兩面かゝみ
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- 岡本蘭古等評
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- 2026-08-17T19:23:18.403Z
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- 2026-08-17T19:23:18.403Z
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- 場所: 大阪府
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- 岡本蘭古等評
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- 日本語
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- 田原屋平兵衞
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- 10010000015672
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- リョウメンカガミ
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- 東北大学
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
はい両面かゝみ全
今津州又二郎
岡木蘭古許
書
一ヨよいひよりかなし
本本にほんほにして
雨雨のほろ〳〵
立さりとは〳〵〳〵
子ねこのまい〳〵〳〵
一刀かねのこん〳〵
ソそよ〳〵と風のそよ〳〵と
ソそよ〳〵と風のそよ〳〵と
よしや世のよしや世の中よしやの
コこん〳〵と鐘のこん〳〵と
くる〳〵とたばこのけふりくる〳〵と
夫夫はそのそれはそのしそれは其
キきら〳〵と襖の引手きら〳〵と
是これはさて是は扨〳〵これはさて
ヒひよ〳〵とひよろ〳〵と鳶の声
片片頬にこ〳〵〳〵
アあふつ灯〳〵〳〵
〇いやはや〳〵〳〵
御叩広吹〳〵〳〵
イいかさま〳〵〳〵
〳〵〳〵〳〵
か遊はして見て妙にする
一ヨ棒抜けは蓋の浮たる狭ミ箱
熊と坊主に成ツて筒取り
一本料理人道具次第に背を折
夫程つ取らへてもどふもせぬ親
き摺りを目当つのる学つ
〇御国てはない図と喧嘩誉て夢
去番頭は口えばかり見て戻り
子習ふこと多く妹に笑れる
イ坂龍とつあらは弥天王寺
一去我勢なる隠居の床に山刀
木嫁の間に棚も一枚釣り所
雨咄し負こより細工の十二月
一九鐘は瞽女
羽相健としつた妹の物言す
夫芦の葉に乗り日本まとはす
本読状やつた顔せす写し物
一去むつましき大てうちんの女夫つれ
一コ女房の気に成ツて酒さめ
ク流石侍物は叩かぬ
夫逢ふたが拍子けふもまた逢
去見物かあつて素麺喰過し
一日用のある客の丁稚か門通る
一刀旅て言出す老人の言ふた事
一叩銀入て立流に見へぬ工夫仕ル
本田舎者あつらへ物に気か長ひ
イおなし音に読き兼るほとの具
