奴の灸馬の眼 チシ智者はまどはずしれた道行 千タ馳走の数に他行する父 チア児を盗んた跡に短冊 チクちよこ〳〵銀子を暮リヤ去ぬ客 千工獅二の啄つく烏帽子狩衣 チカ持碁に作ツて顔を見合す チフ芸リ紙切らし夫婦別ツあり チセ小イさい噺善は稀レ也 千は千一道の戸をはづす吸物 りキヨ両方の気へは届かぬよい捌キ 一リカコ悋気する顔を鏡て拵へる ヲヒヽ大世帯狩り〳〵に日がくれる ナクシ男には産レたいもの暑の座敷 ヲイミ置き錦に異見しらるゝ身の持棒 二ワタ送り人に別れてからが旅の味 ヲメタ折〳〵は冥加に妾の襷がけ ヲサト落て来た里に鬼なし信様 ヲイムおた福の曰男は芹いもの ヲコソ思ひきる事の穢ナイ袖畳 ヲヽト奥女中おほこな形りに年か寄 ヲチン大勢をちからに弱い状をやる ヲサク親子入酒薫壁の蔵肴 ヲサウ御悦びにさんじましたと恨みかけ ヲフシ恩のある仏事を配る尻からげ ヲフハ親乗せた船をひ迎ふ橋の上 ヲフタ負ふた子を畚へ下口して田植哥 ヲスシ白粉を救ふたやうな杓子顔 ヲソ女頓かる僧の大役 ヲ一踊りを破ぶる迷ひ子の母 ヲイ親を呵るにいかひ物入り 親を慕ふて心にやなるまい ●て奥さまに云ひますと口巾く ヲヒ女の短気人のないとき ヲは男のやうに腹が立てたい ワイ参りの数に入らぬ眼差 ヲク男に懲りて国か恋しひ ヲウ女郎を咲く吹つきの墓 ヲイ女の利発一家とは不和 一臆病も今入らぬ君が代 ヲタ男に智恵の足らぬ忍ぶ夜 ヲハ遅ふ戻ツて母に父問ふ ヲク親の因果は蔵も又建 ヲヨ大キナ声で嫁に誤マる 一ワクマ渉シ守喰ふ間かくる松の陰 ワム二我計リ昔になつた二階の灯 ワタシ藁で飯焚キけり是も七歩詩 ワハ子笑ふ人斗り鯨の涅槃像 一ノカヨ我胸と替らぬ所横手打ツ ワタウ脇差の伊達は得意の請がよい ワカサ我カ夫た看板も有桜哉 ワタム綿帽子に太夫包んだ梅盛り ワカノ笑はるゝ覚悟で武士の望み事 ワる一悪ル口のくどひ手紙に舞子泣ク 若水へ汲み込ム星はまだ節季 ワクス我せこが木べき宵也鮓つける ワカミ渉シ守り鼻への土産水一荷 ワチタ我カ落る地獄商なふ談度僧 ワミン忘らるゝ身は何所迄も実届キ ワハヨわじやぶき恥しうない嫁入の夜 ワカヒ詫言が叶ふて古子の粥に味 ワキナ若衆買ヒの着たよい羽織何ントや 出来多し若ふ物いふて手伝ふ旅荷物 一ワカコ脇差は借ルより貸スに詞数 ワシカ藁苞に状寺子屋に書カしたの ワカコ渉シ越ス駕我ガ捨た子としらず ワコシ我レに似ぬ子を人中て身惜 ワイコわしと寝るが否かそんなら ワカク脇眼にも賢ふ見へぬ曲輪番 ワツト我運も強し相手を取逃し ワシク笑ひ〳〵呵り盛れた薬り巾 ワカコ私シヤ否ヤは嚊の巻也ごう〴〵子 ワメヲ往来の眼を鈴生りが驚かす 一ワ年黄金の光り貴人と座を并へ ワイメ笑はねば往キ違われぬ檀梯子 ワカ残に富貴な隠れ家の妻 ワク我レから先キへ暮る侭籠荷 ワト藁でしてもが戸を敲く音 ワモわしが悪ルいの最ふうへはない ワウ忘れた事に運が手伝ふ ワキ煩ふて居りヤ気の休む母 ワヲ横死の墳に鬼薪さく ワテ我カ物くふて寺の麦秋 ワカ渉り課ふせた川を見返し ワテ椀の大キさ箱親の伊達 一ワハ早稲晩稲わんばくの月代 一つゝ渉しの銭に忘れ霜おく ワタ和田一門に鯛がそろはぬ ワコ黄疸病みが小判あなどる ワヽわるい手が読む悪い手の状 ワナ和睦の海の名也中汲に ヨヒフよい男子を抱て居る不仕合 ヨコフ能イ智恵もござらぬ風情冬構り ヨヲキ世の味も覚へて女夫義理に聲 ヨシタ夜に入レバ知れぬ門口頼甲斐 ヨクヲ夜の更けた曲輪の内に女出来 ヨツカよい長なし我子も乳母に借つて抱 ヨタス世盛りの伊達にまい〳〵角力取 ヨセアよい普請禅僧は見て浮雲ゟ ヨヽス世の垢に穢れぬ庵の硯箱 ヨラスよい嚊と蘭鉢何をする暮し ヨウハ世に合はぬなりも風雅の花の旅 ヨトミ読メぬ字を召ひたし人に見せられい ヨフカ嫁入の船宿へ着く神無月 ヨハヽよい肴蝿子入に有り噺好キ ヨイタ欲な事いふて尊い堂普請 コセヨ真男銭儲けする親が有 ヨモキ悦んで貰ふた事に気学臥 ヨモアよい智恵を持たして去けし哀がり ヨハキ夜の更ケた橋に此世を義理が責 ヨタミ夜通ふしの旅を主人に見送られ ヨカニよう出来た髪が日暮の店で伝女 コミハ用のない身も渡りたい橋の出来 一ヨハヒ悦んてばかりはおかぬ久し振 ヨク一世をゆるり護子と二人り松の風 一ヨカ吉野山損かけた和良達 一ヨウ嫁に呵られ末にものくふ ヨセよい茶にむせる妾の母親の 三つ宵から首余妻つれた旅 ヨヒよめぬ文もち狩り寐の伽 ヨスよう寝た顔の凄い傾城 一ヨカ穢ゴれぬを呉記念淋しき ヨウ夜を日に継イで冷買にくる ヨナ世に商売もないか猟人 ヨセよい女房は節季見てゐる ヨカ世に出る袖に充しぐるゝ ヨヒ鎧を売つて百年忌問ふ ヨス世のさま思ふ双六の墓 ヨヲよつひと路てれ大坂へ着く ヨイ夜ル計りくる医者で本服 よい手の筋で今に継り持 十一ヲ形りに似ぬ気を惣じに惜まる也 ナヒテなんとなう人なつかしい手の あれは なつかしう人に物いふ寺男 ヲ集長生の甲斐は王にも惚らるゝ ナカイン長〳〵の介抱じやものいはれ内 ナシア名の高イ容ん坊粋で有ふとは ナカイ何しても銀子になる身のいちらさ 慰みに替へて夫婦の一日路 ナキナ投られて来てから深い中となり ナラス内證で見に来る筈で縫ふて ナカイ中直りかてらに誘ふ伊勢参り ナカテ何ンぞ気にかゝる歟妻へ叮嚀お ナシヒ汝等がほらぬ事じやと貧乏し ナヲシ何のとは女に過た思案也 十カイ夏座敷銀子はどこらに入ツヽやら 流れ込る家質いつまて活きる胸 仲人口の数に足シたる井戸勝手 一十千名所の違ふた道具家に過 ナツイ何ンぼ程遣ひ捨たら隠居さそ ナツソウ夏のよの別レに端手を失へり ナヒテ長町の日暮惣嫁の出立栄 ナシハ何とへどちらぬ事なし橋の番 十二勺慰に二朱の文字読待 十二は何気なう憎い言葉の花やかさ ナカイ何に響からずふ自由な色智に ナスヲ中がよう過リヤ過ると親心 ナシタ撫て居る新関守の畳蛸 一ナカイ揺らるゝ顔に才有市の例 一十二ツ謎かける指を茶臺のうら伝ひ ナミア啼く虫を見ひツた聾哀也 ナノ二菜の花や野は打なた人形箱 ナヨト中のよさ余所より早い年錺り ヲムなつかしさ捻チ向イて縫物 ナカ長刀稽古彼ノ所嘸ツ ナカ仲居へ落てからの一トはな ナイ何ンにも物をいはぬ大身ン 十は和波や雨になる母の折鑑 ナヒ仲居の嫁入昼を案しる ナワ何喰はずとも王城のはる ナク中よう見へる首すじの垢 ナミ何ンにもならぬ湖の夢 一七符費へる身揚りの床 十七並んて飛し人魂もなし ナミ投算の合ふ身とは也けり 十タ名を二ッつけ旅へ立夫 ナヨなりは立派て読めぬ侍り ナ等訛りも移る程の春雨 ナク菜と取り違へ丸薬を蒔 タウヱ太夫へ突喚拵へて江戸戻ル 夕ムヱ他言せぬ胸を見付た酔ふた時 タトマ短気者同士の喧嘩は丸仕よい タナム道理でもなし無理てなし娘の苦 タヒツ旅立二ト言愚痴も妻盛り タイヒ抱付て居た顔はない綿の袴 タスは退屈の捨所なし花の音 多シ大切さいよ〳〵邪魔を仕ぬゝ胸 五つ夕一牽頭持連して吉野へ遊びへた タイカ溜〳〵の異見にみせる記念かね タウヱ田を植る詞も聞へる縁に伸 タモン堂上な物腰見遣る清水守 一タヒチ旅立の緋羅紗に徳な父の泊 一タイア建ひした家狂言の穴が見へ タヒチ旅で聞く人の誠に父思ふ 夕工カ高咄し夕立の晴た鰹舟 タキモ当世の物早う着る貧乏町 予り大切か余つて君へ慮外いふ タクウ大名も口説時には嘘も云ひ 五十立なから鳥渡音つれる今能身 五部三大音を上て婆ゝしやと真の響 夕かは竹買に来る日は羽織鉢叩キ タヤカ短気さも止ンて貰ひ子可愛 多く力玉の輿他人のやうに門とをる タテ旅から便り手習入をさす 夕王道理の脊へもたれ焼せぬ かく大事にかけて呉る気詰り 夕カ慥にアレは黄はぬ誉やう タフ大家らしさは普請目立ぬ 夕二旦那の料理庭中は海 夕旅から戻り女夫よう出る タイ只居ぬ尼のいともかしこし 夕て大名泣カす真黒な公家 タイ太夫のくる間入れ歯さらる 々二代筆だけて憎いよい文ン 谷へ投られ人間になる 夕ク瀧の調子の狂ふ荒行 タヲ出した茶へ手の遅い金鍔 夕二玉子の礼は女房もいふ タツ道理へ味方髪を手伝ふ ツキヨ聾にも聞さにやならぬよい便り ツイウ釣合はぬ一家も咄す初イ奉公 ツコヲ月かひたコン風雅藤起キさしやれ ツヒフ辻君が銭の直ほやく冬の月 ツセサツイ来てもせり合ひ恋を淋しぬ ツノキ夫の菜イ退てからニア客へ出す 一ツイク附て出ていふた孝行か苦にもなり ツキアツイ明イた切戸一ト足跡へより ツカ一つら当に銀子を蒔のも又陰気 一ツキ力勤した気のまだ退ぬ川涼み ツヒヨ妻の気の一ト際煮るよい普請 ツコヒ杖の連心のまゝに日をくらし 一ツヽ狐ヲてはつめり返して筒井筒 ツアキ月て椀洗ふ孤山の客の跡 一ツケ二釣竿でけふも浮世を逃済し ヲヤシ月雪にやつれ浮世の情に薄い 一ツゝ釣うくつた皷も売れる梅の花 ツケ二月受て下戸の哀はひだるかり 一ツヤヲ突ひしの客にしよんほり大男 朔日に着て出る物に親ほしい ツマシ卯ノの交リ果テぬ酒ゑん哉 一ツ二ス結ふて二度の勤の硯蓋 ツシ二強い気の鎮ヅに女房は産た つゝに詰らぬへつまらぬが来て一升ぬ ツカ遣ひざかりに隠レ家を夢 鼓に惘れ掛取りは去ぬ ツイ辻て花分ケ熟靭に去ぬ ツモ常の鼠に戻る二代目 ライ机の先キへいつもゐる人 勤ぢからはいつ逢ふたまゝ ツナ約り仏檀に長イ成名 ツヽ妻の耳へは筒ぬけに入る 対の禿が対にゐねふる ツセ月もさし足関守りの窓 一ツは角ノふり尻ふり八至見に行 ツサ杖を突キヤンと算用日の主 一ツナ月落二人リ泣イてきぬ〳〵 一ツカ露の命の数に傾城 ツス使ひの業で済す神国 一ツフ撞キ出す方を船の仏壇 レイン霊前に一升徳利鹿の声 レシユ料理人思案の替る雪がふる ソーチ僧のいふ通ふりにや持テぬ父の胸 ツ子ノ其意地で承かかぶるのにも起キ ゾキチ其跡へ来た入聟も地黄呑ム 一ツツカ僧泊にて月に昔を語りあひ ソウニ損を仕て嬉しい物は女房也 一ソウン葬礼にうせた時から知れて有 ソニヲ惣〳〵に憎まれてゐる御気に入り 一ツトヲ一を八て爺が飯たく折障子 ツはヤ其味のはんなり旅の山かづら ゝ僧と行の花見に恋を養はれ 一ソタヤ添たさは伊達に親へも病ナで見け 一タウ曽我殿な暮し娘は美しい 一ツコム袖は巨燵の上に梅かほる フカシ祖師達の艱難噺し時事の野 一ツクヨ惣領は九十四五文よい普請 一ツクチ麁相して外聞のよい父の治 ソスモ其事にや素早い男物いはす ソキヨ惣〴〵の気には叶はぬよい思案 ソヲハ其上を面白うする橋ぶしん ソハイ卒尓には咄されぬ也去んテ来る 一ツヽ染色も揃へに奔と中がよい ソメア剃ツてから眼にも覚へる秋の末 ソイタ麁相な事致しましこと包哥行 ゾツモ添ひ遂る積りお山の物静 ソヨは傍で見るよりは案しる母の常 一ツヲイ袖詰の御客額の痛いひげ ソマユ空燈も待つ夜の伊達に雪の梅 ソトタ杣は木と共に倒れてたばこ呑 ソハナ息災な母を拝みに難所越へ つは夕袖に文母に箒も立てられば ソニフ其恨二丈計りの処となり ソヲイ添ひ遂ておるか此方には入ぬ琴 ツキ剃るより思ひ切ツた撥鬢 一つ二染損ひが似合ひ若やぐ 一つして白慢は赤い袖口 そねみ人のある雨の海棠 ソは僧に兄有る花なりの妻 一ソヨ蘇生は死ンだよりは騒動 一ツヲ衣通姫の御気もせは夏 ソシそつと呵つて神馬曳出す 其所迄聞かず舅寝かへる ソテそしてとふした寺抜ケて行 つメ損も仕やうて目出たかりけり 一ツ等空を一声佛産るゝ 一フ一杣がたばこの真向き極楽 僧の名[リ]音ン松を洩る月 子力ヒ遊り物を顔に残して日柄売 子カ等念仏てかよふ恋有り星月夜 子ナフ寝所へ鍋焼のくるふられ跡 子力、ねる時分から奢りむす貸座敷 チカヒねばい汗せかゝせうくさつたヒヨカスカカ屋 子サヒ音じめとは相違覗けば髭男 子ノヒ直の高ひのは嗅でほす髪付や 子力ヒ寝品には紙位牌出す髭奴 子ナイ妬む気もなら式日の鬧しき 子ヒヲ説渡チに怕り仕たる音頭取 子ヲ鼠とる猫台所で長然しい 子力二念頃は格別にして二割半 子ヤト宿鳥さすやうに叶へる問屋下女 子一力直を聞て又音を聞て鉦直切ル 子ヲリ猫の恋追ふ尼も少ト悋気也 子ホヨ祢宜百姓ぼろ綿入る塩櫃 子力寝かへるとツイ替る男気 子サ妬まれそふな寒い寝姿 子ヲ練リ薬を飲ム愚しい顔 子フ寝られぬ腹へみの下タがき 子はねどころ替ハリ這ふ夫を待 子ヒ熱ツに犯されひよんな事いふ 子ヨ年頭状も読んで見る妻 子つ葱も刻んて妻馴た顔 ラクマ一癩病の薬り店出す町はづれ ライキ来年は往たい国の絹を買ふ ラチア蝋燭の茶のこ小女郎の垢落 一部二馬責る塩梅もあり新枕 一トシ娘の子となりへ来ると旬が見へ ムナク無心状歟何ㇾても否なくどい様 余ウ芽ういふほど男気の美しさ ムハウ梅でしる春の山家に氏を捨 ムセム棟上に船頭も来る聟の縁 分ナ向ふ歯で香の物孫に謎上る ムラサ始ゆへ楽な節季も佩に出ぬ ムカシ馬借口も駕かろもなし時雨は南 一クワ紫は曲輪と町を分ケる物 ムナシ向キやうのない乗合の十八九 分シむつかしい顔拵へる宿老殿 青秋へ彼の寄つた自慢する 一今井聟は甥建た斗の隠居也 ムアテ昔からアノ年でゐる寺男 ムイツ聟か気に入て宣ふ杖突初る 一ムツカ無理いふが尽キて帯とく図両 ムセツ虫放す前栽恋が包まれぬ 一カム馬捨場勝ツた咄しに無理が有 ムフホむつまじさ夫婦の中に補元丹 ムセア村中が先生といふ当字書キ セき飯シ客は贅な事いふ 山口聟で納り露頃の戸ざらぬ ムみ無理いひ客の耳が大キイ ム力報ひも来ずに角屋敷貰ふ ムア迎ひの馬か朝貌を喰ふ ムへ聟とはふ和な紅にの禅 ムウ芹い人待ツ薄塩の鯛 公力迎ひか思ふ軽いお命 方え親方の男気応を捨させぬ オタツ大男道理の傍をそつといぬ 一クハム曲輪への晩に女夫か睦じい かハツ群集押分恋病を連た僧 クヤサ曲輪がよひ止ムと一家の捌き役 多フ黒木売大事に跡をふり返り かさは薬より先きへ廻りし母のかね ガシは元日に師走の去[サ]ぬ繁花の地 クヤム光陰の箭は雪中の梅の花 クヲト果報者親子の縁は遠ざかり 一クケミぐつ〴〵と外料に縣から見て貰ふ クハフ広言を吐カにや移らぬ太下させる かテ夕口で四分手て六ぶよむ大概若 かヤイ雲井から藪入のある一軒家 かみト愚痴な気の見ゆる神園の取直 クアへ薬湯の按广を萩へ弁当持 かシテ苦は嫁の舞に譲りて寺参り かヲウ口説ふと思ふ所を敬はれ かなみ櫛さすも力を入れて耳こすり 多シ外聞を思ふた親の仕損ひ か方来る人に逃る人有杜若 クヨア曲輪にもよい奥金を哀がり からは愚痴な気が浮た気落ふ春の生べ かはか草臥は母に出る也願放解 クウ口惜しさツイ売れる脇差 クア蔵人待宵仇な夜更す かチぐるりが女智恵がほにくい クミ公界の智恵を見せる退状 クヲ曲輪の水の落る寺の田 一ク力蔵は薬りで我折ル盗人 クニ暮しに過た女房の実 クツ国へ見せたい朔日の髪 クウ首が戻るとウント寝かへる クモ工合ひして遣り伝母も仕て遣り クホ紙に当ツて仏世に出る かト回国戻り戸の明ぬ葛 かヲ薬リをふるふ男さひしい クノ蔵のある寺覗く侍る クモ来ると弾立物を云はさぬ 暮しと違ふ物は寵愛 ウマは鴬に一ア詞かけ袴祝ぐ ウイタ植込に犬の寝てゐる大法事 カコク梅咲くや此御寺にも蔵ぶしん ウシミ清出さす思案もかねも皆母の ワイツ嬉しいと云はず果報を突飛す ウヨコ転寝の夜半カの顔へ小提灯 ウア二美しう飽かれて戻る荷の重サさ 請取有跡から留主の女房列 ウホク売レぬのを本意と思ふ具足店 ウシヨ内中の始末のならぬよい器量 ウコノ味イ事剛がるも格暖簾数 ウメイ馬かたの眼にも一入等糸桜 ○エ浮世まて酒買ひに出る雪の暮 ウコヤ植木屋へ言伝も有る常薬 ウトはうつか〳〵年寄てゐる番頭殿 ウ二カ味ひ物女房とくふかね貸シ屋 ウチヲ嬉しさが違ふて父も大笑ひ ウヤキ哥が来て病ムを助る由屏風 ウマラ嬉しやと迄は云はれぬ親の役 ヽ打水を待つて眺る御女房 ウマへ運盛り松も青く塀の外 ウマレ内は聟に任シて夫婦信心な ウシウ売り物に真実の有運の尽 ウツマウヤどツやの辻に居るのも待刀 ウス打明噺涼しなるまで ウシ植た茸ともしらず御機嫌 ウホ産んだ顔して本妻は抱く ウヤ乳母の尻世話やいて遣ツても ウヲ鶏舟の掃除親子睦まじ ウ十斗と出家は三勺去り也 う○運が直つて恋が叶はぬ ウト卯の花の咲時にござませ ウモ哥かるた取ル桃の毛に ウホ鳴が溜ツて本堂は建ツ ウア乳母が在所の赤蛙来る ウス浮名くるめに涼む夕月 ウハ請ほして置キ袴綿帽子 ウサ馬の喰ふより騒がしい蕎麦 ウツヽ腕押シはつむ月の出た亭 ウケ内てもほたへ芸子時花らす フヘノ乗合の弁当の菜イ覗合ひ アラノ鬼業の親子は詩にも乗る姿 クヲシし乗り物をおりて上覧賤の業 〆み等望みある身を傾城に惚られる ノヤウ退キ状を破ツて吝め吹つきめ イクハ呑も込ンて呉人の多い母一人 一ノヒセ幟縫ふ日は女房の勢揃へ ○コゝ野は菜種是が命の腰瓢 ノ二ナ騎りかけが二階を笑ふ夏の月 ノヒヲ法リに入ル気を百姓に惜まり ノイ、呪咀人の衣裳好みは花やかな ノタメ乗りほした大難ぐらぬ眼覚ぬ チハ覗かすも仲人の気てば咳と成り ノカワ後の世へ替た姿を煩われ メタカのし付ケた畳を運ぶ隠レ里 ノ力ア覗く気と顔出す気とが天の川 ノ力み残す名の記念は迷ひ道へ石 伸てほる門ト赤貝の神子としかる 一ノソ後まてはない僧の腹立 ノヲ忍業仕廻ふと女也けり ノシノシと書キたい新姓の髪 後の為一ト雫女気 一ノ末野がけの戻り惚さしによる 一ノ七後の袷は継子からきせ ノ力残り多くもカア〳〵〳〵 一ノナ蚤で寝さゝぬ何ンぞひもじい ノ夕野中の清水台所で縫ふ ノシ覗いて居るを呵りのぞく気 一ノコ暖簾の外へ口上の尻 一井ツカ隠居家敷ワイ鉄飛付のかねとし 片は夕印判も母に取られた太夫かい 井ツヽ因縁が付して廻ツて妻馴る テヨシ手招キへ寄る旬の来た立あめ テニシ寺子屋の女房出世の仕損ひ テソフ寺の灯の底に淋しき梺川 一テコハ出た形りに巨燵の明し初便り ヲキウ手伝ひに来て邪魔に成る美しさ テツセ桃燈と釣り鐘が借るせまい内 テ二ツ手柄さは女房に成てツイ飽れ テイ二天の時至り気のはる女房持 テヽヨ田地買ふ毒は皺のよる覚悟 テアモ手へ拾ふ霰の如く物しれ テ下タ鉄橋へ胴よくに巻太夫の状 二十五張良が天窓へとんだ馬の尿り テ匂ヤ手廻しが用にも立ず安う産 テハイ出まするがハイ嫁主と否がらせ テウタ手代にも哥よみの有る倒ㇾ前 テクノ蝶にマア鍬の柄かして呑たばこ テアテ照リ葉ちる庵に女の拳の声 テアコ天人もあまくだりそな琴の妙 テ二ナ手の込ぬ庭春もよし夏もよし テイキ手水鉢家見揚屋て切れ自慢 一テシヨ町内て舌をほし〳〵嫁の供 二ワク蝶一ツ笑ひ仏の口のはた テサヲ手の甲へ肴を受る男作 