延壽撮要
- creator
- 法印玄朔
- created_at
- 2026-08-17T19:23:20.819Z
- updated_at
- 2026-08-17T19:23:20.819Z
- field_notes
- 場所: [出版地不明]
- field_rights
- CC0
- field_creator
- 法印玄朔
- field_language
- 日本語
- field_has_image
- true
- field_publisher
- [出版者不明]
- field_identifier
- 10010000025032
- field_ocr_status
- completed
- field_title_yomi
- エンジュサツヨウ
- field_attribution
- 東北大学
- field_title_other
- エンジュサツヨウ
- field_oai_datestamp
- 2025-11-13T06:42:53Z
- field_oai_identifier
- 10010000025032
- field_ocr_updated_at
- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
特別
一延寿撮要総目録
警察官庁会議
以テ□人セル□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
神野市吉氏善源蔵書
養生之総論はうじの説
養生之総論
○言行篇○房事篇
一四時昼夜之動静一陰陽和合
一道引按摩一慾不可早
一道引按摩
一行立坐臥一泄精有限
一喜怒哀楽一房事雑忌
一視聴笑語一慾有所避
一二便一交会忌日
一衣著一朮子息
一浴沐
一抜二白髪一去二爪甲一
●
いんしいのへん
○飲食篇
一飲食適中
一五味
一朝暮食法
一飲食之慎
一合食禁
一月禁
一飲酒之慎
一喫茶之慎
延寿撮要
養生之総論
くわうてい。きばくにとつていわく。よきく。しや
うこの人。しゆんしうみな百さいをわたる
動作おとろへず。今時の人は。少し半百に
いたつて。とうさみなおとろふ。時世こと
なるや。人はたこれをしつするや。ぎは
くこたへていはく。しやうこの人は。それ
みちをしれるもの。いんやうにのづとり。
じゆつすうに。くわし。しよくいん。せつ有。
起居つねあり。みたりに労をおこさず。
かるがゆへに。よく。かたちとしんと。とも
にして。こと〴〵く。その天年のおはる。
今時の人はしからず。さけをもつて漿と
し。妄をもつてつねとす。よくをもつ
て。その精をつくして。もつて。その真を
がうさんす。まんをたもつ事をしらず。
より〳〵神を。徹せず。その心をこゝろ
よくする事をつとめて。生に逆
てたのしむ。かるがゆへに。事百にしてお
とろふなり。云々
右のほんもんをあんずるに。しやうこの人は。無為
無事にして。しせんに。やうじやうのみちにがつ
す。ちうこにいたりて。人のちゑさかんにして。ぜ
んあくをわかち。めうりをもつはらとしい
ふくをかざり。酒色をこのみ。形神をらうす。
かるがゆへに。てんねんをつくさずして。はやくほ
ろぶ。くわうていの時さへかくのことし。いはんやい
まのよをや。みちにいなといひて。あながち。さん
りんに入よをはなるゝのみにあらす。てうせき。
せぞくにましはりても。書行さへ。へちに。かなひ
ぬれは。すなはちみちにいな人なり。少壮の
時より。つねにみちをきかば。いかでかみちにい
たらざらむ。しかるに。やうじやうの見ち。ひろく
いへは。せんげんばんく。やくしていへは。たゞこ
れ三事のみ。しんきをやしなひ。しきよく
をとをくし。いんしいをせつにする也。この事
いかんなれとも。人これをきかず。もしきく人
あれとも。そのみにおこなふことなし。せうさう
の時。きけつせいじつなるゆへに。しゆしよく。を
ほしひまゝにし。身心を。らうしても。たち所
にやむにいたらざるによつて。寿算の損
一減するをしらす。中年ののち。やうやくお
ほえて。いのちをのべん事をもとむ。日くれ
て見ちをいそぐにことならず。人のいのちを
いふに。天元六十。地え六十。人え六十。三六百八十
年のいのち。むまれ。うるといつとも。せつやう
みちにたがひぬれは。日々自々に。けんげん
して。夭柱を。いたす。せいき。かたからさるものは。
天元のいのちげんず。起居時あらす。喜怒つ
ねならさるものは。地えのいのちげんず。いんし
い。せつ。あらざるものは人えのいのちげんず。かる
がゆへに。ほやうのみち。少よりさうにいたり。船
より老にいたるまてかくべからずせいじんは。
いまだみたれざるをおさめて。すでに見たれ
たるをおさめす。末病をじして。いびやうを
じせず。すでにやまひと成てのちは。よく。い
れうすといへとも。まつたくいゆる事かたし。
見ひやうの時。じれうするを。やうじやうしやと
いふへし。けんしんじんがいわく。人の。とし
四十いご。美薬。まさに身をはなさず云々を
中年ののちは。きけつをやしなふくすり。
ねにもちふべし。たくへいほの。薬食を。も
ちふへし。峻補をもちふべからす。また。しゐて
ほやくを。このむべからす。薬は邪をせめかた
ふくところをたいらにするものなり。むま
れつかざる。きりよくを。薬にてしやうずる
