講演;第二次欧州大戦の特色(五)

AI要約 (β)
要約: 国境付近の要塞の価値について述べています。強力な要塞は西部戦場で重要な役割を果たしていますが、ポーランドのように不十分な要塞は現代の航空部隊や機械化部隊の攻撃に耐えられません。したがって、要塞を作るなら十分堅固なものにする必要があります。また、温州戦争が日本に与える影響についても触れています。日本は現在、温州戦争に不介入の立場を取っており、東亜新地上の建設に集中していますが、他国の影響も考慮する必要があります。
pid
1325768
note
商品番号 : AK22, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 講演
genre
講義、講演、演説
creators
内閣情報部情報官陸軍陸軍歩兵大佐 林 群喜
duration
154
persName
内閣情報部情報官陸軍陸軍歩兵大佐 林 群喜
publisher
コロムビア(NHK)
なお、引き加えて申し上げたいのは、国境付近における要塞の価値であります。 強力なる要塞は西部戦場におきまして見られますとおりに、 日がとも十二分にその役割を果たしております。 しかしながら十分なら者は、ポーランドのそれの如く、 今日の発達しました航空部隊、並びに機械化部隊の 戦艦的な攻撃に耐えないのでありまして、 この点、要塞というようなものを作るといたしますれば、 十分堅固なものを作っておかなければ役に立たないということが言えると思うのであります。 最後は、我が国への影響でありますが、 今度の温州戦争が我が国へどう影響を及ぼすかというのが、 我々にとっては最も従来なる問題であります。 戦争の始まりました当時には、神風が吹いたというような話もありましたが、 果たしてそう見るべきでありましょうか。 前の大戦の時には、我が国も参戦はいたしましたが、 ほんの一部の出兵を行いましただけで、 また国内の産業方面からも海外への発展の余地が十分ありましたので、 いわゆる後継役に見舞われました。 今度の場合は、どうも多少趣をことにしているんじゃないかと考えられます。 すなわち、現在我が国は、 温州戦争不介入の政策をとりまして、 極めて自由な立場に立っておるのでありますが、 何分我が国は、品事変の処理に直面いたしまして、 東亜新地上の建設という大事業を成しつつあるのでありますから、 他に延びし十分なる余裕がないのであります。 もとより今次事変のため、 障害籍援助の政策をとっていました英福島が、 これまでどおりに品を助けることはできなくなったという点は、 多少楽になったとも言えましょうが、 今度の風は決して日本だけを吹いているのではないことを考えねばならんと思います。