テス寵愛の弟子配にも遣はれ テシ天秤へ臂仁ンしらぬ顔 テハ丁稚の夢に番頭ねぢ付 テヤ町人に漸〳〵と取り入ル テヽ弟子に負ハれて弟子の山越ス テア手代の気ではアク医者じない テヽ手に握らしに出るも賄賂 アタ妾チの四十竹の春かぜ テカ手合せの剃刀に聞キ耳 テチ手柄過キなと父の銭別 一テサ蝶のゐねふる笹の葉隠レ テイ貞女呵りに一家集まる テタ天下泰平大名に梓 手鑓りと位牌抱て狩りぬ 天のあたへの誰れもないとき テク妾を去ツて歓会をする 工ニシ江戸てあひ憎さ忘れて仕廻てか マヤノ誠な気役に立るは退してから 二テカ真黒な弟子入の有る隠レ里 マタア塵夫が抱くと泣キ止ム伺らしさ 一ヤシ松葉ふる家根手に合ぬ主の マトヒ松の桜を通ふす露次口評判の 一万戸末代に残る下手にも成りにくい マア一前髪に窄ラ迄も任す後家 一ツイ俎板に鶴籠愛を妹ぶん 一ヲサ松を吹く音を伽也佩た意地 マヲヒユの垂が御目に留ツて緋の袴 一サモ松茸も悟り開ケバ物に似ず 一コツ負けてゐる碁に奉公の勤ぶり 一一七ア待遠いものゝ哀へ事かふる マサヲまけおしみ羽を二階へお手車 一カウ真白な顔真赤な唾をつく 一ヒカ誠同士貧乏するは覚語也 マキツヽまた有レば切レる胸也頭陀袋 マクは真人間曲輪へ行と恥をかき 一アサ迷ふ気の余り小さいに竹筒 マコシ真シ中に子は寐て絵本じや思ふ 一ムキ継しさは宝咲見ても気がせける マヨシ誠ほど剛い物なし真の響 マイテ待かねて居た水と菓子を押へ 一トヨ町馴た所毛綿がよう似あひ 一力枕一ツは隠し医者待つ 七シ鞠にしてから新米もくふ マタ枕の底に旅の川おと 一.工まんまと仲人雪の塵り塚 一夕毎日仏欺す長生キ ○マチ窓打ヅ霰乳房たづねる 工蒔絵師つなき湯づの爪樽 一ツ松も踊つて月にかい敷 孫て座敷の詰一等百の賀 一松は辛崎妻は肥たの マチ枕を乞ふて智恵を手伝ふ 一ヲ真菰で家の尾をほさぬ後家 マワマア待チ明ケるわしが形リワイ マヲ継子の智恵夫ト眺める マみ孫が米の字見るも又稀レ 七夕松に吹来る谷の餅つき コトヤ恋知りの供も恋しり山桜 コヨヒ恋病に夜店の植木冷ざるゝ 一同子に状を読べし下向の日をかぞへ コシマ子から来た状よまいでも先安堵 コモヲ剛い顔実に知ツて有面心さ コレリ根性もしれた今見リヤ両替屋 コアウ子を産しだ跡は野と成シ乳母と成し コムは恋捨た胸に伊達有尤を愛 コウヲ此お子の乳母と諦めおりまする コトヲ子に見せて通ふる長者の奢跡 ユヨシ子を連て寄り台所て入だ酒 ヨチ小提灯男を磨く智恵何る 二タウ子は峯に蛇羅尼夫は鵯の篝 二ヽハ恋に変へ是を命の初鯉 コヲヽ小道具屋おれてなけりヤの男様 コアイ子を貰ふ哀は蔵も幾戸前 コウネ恋しらず愁ひ場に成り眠たがり 一々ヲ極楽の事て夫婦が大喧嘩 三平こんな時奥主お眼が覚えなし コノコ心ほど退して涼んで恋が見へ コウケコレお乳母売物ならば毛を引キヤレ コイヽ子のやうにいふて下さる否な客 コイス恋に病ム妹に痩る角力取 コモヲ子に譲る物の淋しい親心 コハ小判に虱み這はす川女 コヲ九重近く女すゝどい コ又後生願ひでぬかる助太刀 コシ是がしれたら死ぬる嬉しさ コタ子にも一人リは玉川の疵 コス子を蓋にして居風呂をほる コカ恋を引さく船浮ける声 コキ巨燵に顔イ立ん〳〵〳〵 コフ転ケても砂をつかむ岩畳 コタ子は折鑑の杖を戴く コツ功なり茄子飯の毒消し 恋しらず也日に二反織る コメ侍女だらけ目ひたさの翌 コウ詞すくなく恨みけたかし ケタア教訓は曇らぬ空の事用意 一年口傾城に売られ今更恋となり 一ケ台家来ども味イ工合ひへ心ない まウ傾城のいふた事云ふ海の上 五十匁漬白を云ひぬく膝にたはこの粉 ケウト今朝植た梅を見かへり登城する 一宝シ結縁の報ひ中山信仰する ケツけふ買た野風呂に乗を付込し 十二十]下駄の雪に応しさ澄へ残り ケウコ毛蒲団が内股へあれ事起り ケハキ見物に母も交ツて気草臥 ケツは毛抜手に降りそな雲の浜へ父 一弁ナ怪我のない先キに候迄も仲人口 ケハヲ領城ハ番頭の忠義おかしかり 一ケ部けふ迄は胸て済して朝日拝 ケウイ毛の少し上迄指に医者眺め 一方は喧嘩にも買ひ人か有て繁花見へ ケヘシ見台に兵書庭迄鹿もくる ケカトけふ赦りた勘当運ふ独参湯 ケカヲ下戸一人リ片付らるゝ置巨燵 ケサナ藝は身の幸ひ親の名を穢る ケシソ煙リたつ塩竃も景イ僧と呑ム 一ケサス蛙にさし上てゐる硯蓋 ケイウ結講者と云はれ舅は嬉しない ケヨ兄弟中のよいも追善 ケム芸子の親は梅影の桃 ケノ傾城斗残る落城 ケコ袈裟で逢ふ日に恋を放るゝ ケ又家来も馬も濡して絶景 ケコ毛胴乱呑み込ムと鉄石 ケカ芸子の嫌ふかたはみの紋 ケス下向の親に粋は湧キもの ケイ芸子と仲居已後は別熟 ケウ系図が荷物独活の嫁入 ケサ景イには惚て酒は胴よく 一ケホ桂馬にとんで惚た盃キ ケナ藝は巻ても中は直らぬ ケム検校は鼻で紫を知る ケク継母の定が曲輪一ぱい 一ケサ仰山な噎ナに父らし ヤクシ養生の曲輪遊ひを呑がられ ヤシウ家守にも強られ藝を売に成り ヤクア八百屋迄くるみけふも揚ケに候 十五ツ宿茶たく夜に連てくる綿ぼうし ヤウシ家賃取うか〳〵咄す邪気の セシコ薬代はしつかり呉る碁の敵 ヤウケ病ムお山売レぬ葵子をけなりかり せんは約束を守り始を始めゝにする ヤカテ漸々と顔上子供が手まへがと ヤカナ厭ひ人の嚊まん勝な泣キよする やみこ病む主を二貫ぐ渡世も髭奴 セヒナ山築て一杉谷の流れ見る ヤクナ矢瀬の里愚痴は男の中に有 ヤヱイ止ム事を画図に写して今一度 ヤナカ良更て仲居の捜す柏殿 一トス二焼筆の墨傾城と二世の中 一ヤクシ藪入の櫛をじろ〳〵庄官の嫁 ヤナシやりはなす絵大根の仕廻ひ際 ヤイコ尼払ひ家相応な声をほし ヤマナ雇われ人まだ月忌にも成るならず ヤクシ山寺てくふ初茸に舌が鳴る ヤイク病み上り戴く事が癖に成り セイシ安い物家見に呉て実届キ ヤシア養生の仕様を聞て庵去ぬる ヤヲ養子で有と思ふ発明 ヤスやつぱり貧乏すか孝行 ヤテ藪医者の喚出刃倒も喉 ヤシ柳過ると霜かみたへる ヤヲ家内ひつそと伯父か産れる ヤミ宿借さぬ日を見へぬ迄見る ヤク鑓り人の珠数の響りて鳴る ヤ二陽気借るのと憎い云ひやう ヤカ家賃取りよい姿を剛がる