一ソ雨の気も抜端手なこも僧
口次の間を指さしてゐんぎん
片短イは何しそを喰手紙也
子油断せす然意に仕る女同士
夫梅もさくらも坊主には毒
叩身延まて参いよ〳〵片意智な
子くすぼつたかゝ笠かふり後出しや
是天口込てやりすこし恨みる
ク手を握られたなりに敬ひ
〇行列つに出合し瞽女の大欠ヒ
夫木戸から供を去なしたる波女
キ妾か剃ると跡の立つ家
入奴部家鹿谷茶の袋釣てある
三
雨芸師めは声を上たりおろしたり
片婦のご場に寐た大男荷ひ退け
一仝老夫ふちまきの莖に埋るゝ
二つかぬ鎗射ぬ弓もあり大問屋
亡たしかに用のある顔じや呼べ
片まばゆきは日高に泊り葉鶏頭
亡解た禅に目もやらず勝
浮新しい記念いとこいたみ入る
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
去垣の穴娘の親か抜てみる
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
去銭百の姿ニア四年生たかる
イ皆買ヲと云やうろたへる苧吉売
叩読ぬ手を見ては誹諧なさるゝの
○小払の中にきよろりとは格目
一仝こいつめかかきごさると未呼風
片銀借りに来たがなんしやれ親シヤ者
是ねこのくら〳〵廻る大鯛
片桟敷て約束したは当にせぬ
が花見る顔てとつくりと見せ
片月花のときれ音田に養けれ
叩大案者南艸入から判を出し
コ米か切れたら酒買ておじや
よいたはこなく然る旅立ヲ
刀踊り子のいふやうに皆なる男
一合待て居るのを知らぬふり借に来る
ヒ漸目鼻つきしむね上ケ
日土いろな顔て橋まで客送る
去鳴入って座頭人形に飛向る
夫行司かなくはどちらぞきの
ヨ鍬止て安房拂に口過し
夫誠の味は下戸に呑るゝ
ヨ送り人は信を連たる抜参
夫さし合言ふて嫁を馴染す
口五尺手ぬくひ五六寸ひ〳〵
妾の顔に似た顔な妾
七茶に歯付て彼めか腰押
一ケ米呉た子に嵐やるはつち皮
南細イのが強う見へたる足転し
キ鼻毛ぬき〳〵大工追立テ
我国を諭きつい立身
是先に惚たとねたる不男
雨何かなとて窓を入シ袋棚
キ大事の悟気母に相談
浮元日の人見に起る貧乏人
手錠の夫に雑煮てめる
去読にて貰ふ文に折〳〵口ごたへ
是手代か呵り鍵か極にり
イ能事かふたつ続て油断せぬ
一降ふれは手のやくみづ
夫厚化粧にて殊勝なる供奉
クいつそ此身か其身なら能イ
両両方か夜討を待て寝スに朋
片呉服屋の払を店へ文を添へ
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一仝脇さしの出来る日内に刺て居る
一去能女房酒はみちんも顔へ出ぬ
か手は子供にて道徳を知る
部膳取ㇾは輪駕の衆計に身を崩
六
本ならんではふ性に見へし力強
片能拍子隠して買た衣裳衣知レ
一キ剛は〳〵横に嫁の手まくら
是只ワア〳〵と代官へつめ
仝四百目包母の合点
一仝毎日格気丁児居付かす
に泣てしまふて言伝をいふ
去女から羽居へて出る宿這入
あつたら魚を焼て出す宿
子五百目をくる〳〵〳〵とゑぐひ鳴め
かいつそ皆無理言へは利になる
一今迚も用には立ぬ銀子持
仏にちかき物はべら坊
去夜の内に家内起して朝寝仕る
本袴よりは外に用ある女郎土
雨盃の廻らぬ同土咄して
去腕押の手にはし名の入ほくろ