事。風なきに。なみををこすなるへし。
調神真経にいわく。やうじやうもつてそんせす。
ゑんねんのじゆつたると云々ほやうのさいを。
すごしもちふれは。しんいん。かうげてして
一瘡瘍淋湯のやまひしやらず。ほいんのさいを。
すごし用れは。いのき虚冷して。いんしい
せうしかたく。大小へんたもちがたし。又しゆ
ひやうしやくじゆは。きよよりおこると云々中下
一焦。きよするによつて。しんふく。まんもんする
事あり。しかるに。むしをころし。しやくをせう
する。くすりをもちひて。かさねて。中気を。
がうそんす。又すこし。風寒の邪にかんじて。
はつさてのくすりをふくする事。どゞに
およへは。そうりくうそにして。じかんとうかん
ぐわいじや
いてゝ。外邪いよ〳〵入やすし。又おもくじや
にかんぜは。ひふにある時。はやく薬をぶく
して。あせをはつすへきに。その時にをこだ
りて。やまひ。こつずいに入てのち。薬を。もと
む。十に一も。いゆる事なし。へんじやく。くわん
こうの。こじ。おもひあはすへし。たぐ。じやの
きやうじうを。わかたん事を。ようとす。これ
よりさき。やう。しやうの。しよ。あまた。いてう
よりきたるといへとも。俚俗のものだやす
くわきまへかたし。かるがゆへに。ここんの
しよを。ごけんし。すいをぬき。ようをとつ
て。わぞくの。ことばにて。これをのぶ。こいね
かわくは。でん。ふりくにいたるまて。あまねく。
このみちをきいて。つねにおうなひつゝ
しみ。しんじんあんらくにして。しゆいきに
いたらむことを
○言行篇
一四時昼夜之動静
それ人の一しんは天地のことし。かしらのまろ
幾はてんにかたとり。あしの中なるは地に
かたどる。まなこは日月。もうはつこつにくは
さんりんどせき。こきうはかせ。けつゑきそ
河海。四肢はしいし。五ざうは五ぎやう。六ふは
りくりつ。かくのことくみな。天地にかたとる
ゆへに。さきよどうじやう。天地にしたかふを
一要とす。日いてゝ動作し。日入てきうそく
すへし。又はるなつは。てんちの気。のほりう
かひて。さうもくの花葉もふせいし。ちう
しうもとひうごきまあきふゆは。てんちの
き。くだる。しづみて。さうらくもねにきし。
てうしうも。巣穴に入。人もそのことく。かたち
をもうごかし。しんきをもうかばしめ。秋
ふゆは。かたちをもしつかにし。しんきをも。
しつましむへしかくのことくならは。気
けづわじゆんして。筋骨の。やまひしやう
ずへからす・しかるにいまの人。よるはしんかうに
いたるまていねずしてひるは。見むまり時ま
でふす。あまつさへ。いんしいしてのち又すい
ぐわす。又はるなつやうきの時室にいりて
ひるねし。あきふゆいんきの時。山野に
いでゝそうしうをかりて。かたちをらうし。風
寒をいとはずこれまことにしよびやうのじや
うするはじめなり
一はるは。よるふして。はやくおき。ひろくあゆみ
して。しんきを。しやうぜしむへし
一なつのよは。ふしてはやくおき。気をさんす
へし。いかる事なかれ
一あきははやくふして。はやくをき。しんき
をしうれんせしむへし
一ふ遊ははやくふして。をそくおき。かならす
日ののほなをまつへし。こゝろざしを。ふく
せしむへし
一なつ。もしはなはださむく。ふゆもしはな
はだねつする事あるは。ふしやうのきと
いひて。そんちのきのあしきなり。このとき
ほかにいでゝ。これをあたれは。時気をやむ
なり・つゝしむへし
ところにざすべし。又はなはだ。すゞしく風
のとをるところに。いべからす
一炎暑の時。日にあたる事なかれ。すゞしき
一ふゆがんの時ほかにいでゝかんにあたるへから
す。又すみびにあたりて。はなはだ。ねつすへか
みすあせをいたすへからす
一ふゆなつによらず。にわかに。大風しんでん
して。天地のくらくなるは。しよりう。きしん
のきやうとうするなり。その時ほかにいてゝ。こ
れにあたるへからす。しつに入て。とをと
ぢ。しやうかうして。心をしづめ。これをさくへし
一道引按摩
やはんののちあるひは五かう。あるひは時に
かくはらず。ぶじかんざ。くうふくの時。おびを
ときころもをくつろげ。ふくちうの。たく
きを。びゞに。かしゆつする事九通。あるひは五
六通。そのゝちこゝろをしづめ。めをとぢて。は
をたゝく事。三十六通すへし。しんをし
つめ。牙根をかたくするなり。そのゝち。大ゆび
の甲にて。めのまがしらまじりをぬぐふ事
九たひすへし。めを。あきらかにしてかぜを
さるなり。又はなのさゆうを。おしする事七た
ひ。つぎに両手をさすりあわせ。きはめて熱
せしめ。くちはなの事を。ふさぎて。おもてを
なずへし。しはをさつて。おもてにひかりある
なり。又みゝのね。みゝのわを。なづへし。見え。と
からぬをじするなり。そのゝち。した。にて。あぎ
とをすり。よだれ口のうちにみつれは◦のむ事
三ど。一くちをみつぎにのみて。みくちを。九
つぎにのむべしむしをころし。きよをお
ぎなふなり又つねに。よだれをはくへからす
よだれは身のうるほひとなり。じんのこんげん
にかへる。もつともおしむへき物なり。又左右の
てにて。こしをうち。又あしのうら。ゆせんの
けつをなずへし。きけつをるつうし。風
湿をさつて。こしあしのやまひなかるへし
○行立坐臥
一あさおきて。ゆかより。くだるには。ひだりの
あしを。さきにくだすへし。万事吉祥也
一あさおきて。くちをすくぐに。まづ。しほすこ