ヤア楊梅山を尼の飯料 ヤイ役者の女房いつとなら耄 ヤサ姫に花の咲くは極月 ヤス灸もすへて末の松山 ヤケ宿茶に虎屋芸て安楽 ヤヱ奴が部屋に絵本大閤記 ヤウ宿変へ船の上ハ乗りに貴妃 フムナ双親の苛さに深イ中と成り ソウタ振袖に嬉しさ包む立次め フテイ頑まで手を引くけふの一の客 一タウふ器量を道具のやうに敬はれ フタク二人リ隙出して風呂場の口も替 つせて分別と小便とする迷ひ道 フレクぶ馳走な料理を主サかくひ活ス フヨミ風景はよし田楽は味噌辛し フカシ降ツた雪哉と見捨し主の用 フキウふ断着も絹よりはなしふ仕合 フイ二分別を一生出さぬ女房の情 フタミ船歌と田哥とつるむ峯の寺 フネヲ不和の親念頃にする男の子 フツカ二ツなき月に配所の片便り フイタ夫婦気に偽りはなし田へ茶瓶 フキト風呂の釘の消へて有たは穴にくい ツクア船乗りは陸の白浪浮雲がり フアヨ深ふなり逢はすに戻る夜が多イ フヘケふつゝかな糸瓜からほる化粧水 フイタ普請場に居て歟見ておじや鯛 フセコ振られても拙者知行は五百石 フテク不調法手柄程には草臥ぬ 一サク降り積り酒屋斗の蔵が見へ ツテケ振袖が出ると一人りも下戸はない フノ富士を真向に乗ツて行馬 フヤ禅かいた役に誤る フア富貴な音は朝の摺鉢 フヱ筆で切り合ふ江戸と大坂 フシふ仕合から知れる身の芸 一フツ分別の眼にしれる雨にしれる雨にしれる雨 一ツケ振ツた所がけいせいの禅 フカ震ふてアイが傾ける国 フア茯苓山にあぐむ夜軍 フイ踏んだり蹴ツたり入レたり去ツ フキ船の産るゝ霧の海ナ原 フヒ二人りが中に昼の饌子 フニ二人り目へ貸す女房の傘 フハ冬の汗入ム肌の官金 フカ二日灸はかゝぬ百歳イ フヲ船が去ぬると起る芦の葉 アツメ諦めた妻の見てゐる名所図会 アキヨ朝の間の客に似合はぬよい男 アキ雨に逢ひに来たやうな物器量 アツタ銚らへの月も出て有糺川 アソナ悪人に添ふて操の名が高い アツテ跡へ気の付いた誠が手に合ぬ アムナ跡肩も娘が有ツて泣喩り アケタ網船の芸子平家の玉虫気 アツメ隣みのつく来やう也女夫連 アサカ有がたい捌き傾城髪結はぬ アヲム朝皃や鬼一口の迎ひ駕 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ アサク網船の誘ひ人朝は喰へぬ腹 アキヨ改て気の淋し成るよい返事 アフヨ相役のふ中々どちらもよう勤 アキツすは蝿が金瘡医者に付てくる アシコあなめ〳〵障子綴くる小町寺 アイミ余の季に入るべき物は巫女の口 アリハ按摩取悋気せぬ日は腹を誉 アヌヲ尼寺の盗人種を置て去ぬ アクウ有るうへゝ苔を買形に浮世有 アトク物詰の殿を呵りに国を立ツ アハク朝飯を母の後へ食にひる ア芽新しい淋しくも有家具仕廻ふ アカ旦々に死すとも可也飯汁 アセば馬細工で安い産みやう アサ誤り入て三の糸借る アケ朝から酔ふた検校の兄 アワ誤つて綿貰ふて当がふ アハ秋の哀は母と双六 浮雲い噺箸止て聞く アコ挙句の果に恋と成りけり 戸等朝飯遅き堀川の御所 アワ尼二人住ム若竹の奥 アヒ朝日長閑に百姓の顔 アフ語らへものに楽人の無理 アヽあんまり貞女何歟と思た アキあつたら器量聞合ハさるゝ アム浅黄帽子が紫野間子 アヲ屁の庵りに男へし咲 シツキ真実が鏡リヤ女の気が若シ シワシ主へ継渡した日から信心な 帝ウ状升て遣ツて見なされ請合 一言か新姓の無念さ内で口説た衆 シヤウ主従のやうには見へぬ謡音 一弁ス姑へ障らぬやうに捨た伊達 シヨチ出世状読傍母の茶はぬるみ シコウ新米のこなれぬ腹で写し物 をつらく人のほしなるほしなる添ひ心 シ子は心ンからの念仏風呂の鉢押 ジキア賤の女と貴人の遊ふ有馬山 一シムシ主従の睦しう酔ふ芝の上 〽ジキツ真実と義理としみ〳〵月の橋 シムヲ嶋原の虫は太鼓で送られぬ シキア借金の器量は死んた跡に有 呵り人の肝の潰るゝ行燈数 シツカ姑に付イて月夜の門を見る ジヤウ白に成た散入り黒い吹も突 シカタ釈迦に経の片言交り頼もしい シキカ自慢する器量床几に風が シヤウ借銭の山に大夫は持もたれ 一回文下紐を解し座敷と思ひ出し サカみざつと分かきて時花と見せくさる サカア坂町の格子も時にあはぬ也 サレ、三幡対釈迦ほとゝぎす初鰹 サヒミ三年も引摺た画の見事也 プヤンノさつはりと止メて上手の名が残り サナ一座弁ふ中に貞女の松の円 サシイさし引の汐は天地の息遣ひ サムキ嵯峨へ庵結ぶ女の気の奢り サムシ早速に無心も聞て呵り付 サキ桜より疣を見たがる京女郎 廿一宵見へますと言上 けは桜はつなぐ腹からのる士 サマ座中静まり升呑みを見る サヒ桜の床几江戸画大津絵 けキ先キへも走る気違ひの供 ナム三百目取りむいて宿がへ サカ先キからも手を突て借さぬ気 サヽ早速薬リ廻ハる百姓 けて覇王樹とにらみ合ふ禁足 サルさりとては又留主や晦日 シヽサ酌人へ酌して遣ツて座り活る シイア仕こなして色客を連姉の庵 シヤユ呵られたやうに晴レたる雪の月 一シタヒ呑ん坊のほす葬礼に美を尽し ジヤウ下〳〵のやうに其侭恨みたき シカシ主サの子の肩へ登るを状の骨 シ二ト精逢は女房にさして友となる シツワ嶋臺に対の笑顔の和合楽 シヤカ十治はやかましい世の隠れ築 シコしれてある事不男の詞数 シ多ム真実の足らぬ位が娘なり シマニ出世仕て孫に問はるゝ荷持痛 シミフ嶋原は見て下加茂は伏拝み シヘヲ上根な下手に器用が追抜れ シメは柴苅の飯に寿をむす令法 シムシ知らせたい胸が時雨の障子な ジキア新姓の京物語哀なり 一シイマ辞退する医者を家内が守り シマカ酌致しませうと恋のかな遣ひ シマノ新町を迷子呼だり覗いたり シユケ上戸より行ゑのしれぬ下戸の銀子 シ二余逃もしらぬを女房聞ほし シモ市中[リ]の閑居物を呑込ム シコ白拙子陣小家を挟マがる シフ志願の乞食曽我の宮出る シフ障子を閉た船が秀逸 シマ主サに仕立る迄の付髪 シテ始末の芸りが天秤へ前 シキ芝居の翌タ気のぬけた下女 シサ虱みをさぐり〴〵講釈 シイ尻をからげに去ぬる切り合 シヤ嶋原向ノて休む百姓 の染りの止るやうに着く船 シサ静には咄されぬ嬉しさ 一シイ新嫂は逃て去んて惚さす 一シサ浄瑠理のよい在所商人 シヤ仕替へ駕有やうはいそ〳〵 