是これさ御案人殿としうとめ
去修羅事か結句哀れな旅芝居
仝気掛な事聞て程おとなしき
子
ヨ城の内から連に来た酒の酔
一一家と知らす花火張合
夫婦どものおしむえ腹
一本茶屋遣イほかす横には思かれす
イ一日の罪一日を楽しませ
二献立を問ふのも旦那淫行
コユム事有消した神の灯
〇拾文の蝋燭ともし太夫買
ヒ買物に来た中に誘人
片届文の帯に授ンて呑明し
丙子堂満山評
せは工蝉十履はき内庭の雪転し
ナヱ撫付てふたつ叩し諸仕仕
十二は名を呼へは二日へ隠しと笑せうき
ヨシ淀あたり東雲ちかき登り船
たせ炭団を好ム妾はうつとし
名テ旅立に迄も日のよい天しや日
十二は訛りやう似セ口上も鼻へいれ
トテウ隣まて丁児をかりに後帯
夕を叩かれてから名の知れし男作
八
アサマ秋といふ沙汰の無いのか松はかり
フシ二日の雛に白イ飯盛る
書に権蔵と昔は言し蒟蒻屋
イツヤ入鼻は我身の外のやうに思ひ
炙て堂牛もまたらに成りし手術打
シミ鶯の手本に身をはねちられ
シハシ尻一ツ母か叩し仕立ぎは
タマテ足袋洗ふ迄に火涎の手槌嫁
釜口高砂の絵は鐘よりも松を画キ
夕カヲ立聞のかんざし凄き瀧月
エサカ画をゐるふ座敷に生し杜若
十チ名を替てから違ふ人想
アタコ洞船の伊達は見付たことく打
ヤマ八十に来て孫と友達
こそ新造の夢にも昼の身こしらへ
キノ灸なき背中野て脱し伊達
子被摂津にくらんか徳と城自慢
かみ船て娘をみせる船を持
夕力テ旅の息合羽の末衣て踊勝ツ
一今舜頭持銀の入る事思ひ付
シユミ汐の干行衛も知れぬ三日の海
ツクシ釣御前櫛折ツてわら下へ居候
シユニ順礼の夢にはいつも水の音
わし朔日は黒髪付て白髪結ひ
三キ仕立るほどは着尽さぬ嫁
一合死んたにしたる客の来る春
ユサカ衿へ出てさなからとんな飼鼠
ムユ紫の首こはがりし鬼
ヨシノ夜明しを仕た目て御忌の登り船
エヤ絵頭直切る山家順礼
同二百二百二十五桜前髪家のま
はゝ咄しも惜イ初夢の不二
アラ安府らしふて羅漢にも似す
文子を棚落し寝転シて居る大隠居
一仝大胆に察入る夜船の大男
ヲシ追人の者と知らず道問ふ
ユノ浴着たのか上家の胴涼夜
一八・花散る里掃に来る客
等カス誉る時片家の関は砂を噛み
ヱナ恵方に当り名の知れた宮
一
十一
キシ落葉珍らし新宅の庭
トイカ蔵入か一ノ桟敷にかしこまり
ノに野等には飽イて子に飽ぬ親
は工キ母親の夢にさはらす着せて置
ミヨコみめもよしよふ物も書こちの嫁
トイカとふよくに云ふて仕送る銀貨屋
夕の娘より目立ツ帯仕た後の母
ワリテ若国髪両方掛て寺の世話
等ス棒捻に勝大釜て吸付る
夕事たはゐのふ寝て居る妾の踊り好き
十南文白羽許
シヒキ主の前一足はやき給仕人
トキ隣へ行も気に入た杖
マスソまた腹へすはれきぬ乳て添乳歌
二ツタ行違ふ魚に飛無キ大井川
フ二仏法渡り二世と欲ほる
モコ万歳もひとりはならす子は宝
二ヤケ弐文には安イ渉しと退出す
テフカ応病を踏んて座頭は嗅て見ル
らす歌詠して父の立めに隙やらせ
十一
多つ旅人の欠と見付て附狐
間をねて堂建て二王か大き過
カノ工儲た野等に太鼓のめし請
き十ツ三ツ違か投山伏の貫みたれ
ヤタノ藪の戸や断食の間へ野守の火
サナタ逆さまに成つて侍堂まし居
トナとれも藝者て何もせす立
一八十ミ張合のない道中する身揚日
二ケヲ升掻の祖父に伯女あるおく山家