しばかり。こうちうにいれ。はをすり。手のうち
に。はきいだしてまなこをあらひ。そのゝち。渇
湯にておもてをあらひ。くちをすゝぐへし。
つねにかくのことくすれは老年にいたりて
も。牙根かたくまなこあきらかなり。たゞし
人によるべし。ちのすくなき。きよがんに
はよろしからす。又つねにめをひらきて。おも
てをあらふ事なかれ。めしぶりて明をしつ
する也。又つねに。ねつとうにて。くちをすゝぐ
へからす。はをそんず
一あさおきて。かみをけづるに。くしかず百余
おほくけづるをよしとす。又時ならざるにも
けづるへし。かせをさり。気をるつうしめ
をあきらかにする也
一あさおきていかる事なかれ
一あさおきて。銭財をかそふへからす
一朝おきて。空腹に。戸をみる事なかれ。臭
気はなに入てどくとなる。しゐて見へきな
らは。さけをのみてのち。見るへきなと
一早朝にくうぶくにして。みちにいづるには。生姜
をういして。すこしばかりこうちうにふくむへ
し。霧露にをかされず。又飯てしよくし。
さけをのめは。瘴気を治するなり。むかし早朝に。
霧の中に。三人同行す。一人はくうふく。一人は
粥をしよくす。一人はさけをのむ。くうふくの
ものはしす。かゆをしよくするものはやみ。さけを
のむものはすくやかなり。さけのしやう。風寒
霧露をふせぎ。じやきをさるゆへなり。たゞ
し。おほきに。よふべからす
一くれてかたちを。労役する事なかれ
一くれて。霧露をみる事なかれ
一ふす。遊かは。たかうして。しつけなきをよしと
す。又せばきところに。ふすへし。ひろけれは
ざちうにかせしやうじ。寝中にせそはるゝ
事おほし
一坐臥のほとりに。すきまあらは。きびし
くふさぐへし。賊風腦にあたればづ風
をやみ。いのちみぢかし
一ふしてかせにあたる事なかれ。あふぎをつ
かふ事なかれ
一ねところのかしらのほとりに。火炉ををくへ
からす。かしちおもくめあかく腦癰はつする也
一およそ。はるなつはひかしにまくらし。あきふ
ゆは。にしにまくらすへしつねに品にまく
らすへからす
一菊花のまくら◦づつうをじしめをあきらか
にす一せつには。ひさしくすれは。のうひゆと
一まくらのうちに。じやかうのへそを。一つを
けば。邪悪のきをさけて。あく声をへず。
をそはれず
一ふす時雄黄一塊。みにおぶれば。をそはれす。又
しんざんにゆくに。雄黄一塊。五両のおもさみ
におぶれは。あくじやちかづかす。一せつに雄黄
をやきて。ころもをふすぶれはどくちうち
かつかす
一ともし火をてらしてふすへからす。神魂安からす。
一虎豹のかわのうへに。ねふるへからす。しんこん
おとろくなり。又とらひやうのけ。かさにいれは
どくとなるなり
一よるあしきゆめかたるへからす鬼神の事。か
たるへからす。見な。しんこんやすからす
一ほし。月の下にはたかにてふすんからす
一ふしておびへて。ものいはずはあしのうら。大
ゆびの。かうのほとりを。いたむほと。かむへし。
たかこゑに。きうに。よふへからす。ともしひを
てらすへからすはしめより。ともしびあらは。
そのまし。をくへし
一かみなりのなる時。あをのきに。ふすへからす
一はか◦つかのかたはらにざしふすへからす
一よみちをゆく時。うたさけぶ事なかれ
一つねに。ひざをかゞめて。よこさまにふせは
きりよくをます。さむる時。あしをのふへ
し。あをのきに。あしをのべてふせは。おそ
はるゝ事おほし。又ふゆは。あしをのべて
ふすへし。一身ともにゆるくなる也
一ふして。りやうあしを。ならべされば夢池の。う
れいなし
一ねをきてかせにあたる事なかれ
一よるふさんとする時。しほゆにてくちをす
すぐへし。きばを。かたく。じんきをます
一ねふりさめて。水をのみて又ねふるへからす
ふく中に。かたまりをしやうするなり
一ばうまんして。すなはちふすへからすしやく
しゆとなり。気痞となり。こしのいたみとなる
一あせ。おほくいてゝ。はだかにて。ふすへからす
中風となるなり
一数日の旅行には。いゑのすみによりてあし。
をからめて。ふすへしつぎの日なしす
くます
一ひるねふるべからすけんきをそんず但
夜中に。ねさる事ありて。神気労せば。
ひるといふともしはしふすべし
一ふす時かならす・くちをふさくへし占を
ひらきてふせは。気。失し。邪悪口より入て
一つねにしよくごに温水にてくちをすゝ
へし。はのやまひなく。口くさからす。熱
湯にて。すゝぐへからす。はをけんするなり
一つねに。きたにむかひてざすへからす
一度ひやしかなるゆかに。坐臥すれは。疝気
をはつす。ひやしかなる物をまくらにすれ
は。まなこくらくなる
一なつ。ねつしたるいしに。こしかくれは。かさ
をしやうす
一大かん。大ねつ。大風天霧の時は。室に入て
これをさくへし
一なつ。頭面を藪にして。ふへよらす
一ふゆつめんをおほひてふすへからす
一ふゆのよ。ふして”あつくころもをおほひて”
はなはだあたゝかなる時はねふりさまし
て。かならすめをひらきて。どくきをいだ
すへし。かくのことくすれは。めのわづらひ
なし
一久しくたては。ほねをやぶる。ひさしく
ゆけは。すちをやぶる。ひさしくざすれば。
にくをやぶる。久しくふせば。きをやぶる
一つねにざするに。日にそむく事なかれ
一喜怒哀楽
一よろこび。たのしみきわむへからす。魄を
やふりて恍惚すれはなり
一おほくいかるへからす。はなはだいかれは。気