シフ塩瀬で畳巾きしふ機嫌 シヲ寂寞として和尚大口 シテ精進料理出刃で梅伐る 一シミ地にもなる気で蚯蚓剛かる シヒ呵りに寄るも日積りの内 工トウ雪の日の隣へ使ひ分に過 一二サイタイムく鐘の音は一心寺 一工セア湯鯛の眼先陣公界哀レがる 工ヲメ湯豆腐屋で奢る延ハした女夫 エムワ浴衣がけ聟の孝行触れ歩行 一八テ夢見る斗り夫の出養生 ユシヤ夕立が仕て元日の様な市場 ユハテ温泉見舞の噺何そがいよとする ユマア遺言を守り世間て伺にする ユサウ夢か窺ふ覚メて朝貌植る夫 ユテフ由縁有る寺に預り武士にする ユテキ幽霊に出る先ン妻の気が挟い ユヤヒ油断したやうに冬至の日が暮え ユヲカ雪の日の奢りはまけぬ隠れ里 一工之力豊な世見ゆるは下手な刀鍛冶 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 工ヲゆりおこし〳〵誤せる 一夢に逢ふ間も起す親方 ユイゆたのたゆたの色なしの恋 ユヲ雪の巨燵に帯ほどく音と 工部湯殿の無体跡とりを産ム ユノ夕魚の窓覗く扨貴妃 ユシ洛衣持ツ眼の邪魔な侍女 工等弓折レ矢ヅ々キ堀江からほる キノ工鏡台の退キ心也由の嘲 きア肝煎に気に入ルと迄哀也 一キノ工給銀は望次第と湯殿ほる キヽヲ吉日はきのふと成て老初る きゝ二聞た事捨ては置けぬ女房句 キコツ気は強う弱うも持ツて妻馴る キツ二狂言に尽キ果テ京で二本佩 キシチ帰洛して腎薬を呑ム中納言 キトハ気は先キへ届く女の走りやう キセカ灸のない脊中羨む駕の内 キシキ鬼子母神塩戴くと気犬也 きせム義理かけた世利ふ行燈の向ヶ所 きのふならのつ引ならぬ連にあひ キシキ気には似ぬ正直もいふ狐釣り キノソ吉左右を乗りせす船に月て酌 キサ薪も米も聟から今に散財屋 キヲフ樹造りの下りたる方へ二日月 一キ分気に合はぬ胸美し長まり キセム起請かく喜よつ程に虫つよい キアツヽゑ用の丁稚惣嫁と掴み合ふ キクシ気に入は来ると早速呵らるゝ キヨイ菊売た夜は女房から色を持 き力器量者一生我に匂引され 一キサレ掛火も座敷から見へ書を枕 キウ祈祷の利イた運の拙ナさ キ又嫌らひな客と濡れる野の雨 キ〻聞くは耳役味噌桶にふた キイ急ウに寒ムなり色に脱され 一キヨ薪賃の方は読た掛もの キイ着せ歟無垢歟といかい御世話の キヨ近所の手本便毒とぞ成り きつい間違ひ麦を喰ひ麦を喰ふ キシ吉左右飛脚燭台て喰ふ キヨキよきげんが直り夜着に三人 キカ菊の中から掛のことはり キウキウギン キム給銀は伏向イて請取る キハ給仕人迄初物と見へ キウ聞へる耳のうたていは春 キヨ義理の中から欲が芽を出ス キ二きせるで差図庭に地取り場 サヽ侍は侍にあくさくら哉 一サモツ先キの物貰ヲ〳〵と付届ケ サム二看屋の娘は出来る逃拝也 サムク幸イな聟と云はるゝ口惜さ サカイ座本駕格子へ奥の糸が這 サカコ淋しさは紙のはしたに恋を持 サカキ侍へかしに大夫は来てこまし サムヲ定メたる胸にも迷ふ親心 サノイ淋ニ成リヤ呑ミ眠ふ成リヤ射ルノ留主 サナキさし足に成ツて女は気か太トい サ今相談を始にかける胴よくさ サキタ在所へも聞へても戸は敲力さぬ サコク三味縁は巨燵の上に口説るゝ 一サキミ誘ひ人に着まけて出るも操也 サケさつと佐々木が芸子孕まし 一サヽ三味駿深キは肴から食ふ サイ嵯峨に隠れてゐるが言ひ訳 サク桜が散ツて蔵が眼に立ツ サイ淋しい時は壱歩算毒 サシ栄螺の尻は姑の常 みマチ御堂ではまだ恋の利か父の端手 みはかし見ぬ事は噺にならず大夫借る ミコチ見せびらかす小判惚人の智恵の ミヽノ見た事も見ぬやうに聞く後の母 一六カ身請さす母は笑われ感じられ ミシコ見ぬふりと知らぬふりとの恋の所作 みつ子身にならぬ連とはいつち念頃な 一みカサ都から掛り人もあり在寺屋 ミフヒ身に過た仏壇を買ふ百姓らし ミフイ道ならぬふ義に可愛さいとゞ増 みヨシ見とふしへ夜どふしに行尻からげ 方少皆しれた顔逮夜にも酒か入 ミヲユ見限ツた親の慈怨しる雪が降 ミウヲ味噌汁は味う喰する老女房 みヤ一皆伺に遣る銀子参る間もおしい ミフチ水寄飛二人[リ]と喰へぬ知行寺 みきは未明から客絶へのせぬ廿日草 ミカヨ店へ筆かりにちらりとよい娘 見違へる顔が国へはよい土産 みカサ見合ひ日の髪箱親の賛が入 みカ見事に額を書た百歳 ゝ土産にもなる川止の恋 ミア蜜書の使ひ伺を選ほす ミナ皆偽りと成て窓張る ミン水は曲ツて正直に行く ミツ見ても減りそな妻と逼塞 みは身分に過た蛤の息 み力見たふてならぬ顔へ隠るゝ チユ耳貸しに来た夕ばへの髪 ミヒ未来は下女と一ツ八助 水に焦つく百姓の根ン ミク見下げた物を呉て間に合ふ メテタ女夫連ほるを見られた宰頭持 メイツ目出たいと云はる胸に尽せぬ苦 メムヲ名所宿娘に垢が落てない メキア飯時に来て家主もはきれ果 メミテ女夫ヅゝ見舞人の有る知養生 メテタ冥加なひ手跡を子が習ふ瀧の メキト目出たがる近所が親の年シよせる メニム女夫連の日光参り昔見へ 一綿服が似合ふてけふの睦まじさ メカウ面目ない顔に出合ふた梅の花 メカコ女夫連植木を直切ル根がよい メウカ飯うつし〳〵違ふ子へ顔通り メハア名月と斗り番頭の愛相なし はくめつそふな眼にあひ今の観楽 メクシ迷惑な物下さるも主の恩 タニミ名人の女房に成った身の因果 メシ目出たう鶴の死骸舁込 メウ飯椀で蚕牛の頼母子 ○イめりやすで合ふ医者の配剤 メ二めつたに其所等にらむ利キ酒 メフ目立タぬやうに夫婦旅立 メつ冥加に叶ひ長のおいとま メト名人らしざ治利放さぬ メヽめつたに物を目出たがる婆ぐ ヱクイ画のやうに暮る麓の一軒家 ヱヒヲ掾へよぶ飛脚大事と思はさぬ ヱスヲ衿へ首すつこめて居る境穿 ヱニシ医リ出した日光の連レ吝ん坊 ヱクヨ遠慮なう喰ふを悦ぶ嫁の親 巴ヒヲ砕ふて来た百姓無理に清レ付ケる ヱカウ栄花にもかへた中也産み並へ ヱウ衿につく虫行で見ると美しい ヱモナ衣紋坂戻りに付た名ではなし ヱ子は江戸留主の閨は鴫立腹も立 ヱトサ遠慮する隣も持たずさよ堪 ヱカヲ餌が切レてから鯊船は奢り出し ヱアケ様先キに足跡二人り今朝の雪 エイカ江戸も見た異見が利て通ヒ止み ヱフヲ酔ふてなと忘れたい気の面心さ ヱクヱ江戸堀の軍沙湿には得手の医者 