講談;赤穂義士銘々傳「吉良邸討入」(十)
- AI要約 (β)
- 要約:倉之助が槍を胸に突き刺したまま短絡を取り出し、槍の柄に結びつけた。茅野三平の霊を慰めるための行動だった。織部康平らが物置を調べると、石渡軍兵衛が隠れていた。軍兵衛は織部に襲いかかるが、織部は素早く反撃し、致命傷を与えた。最終的に、平殿の居場所は布団の中で見つかった。
- pid
- 1325951
- note
- 商品番号 : AK-817B, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 講談
- genre
- 講談
- creators
- 一龍斎 貞山
- duration
- 214
- persName
- 一龍斎 貞山
- publisher
- コロムビア(NHK)
倒れた時倉之助はその槍を抜かず
胸先突き刺したまま
己の懐より取り出す一片の短絡には糸が付いています
槍の柄へ結びつけました
この短絡に
茅野三平忠孝のため討ち死にすと印を置きました
茅野三平は敵口に来ることならず腹切っております
その三平の霊を慰めるためか大石のこの情けの槍
平殿のありかを探せど探せどわからず
織部康平回ってくると物置の前に三人墨を起こし当たってました
何も贅沢には当たるではないが雪の夜中とて指先が凍えてきます
狭間信六
不は数えもん
富の森すけえもん
ところへ来た安倍
織部どうぞちょっと手先はあぶらんか
この物置の中を調べてみたか
いやまだ調べてみん
ちょっと当たったら中を調べてみようではないか
この中に隠れていた
助人の一人
石渡軍兵衛が
実は物置の戸がいたからえらいことになったと思うと
墨田穴を敷き出しただけで誰も入ってこない
安心していたら今度は当たった後で調べる
もう仕方がなし俺も死ぬ代わりに一人向こうも殺そうと
静かに孫六を大地へ突き刺し
手を火にかざしておった織部の後ろに
狭間が見た時は白人神戸に望んでました
ああ織部後ろに敵が現れたまで言えなかったです
あっ織部
当たってた安兵衛が
あっ織部
脇に置いた孫六取るが早いか振り向き様
ええ
切ってそのまままた火に手をかざして安兵衛が後ろを見なかった
どんな具合に切れたかちょっと見たら良さそうなものが
もう己にこいつには致命傷を与えたということが分かってたかな
ええ
切って振り向きもしず
手を火にかざしていた安兵衛というものはまさに腕はできたのですが
芝居で致す墨部屋などというのはこれから取ったものかと思いますが
平殿のありか知れず
そのうちに竹林ただしちた狭間十二郎が
平殿の老今
これは先ほど調べた時にいなかったですが
布団の中へ手を入れたとき温かみがあったから確かに寝ておったことは確実です