逆し。血見だれ。ひげかみこがれ。すぢな
へて。らうとなる。しよくする時いかれ
は。しよく。きやうちうに。とゝまる
一つねに思慮すぐれは、気きやうちうに
うつたいして。たんとなり。かくい。ほんいと
なる。食の時。しりよすれは食せうしかだし
一久しく。うれうれは。はいきをそんじ
かく。らうとなる。せなかいたむ
一女人憂思哭泣。はなはだしけれは。き。
むすぼれて。月水すくなく。たいやせ。
ないねつ。せしむ
一かなしみ。あはれむ事あれは。神魂雑散
す。ひさしけれは。わきいたみすぢなへ皮
毛かしけおもてのいろ。あしくなるなり
一恐怖はなはだしけれは。筋骨痿弱し。精
をのづから漏下す。あるひはきやうらんす
一おほきにおとろけば。しんこんやすからす
一甚愛すへからす。意にくむ。へからす
一視聴笑語
一まなこに。あしき。いろを見る事なかれ。
みゝに。あしきこゑを。きく事なかれ
一めをきわめて。物を見る事なかれ
一とをきを。みる事なかれ
一久しく。見る事なかれ
一細字を。みることなかれ
一日のひかりを入る事なかれ
一金色白色赤色。みな眼力をそんす。青
黒のびやうぶ。まなこによろし
一端午の日。血のものを。みる事なかれ
一虹に。ゆびさすへからす
一うほとりけだもののあぶら。ともしびに。
てんずれば。まなこをそんず
一早朝に。あしき事をきかば。そのはうに
むかひて。三どつばき。はくへし
一ともしび。くちにて。ふきけすへからす
一じやかうふくろづのに。ちいさきむしあり。
かぐへからす。むし。はなにいり。のうに入て
かいをなす
一臘月の梅花を。かぐへからにの。鼻痔を生
一おほくわらふ事なかれ神気やぶれて。
恍惚し。あるひは。はらいたむ
一た言することなかれ。きをそんず
一行歩の時。かたるへからす。気を失す。かたる
へき事あらは。しはしくあしをとくめて語
へし
一よるふして。かたるへからす
一しよくする時。ものいふへからす
一ふして。うたふ事なかれ
一朔日に。わらふへからす。晦日にうたうとふ
へからす
一冬至の日。ものいふ事なかれ。人のとふ
事あらば。こたふべし。みづから。もの
いふ事なかれ
一二便
一およそ。ばうまんしては。たつてせうべん
し。うへては。ざしてせうべんすへし
一せうべんをいきづめは。あしひざひゆ
一大べんいきづめは。こしいたみ。まなこし
ぶる
一小ぜんこらゆれはりんひやうをやむ
あるひは。こしひさ。冷痺す
一大べんをこらゆれは痔をやむ
一大小をこらへて。飲食し。あるひは。行歩し。
あるひはむまにのれは。胞転のやまひ
となり。ほがみいたみ。大小べんつうぜず。
はなはたしけれは。しす
一日月。ほしにたいして。小大べんすへからす。
一よる。にし。きたにむかひて。大小へんすべ
からす
一かみほとけの。堂廟にて。大小へんすべ
からす
上音濃原
一衣著
一はるのこほりいまたとけざるあいだは◦
ころものうへをうすく。したをあつく
すべし。はる。ころもをうすくすれは。
しよくせうぜす◦つつうするなり
一およそころもは。かんにさきたちて
き。ねつにさきたちて。ぬぐべし
一およそころもははなはたあつきをこの
まず。ひふ。はなはたあたゝかなれはあせ
いでやすくして。かへつて。邪に感じ。
やすし。又はる。わたうすき。ころもに
して。ひふ。ひゆれば。肺。邪をうけて。
湯いず。はなはだしければ。しわぶきと
なる
一あせ。おほきにいでは。ころもを。かふへし
しめりたるころもをぴさしくちやくす
れは。瘡疥生じ。大小べんりせず
一かしらを。つゆにして。風寒にあたるべ
からす。咳痰づふうをばつす。又あつき
わたにて。かしらをつゝむへからす。胸中
ねつして。火痛。けんうんするなり
一さけにゑひて。あせいでゝ。たびをぬぎ。
かぜにあたれは。かつけ。ちうぶとなる
一沐浴
国音撮要
一しきりに。かみあらふへからす。かたちやせ。体
おもくなるなり
一しきりに。ゆあふる事なかれ。血凝。気
散するなり
一ぼうまんして。かみあらふ事なかれ。
うへて。ゆあぶることなかれ
一もくよくしては。すこし。飲食をすゝむ。
しからずしてふせは。心虚して。ゆめお
ほく。あせいつるなり。
一もくよくしていまた。かはかざるに。ねふる
へからす
一むまより。のちかみあらふへからす
一目疾の人よみあらふへからす。つねに。しげ
くかみあらへは。めをそんず
一女人月水の時。かみあらふへからず
一あせいでゝ。ひや水にて。浴する事なかれ
一ふうふ同室にて。もくよくすへからす
一ゑひ。いまたさめざるに。ひや水にて。面を
あらへは。かさしやうず
一冷水にて。かしらをあらへは。淋病をやむ
一ふさんとする時。あつきゆにて。あしを
あらふへし。つねにかくのことくすれ
は。かつけのやまひなし
一かたなをとぎたる水にて。てをあらへ
はぜにかさをしやうず
一とをくゆくに。ねつする時。冷水にて。お
もてをあらへは。馬灯をしやうず
一炎暑の時冷水にて。あしあらふへからす
一雪中に行歩し来て。焚湯にて足
をあらふへからす
一ふゆ。かんにあたりて。かん。いまたさんぜ
さるに。ねつたうにて。浴すへからす
一まい月。つもごりにゆあび。ついたちに
かみあらふへし。万事吉祥なり
一正月一日に。五木湯にて。ゆあびすべし。
かみくろく。又やまひをさる。五木とは。
桃柳桑槐楮也一せつには。青木香を五木
といふと。元日に小へんをとりてわきが