ヱコキ画のやうに漕を肴に義を結ぶ アコメ遅り物の小鯛一ツを女夫辞宜 二ク二画行脚のくる所蕎麦屋二三軒 セイコ栄耀者伊勢の馳走に声上に ヱテキ椽端ナへ出てツヽポリの気に夕ア 掾でよむ手紙へ端手が気を誘ふ ヱニナ酔ひさめの手水我気をなふり物 ヱサト焔魔曰ク三百目二度取ふがな ヱカ餌につまされて雁りと百日 ヱサ枝から枝を誘ふ夕陽 ヱチ選み出された智恵が画図かく ヱキ遠寺のひゞき木辻花咲く ヱ一選り物の鯛孫の灸もの 五部栄をを捨た庵の気さんじ ヱチ画がいたやうに亭ン埋む雪 江戸から戻りをふ召さきゝ 工力解ほど名をかへる惣髪 ヱテゑにしの深さ出刃で参の物 画像へ手向伝授物箱く ヱナ海老の船盛り投首で見る ヱウ江戸へ一ト云ウンと産れる ヱコ縁は異を物昆布に山椒 ヱシ江戸の惣領へ白髪驚ほす ヱア酔ひが醒ると赤い蚊が飛ぶ ヒヤク日盛りの柳恋路の苦にも連 ヒシウ百姓の節チ旬過た味い物 こセス逼塞の銭買ひにやる角力取 ヒヤク美男の鼻安いお山に冷ひ欠れ 一こたマ昼中に嗜みなされ枕する 一ヒサメ病人の差図て急ウに目出度成り ヒヲヽ緋の袴おかしい眼して男見る ヒケヲ彼岸にも領城連レて長然しい ヒモト百姓へ戻れば入らぬ年の晩 ヒヨヲ日盛りも除ケぬ百姓親が有 ヒヽク一器量人には見せぬ鍬遣ひ ヒマし病人に儲た噺とわれたい ヒヨヲ一ツ〳〵用の片づく大毛抜 ヒシト日帰りに仕ました人の年の沙汰 ヒ又スひよんな物盗まれ噺涼に床 ヒヤヲ美顔露もやつと塗る程思ひ詰 ヒシフ一ツ宛師の前てちるふ審紙 ヒヲナ一重程劣ツたやうな奈良の京 七千二百姓の馳走に茸を煮殺され ヒトコ拾た文何所の男もこんなもの ヒヤウ人として役者の胤を産み落し ヒヲナ一筋に思ひ邪ニ無く寝言 ヒカム人か来りヤ肩揉んてゐる睦じさ ヒイナ人煮て家の案山子と成りにけり ヒト逼塞後は年シ子まで産ス ヒア拾ひ駕出て歩行関取 ヒケ百荷の方より下女に高点 ヒコ百の死に顔後家が喰ひつく ヒマ昼の喧嘩を馬士の睦ツ言 七八広い世界か腹が立ツ也 ヒマ昼顔の咲く窓に三味駿 百姓の嫁真綿。剛がる ヒシ親事も伝授もしらぬ名人 ヒア旱魃畠を歩行白鷺 ヒト秘蔵娘が時刻仕かける ヒワ日に笑われて若女夫起キ ヒサ蟇キが怕りさした立聞 ヒは瓢ゴの酒に匍匐の芝 ヒコ日枝に干シたる衣屋の傘 ヒク百姓ハマア菓子椀を喰ふ スヲヽ角力取男伊達には恩が有 スソシ黒に身を染ての秋に次第有 スアフ煤掃を揚屋へ逃る夫婦連 スイサ角力取妹の蔭で酒造る スキシ姿鏡へ狐のうつる下屋敷 スクサ粋らしい暮し女房は去り続ケ スヲゝ角力部家親からの状に起直り スクサ好キの物喰はして恋を淋しせぬ 不夕好た事今役に立旅の空 スワは姿鏡を我惚るまて放れかね スホヲ角力取惚て貰ふて置しい スヨウ硯箱の能さ物かゝぬ内と見へ スシヨ水晶の珠数程にまと世は捨ぬ スナイ粋な気になる本妻のいたはしさ ストノ権量の通り銀子では退かぬ胸 スヨウ角力取呼はれたやうに内にゐる スアヨ酢に三ツの味チ有父は嫁呵る 一ヨセ硯ふたよい茶でくふは毒の父 スウワ吸つけるうちに流れる浅し船 ス又コすつはりと盗人に逢ふ後家呼や 又ハウ捨る芸始める芸に花やまれ 冬ヲ涼み人にすまたくはした面白さ スカヒ給虫の買人今宵も狩りねる 又八ヲ裾を吹く橋を渡るに女の情 五ツ角力場て逢ひつ井物をいふ スヲ砂で習たの於母家より富み 酢を置えて来ておのれて早く スミ鈴虫の啼神子の墓原 又は姿鏡へ帆の走る奇宅 ステ好イた男の手は釘の折レ 力すつぱり切つた髪が長ひ腹 ス八筋目正しう婆こと成りけり スウ銚つけて待ツ吹つかぬ恋 スイ好かぬ御客がいふた身の果サ スウ粋ハ爰じやと涼む手枕 フヲ酢の物の御手帯の紙ポイ スナ部屋の娘別ㇾ過た風俗 スコ摺鉢に菊爰じや寄りん歟 スサ水仙でしる嵯峨の極月 スシ好イた同士添ふ下〳〵の治 ヒは船頭の母の蓬莱春も過ぎ ヒカル銭別のかるい一家へ留主預ケ セムノ全盛の胸の誠は後の焼れ せはゝ世間への発明見せぬ初旦 一セウシ関取を縫屋へ連レ白上布 セミヲ節季見に行も楽しみ老夫婦 一セ八ア説法より噺上手で当る也 セヲハ関取も親有リ国て春迎へ セイは情ほして居られますると初便 一セムの先生の娘は酒も呑みならふ ヒハソ寄宅は早ふきても譏らり セキハ禅僧に聞た薬が母に利く セハヽ堰るゝを張りとちらにも端手を持 セトフ世話にした友は嬉しうぶ馳走 セアヽ先生の跡継そふな詞がない セムノ船頭の娘誰レでも乗シヨの風 せとは善根の人夢に見る橋の下 セクコせわしない国じやと母は懲り果る セヲマ情ほしておつしやれ杓て松へ水 一セタイ摂場茶をたく腕に入レ瘡 セヒタ全盛に昼計り逢ふ便りなさ セコテ船頭の恋風に日が照て降る ヒサリ忰にはさゝぬ商売利が多い ヒツナ生姜片ぐ妻の所体も長地めく せ子迄挟い内猫は雪姫百万遍 一セヘコ施餓鬼潰返事聞切ル恋も有 セヲハ世話やきに女もまじる時花神 セモト毒宅の餅搗にくる同宿坊 せ一千先度のをまだ縫ふてゐる茶屋の 一ヒコワ雪隠から爰にゐますと海し守 足口夕寄宅の藁灰買ひに牽頭持 ヒウシ世間へは噂のならぬ出世する 一ヒカ草のしぐる学問の窓 一セム金盛らしさ苛ふ松はぬ セウ雪踏て京へうせる肝煎 先祖の蔭で売り喰ひにする セカ絶景〳〵家具が穢ナイ セヱ銭の切れ目が縁のきれめじや ヒハ施行剃する端手な褌 洗濯鼻のはなし広ひ世 ヒシ殺生に養生と名を付ケ セウ背中同士寝て動イたら負 セム銭にあかして娘売らるゝ セト善道に入ル友達を待ツ ヒヒ膳部の露は日盛りに降る 一セ八銭積んである母の八十四丁 一セヤ煎茶の匂ふ宿の出端ナれ 巳△節季の足らぬ馬の合ひやう モユコ戻りには雪の冷メたい事覚へ モキケ文盲な吉例のある傾城屋 モハこ搭拝見て咄す事有膝間突 モミチ燃る火に水は用ひぬ父の胸 モイハ最ふ指が一本さはる婆へ戻る モヽス門番の貰た土産が粋過る モカヽ最ふけふは嘘也お神酒買に行 コヨヲ門院をよがらせたのが落度也 モカヽ物思ひ家内が寝ると畏り モウチ世火ふたの嘘も亭主の馳走振 モイネ尤と云ひ人が有つて妬み詰 一モアケ黙礼の跡ふりかへる芸敵 一モみム餅を塗て見る名ではなしむつのを モヲテ物入りの多いを父の手柄也 