多ト抱て寐た顔付もせす供を仕る
一日モツ素麺の盛り人折〳〵取返り
貞呑退イて若隠居さす筋目也
五サ線のない神園と葉囁いて
ヨリ用ばかりにて慮外ある状
ナシヨ船までは醤油提ケし能女房
シチ詩からたを聟もおとろく違ノ棚
クミくずやの低ふ見ゆる汐時
やす家賃はやらす水団をやし
十字中判の内に建たる社なり
カイカ囲イ人か去ルと且スの髪を梳
十二
タサ魂か抱付やうに寒ふ成り
アイ飴の細工は具か魂イ
ナリ女に産れたかりし貧乏
フナ父母在時ちかふ困はれ
ヱトヒ江戸へ行科は暗伴のひちりめん
一ツトフ弦掛る時にふくりと褌見へ
一集み連棚のほこりの溜る水葵
サフ座刃の居た跡ふき鳥嫁
せす禅に入初に紙を漉ならひ
白サ乗物の飛脚に諸士の座は崩レ
ケツヽ傾誠の龍平は仲居転て見せ
末サおかしがる程悲しがる酒の酢
アノユ竹雲に子は乗ツて乗たる夢ヲ見ト
云チ順礼の胸に一枚ちかうなし
テモ手燭を乳母に持ス穴市
ハンム剥声に鎮ツて居る火の声
マチシ廻ス子か力に成ツて磯は落
アト尼も祟らす年隠す立女ウ
トキどふても新地木の低き寺
ノウナ熨シ目着タ内ハ女房の茶を呑ス
力は神を祈るに竹チ忘れる
ツシウ釣たの歟死に行の歟うまいの歟
ケツコ原図にて造れと母の子にならす
千ケム智恵のない下女に気を揉娘の子
マナノ真黒な茶て饗応て野を見せる
ヱも炎天に酒盛て売付け
ケアケ消シて来た行燈に後に蹴爪実
ムサカ鮮入も酒の力を借ツて行
二も女房には頼母敷悪人
一等カ仏の智恵もかつて日本
一草舎晩鈴許
公力羽二重をむこふ着こなし買掛
モテア盛潰す手組の中に尼も有
ヱテ絵貝まて持出立初旅
は勿離際胸につめたき鐘の聲
ヲサマ大堂らを佩は昔のまた残り
カヤ借シて貰イし約束の耳
彳し大名に居れと師太は師走の気
ウタヨ占イへ度し這入能女房
公刀捨鬘の無理は酒屋か買て取
ハシノ鼻横にして談合の退心
一シヲト自慢する親て娘は年たける
ハシ花道を女中龍牛てのつし〳〵
公刀鉢植の梅造り込掛り人
かトは吉に成らぬとは思へ共初白髪
王の刺て居る一間へ母は延上り
一ウタヨ植初る田へ引合ス世つぎ聟
シヲト妬とは思ひも寄らぬ供廻り
メヒ名何の水て引立し寺
ナサマ大男盃持手まだる見へ
ヱヲ竹江戸の無理大坂て言ふ酒の聴
エツル丸裸連て妹の富主に来る
五升絵てみれは面白そうな在住居
ヲリク同し気の科理未水は喰くらへ
ヘット塀越に国の名替る隣同士
モテア戻スにも手代を付て浮空に
イヤ台碓を壱貫て買ふ宿這入
一ナリ仲人なしに立身の年
多シ為に来る異見女は尻向る
ヲサヱ親の気は作病と知り又案し
一雅子に呼て居る豆蔵売
カヤ門ト出の鯛も焼に来た宛
斗サに向白う相談済て舞て振て落て落て振て振て落て居る
ウス初産の明景顔見裸
公力繁昌は娘の傍に掛硯り
ハシノ母親の状書嫁て長閑也
刀ヤ勘当ゆるりて屋敷買添へ
りハシ利根張ル花皿売の峰辺咄し
多シ施イの入た細工の仕立際
公刀始人にむく犬なつき駕にかせ
余能舞臺こほつた跡の部公
タイン抱付と一度に下女は歳リ止
ウス売てやる子に居てける灸
ウタヨ臼取りに伊達に貸たる嫁の帯
モテア持添た手に湯気の立洗頓散
ツタ花と来る程堂くましい知恵
ノ薬天にて云ふ事も一チ〳〵骨かある
客売に出る薬新に積ル夜の間
メテ名月に続手間取りの銭
ムツ梅の花くわへて結ふ後に帯