をあらへば。いゆるなり
八日にもくよくすれは。さいなんをさる
十日のいの時に。もくよくすればやまひを
さる
一二月六日八日に。もくよくひとしく、いまし
むべし
八日のいぬの時に。もくよくすれは。身かろし
かみのひのへの日。かみあらへは。やまひいゆ
一三月六日のさるの時かしらをあらへは
くわんにりあり
六日のとりの時。もくよくすれは。やくを
ゆつる
七日のとらの時の浴。とりの時の浴。みな財
をうるなり
廿七日に沐浴すへし
一四月四日のひつじの時。もくよくすへし
七日にかみあらへはおほきに富
九日のとりの時。浴すれは。いのちをのふ
一五月一日の日中に。もくよくすへし。身に
一ひかりありて。万事吉祥なり
一六月一日かみあらくは。やまひをさり・わざ
はひをゆつる
六日にもくよく。ひとしくいましむへし。一せ
つに。六月六日に。もくよくすれは。
わきかを。しやうずと
七日にもくよくすれは。やまひをさり。
わさはひをゆつる
八日廿一日廿七日右におなじ
一七月廿二日かみあらんはかみしろからす
廿五日に浴すれは。長命なり。又廿五日の
一早朝に。沐浴すれは。みちにすゝむへし
立秋の日。よくする事なかれ。ひぬ。あれ
かわくなり
一八月三日によくすへし
七日にかみあらへは聡明なり
廿日によくすへし
廿二日のうの時もくよくすれはわざはひ
をさる
一九月廿日にもくよく。ひとしくいま
しむれは。よろつ吉事なり
廿日三ばんどりの時。もくよくすへし
廿八日にもくよくすへし
一十月一日にもくよくすへし
十八日の。とりはしめてなく時。もくよく
ちやうめい
すれは長命なり
一十一月十一日にもくよくする事なかれ
十五日夜事ののち。もくよくすれは。
うれひ。おもふ事なし
十六日にもくよくすへし
一十二月一日にもくよくすへし
八日にもくよくすれはつみをのかるゝ
十三日の夜半に。もくよくすへし
十五日にもくよくすれは。わさはひを去
廿三日にかみあらふ通し
一くこゆにてもくよくする日
正月一日二月二日三月三日
四月八日五月一日六月廿七日
七月十一日八月八日九月廿一日
十月十四日十一月十一日十二月晦日
まい月。この日。くこの煎湯にて。もくよ
くすれは。みのひかりうるはしくして。
やまひなく。としよる事なし
一抜二白髪一去二瓜甲一
正月四日の早晨にしらがをぬくへし
きのへの日。しらがをぬきて。井花水を
くみて。ぶくすれは。びんのかみ。しろからす
とらの日しらがをやくべし
二月八日にしらがをぬくへし
三月十一日十三日右におな〳〵
四月十六日右におなし
六月十九日廿四日右におなし
七月廿八日右におなし
八月十九日右におなし
九月十六日右におな〳〵
十月十日十三日右におなし
十一月十日十一日右におなし
十二月七日右におなし
右の日ひげかみのしろきぬけは。なかく
きるなり
一およそ。とらの日。てのつめをきり。うしの
日。あしのつめをきるへし
一飲食篇
一二一匁の濃西女
一飲食適中
へんじやくがいわく。みをやすんずるの
もとは。かならすしよくによる。しよくの
よろしきをしらざるものは。かならすせい
をげんするにたらず云
せぞく。右のたぐひをみて。めいはしよく
にありといひて。しゐてしよくするを
よしとす。おほきなるあやまりなり。あ
かず。うへさるほとに。しよくすへし。又
しよくもつの。よろしきと。よろしから
ざるとを。わきまへて。ゑきなきものを
ば。おほくしよくすへからす。わざはひはぐち
よりいで。やまひは。くちよりいると云々
一五味
きやうにいはく。五みを和すれは。ほね
たゞしく。すぢやわらかなり。き今つは
もつて。ながれ。そうりはもつてみつす。
ちやうじて。てんめいをくたもつ。今
右のほんもんのことく。ごみを和して。
もちゆへし。一味二味。ひとへにこきを。
きらふへしひ
腹おほけれは。脾をやぶりて。肉胸。
しわはゆき。おほけれは。心をやぶり
て。血凝渋して。いろへんず。
あまき。おほけれは。腎をやぶりて。ほね
いたみ。歯落
にがき。おほけれは。肺をやぶりて。皮
枯。毛おつ
からき。おほければ。肝をやぶりて。筋
ひきつり。つめかるゝ
一時節とかんかへて。あぢわひに増減す
へし
春七十二日はすきをげんして甘を増
夏七十二日はにがきをげんして辛を増
秋七十二日は辛をげんして酸を増
冬七十二日はしわはゆきを減して苦を増
四季をの〳〵十八日は。あまきを洩じて。
しわはゆきをます。これ。つねにしよく
するの法なり。もしやまひあらは。変に
応すへし
一朝暮食法
一くろまめ。緊小にしてまるきもの毎
にち早晨に。井華水にて。三七りうの
むへし。老にいたりても。視聴をとろ
へす
一さうてうに。かゆをしよくすへし。胃の気。
のび。津液しやらず
一つねにしよくこに。手にて。面。および。
はらをなずべし。しんゑき流通
せしむ
一ばんに飯を。ひかゆれは。いのちなかし
一晩飯の後。にわに出て。しつかにあま
むへし
一飲食之慎
一すこし飢たる時ばやくしよくを進
へし。はなはたうゆれは。いのきかうけて
すもし甚うゆる事ありてのち、しよく
せは。あくまでしよくすへからす。いのき
よはきゆへに。食せうしかたし
一生冷の物を。おほくしよくすへからす
一くしにさして。あぶりたる物。やきもの。に
もの。はなはだあつきをは。しはらくさま
して。食すへし。はなはだあつきは。歯
をそんじ。けつみやくをやふる