モセカ文盲に銭の降り行神楽の日 モヒタ黙礼の人戻ツても誰やらじや モアヲ貰ひ子に跡を追はれて老初々 モヽ暫りへ物知りが来て物しづか モフス桃柳船から小便するのが苦 そゝ土物いはず何所その程て事仕出す モフナ元船のふ足は妻のない計り モアハ物とへば佃ウでもなし橋の番 干ヒ貰ひ子の智恵ひけらかさるゝ モア漏りから這入る廬の稲妻 モト百の媚掛とりに捻向く 紅葉踏み分治利撰た僧 モヤ貰ひ笑らひに家根屋釘吐ク モコ毛綿をみやげ来ぬが無事なしや モ二紅葉の中へ逃る孤の湯く モチ元の所へちやつと三味線 モ二毛氈借りが日和請合ふ モみ物いひ下手に見ゆる深切つ モイ勿体ないといふが出来るの モヨ守り屋贔負が夜遊びに来る モ力紅葉の錦川が有りヤこそ モサ物を思へと小牡鹿の声 モア求メた物に朝起をする モハ木馬ふまへて花に短冊 題林集初編終 丈夫菴一樹選 場附早算用一冊 同避初編出来 折句題林集一冊 同選 同二編三編嗣出 同避近日出来 冠附是林集一冊 寛政十二申年正月 大坂心斉橋筋南久宝寺町 塩屋平助板 書林塩屋平助板 ひき員字附 母の 節用 金 懐実早字引 世間に節用集数多有といへども器財 人倫草木言語などし分ちあれども門部 の内言語は事繁く紙数すべき枝ゟ二十枚 余も有故字を探るに甚遅し急用の間に 合す此節用は日用取扱文字不残あつめ 門部分傍に真字を附引やうは片かなの 画にて引べしたとへば休の字を見るには ヤズム合して六画と成る言語門やノ部 六画にあり又鶏の字を引には夕節五画 と成る気形門たゝ部五番にありいづれも 此例に引べし紙数を繰に及ばず外字即宿 に出置て決し貝字を増す事おびたくしゝ 新増用文筆道大全全 此度新板仕候用文事は初心の御旁様日々入用 の文章手本に相成候様大字に書年頭状より歳 暮迄四季折〳〵の文章商人日々取引の手紙 上たる方へ披露状ゟ同輩下輩品を書分当用 を認め御坐候此書によりて書面を書ば遠国掛合は 組たるむつかしき事文言工夫即座に出来也其外商売 往来万字盛日本国尽手形證文画同認めやう 万対名書法士農工商碁琴書画詩歌連 誹香蹴鞠薬生花立。花故実古今名筆 禁中御門跡御大名方訳故実并詞つかひ 当流躾方百ヶ条万積物砂物板入等子供迄も 覚へ易く絵図入手列指南とす其外日々入用 の重宝なる事ども世にあらゆる事洩さず 一集む誠に筆道大全の書なり 板元 大坂心斉橋筋南久宝寺町 塩屋平助 大成折句袋 安永年中秀吟 大寄全一冊 新板 続折句袋 全一冊 折句宝 折句筏 新板 全一冊 同おしへ草 新板 全一冊 全一冊 未刻 天明四年新撰秀吟 折句駒むかえ 大崎全一冊 大寄 折句秀詠評林 廿五評高判当時 点者の取方をしらむ 夏付 場附集一冊 場附集一冊 同後篇一冊 同むくの葉一冊 七宗匠高判 天明三年新坂 新選場附鼻あぶら 冊 笠附香とくさ 天明四年新撰 秀吟大寄全一冊 鬼貫発句集 附録文之賦 全部二冊 珍曲粋雑当 初篇二篇一冊宛 当世のうかれうた集 琴三味線哥本大寄 新哥入天明大新板 増補糸のにしき 寛政二年新板 大成折句庫 秀兵大寄全一冊 笠付荒木賊 青とくさ後篇 寛政二年新板大寄 金 同新ととさ 金 折句たわら 折句翁 哥のいう大歌 新板全 寄向手鑑 布門を始数多の評集又諸 方寺社奉納の前句数 万大寄秀吟大よせ 諸国大寄数万吟 前句明題選 秀吟の大よせ 諸国大奇数評抜句 色々の仕やう不残集 前句三国志 数万吟秀吟集也大奇 諸国大奇数評抜句色 ことろし向ゑらみおもしろ 同大全 きを大寄抜向不残出す 一飄水其外数家の評諸方大 寄秀吟奉納の寺社蟻通 前向画朗詠 家原文珠其外数多集大寄 前句選 一飛水白羽其外数多評を 一集諸国大寄数万巻の祓 句奉納の寺社少し計をあぐ 書写山曽把天神尾上福伯 佐保社住吉社其外数々大奇 委向小釜 前句大寄秀吟諸方 奉納の祓句集大よせ 前句袋 諸方丈寄四方各人の 前句委吟抜句を集大 折句類題集 諸国大奇祓句よの吟 をいろは分にして見安ス献 同断同村白弐大成 此書は忌者なまたに評を わけ折かたき文字を集初 心のけいこ。便とす委吟大な 数万大よせ手の吟 十一月十一日 をゑらみて数評を 折句道しるべ 集め向道の便とす奢 折句葉 諸方名人のよみたるを 大麦にして数万句を ゑらみ出したると也 楽 折句大全 選 此書当時句者の穢句 数万あつめたる所なり 白道覚びるに調室の書也 後 篇 新とくさ 冠附文化新板 大寄 場 同早算用 附 場 付場 五色種 付 新 版 版 訓 武玉川 詰 紀辺選 江戸流行点取はい かいね〳〵の大寿秀 吟の勝句寄十八冊 二冊 同白砂子 折台杖 寛政年中 秀吟 全 折句種 新板 全 折句柱 全 新版 折句題林集 享和新版 大寄全 折句いろは引 文化新版 大寄 笠附小柴垣 文化新板 仝 日々庵了山著。 詠方の書也 狂歌初心式 全 同無心抄 柴留道人 著著 全二冊 全二冊 同大和拾遺全 はい かい 既沙走袋全玉流肴三代御遺金 白羽評 折向 十鉢 いろは分よい 懐中一ツヽ 恋す帳 秘事袋 大いう寺 絵馬 本全一九〇 折句類題集 諸国大奇祓句よの吟 をいろは分にして見安す敵 同断折向弐大成 此書は患者なまたに評を わけ折かたき文字を集初 心のけいこ。便とす委吟大奇 数万大よせ手の吟 をゑらみて数評を 折句道しるべ 集め向道の便とす大歌 折句葉 諸方各人のよみたるを 大哥にして数万句を ゑらみ出したると也 白菜 折句大全 選 此書り当時句者の抜句 数万あつめたる所なり 白道覚びるに納室の書也 後 篇 新とくさ 冠附文化新板 大寄 場 同早算用 附 場 一新 付場 五色種 新 一版 版 訓 武玉川 詣 江戸流行ゑ取はい かいね〳〵の大寿秀 紀辺選吟の勝句寄十八冊 二冊 同白砂子 折合杖 寛政年中 秀吟 全 折句種 全 新板 折句柱 新版 全 全 折句題林集 享和新版 大寄全 折句いろは引 文化新版 大寄 笠附小柴垣 仝 文化新板 日々庵了山著 詠方の書也 狂歌初心式 全 同無心抄 柴留道人 一 一 一 全二冊 同大和拾遺全 はい かい 一石海先袋全 折句 いろは分 よい 懐中一・ 恋す帳 秘事袋 懐中一ノ 大いう寺 絵馬 十鱗 本全九〇