ハイ母の苦止めに去る式日
ササヱ追剥の在所も見たる迷イ道
ユヤツ口上も揚貴妃か出てツイ忘ん
メタテ名作は太刀より鍛冶か手柄也
ヘクト平家壁喰ふた咄しに就て退
せか洗足も馬同前の果報もの
クトはくつさめの時稚さ顔母に似る
ハシノ恥しい心底づくも呑た後
ハイ半分無理も言負寺妄
外は食辛抜とは見へにくき咄しぶり
ンク四五歳案し供養一チ日
ヨハ嫁入の石払ふ長月
き力気違の見帰る雲に合羽散
八ミ刀前に成た身にこたへたる鐘の音
ヨカコ雲内の火はゝ香爐に残る碁になし
ホトナ法塚の音の小大る吉野く夏木立
きみ刀伽羅留る身を中宿の蚊に冷れ
十モ位ても産す告子をする
さは五百戒五戒にちゝめ破戒仕る
イイ射落た羽を箭にはいて射て落ス
十七
一は音舎番阿評
ナキコならふ灯の奥から見る呉渡店
モシ物ヲ音トハ止ミ繻子千二ツと鳴
ナクナ仲居とも車座に居て何しや喰ふ
ヤサイ行馬筋先へ〳〵と往て見度
又ヱイ抜るのもまた抜んのもいせまいり
スシ花おとりの尻におしろい
御や刀付合を止う〳〵と渋子遣ふ
ヤウコ奴ヲさ家を持て瞽女送る
トメとうて根のある目出たかりやう
笠書か弐る老人の舞扇子
アイシあちうむき言ふ事顔て仕てみせる
チテ帳にもたれて出たそうな老
コツク振て戻ッてスツパ〳〵南艸天子
八か裸下向を車座て待
きは気味のよい瓜剛僧の真つ裸
ヲトイおくさまに問ふて御返事致れましよ
シナ呵らすはなるまいと察しる
イマシ今鳥のしたあちらしや見へます凡
イナト一竹にてなけれや此利は取れませぬ
本
十八
ソヨカそつとさす能女房也かたわ也
ナトツ名を替た当座我名にうかたへら
クニ物輪ては知れにくゐ同格
アシあは立かた池に追人の思案顔
工ト枝の出来そな所いわさぬ
一太に反指にまたかいしよ無キ五鳥振
キナトきつは野等何して遊ふとも見へす
コクカこも僧か来ルとそう歟と固イもの
サカ晒の枡を嗅てみるいぬ
廿壱侍て無クは堪忍せぬところ
マツツ前髪の頭中あいつは悪う成口
ヱ之ゑくひ生根を見抜捨夫持
みナ道て妙泣スいきはも
モコシえ船を呼声あやの知れぬ声
廿一日夜読きつく手か上つたの
ヨウコリヤよかろ〳〵と冬の海へ船
イツヨ異国には頭巾の流を能案シ
キイ疵にはならぬ板銀子の穴
ワヲなか子を友にさの名目
アナムありやうに何レにもいわすむつましき
ユキナ湯殿から京の状辛ケ速なろそ
カアツ勝手から欠捨て打付候
クヒ子工面仕ル膝にころ〳〵橋の咽
ユキヲ行違に給仕〳〵の帯結ふ
牛へおなし腹から追列と僧
ユヨウ始めよいな〳〵と植木店
ヒクキ屏風から首によいと出し聞ぞ
チユヨ鉄鉢へ指抜落し呼返す
アイシ羽立の用言〳〵尻へ帯を抜
三ハイ霜の置橋に寝入て居を見ル
十二送人の跡をにた〳〵と行
サや桟敷の向合ふたが夜丹の種
生起ルはそつとおきて飛鹿
ヲきおかしさを持て立たる縫仕事
ナトカ南とあみたとゝめさす時寒山寺
イタヨ石燈籠大事の状を読所
豈運か能う過失歟とこゝろ置く
二カ侍戻りにかしに来て居候
八ヲ半輪は地へ落て鳥飛ふ
干色出ら程の雲に名を付遊ふ橋
二十
シム笙に笑入馬は居眠り
下タ渋とさるつき旅の元日
チヨテ悪の言ふ事に座の手か動キ
アイン商内に往て百白キ下やしき
ニヨヒ女房の甥いつやらのひよこはヱ
刀十は勘蔵は永ししつ病灸せがむ