一うを。鳥。けだもののにゝを。しよくし
をわつては。かならす。くちをすゝぐへし
はをむしばまん事を。おそるれば也
〇一肉の物に。人のあせかゝりたるは。しよく
すへからす。疔瘡をしやうするなり
一をのつから。しゝたるものゝにくを。しよくす
れは。ちやうさうをしやうず
一一切の。にくのものに。あかゞねの。うつわものを。
同五十五ツ様男女
ふたにすへからす。あせしたゝりかゝれば
どくとなる
一あかゞねの。うつわ物にて。せんしたる
ゆをのむへからす。こゑをけんず
一めんるいを。にたるゆをのむへからす。麺
のどく。ゆにあるなり。めんをしよくして。
どくにあたらは。大こんを。食してけす
へし
一くわひんの。はなをたてたる水に。とく
あり
一ときやくののち。冷水をのむべからす
消渇するなり
らんはつしよくもつ
一乱髪食物に入を。しよくすれは。疲となる
一茅屋の。あまみづ。ほしじゝに。かゝるを
しよくすれは。癡となる
一のきの雨菜にかくれはどくあり
一ねすみ。ねこ。いぬ。はち。なとの。けがした
るものを。しよくすれは。あく瘡を生ず
一なまな木のみ。久しくなりて。そんじ
たるをは。しよくすへからす
一ゆふがう。もんもなく。気もなく。ならび
に。煮てねつせざる。みなどくあり
一瓜にかしちの。ふたつあると。へたのあると。
みづにしつむと。みなとくあり
一かもうり。しもにからりてのち。毒あり
一きうり。かつけに。虚腫にきんす
一熱瓜。まなこをくらくす。らうじんに
きんす。さなごに。とくあり
一さなご。かつけにきんず
一なすひは。はなはたれいにして。瘡を発
し。めをそんす。きよれいの人しよく
すへからす
一せりの。あかいろなるはことくあり
一をのれが。むまれどしの。けだもの。父
母の。むまれどしの。けだりのの。にゝを。
しよくすへからす。竟魄とひあがる也
{
一よろつの腦にどくあり
一よろつの魚の。おにどくあり
一下痢の人。うををしよくして。やまひ。
はなはだしきは。あやうし
一鮓の内にあやまつて。かみのけのいり
たるを。しよくすれは。人をころ歩
一鯉のかしらにごとくあり。又せなかの。りやう
すじの。くろきちは。どくなり
一鯉。病後にしよくすへからす。ふく中に。
かたまりものある人。しよくすへからす
一にな。かつけにきんず。はる。ふなの頭
しよくすへからす
三郎殿
一あゆのひげの。あかきと。めのあかきと。
とくあり
一ふくとう。夫どくあり。あやまつて。食
すれは人をころす
一にわとりの。たまこ。風を動し。気を動
ず。しよくすへからす
一くろきにわとりの。かしらのしろきは。
どくあり
二にわとり。さぢ。ひのへむまの日。しよくす
へからす
一うづら。四月以前。しよくすへからす
心なつは。陰気うちににくす。ひへ物を。食
すへからす。ひへ物をしよくすれは。くわく
らんするなり。ことに。なつ。水をしよく
すへからす
一五六月沢のたまりみつのむへからす
うを。かめの精ありて。のみあわすれは。
医痾となる
一なつ暑にあたり来て。水をのむへ
からす
一ふゆ。寒にあたり来て。熱湯をの
むへからす。まづ。あたゝかなる。しつに
入て。しつかに。かんを散ずへし。いまた
さんぜざるに。あわてゝ。ねつたうを
のみ。ねつしたるを。しよくし。
および。温場に入て。浴すへからす
一日しよく。月しよくの時。飲食すれは。
牙をそんず
一合食禁
一うさぎのにくと。しろきにわとりと。同
しよくすれは黄病をしやうず
一うさぎのにくと。しやうかと。おなしく食
すれはくわくらんす
一うさぎのにくと。からしと。同食すべし
一からず
一いのしくのにくと。しやうがと。同食すれは
大風を発す
一いのしゝのにくと。そばと。同食すれは。
熱風を発してまゆひげおつる
一馬肉と。しやうがと。同食すれは。咳嗽を
じやうす
一うしのにくと。にゝと。同食すれは黄
病をはつす
一にわとりのたまごと。にらと。同食す
れは瘡をしやうす
一にわとりのたまごと。うをと。おなしく
しよくすれは心中にかたまりを生ず
一野鶏と。あゆのうをと。同食すれはらい
さうをしやらす
一野緋と。ふなと。同食すれは。瘡を生
一きぢと。くさびらと。同食すれは痔
をしやうす
一きぢと。くるみと。同食すれは。痔下血。
心痛を発す
一きぢと。そばと。同食すれは寸白虫を
しやうす
一かもと。くるみと。同食すへからす
一うづらと。くさびらと。同食すれは痔
をしやうず
一こいと。紫蘇と。同食すれは癰疽を生。
一こいと。あつきと。同食すへからす
一鯉とひしほと。どうしよくすれは。のご
にかさをしやうす
一ふなと。からし。からしの葉。どうしよく
すれは黄腫す
一鮒ど。あめと。どうしよくすれは。疳を生
一すしと。あつきと。どうしよくすれは
消渇す
一なますと。たでと。肉食すへからす
一ゑびと。あめ。みつと。どうしよくすれ
はにわかにくだす
一あめと。にらと。同食すへからず
一あめと。たげのこと。同食すへからす
一やまもゝと。ひともじと。同食すへからす
一なつめと。ひともじと。同食すんからす
一尤わと。灸肉。ねつめんと。とうしよく
すれば。わうぶんを発す
一柿と。かにと。とうしよくすへからす
一くりと。生肉と。同食すへからず。
一なつめと。めんるいと。同食すへからす
一ちやと。にらと。とうしよくすれは。みゝ
きこへず
一めんるいを”しよくしてのちさけを