やけ家根は波うつ如く葺立て
こか新宅へむし鶯に癖
こた春吹止めは陀羅尼続寺
セユ弥生に抜て極月に産ム
ナき仲居へと喜六盃さいたりな
もは三貫かれた晴に堤に垣結ふ師走梅
サカ佩て来たのて堪着をせぬ
つけふみ半ハよみさして転寝
マツワ姥子皆つれ恥しき若盛り
ハヲ及すばかり訛る妾置か
ラス打敷に仕ル歟と泪昼に母
かツ扇を喰ふた魚てもてなし
ヒク二百性に喰せた跡てにくて口
ツヤツ夫また客と思ふて添ふて居る
スシウ源納迄等の内のかり恨み状
アサナ折育也細工上手て名が高イ
ハナハ楊袷何ともならぬ時めと見へ
イノウのめらして置哥顔て行
モヲ持て廻つた父のもの好き
ノウ望ミ人か出来売ぬうり物
イカウ一面にの鏡くたけて魚おとる
コヨウ娘を呼付て置哥がるた
アサ十足て寝間披ス夜這のなくれ者
ノウ呑メとそてつのうつとしき庭
イエテ今橋は匕冷斗りにむとい内
二寺湯女の酒利キ此客は大坂じや
ウク遂に尽た歟僧か似合た
サケ先へ去ナする家来飲め〳〵
ナヽ踊りはしめて置て欠落
フコツ跡を問ふ声に銭よむ月夜陰
サクツ盛也蔵に音の釣御前
ムシ虫の昼啼城跡の塚
多ケ滝をみる内は我か身も景と成
せき宿割にきたないと言や馬部だ
マヲ負た八怪我とおもふ大兵
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
わたなか丁をかい一文字に迷し婆
ヒヤ飛車来り込にて養子との公事
音に三ツに成る奴申に後家立ら
は薬発明は傍から思ふ程言かす
ワテア若女夫出た諸巨燵明放し
一昔呼り平もだれ冷やり
後日庵貫此評
一彳踏た女夫に夜盗いきを詰
アヽ籠ところ有ツて名人
十ケハ泣上戸けふの座敷の晴レに成
ツテ運はまた来す天にもたるゝ
千猪の寝た形りに咲ク萩
アヽ行燈か消て足音の昼
尽候得に指た仕形て痛虫喰歯
イモセ入相も戻れと撞はせはしなき
コト二妙に富の落たる新まくら
一ヲハ滝月異見仕て居る橋の上
マイ眼にかとのいりし侍
コトハ護摩檀に鳥の遊し初時雨
トナ得心をした形りに夢見る
千葉猪の頬にひつ付もちつゝじ
一ノシヲ能太夫裳持衆ヲ祝ケハ老か見へ
クイハ喰付た意趣有ル婆も止迷か抜た
アフあたら男に禅三尺
テミヤ妾者みせるもおなし弥生山
名古米岩と来ル樹に葉も茂り
ヒケハ人魂も傾誠町ヲ放れかね
等セウ昨る犬制し樹に釘打て居
なしコなぶり人は知らす瞽女から転出す
マシト万力は四五人の声土蔵引
ホセツ発心をせぬ気揃ふて歌念仏
コロ巨燵突き抜か六尺の野等
十ヤ珍物て売役がらに疲
一けゝ證拠人片肌ぬいてかしこまる
シク城はくるまて汲し若水
声あつうへの柴河出来過目か凄い
二十四
イナア意趣のある仲居は酒て明渡り
トタどふも男は立す法躰
きか兄弟は皆他人にて因はれる
マシト負公事を知らせの使取巻れ
つき松の枝きつて舁込天井輿
一盃手入する弥生の母のゑさし竿
ハシメ早飛脚しみづ〳〵に恵みあり
三分死切た口に放さぬ銀財布
部は細の船さらすか如く詠られ
コウアこもかぶる運歟着た倒れ者
誂書目録
自開会
□□一
以テ翻人セル
折白
加賀亭吉氏譜松青
前句両面かゝみ
折句式
折句折句式
同おふむ石
同同蝉の下
同和国車
前句児手根
児手柏
天神花
笠付
同
三尺鞭
宝暦六年丙子九月吉日
浪花書林
一順慶町壱丁目すじ
一田原屋平兵衛