のむへからす。もし。のむへくは。まつさんせうの
この入たる。さけ一はいのめは。害をなさず
一にごりさけをのみては。もろ〳〵のあま
き物をいむへし
一にごりさけをのみて。にらをしよく
する事なかれやまひます
一にこりさけと。なまにくと。同食す
れはすんばくちうをしやうず
一さけののち。じゆくしのかきをしよ
くすれは。しんつうを発す
一酒後に。からしを。しよくすれは筋骨
をよわくす
一酒後に。くるみをしよくすれは嘔血
近の腰西介
せしむ
一かゆをしよくしてのち白物をのめ
はりんひやうをうれう
一月禁
一正月とらたぬきなまたでひとも
なし
二月うさききつねにわとりのたまご
たでのみなしにんにく
九日にうををしよくすへからす
かのへとゝのひ。うをを。しよくすへからす
一せつには三月かのへとらと
一三月にわとりのたまごたで鳥獣の
ひやくさういつせつ
五臓百草一説には三月三日とりけだ
ものゝ五ざうならびに一さいの菓菜
五辛芹等をしよくすへからす
四月鶏雉蛇五辛
八日百草をしよくすへからす
一五月鹿非肥濃煮餅
一端午日一切の菜ならびに鯉をしよく
すへからす
一六月ひつじがんかも澤水
一七月がんなまみつひし
一八月にわとりきぢかになまみつ
しやうがせりなまなこのみ
一九月いぬかにしやうがからふり
一十月くまいのしく韮さんせう
一十一月亀之びよろづ甲のつきた
る物をしどりなまなおほにら
一十二月うしいのしくかめかにかうの
つきたるものおほにら
一飲酒之慎
およそ。さけのしやうは。ねつ。のぼる事
をこのむ。きをさんじ。風寒霧露の
きをふせぐ。おほくもちひ。久しく
用れは。腸たゞれ。胃をたゝちかし。髄
をついやし。筋をよはくし。神を傷。
いのちをみちかくす。そもんにいはく。しゆき
さかんにして。ひうかんじんきひゞにお
とろふ云々。つねにさけをすごす人は。
けいみやくきよして。てあし。ちからなく
じんき。おとろふなり
一神仙に。さけをきんぜさる事は。気
をめくらすゆへなり。しかれとも。すごし
もちゆへからす
一うのとき。さけをのむ事なかれ
聚をしやうずるなり
一ゑひて。すなはちふす事なかれ。瘡腫積
一思ひて、しよくをすごしきをいかる
ことなかれ。かさを。しやうずるなり
一ゑひのうちに。ひや水をのめば。て。ふるう
なり
一ゑひふして風にあたれは酒風となる
一ゑひたる時。みあせいてたる時。人にあふ
かるゝ事なかれ。偏枯の中風となる
一あかゝねのうつわ物に。さけをいれて。一
夜すきたるをば。のむんからす
一ぶどうのたなのしたにて。さけのむへか
らす
一大のつもごりに。ゑふ事なかれ
一犬のおほつもこりに。ゑふ事なかれ
一喫茶之慎
一ちやのしやうは。びかん。きをくだし。
つもくをきよくし。たんねつをさ
り。かつをやめ。しよくを。せうし。せう
べんをりし。ねふりをすくなく
す。あつくしてのむ事よろしひやゝ
かなるを。のめば。たんをしやうず。
しよくすくなきものによろし。
おほくのめは。みのあふらを。さつて。
やするなり。下しやう。きよれいの人。
ぶくすへからす。
一空心のちや。もつともきんずべし。
ことに。しほを。いるれは。すぐに。
じんにとをりて。きよれいせしむ。
たぐ。しよくごに。一二ふく。もちゆれば。
しよくねつを。さりて。ひいに。あたらず。
一精汁もれやすき人。せうべんたもち
なき人。ぢやをきんずべし
一しよくごにちやをのまされば。しよく
せうしかたく。ふくちうにかたまり往
一酒後にちやをのまされば。まなこ。黒
一花をしやうず。又一説に。さけにゑひて。
いまたさめさるに。大きに。かつするに
よつてちやをのめば。しゆどくをひいて
じんにいり。こし。あし。をもく。しびれぜう
べん。ひへてつうず
一房事篇
一陰陽和合
黄帝曰一陰一陽之謂道偏陰偏陽之謂レ疾。
右のほんもんのことく。にうふは。てんちのこ
とし。わがうの。みちなれば。はるなつ
ありて。あきふゆ。なきがことし。孤陽
独陰なれば。心動じて。らうひやうとなる。
又ふうふの交合は。しそんをさうげくせん
がためなり。しかるに。せぞく。遊興のみち
になして。みだりにせいをもらし捨る
一事。もつとも。おしき事なり。じんせいは。
一しんの。こんげんたり。ね。せつすれは
一茎葉かるゝごとく。じんせい虚耗すれは
形体焦忰して。としにさきたちて。老
す。はなはだしけれは。きんこつ痿弱
して。しよびやうのはしめとなる。すでに
やまひとなりてのち。じんをおぎなふ
くすりをもちひて。治して。十に一二を
すくふ事まれなり。未病の時。じんせい
をたもつ事。やうじやうのだい一なり。
古人云千朝の眼薬も。一夜の独宿には
しかじ。
よくをからずへこやむ
一慾不可早
いにしへの法に。なんしは。十六にして。せい
つうずといへども。かならす。三十にして
めとる。によしは。十四にして。月水いた
るといへとも。かならす廿にして。よめい
りすと。きんたいは。十六。十四のかずに
にさへ。いたらすして。嫁娶をなすゆへに。
なんしは。じんのみなもときよ。かうし
て。らうさいとなり。によしは。ちのみち
やぶれそんじて。こしけのやまひと成
一泄レ精有レ限
いにしへの人の法に。人・とし二十なる者は
四日に。一どもらせ。三十なるものは。八日に一ど
もらせ。四十なるものは。十六日に。一どもら
せ。五十なるものは。廿日に一ともらせ。六十
以上は。せいをとぢて。もらすへからす。こは
れ。たいはうなり。むまれつき。よわき人
は。ようせうの時も。まれに。もらすへし。
形気さかんにて。よく。飲食する。ものは。
六十ののちも。しゐて。こらふへからす。久
しくもらさゝれは。瘡腫をしやうす。かな
らす。としのかずに。からはるへからす。たゝ人
の裏旺に。したかふへし。けいき盛実の一
人ありて。七十ののぢも。交合を。ぜつせずこ
しかうじて。みにやまひなく。あまつさへ。
子をうむ事あり。これは。天元のいのち
過度にして。じんき。あまりある人也。
つねの人にあらず。しかるに。つねの人
それにならひて。としおひて。こう
がうをこのみ。命頓にぜつす悲かな
一真陰精汁は。たとつば。燈盞の。あふら
のことし。一どもらさざればともし火の
ひかり。ますがことく
一せい、しうおもらすして。女人にあたふ
れは。子をしやうず。わかみにとむれは。わが
いのちをつぐ。しそんをしやうぜんため
の交合さへ。しゐてをこなへば。虚羸して。
やまひとなる。いはんや。むなしく遊興
に。すつる事おしむへきかな
一和合のみちありといふとも。みだりに
せいをもらすへからす。又すでに。もれんと
するにいたりて。をしてたもてば。もとへ
もかつらず。ちうとにとゞこをつて。便
毒瘡腫となる
一房事雑忌
一はうしよくして房事すれは。けつき
見たれて。便血し。腹痛す。おほきに
ゑひて。ばうじすれば。血脉みだれ。
おとこは。じんすいがうげんし。をんなは。
ぐわつすいとゞこおつて。あくさうを
しやうず
一いかつて。き。いまだしづまらざるに。房
事すれは。痴瘡をしやうず
じかんとうかん
一恐懼してはうじすれは。自汗盗汗
いづ。勞病となる
一せうべんをこらへて。はうじすれは。りん
ひやうをしやうず
一ともしびをてらして。ばうじすれは
いのちをそんず
一ばうじして。あせいで。風にあたれは。
内風となる
一りうのう。しやかうの入たる。くすりを
一ぶくして。ばうじすれは。真気がう
さんす
一陰茎なゆるによつて。丹石の剤
をぶくして”ばうじすれは。じんすい
かれつきて。消渇りん。びやうとなる
一おほく。萌をしよくして。ばうじす
一れは。肝気を。やぶりて。めをやむ也
一めをやむ人ばうじすれは。内障と成
一時瘡いまた平愈せざるに。ばうじ
すれは。舌いでゝしす
一きんさう。いまだ。まつたくいへざるに。
ばうじすれは。ちみだれて。かさのくち
やぶれ。ちながる。あるひは。痘となり。
反張となる
一によにんぐわつすいいまだぜつせざるに。
ばうじすれは。なんによともに。一身
黄色にして。やする。あるひは。ひふ白紅
をしやうす
一慾有所避
一大寒大熱大風大雨大霜雷電虹蛇
地震日蝕月蝕
右の時ばうじすへからす
一日月。ほしのした。かみほとけの。たう
びやう。かまどかわやのかたはら。つか。はか
のほとりにて。ばうじすへからす。をか
すものは。人神をそんじ。寿算を減
ず。もし。胎をうくれば。その子。不仁不
孝にして。やまひおほし
一交会忌日
朔日八日十五日廿三日廿八日晦日庚申
甲子丙丁わがとしの日
一正月立春三日十四日十五日十六日
一二月二日春分
一三月九日
一四月立夏四日八日四月中は。みな慎
むへし
一五月夏至五日六日七日十五日十六日
十七日廿五日廿六日廿七日五月はひと
しくいましみて。房馬を絶すへし
一六月十六日
一七月立秋
一八月秋分
一九月廿日
一十月一日
一本には
十日
しむへし
立冬十月は。もつはらつゝ
一十一月冬至廿五日
一十二月七日廿日
右の日。ばうしを。おかすへからす。いはんや
婚姻をや
一求二子息一
およそ。子のしやらずる事。ふうふ無病
にして。血気和順なれは。よくくわいに
んす。なんし。つねに。見たりに。ばう
らうして。せいきけんごならず。あるひは。
つねに。ろうせいし。あるひは。ゆめに
もり。あるひは。せいじううすくして
みつのことく。ひへて。こほりのことくな
れは。はらむ事なし又女人血気虚麻
して。月水とくこほり。子宮に閉塞して。
はらむことなし。弁盛むびやうのをんな
に。こうぐわいして。こをもとむへし
一月水すでにとまつて。一日より三日に
いたるまて。子門ひらく。此時こうがう
すれは。はらむ事あり。四日をすごして
は。ましはりても。はらむ事なし、又一説
に。月水とゞまりてのち。一日三日五
日に。胎をうくれば。おとことなり。
二日四日六日に。たいをうくれば。をんな
となる
一すでに。くわいにんしては。ばうじを
一十二月七日廿日
右の日。ばうしを。おかすへからす。いはんや
あれ
米とかね高と高とを右左
米にてわれはそうはをそし
一米とり年相場ノしもぬ両高行かね壱つねは
となる
一すでに。くわいにんしては。ばうじを
とをくすべし。臨月におかせは。或は
横生。逆産となる。あるひは。胎死となる
一くわいにんの間は。辛辣のものを。しよく
せず。恚怒の心を。しやうぜす。つねに
善言をきく。よき事を見。よき事
ををこなふへし。かくのことく。な
れは。こ。むまれて。かならす福寿忠
孝也
僕
此書者僕右関左之日偏州下邑之者不
知養生之道不幸而致夭横故愛憐之心
一最深仍検二延寿之数一怪聚二枢要之話一名二
之以延寿撮要一為二便見聞以二倭字一書レ之
旋洛之後此一巻忝歴二
叡覧何幸加焉伏希広頒輩夷普捜士民
人人長保二仙寿規祝不レ浅也謹以記歳月一
云ふ
慶長已亥丘夏之節
一
正喜槌と要
かん磯屋